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柴犬に合う餌とその選び方は?評判のいいおすすめドッグフード10選

柴犬は食べない(選り好みをしやすい)、アレルギー性皮膚炎、太りやすいなどの理由から、意外に餌選びで悩むことの多い犬種です。

柴犬にはどんなドッグフードを選ぶといいのでしょうか?

既に200種類以上のドッグフード商品を調査してきている当サイトでは、今回柴犬にスポットを当て、餌の選び方とおすすめのドッグフード10選を紹介していきます。

ぜひ参考にしてくださいね。

【基本】柴犬に合うドッグフードの選び方

柴犬にはどんなドッグフードを選ぶといいのか?柴犬の特徴や抱えやすいトラブルなどを踏まえた上で、選び方のポイントを3つまとめてみました。

高タンパク・低脂肪・低カロリーである

柴犬に与えるごはんは、日頃から主原料に質の良い肉や魚を使った高タンパク・低脂肪・低カロリー食を心がけるようにしましょう。

柴犬はとても活動的な子が多く、散歩の量も1日1時間が理想と言われているほどです。

ところが、意外と肥満気味な柴犬は多いですよね。これは運動不足の柴犬に対して、飼い主さんがご飯やおやつを与えすぎていることが主な原因です。

そのせいか腰のくびれがなくてコロコロした体型の柴犬を多く見かけます。

そんな柴犬の体を脂肪でブヨブヨにしないためにも、ドッグフードを選ぶ際には原材料の内容や栄養バランスを確認することが大切です。

犬本来の食性や筋力維持のことを考えると、全体の約50%に低脂肪の肉や魚が使われているものが望ましいです。

低脂肪・低カロリーを意識するなら、脂肪は10%前後、カロリーは340~370kcalあたりの数値を目安にするとよいでしょう。

そして、愛犬の適正体重と運動量に合った量を与えるようにして下さい。

良質な脂肪酸が含まれている

柴犬には、食材や成分に良質な脂肪酸が含まれているドッグフードがおすすめです。具体的には必須脂肪酸の1つであるオメガ3脂肪酸に注目しましょう。

柴犬は、認知症アレルギー性皮膚炎を引き起こしやすいと言われています。

認知症を予防するためには日頃から視覚・聴覚・嗅覚を衰えさせないトレーニングを意識して行うことも大切ですが、食事の中に質の良いオメガ3脂肪酸を取り込んでおくことも少なからず役立つでしょう。

オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸(=必須脂肪酸)は、体内で合成できないので食品から摂取する必要があります。欠乏すると皮膚疾患を引き起こしやすくするほか、傷の治りが遅いなどの原因にもなります。どちらもバランスよく摂取する必要がありますが、比較的摂取が難しいのがオメガ3脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸はフィッシュオイルに多く含まれているので、ドッグフードであればサーモンオイルやイワシオイルが使われた商品を選ぶといいでしょう。

亜麻仁油やエゴマからでも摂取できますが、フィッシュオイルに含まれているオメガ3脂肪酸の方が消化吸収されやすいという特徴があります。

神様
脂肪の過剰摂取は肥満や内臓疾患の原因ともなるから、何事もほどほどに摂取することが大事じゃぞ。

注意すべき成分が無添加である

これは柴犬に限らずですが、安全とは言い難い成分が添加されていないドッグフードを選ぶことが大切です。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

BHA、BHT、没食酸プロピル、エトキシン、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ポリリジン、亜硫酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、プロピレングリコール、セレン化合物、ソルビトール、グリシリジン・アンモニエート、香料、調味料、膨張剤、二酸化チタン、赤色○号、黄色○号など。

こういったものはドッグフードの品質や見た目を保つためには必要な成分かもしれませんが、柴犬が健康的に生きていく上では必要ありません。

人間が口にしたくないと感じるものは、大切な犬の口にも入れない方がよいでしょう。

柴犬のご飯に評判のいいドッグフード20種類を比較!

