以前は日清ペットフードが製造販売を行っていましたが、現在はペットライン株式会社が手掛けている「ランミールミックス」。
1kgあたり数百円とかなり安いドッグフードとしても有名なランミールミックスですが、実際のところ商品の安全性や質などはどうなのでしょうか?
ここでは、ランミールミックスの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 0.8 |
栄養バランス | 4.0 |
無添加 | 0.0 |
安全性 | 0.7 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 3.2kg、6.5kg ※大粒 成犬用の場合 |
価格 | 648円(3.2kg) 1,551円(6.5kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 25円 |
価格/kg | 239円 |
カロリー/100g | 約340kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(小麦粉、ホミニーフィード、とうもろこし、小麦ふすま、コーングルテンミール、脱脂米糠、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー、ビーフパウダー、ささみパウダー、等)、豆類(大豆ミール、乾燥おから、等) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ランミールミックスをFランクと評価しました。
率直に申し上げますと、正直ランミールミックスには犬へのやさしさが感じられません。とくに原材料について、お世辞にも良いとは言えないでしょう。
ですが、きちんとした衛生・品質管理のもとで生産されている点は高く評価できます。
安全性を重視したい人・添加物をなるべく与えたくない人・犬にとってやさしいご飯を与えたい人よりも、どちらかというと価格重視の人向けのフードだと思いました。
目次
ランミールミックスドッグフードの原材料と安全性について評価!
まず始めに、ランミールミックスの原材料と安全性についてです。ここでは「大粒 成犬用」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 19.0%以上 | 灰分 | 9.0%以下 |
脂質 | 10.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | エネルギー | 約340kcal/100g |
最初に誤解のないようお伝えしておきますが、ペットライン株式会社の商品はどれも品質・安全性ともにかなり優れていることは間違いありません。
それは、ランミールミックスをはじめ、他のペットライン株式会社のフードに共通する取り組みを見ればわかります。以下に、主な取り組みをまとめました。
- ISO22000取得の茨城県研究開発センターで、獣医師や栄養学などの専門家が開発。
- 原材料ごとに受け入れ基準を設け、基準を満たしたものを使用。
- コンピューターによって原材料を正確に混ぜ合わせている。
- 生産拠点である岐阜県多治見市工場はISO22000を取得し品質管理を徹底。
- 原材料の微生物検査や最終確認の栄養成分検査など、完成までに複数の検査を実施。
これらのことから、品質・安全性を大切にしているのがわかります。第一に、ランミールミックスに使われている原材料は、岐阜県多治見市工場ですべて安全性が確認されているんです。
主に色味・風味などの五感検査と水分・栄養の成分検査で問題なかった原料のみを受け入れているとのことなので、変な食材は使われていないと判断して大丈夫でしょう。
またミートミールは、公式サイトに「牛肉と豚肉から脂を取り除き乾燥させたパウダー状の原材料」と記載があり安心です。(参考:ペットライン株式会社 公式サイト「よくある質問」)
しかしながら、ランミールミックスの原材料は犬にとってやさしいものばかりとは言い難いのが正直なところです。
まず、主原料に穀類が多い点。もしや「タンパク質量を増やすため?」と疑問が浮かびます。
本来は良質な動物性タンパク質が主要タンパク源であることが望ましいですが、それにはコストがかかりがちです。それゆえ、肉類より安価な穀類は量産目的のフードに欠かせません。
穀類を使うこと自体は良いのですが、長期間多く摂取すると胃腸の負担となる場合もあります。なので、使用理由が知りたいところです。
そして、原材料に「等」や「類」という曖昧な表記が複数あるのも気になりました。曖昧な表記の原料があると、食物アレルギーを引き起こした時にアレルゲンを特定しにくくなります。
極めつけに、ランミールミックスには合成着色料が使われていました。
犬には食事の色などまったく関係ないので色付けは不要、明らかに人間目線なところが非常に残念だと思います。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
- 徹底した安全性審査と品質管理のもとで作られたドッグフードを求めている人。
ペットライン株式会社自体は本当にしっかりとしているので信頼できるのですが、ランミールミックスの内容には気になる部分が多いなと私は感じました。
ランミールミックスドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
次に、ランミールミックスを実際に与えている飼い主さんはどう感じたのか?口コミや評判を調査してみました。
ランミールミックスドッグフードの良い口コミ
ランミールミックスドッグフードの悪い口コミ
ランミールミックスドッグフードの口コミ・評判まとめ
ランミールミックスの口コミを調査したところ「食いつきがいい」「安いから助かる」といった声が最も多く評価が高いなと感じました。
ですが、好意的な口コミは多いものの、ランミールミックスを食べて毛並みが良くなったとか、皮膚や便の状態が良くなったといった体質改善系の口コミはこれといってありません。
また、ランミールミックスを食べた愛犬に異変を感じた飼い主さんも少なくないようです。
もともとデリケートな犬や、食物アレルギーが気になる犬には、無理にランミールミックスを食べさせないようにすることも大事かもしれません。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでランミールミックスを買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトのAmazon・楽天の価格を比較してみました。
ランミールミックスドッグフードの価格が安いのは楽天!
