イースター株式会社が製造販売を手掛ける国産ドッグフード、プロステージ「ル・シアン」。
プロ・ショップ専用の総合栄養食として開発されたル・シアンは、食物アレルギーの原因となりにくい原料を使用したドッグフードです。
ここでは、そんなプロステージ「ル・シアン」の原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.6 |
栄養バランス | 4.3 |
無添加 | 4.7 |
安全性 | 3.0 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 1.8kg、6kg ※フィッシュ アダルトの場合 |
価格 | 1,464円(1.8kg) 3,631円(6kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 64円 |
価格/kg | 605円 |
カロリー/100g | 335kcal以上 |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 米糠、ナマズ魚粉、米粉、ポテトプロテイン、ビートパルプ(プレバイオティクス源) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 子犬用/成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ル・シアンをCランクと評価しました。
個人的な意見ですが、ル・シアンはイースター株式会社で製造販売されているドライフードの中でも比較的良好なドッグフードです。
2023年5月のリニューアル前は油脂の表記が曖昧だったものの、今は明確になり改良されています。
酵母エキスが継続使用されているのは気になりますが、これといって有害な添加物は含まれていませんでした。
ただ残念ながら、お腹が緩くなりやすい米糠の配合量が多く、さらに原材料の産地やグレードなど具体的な情報が開示されていません。
食物アレルギーに配慮しているからこそ、もっと突っ込んだところまで情報を開示してほしいものです。
目次
実際にプロステージ「ル・シアン」ドッグフードを購入してみました!
それでは、実際に購入したル・シアンを見ていきましょう。私は「フィッシュ アダルト」1.8kgを選びました。
裏面はこんな感じで、フードの特徴が書かれています。
パッケージを開けると、ジッパーはありません。
ジッパーはないものの、なんと小分けになっています。1.8kgは600g×3袋、6kgは750g×8袋です。これなら、消費量の少ないご家庭でも利用しやすいですね。
小分け袋を開けると、穀物っぽい香りがしてきました。白身魚のナマズがタンパク源だからか、魚系ドッグフードにありがちな魚クサさはほとんどありません。
それと、ほんのりバターの香りもしました。
数粒手に取り出してみたところ、やや油っぽい感触がします。手に油の跡が残りました。
粒サイズを比較するため、1円玉硬貨と私がいつも愛犬に与えているモグワン、それとル・シアンを並べました。
ル・シアンはコイン型で、直径約8〜9mmほどでしょうか。厚さもそこまでなく、モグワンより気持ち小さめに見えます。
このくらいの小粒であれば、口の小さな犬種でもスムーズに食べやすいでしょう。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ル・シアンの原材料と安全性についてです。ここでは「フィッシュ アダルト」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ル・シアンには、特に危険な原料はありませんでした。
タンパク質 | 22.0%以上 | 灰分 | 10.5%以下 |
脂質 | 10.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 3.5%以下 | 代謝エネルギー | 335kcal以上/100g |
まず結論から言うと、ル・シアンはイースター株式会社で製造販売されているペットフードの中でも比較的良好なドッグフードです。
獣医師が携わっているだけあって栄養バランスが良く、小麦・とうもろこしと合成保存料・合成着色料も不使用なんですよ。国内製造にこだわっているのも良いなと感じます。
牛肉・鶏肉・ラム肉も使っていないため、これらにアレルギーを抱えている犬にとって利用しやすいでしょう。
それと、2023年5月のリニューアル時に、以前は使われていた動物性油脂・植物性油脂といった曖昧な油脂がなくなり明確になりました。
さらに「卵」「乳」も不使用となり、食物アレルギー対策フードとしてパワーアップしています。
ただ残念ながら、フードに使われている原材料についての具体的な情報がどこにもありません。これはイースター株式会社の商品全般に共通していることです。
ル・シアンは、食物アレルギーに配慮していることを大々的に謳っています。アレルゲンとなりにくい原料を使用している点を強みとしているんですね。
だからこそ、どんな栽培環境・飼育環境で育てられた穀類・畜肉あるいは魚肉なのか?をきちんと開示すべきだと私は感じました。
- 特定のタンパク源にアレルギーがある犬。
- 豚肉やなまずなら問題なく食べれる犬。
- 関節や目の健康が気になる犬。
- 価格が良心的なドッグフードを探している人。
- 食物アレルギーに配慮したドッグフードを探している人。
ル・シアンは価格の割にかなり頑張っている内容だとは思いますが、まだまだグレーな部分も多いため当サイトではCランクと評価しました。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
愛犬にル・シアンを与えている飼い主さんの声を、以下に「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けてご紹介します!
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの良い口コミ
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの悪い口コミ
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの口コミ・評判まとめ
プロステージの口コミを調査したところ、全体的にとても評価の高いドッグフードだなと感じました。ポークとフィッシュは同じくらい人気のようです。
良い口コミでとくに多かったのは「うんちの状態が良くなった」「目やにが減った」「毛並みが良くなった」といった声。粒が小さめで、小型犬も食べやすいとの口コミもありました。
ただその一方で「価格が高くなった」「原材料が本当に安心かわからない」といった不安の声もありましたね。評判がいいからこそ、今後の原材料情報の開示に期待したいです。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでプロステージ「ル・シアン」を買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの価格がもっとも安いのは楽天!