以上の3つのポイントを踏まえて、ここでは柴犬のご飯に選ばれやすい人気のドッグフード20種類を比較してみることにしました。

比較する項目は「主原料」「油脂の種類」「注意すべき添加物が使われていないか?」の3つです。

なお、人間用の食品と同等基準の原料が使われているものに関しては、主原料を青文字で示しています。

商品名 主原料 油脂 添加物
愛犬元気(柴犬用)
穀類(トウモロコシ・小麦粉・コーングルテンミール・パン粉・コーングルテンフィード・フスマ等) 動物性油脂
アカナ(パシフィックピルチャード)
新鮮丸ごと太平洋イワシ25%・丸ごとイワシミール18%・丸ごとグリンピース(肉類含有量50%) コールドプレスヒマワリ油
アーテミス「フレッシュミックス」(アダルトドッグ)
フレッシュチキン・ドライチキン・フレッシュターキー 鶏脂肪・サーモンオイル
アランズナチュラルドッグフード・ラム
生ラム肉55%以上 亜麻仁油
Dr.ケアワン
鶏肉・大麦・玄米
ウェルケア(柴専用)
肉類(鶏・七面鳥)・小麦・とうもろこし 動物性油脂・精製魚油
UMAKA(うまか)
鶏肉・大麦・玄米
オリジン(6フィッシュ)
新鮮丸ごと大西洋サバ・新鮮丸ごと大西洋ニシン・新鮮丸ごと大西洋カレイ(肉類含有量85%) ニシン油・ヒマワリ油・ベニバナ油
カナガン
チキン生肉26%・乾燥チキン25%・サツマイモ(肉類含有量60%以上) チキンオイル3.1%・サーモンオイル1.2%
シュプレモ(成犬用)
チキン(肉)・チキンミール・玄米 鶏脂・ひまわり油
スマック「柴犬用」
穀類(とうもろこし・コーングルテンフィード・パン粉・小麦粉・米糠・コーングルテンミール等) 動物性油脂・精製魚油
ナチュロル
牛・鶏・馬・魚の生肉55% ひまわり油
日本犬 柴専用(チキン味)
穀類(コーングルテンフィード・小麦粉・米糠・小麦ふすま・大麦糠・脱脂米糠) 牛脂・精製魚油
ネルソンズ
乾燥チキン28%・チキン生肉22%・サツマイモ(肉類含有量50%) 鶏油・サーモンオイル
ピッコロ
骨抜きチキン生肉29%・骨抜き生サーモン20%・乾燥チキン13%(肉類含有量70%) 鶏油1%
ファインペッツ
鹿肉・鶏肉・オートミール(肉類含有量80%) サーモンオイル
プロマネージ(柴犬専用)
米・チキンミール・さとうもろこし 鶏脂
ベストバランス(柴犬用)
穀類(トウモロコシ・小麦粉・コーングルテンミール・玄米等) 動物性油脂
モグワン
チキン&サーモン(生肉・乾燥肉)56.5% サーモンオイル2%
ロイヤルカナン(柴犬)
とうもろこし・米・肉類(鶏・七面鳥) 動物性油脂・大豆油・魚油

柴犬に選ばれやすい20種類のドッグフードを比較してみました。

そこで分かったのは、柴犬専用と謳われているドッグフードほど消化性に疑問の残る原料が多く使われているということです。

また、そのようなドッグフードほど、原材料の生産地やどういったレベルの食材を使用しているのか分かりません。

そして、気になったのが動物性脂肪を使っているドッグフードも多いということです。

動物性脂肪に関してはいろんな意見がありますが、何の動物から採取された油脂・脂肪を使っているのか分からないのは個人的に不安が残ります。

原材料が明確ではないという時点で、アレルギーを起こしやすい柴犬などには適していないと私は判断しています。

それに対し、青文字のついたドッグフードは原材料も明確で、油脂に何が使われているのかはっきりと分かるものが多いです。

愛犬のためにも、できることならこのようなドッグフードを選んでおきたいものですね。

それでは次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、柴犬に合わせておきたいドッグフード10選をまとめてみました!

【決定】柴犬におすすめのドッグフードランキング10選!

