
アメリカの大手ペットフードメーカーが製造販売をするニュートロ「シュプレモ」。
穀物フリー・体重管理・エイジングケアなどドライフードだけでも14種類あります。ウェットフードは6種類あり合計で20種類、味や年齢別に選ぶことが可能です。
シュプレモは栄養豊富な自然素材を最適にブレンドし、同じニュートロ製品の「ナチュラルチョイス」と「ワイルドレシピ」よりも内容の濃いドッグフードとなっています。
試しに、シュプレモシリーズの定番である「小型犬用(成犬用)」を実際に購入してみました。
ここでは、そんなシュプレモの原材料と安全性の評価、口コミ評判の調査をしていきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 1kg、3kg、5.4kg、6kg、9kg ※小型犬用(成犬用)の場合 |
価格 | 2,548円(1kg) 6,380円(3kg) 11,425円(600g×9袋 計5.4kg) 12,508円(6kg) 12,760円(3kg×2袋 計6kg) 19,140円(3kg×3袋 計9kg) ※小型犬用(成犬用)の場合 |
価格/日 | 200円 |
価格/kg | 2,127円 |
カロリー/100g | 375kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | チキン(肉)、チキンミール、モロコシ、オーツ麦、玄米 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用(8ヶ月以上) |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、シュプレモをBランクと評価しました。
Amazonなどの通販サイトでかなりリーズナブルなお値段で販売されているシュプレモですが、これといって不安な要素はありません。
プレミアム感を求める人には正直物足りない内容ではありますが、原材料の具体的なグレードや調理方法などにこだわりがなければ最高のドッグフードでしょう。
シュプレモのドライフードは2つのシリーズに分かれていて、チキンや穀物アレルギーの犬が食べやすいタイプもあります。
同じニュートロ製品の「ナチュラルチョイス」よりもワンランク上のフードを必要としている人におすすめの商品です。
目次
実際にシュプレモドッグフードを購入してみました!
シュプレモの中身を確認するにあたり、もっとも定番と言える「小型犬用 成犬用」の1kgを購入してみました。
↑パッケージの裏はこんな感じで、特徴が書かれています。原材料や給与量は側面です。それでは、袋を開封してみましょう。
シュプレモにはしっかりチャックが付いてますね。
袋の中からは、チキンと穀物が混ざった香ばしい匂いがします。臭いと感じることはありません。
手のひらに粒を乗せてみました。油っぽさは多少あるものの、気になるほどではありません。粒は楕円形でやや平べったい形をしています。
粒サイズを比較するため、左から1円玉硬貨・私が普段愛犬に与えているモグワン・シュプレモを並べました。
シュプレモは長さ約10~12×横7mmほど。長さがまずまずあるので、もしかしたら犬によっては食べづらいと感じることがあるかもしれません。
ちなみに、以前購入したシュプレモはもう一回り大きい粒だったので、少し小さくなっている可能性はありますね。
それでは次に、シュプレモの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
シュプレモドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、シュプレモの原材料と安全性についてです。ここでは「小型犬用(成犬用)」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。シュプレモには、特に危険な原料はありませんでした。
*1 ミックストコフェロールで保存 *2 抗酸化成分含、*3 食物繊維含、*4 ビタミン、ミネラル含、*5 ω-6脂肪酸含、*6 カルニチン、ビタミンB群含、*7 DHA、EPA含、*8 α-リノレン酸含、*9 中鎖脂肪酸、カリウム含、*10 鉄分含
タンパク質 | 26.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