調査した結果、プロステージの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。公式サイトでの通販はありません。
ただし、これは商品のみの価格。人によってはAmazonの方が安い場合もあります。
プロステージ「ル・シアン」と私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | プロステージ 「ル・シアン」 (フィッシュ アダルト) |
---|---|---|
主原料 | 米糠 ナマズ魚粉 米粉 |
|
穀物 | 米糠 米粉 脱脂米糠 |
|
タンパク質 | 22%以上 | |
脂質 | 10%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
335kcal以上 | |
内容量 | 1.8kg 6kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Cランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとル・シアンには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、決定的な違いを挙げるなら、使っているタンパク質です。
モグワンは2種のタンパク源を使うことでアレルギーのリスクを減らしていますが、ル・シアンはアレルゲンとなりにくいタンパク質を主原料にしています。
また、ル・シアンは日本だとまだ珍しい「なまず」を使用したドッグフードもあるんですね。
これはあくまでも私が考える基準ですが、原材料の質やトレーサビリティ、製造工場などあらゆる管理が徹底されているドッグフードならモグワン。
管理の徹底よりも、とりあえず食物アレルギー対策を重視するならばル・シアンを…といった基準で選ばれるのも良いかと思います。
ただ、どんなドッグフードも愛犬の体質に合わなければ意味がありません。
私がここで「〇〇の方がおすすめ!」と言ったところですべての犬に適合するわけではありませんので、それぞれの違いをご自身でよく確認されることをおすすめします。
モグワンとル・シアンは特徴やコンセプトが異なりますから、違いをよく比較し、その上で愛犬に合ったフードを選んであげるといいでしょう。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの種類と特徴について
ル・シアンには、主原料やライフステージで選べる2つの味があります。それぞれの特徴などを簡単にまとめてみました。
主原料やライフステージで選べるル・シアン
商品名 | 特徴 |
---|---|
ポーク | ビタミンB1が豊富なポークミール使用。 チキンや魚系が苦手な犬におすすめ。 フィッシュよりもタンパク質・カロリーがやや高めになっている。 |
フィッシュ | ビタミンA・Eが豊富なナマズ魚粉使用。 家禽や家畜肉、そしてサーモンなどがダメな犬におすすめ。 ポークよりもややヘルシー。 |
ポークとフィッシュには、それぞれ「パピー」「アダルト」「ライト」「シニア」の4種があり、愛犬に合わせて選べます。
どちらもライフステージや状態別に、乳酸菌・アガリクスなど、お腹の健康/免疫サポート向きの成分が配合されているのも特徴です。
いずれも小粒タイプのみとなります。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードのQ&A
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードは何がリニューアルしたの?
それに伴いパッケージや価格も変更され、乳酸菌の配合もさらに強化されたようです。
そして、2023年5月のリニューアルでは、新たに「卵」と「乳」が不使用となり、より食物アレルギーへ配慮したフードへと変わりました。
イースター株式会社では他にどんなドッグフードを製造販売しているの?
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードまとめ
- 獣医師が指導・協力していて栄養バランスに安心できる。
- 食物アレルギーに配慮し、小麦・とうもろこし・牛肉・鶏肉・ラム肉などは不使用。
- 合成保存料・合成着色料を使わず、犬の体に優しい。
- 乳酸菌を配合し、お腹の健康をサポート。
- アガリクスを使い、免疫が気になる犬も利用しやすい。
- 超小型犬・小型犬にも合わせやすいよう粒は小さめ。
- 食材の産地・グレードについての具体的な記載があれば一層良かった。
- お腹が緩くなりやすい米糠の配合量が多くて気になる。
- 米やポテトが体質に合わない場合は注意が必要。
ル・シアンは、栄養バランスが良く、健康サポートしてくれる成分が入っているところは良いなと感じました。
小麦・とうもろこし・牛肉・鶏肉・ラム肉・卵・乳不使用なのも、食物アレルギー対策として使いやすいです。合成保存料・合成着色料不使用なのも、犬の健康が考えられていますね。
お腹の健康サポートが期待できる乳酸菌、免疫が気になる犬向きのアガリクスも配合しています。これらの成分が充実しているのも嬉しいポイントです。
価格を考慮するとコスパの良いル・シアンですが、食材の産地・グレードについての具体的な記載がないこと、米糠の配合量が多いことは気になりました。
私はできる限り、愛犬に安心できるご飯を与えたいと考えているので、産地やグレードは知りたいところです。
それと、米糠の配合量が多いのは気になります。フィッシュにおいては、第一主原料が米糠です。お腹が緩くなりやすいものでもあるため、なぜ多く使われているのか引っかかります。
食材の産地・グレードと米糠の使用目的に関する情報開示がされたら、より利用者の幅も広がりそうなのになと思うドッグフードでした。
プロステージ「ル・シアン」ドッグフードの基本情報
内容量 | 1.8kg、6kg ※フィッシュ アダルトの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,464円(1.8kg) 3,631円(6kg) ※楽天参考価格 |
販売会社 | イースター株式会社 |
公式サイト | https://www.yeaster.co.jp/ |