
「ドッグフードって、結局いくらぐらいが普通なんだろう?」
家庭によって違うとは思いつつ、やっぱり“みんなのリアル”が気になる。そんな疑問に、今回の調査で迫ってみました。
全国の飼い主さん500名を対象に、ドッグフードの支出や理想価格についてのアンケートを実施。
サイズ別のドッグフード代や人気のフードタイプ、“理想と現実”のギャップまで――
読み終えるころには、あなたのフード選びのヒントがきっと見つかるはずです。
【アンケート名】
・第1回:ドッグフードに関するアンケート
・第2回:理想的なドッグフードの価格帯について
【調査実施日】
・第1回:2025年6月20日~6月21日
・第2回:2025年6月24日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん500名に対し、「ドッグフードに関するアンケート」を実施。
・第2回:第1回アンケートに答えて下さった飼い主さんを対象に、「理想的なドッグフードの価格帯」について調査。(有効回答数:100名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:324名】
- 20代:12名
- 30代:83名
- 40代:105名
- 50代:96名
- 60代以上:28名
【女性:176名】
- 20代:12名
- 30代:65名
- 40代:61名
- 50代:34名
- 60代以上:4名
目次
【調査結果まとめ】犬の餌代、月5,000円台が主流!理想と近い結果に
調査の結果、ドッグフード代は「月5,000円台」が最多。ある程度の品質を保ちつつ、無理のない価格として多くの飼い主さんに選ばれていました。
また、実際の支出と“理想の金額”に大きなギャップがないことから、多くの方が今の価格にある程度満足している様子がうかがえます。
それでは、具体的なアンケート結果を詳しく見ていきましょう。
愛犬のサイズ、8割が10kg未満!ドッグフード代の相場にも直結
■ 現在、一緒に暮らしている愛犬のサイズを教えてください。
小型犬 4~10kg未満:52%(260人)
超小型犬 ~4kg未満:29%(143人)
中型犬 10~25kg未満:15%(77人)
大型犬 25kg以上:4%(20人)
ドッグフード代は、愛犬の体格によって大きく左右されるもの。そのため今回のアンケートでは、愛犬のサイズについてもあわせてお伺いしました。
やはり1番多かったのは「小型犬」で、約半分を占めています。続く「超小型犬」と合わせると、全体の約8割になるという結果に…!
一方で、中型犬~大型犬の飼い主さんの割合はそこまで多くはないものの、ドッグフード代の目安を知るには十分な人数の回答が集まりました。
それでは続いて、実際にみなさんがかけているドッグフード代について、詳しく見ていきましょう。
愛犬の餌代、相場は5,000円台!サイズ別のリアルな金額も公開
■ 1ヶ月にかけているドッグフード代(主食のみ)はどれくらいですか?
1,999円未満:5%(22人)
2,000~2,999円:12%(60人)
3,000~3,999円:19%(97人)
4,000~4,999円:16%(82人)
5,000~5,999円:20%(102人)
6,000~6,999円:8%(40人)
7,000~7,999円:6%(27人)
8,000~8,999円:5%(25人)
9,000~9,999円:2%(9人)
10,000円以上:7%(36人)
まずは、超小型犬から大型犬まで、すべてのサイズのワンちゃんを合わせて集計した結果をお伝えします。
1ヶ月あたりのドッグフード代でもっとも多かったのは、「5,000~5,999円」の価格帯!全体の20%を占めました。
さらに、全体の6割近くが「3,000~5,999円」の範囲に収まっていることも分かります。このあたりがいわゆるボリュームゾーンといえそうです。
一方で、それ以外の価格帯にはばらつきがあるものの、「10,000円以上」の割合が7%にぐっと伸びている点は注目すべきところ。
プレミアムフードなど、あえて高価格帯を選んでいる飼い主さんも一定数いるという事が分かりました。
続けて、ワンちゃんのサイズ別の結果も見ていきましょう。
超小型犬の餌代|月3,000円台が主流