評価の基準

ここで紹介する5つのドッグフードは、柴犬の特徴や抱えやすいトラブルを踏まえた上で、私が個人的にドッグフードの原材料・栄養成分値・製造工程などあらゆる情報を調査した上で高く評価した商品です。完全さを保証するものではありません。

モグワン

モグワンの特徴
モグワンは、総量のおよそ56%に新鮮なチキンとサーモンを使用したドッグフードです。脂質や炭水化物が抑えられているので太りやすい柴犬にも合わせやすく、皮膚や被毛の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。手作りレシピを再現した内容が特徴です。
価格
  • 【通常】4,708円
    【定期】4,237円
    ドッグフードの神様限定!今なら初回50%OFFのキャンペーン実施中!

内容量 1.8kg
評価 5.0
編集部からのコメント
モグワンは原材料の品質や素材がはっきりしているだけでなく、柴犬のように皮膚が弱い犬には嬉しいオメガ3脂肪酸が多く含まれています。消化率もよく栄養がちゃんと吸収されやすいので、食べ続けることで被毛に良い変化が起きやすいのが特徴です。

カナガン

カナガンの特徴
カナガンは、総量の60%以上にチキンなどの動物性原料を使用した高タンパクドッグフードです。良質な必須アミノ酸が豊富に含まれているので、運動量や散歩の量が多い柴犬に合わせてあげるといいでしょう。カナガンにもオメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルが含まれています。
価格
  • 【通常】4,708円
    【定期】4,237円
    今なら初回50%OFFのキャンペーン実施中!

内容量 2kg
評価 4.5
編集部からのコメント
カナガンは肉と野菜、そしてハーブが理想的な量で配合されています。タンパク質が29%とやや高めなので、毎日しっかり散歩をする活発な柴犬に合わせることをおすすめします。動いたら動いた分だけしっかりと筋肉がついてくれるのもカナガンの特長です。

アカナ

アカナの特徴
アカナは、犬の自然な食事を再現したカナダ産のドッグフードです。高GI炭水化物・植物性タンパク質・合成添加物は一切使用せず、良質な肉や魚・低GI値の野菜・フルーツをバランスよく取り入れています。柴犬の悩みや目的に合わせていろんなアカナを選ぶことができます。
価格
  • 1,302円(340g)
    5,984円(2kg)
    14,960円(6kg)

内容量 340g、2kg、6kg、11.4kg
評価 4.5
編集部からのコメント
アカナは悩みや目的に合わせたドッグフードを選べるので、さまざまなトラブルを抱えやすい柴犬にも合わせやすいと判断し高く評価しました。食物アレルギーがある場合は単一タンパク源に絞ったもの、体重が気になる場合は低脂肪タイプのものなどを選んでみるといいでしょう。

アランズナチュラルドッグフード・ラム

アランズナチュラルドッグフード・ラムの特徴
アランズナチュラルドッグフード・ラムは、総量の40%以上に生ラム肉を使ったドッグフードです。原材料わずか9種類で、脂肪分にはオメガ3とオメガ6がバランスよく含まれた亜麻仁油が使われています。食物アレルギーが気になる柴犬にも合わせやすいドッグフードです。
価格
  • 【通常】4,708円
    【定期1個コース】4,237円(10%OFF)
    【定期2個以上コース】4,001円(15%OFF)
    【定期5個以上コース】3,766円(20%OFF)

内容量 2kg
評価 4.5
編集部からのコメント

アランズナチュラルドッグフード・ラムは食物アレルギー対策にも有効ですが、全体的に低タンパク・低脂肪・低カロリー設計なので室内で過ごすことの多い柴犬にもおすすめできるドッグフードです。子犬にも生後2ヶ月から与えることができます。

ネルソンズ

ネルソンズの特徴
ネルソンズは、生後2ヶ月からシニアまでの中型・大型犬を対象にしたチキンベースのドッグフードです。容量が5kgと大きいため、フードの消費量が激しい家庭にはぴったりのサイズと言えるでしょう。噛みごたえのある三角形の粒が特徴で、原材料の50%に良質なチキンが使われています。
価格
  • 【通常】8,580円
    【定期】7,293円

内容量 5kg
評価 4.0
編集部からのコメント

今回ここで紹介しているモグワンとカナガンでは粒が小さすぎる…という場合におすすめしたいのがネルソンズです。柴犬といっても体の大きさは個体によってバラバラですから、無理に小粒のドッグフードを食べさせる必要もありません。ネルソンズも肉・野菜・果物をバランスよく含んでいます。