脂質 | 17.0%以上 | オメガ6脂肪酸 | 3.30%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | オメガ3脂肪酸 | 0.65%以上 |
灰分 | 10.5%以下 | 代謝エネルギー | 375kcal/100g |
シュプレモを評価するにあたり、ニュートロの公式サイト(英語版)も読んでみました。日本版の公式サイトよりもさらに深い内容が書かれています。
まず、シュプレモをはじめとするニュートロ製品全般に使われている原材料は「基準を満たすことができて顔のわかる生産者から仕入れているもの」です。
原料の扱い方や製造工程にも厳しい管理が徹底されており、アメリカ食品医薬局(FDA)によって視察された自社施設でフードが製造されています。
そのため、品質・衛生管理において、かなり徹底されていることは間違いないでしょう。
ただし、原料のグレードや配合比率、調理方法、トレーサビリティシステムについての具体的な情報はありません。
この辺りの説明があれば、より安心して使えるのが正直なところです。でも、犬の体に害を与えるような原料を使っていないという点では、安心して大丈夫かと思います。
ちなみに、シュプレモに使われているミートミールは乾燥肉を粉末状にしたものです。
一部のサイトで「4Dミート」と煽っていますが、そもそも粗悪な肉類を工場内に入れるほどニュートロでは適当な管理をしていません(少なくとも私はそう思っています)。
また、ニュートロでは一般的な総合栄養食の基準より厳しい「独自の設計基準」を設けているのも特徴です。ウォルサム研究所の知見を基に、より厳格な製品設計をしています。
栄養バランスはもちろん粒サイズなどにも配慮され、さまざまな悩みに合わせた製品づくりがされています。食事による健康維持を意識している場合にも利用しやすいでしょう。
- チキン以外にビーフ・ラム・ダックなども好きな犬。
- 体重管理が必要な犬(→体重管理用)。
- 粒の大きさにこだわりのある犬。
- それなりに運動量が多い犬。
- チキンや穀物類を問題なく食べられる犬。
- リーズナブルなドッグフードを探している人。
- いろんな食材から栄養を摂らせてあげたいと考えている人。
シュプレモは、原材料や製造工程などの情報がもっと明確だと尚良しだなと思います。
ですが、そこまでプレミアム感を求めていない人には、とてもおすすめできるドッグフードだなと感じました。
シュプレモドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
シュプレモの口コミや評判はどうなのかを確かめるべく、実際に愛犬に与えた飼い主さんの声を以下に集めました。
シュプレモドッグフードの良い口コミ
シュプレモドッグフードの悪い口コミ
シュプレモドッグフードの口コミ・評判まとめ
シュプレモはとても評価の高いドッグフードです。多くの飼い主さんから信頼されているドッグフードであることが口コミからもよくわかります。
中でも「よく食べる」「毛艶も毛並みもいい」「健康的」といった声が多いですね。愛犬の体質にさえ合えばとても良いドッグフードになることも口コミからわかりました。
ただ、合わない子にはとことん合わないようで「涙の量が増えた」「うんちが臭くなった」「食べない」といったマイナス評価もチラホラ見受けられました。
あとこれはニュートロ製品全般に言えるのですが、どのショップ(通販サイト)から購入するかで、嫌な思いをするか良い買い物になるかが変わってきます。
シュプレモを扱っているお店は非常に多く、販売価格も幅広いです。良い買い物ができるようにショップのレビューもきちんと見ておくようにしましょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | 通常購入と同じ | - | - |
定期購入 | 通常購入と同じ | - | - |
通常購入 | 計5.4kg) 計6kg) 計9kg) |
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送料 | 送料500〜 5,500円以上で無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでシュプレモを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
シュプレモドッグフードの価格がもっとも安いのはAmazon!