超小型犬の場合も、一番のボリュームゾーンは「3,000~5,999円」です。ただし、一番比率が高いのは「3,000~3,999円」の範囲になっています。
また、「2,999円未満」の割合が比較的多いのも注目ポイント。フードの種類にもよりますが、食べる量が少ない分、ドッグフード代を抑えやすい傾向があるのは確かです。
小型犬の餌代|月5,000円台が最多
小型犬の場合もボリュームゾーンは「3,000~5,999円」です。なかでも「5,000~5,999円」が最も多く、全体の27%を占めました。
超小型犬と比べて「2,999円未満」の割合が少なく、ちょうどこのボリュームゾーンに集中しているのが特徴です。
体が大きくなるぶん、必要なフード量も増え、自然と食費が少し高めになる傾向が見て取れます。
中型犬の餌代|小型犬と同程度に収まる傾向
中型犬の場合もボリュームゾーンは「3,000~5,999円」で、「5,000~5,999円」の割合が最も多く、全体の25%を占めました。
注目すべきは、小型犬と比べても支出に大きな差が見られない点。体が大きくなれば、その分フードの量も増えるはず…と考えがちです。
でも実際には、コスパを意識したフード選びや、大容量パックによる割引効果などで、費用をうまく抑えている飼い主さんも多いのかもしれません。
大型犬の餌代|1万円超えが40%
大型犬の場合、月々のドッグフード代としてもっとも多かったのは「10,000円以上」で、全体の40%を占めました。
これは他のサイズと比べても突出しており、やはり体格が大きくなるぶん、フード代も一気に上がる傾向があると言えるでしょう。
コスパ重視で工夫している飼い主さんも一定数いるとはいえ、大型犬はやはり“食費がかかる”というイメージ通りの結果といえそうです。
主食はやっぱりカリカリ!ドライフードが76%で圧倒的多数に
■ 現在、主食としてメインで与えているドッグフードのタイプを教えてください。
ドライフード カリカリ:76%(381人)
セミモイスト 半生タイプ:15%(73人)
ウェットフード 缶詰など:6%(28人)
手作りフード:2%(10人)
療法食 獣医師の指導に基づくもの:1%(7人)
分からない:0%(1人)
主食として最も多く選ばれているのは、「ドライフード(カリカリ)」!全体の76%を占めました。
保存性やコスパ、与えやすさなどの点から、やはりドライフードが主流であることがわかります。
続いて「セミモイスト」「ウェットフード」が続きますが、その割合はそれぞれ15%・6%にとどまりました。
また、食材へのこだわりを重視する「手作り派」や、持病や体調管理のために療法食を選んでいる飼い主さんも。
もちろん、選び方は家庭によってさまざまです。それでも、ドライフードの支持がいかに根強いかが、今回の結果からもよく伝わってきました。
ドッグフードは“食いつき”が決め手!値段の安さよりコスパがポイント
■ 主食のドッグフードを選ぶ際に、あなたが重視しているポイントをすべて選んでください。
愛犬の食いつき:351票
栄養バランス・成分表示:328票
原材料の安全性:225票
続けやすさ(コスパ):152票
メーカーの信頼感:141票
粒の大きさや形状:141票
値段の安さ:110票
市販の店舗で買えること:86票
定期便などのシステム:29票
その他:6票【内訳:療法食であること(1) / アレルギー対策(1) / 便の硬さがいい感じになるか(1) / 太りにくさ(1) / 消化の良さ(1) / 分からない(1)】
※複数回答
ドッグフードを選ぶ際に、最も重視されていたのは「愛犬の食いつき」で、351票と圧倒的な支持を集めました。
どれだけ優れたドッグフードでも、愛犬が食べてくれないと意味がありません。やはり「おいしく食べてくれること」がいちばん大切ですよね。
次いで「栄養バランス・成分表示」や「原材料の安全性」にも多くの票が集まり、健康面への意識の高さがうかがえます。
また、今回のテーマである“ドッグフードの値段”については、価格そのものよりも「コスパの良さ」を重視する飼い主さんが多いことがわかりました。
ただ全体として、値段や利便性以上に、「愛犬がしっかり食べて健康でいてくれること」を優先している方が多いようです。
愛犬の“理想の餌代”はピンキリ!3,000円~1万円超え派まで本音が続々
最後に、みなさんの“理想のフード代”についてもお伺いしました。価格帯ごとに寄せられた印象的な声を、ピックアップしてお伝えしていきます。