UMAKA(うまか)

UMAKA(うまか)の特徴
うまかは、九州産の華味鳥を100%使用した国産ドッグフードです。新鮮な華味鳥を丁寧に調理してフードにしているので、風味が非常に良く、好き嫌いの激しい柴犬でも思わず喜んで食いつくほど旨味がギュッと詰まっています。アレルギーに配慮して小麦グルテンが含まれていません。
価格
  • 【初回お試し】3,278円
    【通常】5,478円
    【定期】4,930円

内容量 1.5kg
評価 4.0
編集部からのコメント

UMAKAはどこ産のどんな鶏肉を使っているのかちゃんと分かる、いろんな意味で安心のできる国産ドッグフードです。袋を開けた瞬間からふわっとお出汁のいい香りが広がるので、ドッグフードが苦手な柴犬にもぜひ試してほしい一品と言えます。

ファインペッツ

ファインペッツの特徴
ファインペッツは、アレルギー性の低い鹿肉・鶏肉・鮭肉を主要タンパク源に使ったドッグフードです。肉類原材料の割合は80%で、熱に弱い食材はオーブンベイク後に添加・加工されています。消化吸収率が87%と高めなので、栄養をしっかり摂りたい柴犬にも適しています。
価格
  • 【初回お試し】1,100円(1.5kg)
    【通常購入】3,803円〜
    【定期購入】
    4kg×1袋コース 3,593円〜
    4kg×4袋コース 25,955円
    (回数を重ねるごとに割引率UP)

内容量 1.5kg、4kg、8kg、16kg
評価 4.0
編集部からのコメント
ファインペッツは100gあたり約440kcalとカロリーが高めです。1日のエネルギー量が大きい柴犬の子犬や成犬、あるいは小食気味な柴犬になどに合わせてみるといいでしょう。穀物の使用が気になる場合は、穀物不使用のファインペッツ極を検討されるといいかもしれません。

ピッコロ

ピッコロの特徴
ピッコロは、総量の70%にチキンとサーモンを使ったシニア犬・肥満犬専用のドッグフードです。脂質とカロリーを抑えたレシピなので、体重管理が必要な柴犬やシニア期を迎えた柴犬に合わせてあげるといいでしょう。サーモン臭さがないので使いやすい商品です。
価格
  • 【通常】4,708円
    【定期】4,237円

内容量 1.5kg
評価 4.0
編集部からのコメント

シニア犬や肥満犬に高タンパクのドッグフード?と思われがちですが、実はシニア期を迎えた健康な犬や肥満犬にはしっかり動物性タンパク質を与える必要があります。低タンパク食を必要とする柴犬を除いては、シニア期に入ったらピッコロのようなドッグフードを検討してみるといいでしょう。

ナチュロル

ナチュロルの特徴
ナチュロルは、牛・鶏・馬・魚などの新鮮な生肉を主原料としたドッグフードです。すべてが国内産ではないものの、一部以外は生産地も明記されています。グレインフリー&グルテンフリーなので、穀物を原因とするアレルギーが心配な柴犬にも合わせやすいドッグフードです。
価格 初回お試し:100円(30g)
通常価格:3,300円(850g)~
定期価格:5,478円(850g×2袋)~
内容量 850g
評価 4.0
編集部からのコメント
100gあたり約400kcalとカロリーが高めのナチュロル。活発で運動量の多い柴犬や、少量でも十分な栄養を摂らせたい柴犬に合わせてみるといいでしょう。使用されている肉や魚が4種類なので、アレルゲンが特定できていない柴犬には控えたほうがよいかもしれません。

オリジン

オリジンの特徴
オリジンは、総量の85%に新鮮な肉や魚を使用した高タンパクドッグフードです。犬のからだの仕組みを考えて低炭水化物に仕上げており、仕入れた原料はすべて丁寧に低温調理されているので合成サプリメントは亜鉛(もしくは亜鉛と銅)のみとなっています。
価格 9,108円(340g×6袋)
7,480円(2kg)
18,700円(6kg)
26,950円(11.4kg)
内容量 340g、2kg、6kg、11.4kg
評価 4.0
編集部からのコメント

今回紹介したドッグフードの中で、オリジンはお肉の含有量がトップクラスです。そのため、運動量が多い柴犬や毎日1時間以上は散歩しているという柴犬に合わせてみるといいでしょう。血糖値を急上昇させる高GI値食品を一切含んでいないのもオリジンの特長です。

迷ったらコレ!柴犬にモグワンドッグフードをおすすめする理由!