調査した結果、シュプレモの価格がもっとも安いのはAmazonであることがわかりました。ただし、選ぶ種類によっては楽天の方が安いです。
あと、ニュートロ製品はよく値上げをします。ここに示した価格もいずれまた変わる可能性があるので、購入の際はその都度いろんな通販サイトを比較されることをおすすめします。
ちなみに、5.4kg(600g×9袋)と9kgのタイプは公式サイト限定です。小分けが良い場合は、公式サイトで購入するのが良いでしょう。
シュプレモドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | シュプレモ (小型犬用 成犬用) |
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主原料 | チキン(肉) チキンミール モロコシ |
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穀物 | モロコシ オーツ麦 玄米 粗挽き米 大麦 |
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タンパク質 | 26%以上 | |
脂質 | 17%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
375kcal | |
内容量 | 1kg 3kg 5.4kg 6kg 9kg |
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価格 | 計5.4kg) 計6kg) 計9kg) |
|
当サイト評価 | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとシュプレモにはどのような違いがあるのかを比較してみました。
実際、私は過去にシュプレモを使っていたことがあります。なので違いというものがそれなりにわかるのですが、ざっくり違いを述べるなら原材料の内容と質ですね。
シュプレモもとても良いドッグフードですが、原材料に使っている食材の具体的なグレードや原材料の配合比率、食材の調理方法などがよくわかりません。
個人的には、原材料のグレードや配合比率が明確であった方がより安心して使えるので、そういった細かい点を気にされる人はモグワンぐらいのレベルのドッグフードを選ばれた方が良いでしょう(もちろん愛犬との相性が何より大事です)。
逆にそこまでこだわらないのであれば、シュプレモでも十分かと思います。品質も安全性も悪くないですから、愛犬の体質にさえ合っていれば安心して使い続けてみてもいいでしょう。
ただ、どちらの商品が良いのか?というのは、犬の体質や健康状態によって変わるので、私の方では「〇〇がおすすめ!」と判断することはできません。
モグワンもシュプレモもそれぞれ特徴が異なりますから、違いをよく比較した上で愛犬に合ったフードを選んであげるようにしましょう。
シュプレモドッグフードの種類と特徴について
シュプレモには、ドライフードとウェットフードの2タイプの商品があり、ドライフードはさらに3つのシリーズに分かれます。
それぞれどんな特徴があるのかを簡単にまとめてみました。
ドライフード
17種類の自然素材をホリスティック・ブレンドした「シュプレモ」
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
子犬用 (全犬種用) |
30%以上 | 19%以上 | 380kcal |
成犬用 (全犬種用) |
24%以上 | 15%以上 | 365kcal |
成犬用 (超小型犬用) |
28%以上 | 19%以上 | 380kcal |
成犬用 (小型犬用) |
26%以上 | 17%以上 | 375kcal |
エイジングケア (全犬種用/ シニア犬用) |
26%以上 | 13%以上 | 355kcal |
エイジングケア (超小型犬〜 小型犬用/ 7歳以上用) |
28%以上 | 15%以上 | 360kcal |
体重管理用 (超小型犬〜 小型犬用) |
28%以上 | 12%以上 15%以下 |
345kcal |
体重管理用 (全犬種用/ 成犬用) |
26%以上 | 9%以上 12%以下 |
335kcal |
シュプレモの定番とも言えるドライフードです。
このシリーズのドッグフードは主原料にチキンを使っており、犬の大きさ、ライフステージ、悩み別、粒の大きさで選べるようになっています。
13種類の自然素材をホリスティック・ブレンドした「シュプレモ レシピ」
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
草原のレシピ (チキン) |
30%以上 | 16%以上 | 365kcal |
牧場のレシピ (ビーフ) |
29%以上 | 16%以上 | 370kcal |
地中海のレシピ (ラム) |
29%以上 | 16%以上 | 365kcal |
こちらは、穀物アレルギーに配慮して乾燥ポテトや豆類を使用したシリーズです。ベースとなるお肉の種類によって栄養価が異なるため、上記に比較表を作りました。