月3,000円以内|コスパ重視で“ほどよい質”を求める声が多数
(超小型犬)
(超小型犬)
(小型犬)
(小型犬)
(超小型犬)
ドッグフードの値段は、月3,000円以内を目安にしたいという声が多く見られました。
具体的には、「あまり量を食べない」や「おやつや他の出費もある」といった理由が挙がっています。
コスパを意識しながら、必要な範囲におさえたいという考えがうかがえました。
月4000~6000円台|安全性と継続性のバランス重視
(超小型犬)
(大型犬)
(超小型犬)
(小型犬)
(超小型犬)
今回のアンケートでは、月4,000〜6,000円前後を理想とする意見が最も多く集まりました。
特に「健康的な食事を与えたい」や「安すぎるフードは添加物が不安」といった、安全面に配慮したコメントが多く挙がっています。
また、「このくらいなら無理なく続けられる」という声も。家計とのバランスを意識した“現実的な理想価格”として支持されている印象でした。
月7,000~9,000円台|無添加・国産フード派の声も
(超小型犬)
(小型犬)
(小型犬)
月7,000〜9,000円台を理想とする飼い主さんからは、「国産のフード」や「獣医に勧められたフード」など、品質や安全性への強いこだわりがうかがえました。
「健康に良いものを選びたい」や「添加物が少ないものを与えたい」といった理由が多く、価格よりも“内容の信頼性”を重視する層といえそうです。
月10,000円・いくらでも|「健康のためなら惜しまない」品質最優先派
(超小型犬)
(超小型犬)
(小型犬)
(小型犬)
(小型犬)
なかには、「愛犬の健康や喜びを最優先にしたい」との想いから、月1万円ほどかかっても構わないと考えている飼い主さんの声も見られました。
「品質が良ければOK」「安心できる国産・無添加フードを選びたい」といった、中身重視の姿勢が強く感じられます。
また、「1万円以上でも出せる」と考える飼い主さんが意外と少なくなかったのも印象的でした。
これは冒頭のアンケートで“実際に月1万円以上かけている”と回答した人が一定数いた結果ともリンクしています。
愛犬の餌代は「3,000~5,000円台」が最多!ちょうど良いバランスが大事
今回のアンケート調査では、ドッグフード代の相場は「3,000~5,000円台」あたりが一番のボリュームゾーンであることが分かりました。
安すぎると添加物などが心配…。かといって高すぎると続けにくいというデメリットも。「3,000~5,000円台」は、この間に位置するバランスが取れた値段なのかもしれません。
そして主食として与えるご飯は、「ドライフード(カリカリ)」が一番人気でした。保存性やコスパの良さに優れているため、この結果には納得です。
また、フード選びで最も重視されていたのは「愛犬の食いつき」!価格に関しては「値段の安さ」よりも「コスパの良さ」が重視される傾向にありました。
ちなみにドッグフードの神様では、300種類以上を超えるドッグフードの調査を長年にわたり行っています。コスパが良いおすすめをまとめている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
無理なく、でも愛犬の「おいしい」を大切に。そんな“ちょうどいい”ごはん選びの参考にしていただければ幸いです。
【アンケート名】
・第1回:ドッグフードに関するアンケート
・第2回:理想的なドッグフードの価格帯について
【調査実施日】
・第1回:2025年6月20日~6月21日
・第2回:2025年6月24日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん500名に対し、「ドッグフードに関するアンケート」を実施。
・第2回:第1回アンケートに答えて下さった飼い主さんを対象に、「理想的なドッグフードの価格帯」について調査。(有効回答数:100名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:324名】
- 20代:12名
- 30代:83名
- 40代:105名
- 50代:96名
- 60代以上:28名
【女性:176名】
- 20代:12名
- 30代:65名
- 40代:61名
- 50代:34名
- 60代以上:4名