当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。

ここはあくまでも私が選んだドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、なぜ柴犬にモグワンを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。

モグワンをおすすめする理由
  1. 筋肉や体を維持するためのタンパク質が豊富で良質。
  2. サーモンなど低アレルギーの食材を使用している。
  3. 低脂肪・低炭水化物なので肥満対策にも最適。
  4. 穀物・化学合成物質が不使用。
  5. 原材料はすべて人間が食せるレベル。
  6. 品質と安全性が高いのにコスパがいい。

私が柴犬におすすめしたい餌としてモグワンを選んだ理由は、原材料に使われている食材のバランスが良く、柴犬の体質にも合わせやすい低脂肪・低炭水化物の内容だからです。

また高タンパクすぎないので(タンパク質27%以上)、室内で過ごすことの多い柴犬やそこまでたっぷり運動をしない柴犬にも合わせやすいなと判断しました。

皮膚・被毛トラブルを抱えやすい柴犬に嬉しいサーモンオイルが配合されていますし、関節にも良い成分が3つも配合されているのはポイント高いですね。

柴犬はデリケートな体質の子がとても多いですから、体へのやさしさや胃腸への負担軽減などを考えると、モグワンなら合わせやすいなと感じたのが正直なところです。

とくにアレルゲンとなるような食品や成分が含まれていなければ、一度モグワンのような質の良いドッグフードを試されてみるといいかもしれませんね。

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【給餌量】柴犬の餌の量は1日あたりどれくらい?

柴犬が1日に必要とする餌の量は、ドッグフードや手作り食の栄養価、運動量、ライフスタイル、体重、体格、年齢などによって変わります。よって、絶対にこの量を与えなければならないという決まりはありません。

以下の計算方法から1日に必要なフードの給餌量を割り出すことができますので、ぜひ参考にしてみて下さい。計算に必要な係数は下の表に示してあります。

1日分の給餌量の計算方法
  1. まずは安静時のエネルギー要求量を求める。
    RER(kcal)=30 × 体重 + 70
  2. 次に、1日に必要なエネルギー量を求める。
    DER(kcal/日)=RER × 係数
  3. 最後に、1日必要な給餌量を算出する。
    給餌量(g/日)=DER ÷ フード1g(1缶)あたりのカロリー数
ライフステージ 係数
子犬(4ヶ月未満) 3.0
子犬(4~9ヶ月) 2.5
子犬(10~12ヶ月) 2.0
成犬(避妊・去勢をしていない) 1.8
成犬(避妊・去勢をしている) 1.6
肥満傾向 1.4
妊娠中(初めの42日間) 1.8
妊娠中(43日目以降) 3.0
授乳中 4.8
老犬(7歳以上) 1.4

そして、それぞれのライフステージの餌の与え方や注意点を以下にまとめてみました。

成犬の餌の量

柴犬成犬の平均体重は6~14kgです。例えば私がおすすめしているモグワンを体重10kgの柴犬に与えるとして、具体的な給餌量を上記の計算方法から算出してみましょう。

モグワンの1gあたりのカロリーは3.615、標準的な成犬(避妊・去勢済)の係数を1.6として計算します。

柴犬(体重10kg)へのモグワン給餌量
  1. 安静時のエネルギー要求量
    30×10+70=370kcal
  2. 1日に必要なエネルギー量
    370×1.6=592kcal/日
  3. 1日あたりの給餌量
    592÷3.615≒164g/日

1日あたりの給餌量目安は164gと分かります。犬は食餌と食餌の間隔が長くても大丈夫なので、餌の回数は1日2回で問題ありません。

また、ドッグフードによってカロリー以外の特徴も異なるため、商品に記載されている給餌量を参考にするのも方法の1つ。モグワンの場合は体重10kgの成犬で約145gです。