シュプレモの定番ドッグフードよりもタンパクや脂質がやや高めなので、1日のエネルギー消費量が大きい犬や栄養価の高い食事を必要としている犬に合わせるといいでしょう。
3種とも成犬の超小型犬~小型犬用となっています。
5種類の果物と野菜のフリーズドライ入り「シュプレモ プレミアム ブレンド」
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
チキン (超小型犬~ 小型犬用 成犬用) |
30%以上 | 16%以上 | 370kcal |
ビーフ (超小型犬~ 小型犬用 成犬用) |
29%以上 | 16%以上 | 375kcal |
ラム (超小型犬~ 小型犬用 成犬用) |
29%以上 | 16%以上 | 370kcal |
2022年9月に発売した、フリーズドライ入りのシリーズです。5種類の果物と野菜のフリーズドライが、ゴロゴロと入っています。
3種類とも29%以上の高タンパク質で、食べる量が少ない犬・高栄養価が必要な犬にも利用しやすいでしょう。
ただ「コーン・小麦不使用の穀物フリー」とあるものの「原材料として穀物不使用」というハッキリしない記載がありました。この点は少し気になります。
ウェットフード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
子犬用 (全犬種用) |
7%以上 | 5.5%以上 | 110kcal |
カロリーケア (全犬種用/ 成犬用) |
6%以上 | 5%以上 | 100kcal |
カロリーケア (全犬種用/ シニア犬用) |
6.5%以上 | 5.5%以上 | 110kcal |
カロリーケア チキン (全犬種用/ 成犬用) |
5%以上 | 4.5%以上 | 95kcal |
カロリーケア ターキー (全犬種用/ 成犬用) |
5%以上 | 4%以上 | 85kcal |
カロリーケア チキン&サーモン入り (全犬種用/ 成犬用) |
5.5%以上 | 4.5%以上 | 100kcal |
シュプレモのドライフードだけを与えるより、ドライフードをちょっと減らしてこのウェットフードを混ぜた方が結果的にカロリーを抑えられます。
特に「カロリーケア」は、その名の通りカロリー量が抑えられたウェットフードなので、体重管理が必要な犬やシニア犬の食事に活用してみるといいでしょう。
シュプレモドッグフードのQ&A
シュプレモドッグフードに「お試しサンプル」はある?
試してみたい場合は、公式サイト サンプル商品ページをご覧ください。
シュプレモドッグフードの賞味期限は?
開封後は空気に触れる度に酸化がどんどん進んでいきますから、1ヶ月以内には使い切るようにしましょう。
シュプレモドッグフード正規品の販売店や取扱店はどこ?
シュプレモドッグフードまとめ
- 顔のわかる信頼された農家・供給源から原料を仕入れて安全性を高めている。
- FDAによって検査された自社の施設で製造し、品質管理を徹底。
- 野菜や果物などバランスよく配合し、食べ物が偏らないように配慮。
- 犬の健康に必要ない、着色料・香料・化学合成物は不使用。
- ウォルサム研究所の知見を基に、独自の設計基準で品質向上に努めている。
- 公式サイト通販なら、お試しサンプルが送料のみで届けてもらえてお得。
- 小型犬用でも粒サイズはやや長めのため、犬によっては食べにくい可能性がある。
- 原料のグレード・調理方法・トレーサビリティなどの情報はなく、気になった。
- チキンや穀物類が体質に合わない場合は注意が必要。
シュプレモは、原料の仕入れ先にこだわっているうえに、品質・衛生管理を徹底している部分は好印象だなと思いました。犬種やライフステージ、悩み別に選びやすいのもポイントです。
お肉や野菜・果物などの原料は、基準を満たした品質のものを顔のわかる信頼された農家・供給源から仕入れています。
また、合成ビタミン・ミネラル類は含まれているものの、着色料・香料・合成化合物は不使用というのも良いところです。独自の設計基準が設けられているのも他にはない魅力ですね。
今回私が購入した小型犬用でも粒サイズは長さ約10~12×横7mmの楕円形でやや長めだなと感じたため、小さい粒が好みの犬はサンプルで試した方が無難です。
それと、原料のグレード・配合比率・調理方法・トレーサビリティなど、一歩踏み込んだ情報がない点は気になりました。これらは、今後の情報開示に期待したいと思います。
とはいっても、品質も安全性も悪くないので、原料と相性が良さそうであれば愛犬に合わせてみても良いでしょう。
シュプレモドッグフードの基本情報
内容量 | 1kg、3kg、5.4kg、6kg、9kg ※小型犬用(成犬用)の場合 |
初回購入価格 | 通常価格と同じ |
定期購入価格 | 通常価格と同じ |
通常価格 | 2,548円(1kg) 6,380円(3kg) 11,425円(600g×9袋 計5.4kg) 12,508円(6kg) 12,760円(3kg×2袋 計6kg) 19,140円(3kg×3袋 計9kg) ※小型犬用(成犬用)の場合 |
販売会社 | マースジャパンリミテッド |
公式サイト | http://nutro.jp |