調査した結果、ランミールミックスの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。公式サイトに一般向けの販売はありません。
ただ、ランミールミックスはドラッグストアやホームセンターでも購入できます。意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
ランミールミックスドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ランミール ミックス (大粒 成犬用) |
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主原料 | 穀類 (小麦粉、 ホミニーフィード、 とうもろこし、 小麦ふすま、 コーングルテンミール、 脱脂米糠、等) |
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穀物 | 小麦粉 ホミニーフィード とうもろこし 小麦ふすま コーングルテンミール 脱脂米糠、等 |
|
タンパク質 | 19%以上 | |
脂質 | 10%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
約340kcal | |
内容量 | 3.2kg 6.5kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとランミールミックスには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとランミールミックスの特徴を見ると、目指しているドッグフードが違うんだなと感じます。
私は、原材料のラインナップやフードの調理方法などを比較してみて、ランミールミックスよりモグワンを愛犬に与えたいなと思いました。
モグワンは、幅広い食材を使って旨味と栄養分を活かすため低温調理を採用したり、トレーサビリティを確保したりなど細部までこだわっています。
ランミールミックスも衛生・品質管理、検査体制も整っている工場で作られているので安心ではあるものの、犬の健康を考えるとモグワンのようなフードが理想かなと私は感じます。
それと、穀物が多く使われているということもあるため、食物アレルギーが心配な犬にはランミールミックスを控えた方がいいかもしれません。
ドッグフードを選ぶ基準は飼い主さんによって違いますが、愛犬の健康状態やライフスタイルをよく見極めて検討することが重要だと思います。
ランミールミックスドッグフードの種類と特徴について
ランミールミックスは大粒のみのラインナップで「成犬用」と「7歳からの高齢犬用」の2つの種類があります。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
大粒 成犬用 | 19.0%以上 | 10.0%以上 | 約340 kcal |
大粒 7歳から の高齢犬用 |
17.0%以上 | 8.0%以上 | 約330 kcal |
どちらもやや控えめのタンパク質量で、室内で過ごすことの多い犬は利用しやすいでしょう。運動量が多い犬なら、お肉やお魚などをプラスしても良いと思います。
また、2種類とも大粒の歯磨き粒が入っており、噛むことで歯垢を除去しやすいよう工夫されているのが特徴です。
そして、継続販売していた「大粒 成犬用」と「大粒 7歳からの高齢犬用」も2022年9月ごろに販売終了となり「ランミールミックス」のブランド自体がなくなりました。
ランミールミックスドッグフードのQ&A
「ランミール」と「ランミールミックス」の違いは?
また、ランミールは8kgのみですが、ランミールミックスは3.2kg、6.5kgの2種類があります。
ランミールミックスの製造販売会社はどこ?
ランミールミックスドッグフードまとめ
- 獣医師や栄養学などの専門家が開発に携わっていて安全性を高めている。
- 原材料ごとに受け入れ基準を設け、基準を満たしたもののみを使って品質維持。
- 生産拠点である岐阜県多治見市工場はISO22000を取得し衛生管理を徹底。
- 大粒のみのラインナップで、中・大型犬にとって食べやすい。
- 穀類が多く使われている理由が明確だと良かった。
- 「等」や「類」などの曖昧な表記の原料が複数あり気になる。
- 犬にとって関係のない合成着色料が使われていたのは残念。
- 小麦粉やとうもろこしなどが犬の体質に合わない場合は控えた方が無難。
ランミールミックスは、品質や安全性を重視しているのが印象的なフードです。原料の受け入れ基準を設けて検査も徹底しているのは良いなと思います。
開発には獣医師や栄養学などの専門家が携わり、生産拠点の多治見市工場は国際規格のISO22000を取得していて、安全への意識が高いことがうかがえますね。
良い部分もたくさん見つけられるフードですが、穀類が多く使われている点や曖昧な表記の原料が複数ある点は気になりました。
第一主原料は穀類で、小麦粉やとうもろこしなどがズラリと並びます。植物性原料が多い食事を長期間続けると、胃腸の負担となる可能性もあるため気がかりです。
また、原材料に「等」や「類」などの曖昧な表記が複数あり、消費者側から見て何が入っているかわからないのはどうなのかなと思います。
そして、犬にとって食事の色は関係ないのにも関わらず、着色料が使われているのは残念でした。人間のために着色料を使うのは、犬の健康を考えていると言い難いです。
気になる部分もありましたが、安全性を重視する姿勢は信頼できると思いました。今後、情報開示や改良がされたらグッと印象が変わるドッグフードでしょう。
ランミールミックスドッグフードの基本情報
内容量 | 3.2kg、6.5kg ※大粒 成犬用の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 648円(3.2kg) 1,551円(6.5kg) ※楽天参考価格 |
製造販売会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | https://www.petline.co.jp |