ただし、個体差や運動量によっても大幅に変わるためあくまでも目安とし、犬の様子を見ながらコントロールするようにしましょう。

子犬の餌の量

月齢 1日の給餌量目安 1日に餌を与える回数
2~3ヶ月 約150g 4回
4~5ヶ月 約170g 3回
6~7ヶ月 約180g 2~3回
8~9ヶ月 約170g 2回
10~11ヶ月 約150g 2回
12ヶ月 約145g 2回

モグワンを例に、子犬の1日あたりの給餌量目安と回数を表にしました。

子犬は毎日成長するため、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にするようにしましょう。月齢だけで判断してしまうと、栄養過多や栄養不足の原因となってしまいます。

餌の回数は、生後10週までは1日分を少量ずつ4回ほどに分けて与えます。

生後3ヶ月過ぎた頃からは1日3回に分けて与え、犬種により予想できる成犬時体重の50%近く(柴犬であれば3~7kg)になるまで続けましょう。

生後5~6ヶ月頃から、餌の回数を1日2回程度にします。

老犬の餌の量

老犬は、成犬に与える量よりも20~30%程減らした量を与えるようにしましょう。消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎると内臓や消化器官に負担をかけてしまいます。

餌の回数は、消化器への負担を軽くするためにも1日2~3回に分けて与える必要があります。

ここで紹介した給餌量はあくまでも目安で、運動量・体調・生活環境によって必要なエネルギー量が変わります。給餌量が合っているかどうかはうんちで分かるので、うんちが柔らかければ量を減らす、硬ければ量を増やすといった感じで調整して下さい。

柴犬がご飯や餌を食べない理由とその対処法は?

柴犬がご飯を食べない時に考えられる理由は、健康状態・ライフスタイル・飼い主さんとの関係によっても異なります。よくある理由を以下にまとめてみました。

  • わがままになっている。
  • ドッグフードの匂い・味・質感が気に入らない。
  • もともと食が細い。
  • 成長が落ち着いてきている(子犬の場合)。
  • 老化による代謝率や消化率の低下。
  • ストレスを抱えている。
  • 1回のご飯の量が多い。
  • 口の中にトラブルがある。
  • 病気や何かしら不調がある。
  • 生理中である(避妊手術をしていないメスの場合)。

基本的に、犬は食事に飽きるということはほとんどありません。

もしもご飯を食べない日が2日以上続く場合は病気の可能性もありますので、早めにかかりつけの動物病院を受診して獣医師に相談しましょう。

柴犬がご飯を食べない時の対処法は、それぞれの理由によって異なります。詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひそちらを参考にしてみて下さいね。

子犬の柴犬にはどんなドッグフードがおすすめ?

子犬の柴犬には、栄養価の高いドッグフードを与えましょう。子犬は毎日どんどん成長していますから、成犬以上に栄養やエネルギーが必要になります。

子犬だからと質素な食事ばかり与えていると、大きくなった時に体の異常やトラブル(皮膚アレルギーなど)を抱えやすい体質になるため気をつけましょう。

また、子犬の消化器官はまだまだ未熟です。犬にとって消化しにくい食材が使われているドッグフード(穀物がたっぷり使われたフードや添加物だらけのフードなど)は避け、できるだけ産地の分かる良質な食材が使われたドッグフードを選んであげましょう。

子犬に合うドッグフードの選び方などは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみ下さいね。

食物アレルギーを抱える柴犬におすすめのドッグフードは?

柴犬も抱えやすい食物アレルギーは、特定の食べ物に含まれるアレルゲン(主にタンパク質)に免疫機能が過剰に反応してさまざまな症状を起こすアレルギーです。

免疫機能や消化機能が正常だとアレルギー反応を起こしにくく、これらの機能に何かしら問題があると、消化吸収された栄養素を「害」と反応してアレルギー症状を引き起こします。

そして、アレルギーの原因となる成分は個体によって異なります。すべての柴犬が同じ成分に反応するわけではありません。

そのため、食物アレルギーを抱えるすべての柴犬に、同じドッグフードをおすすめすることはできません。

ただ、食物アレルギーを抱える犬のためのドッグフードの選び方や商品というものはあります。それについては以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

柴犬には手作りの餌よりドッグフードを与えた方がいいの?

愛犬の健康や安全性を考えて、ドッグフード商品と手作りの餌のどちらにするか迷っている飼い主さんもいるかもしれませんが、どちらがより良いかは家庭や犬によって違ってきます。

それぞれの代表的なメリットを挙げてみました。

手作り食のメリット
  • すべての食材を飼い主さんの目で確認できる。
  • 合成添加物などを避けて作ることができる。
  • 歯や口腔に不具合のある犬にも与えやすい。
  • 食事と同時に水分も摂取できる。

手作りの餌には安心感という大きなメリットもありますが、一方で手間がかかるのも確かです。愛犬の健康を守るためには栄養についても勉強する必要があるでしょう。

ドッグフードのメリット
  • 専門家によって栄養バランスが考慮されている。
  • 商品によっては健康サポート成分が配合されている。
  • 準備に手間がかからない。
  • 災害時にも備えておくことができる。

ドッグフード商品を利用すれば時間や手間をとられず便利です。ただ、漠然と選んでしまっては、飼い犬に合わないものや粗悪な原材料が含まれているものを与えることになりかねません。

中には手作り食を再現したドッグフードもあるため、飼い主さんがきちんと選ぶことで手作りに近い食事を与えることもできるでしょう。

どちらにもメリット・デメリットはあるため、各家庭の状況や柴犬の年齢・状態を総合的に考えた上で判断するのがおすすめです。

犬の手作り食については以下でも解説していますので、あわせて参考にしてください。

柴犬にかかる年間の餌代はいくら?

柴犬の餌代は個体差によって大きな差が出るため、必ずしも「〇〇〇円」とは言い切れません。また、食べさせるドッグフードによっても年間の餌代は変わります。

例として、ここでは私が紹介しているモグワンでおおよその年間の餌代を出してみましょう。成犬柴犬(体重6~14㎏)で計算してみます。

  • モグワン 1袋(1.8kg)あたり4,708円(税込)
  • 成犬柴犬(体重6~14㎏)の1日あたり給与量118~230g

体重およそ6~14kgの成犬柴犬であれば、1ヶ月あたり約2~4袋のモグワンが必要となります。

ちなみに、モグワンを3袋ずつ定期購入すれば毎回合計7,000円以上になるので、15%の割引が入って1袋あたり4,001円(税込)で購入することができます。さらに送料無料です。

また、定期購入の場合はお届け周期を1週間~13週間まで1週間単位で選べます。なのでここでは、4週間おき(1ヶ月おき)にモグワンが3袋届く設定で計算してみましょう。

12,005円(モグワン3袋分代)×12回(年間)=144,060円

となるので、もしモグワンを柴犬に食べさせてあげるとなると、年間約144,060円(税込)の餌代がかかるということになります。

ただし、ここで出した金額はあくまでも目安です。飼育環境、体質、運動量などによって餌代は大幅に変わるので、参考程度に留めていただければと思います。

柴犬が抱えやすいトラブルを考えるとモグワンドッグフードがおすすめ!

もう一度お伝えしますが、私はすべての柴犬にモグワンをおすすめするつもりはありません。

柴犬の生理状態・ライフスタイル・健康状態によって合うドッグフードが変わってきますので、ここはあくまでも犬の管理栄養士の私が選んだおすすめのドッグフードとして参考にしていただければ幸いです。

犬に必要な栄養素については「【犬の栄養に関する基礎知識】必要な栄養素とその役割・注意点は?」で詳しくまとめています。

柴犬を飼っている人が多いからというのもありますが、柴犬のアレルギーや肥満に関する悩みはよく受けます。餌選びにだいぶ苦労されている飼い主さんもいらっしゃいますね。

それだけ柴犬はデリケートな犬種でもあり、それと同時に柴犬の体質にあった食事と量を与えられている飼い主さんは少ないのかもしれません。

そんな飼い主さんたちの役に少しでも立てればと思い、私自身が愛犬に毎日食べさせているモグワンを紹介しました。実際に食べていて本犬もすごく調子がいいので紹介できています。

体質にあった良い食事は、必ず柴犬の健康にも良い影響を与えてくれます。どんなドッグフードがいいのか迷ったら、モグワンも候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

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