株式会社マルカンのサンライズ事業部が販売を手掛ける、国産のドッグフード「ゴン太のふっくらソフト」。
過去に原材料の誤表記があってリコールの対象となったゴン太のふっくらソフトですが、現在の商品の中身などはどうなのでしょうか?
ここでは、ゴン太のふっくらソフトの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 0.1 |
栄養バランス | 3.9 |
無添加 | 0.0 |
安全性 | 0.4 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 1.1kg、2.7kg ※成犬用の場合 |
価格 | 583円(1.1kg) 767円(2.7kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 38円 |
価格/kg | 284円 |
カロリー/100g | 約260kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(小麦粉等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフミール等)、糖類、いも類(さつまいも等) |
タイプ | セミモイストフード |
対応年齢 | 成犬用/7歳以上用/11歳以上用/13歳以上用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ゴン太のふっくらソフトをFランクと評価しました。
残念ながら、ゴン太のふっくらソフトの原材料には曖昧な表記が多すぎて信用なりません。
食物アレルギーのリスクとなりやすい原料も多く含まれていると判断できる内容なので、アレルギーを抱えやすい子には控えた方がいいでしょう。
それと、合成着色料や合成保存料なども当たり前のように使われています。
愛犬の健康と幸せを願うフードとは正直言い難く、どちらかというと会社の利益のためという言葉がふさわしいドッグフードだと感じました。
目次
実際にゴン太のふっくらソフトドッグフードを購入してみました!
それでは、実際に購入したドッグフードをレビューします。今回選んだのは、通常の「ゴン太のふっくらソフト 成犬用」1.1kgです。
裏面はこんな感じ。ドッグフードのコンセプトや給餌量が書かれています。
外袋を開封すると、中身は小分けパックになっていました。1.1kgは220g×5パック、2.7kgは270g×10パックです。
小分けパックを開けて中を覗いてみると、チキン系スナック菓子に近い強めの香りがしました。小分けパックにジッパーはありません。
数粒手のひらに取り出してみました。粒は、セミモイストフードというだけあってしっとりしています。油っぽさもやや感じられました。
試しにグッと指で押してみたところ、弾力のあるグミのよう。指の力だけで割りほぐすことまではできないものの、ドライフードに比べて格段に柔らかいです。
ゴン太のふっくらソフトの粒サイズを見るべく、1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワンとを一緒に並べました。
ゴン太のふっくらソフトは、丸みを帯びたサイコロっぽい形で厚みがあります。一辺約8〜10mmで、モグワンに比べて大きめな印象です。
粒は柔らかいですが、小型犬に与える場合、喉に詰まらせていないか見てあげると安心でしょう。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ゴン太のふっくらソフトの原材料と安全性についてです。ここでは「成犬用」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 13.5%以上 (約20.1%以上) |
灰分 | 11.0%以下 |
脂質 | 3.4%以上 (約5%以上) |
水分 | 33.0%以下 |
粗繊維 | 3.0%以下 (約4.4%以下) |
代謝エネルギー | 約260kcal/100g |
ゴン太のふっくらソフトの中身を見ていく前に、まずは株式会社マルカンがペットフード生産にあたって取り組んでいることを以下にまとめました。
- 原材料は由来を確認。
- 必要に応じて公的機関の検査・承認を受ける。
- 添加物については、食品衛生法および飼料安全法に沿って適切に配合。
- 鳥取県の自社工場にて製造。
- システムの考え方には重要管理危害分析(HACCP)の考え方を取り入れている。
- 製品の生産・加工から流通に至るまでのすべての段階でトレーサビリティを確保。
各々をより詳しく知りたい人は、株式会社マルカン 公式サイトにある「国産への取り組み」をご覧になってみてください。
実際にこの情報だけを見ると、ゴン太のふっくらソフトはちゃんとした工場で作られていることがわかります。この辺りは安心できるなと感じました。
でも残念なことに、食材の産地やグレード、どのように調理しているかなどの一歩踏み込んだ情報は全くありません。
さらに、ゴン太のふっくらソフトの原材料は曖昧な表記が多く「等」「類」の部分には一体何が使われているのか、私たち消費者には全くわかりません。
このようなドッグフードを「安心安全」とは言い難いと思います。私は何が使われているのか不明という時点で、愛犬に食べさせたくないなと考えますね。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
もともと食物アレルギーのある犬にはゴン太のふっくらソフトを選ばないかと感じますが、皮膚や胃腸が敏感な子、アレルギーが心配な子には控えた方が良いかもしれません。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ゴン太のふっくらソフトを利用している飼い主さんの口コミや評判を集めて調査しました。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの良い口コミ
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの悪い口コミ
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの口コミ・評判まとめ
ゴン太のふっくらソフトの口コミを調査したところ、全体的に評判の良いドッグフードだなと感じました。
とくに「安いから続けやすい」「ソフトだからよく食べる」「国産だから安心」といった声がとても多かったような気がします。
ただその一方で、ゴン太のふっくらソフトを食べ始めてから体調面に異変が出たという声もあることがわかりました。
結構どれも具体的に症状が書かれていたので、気になる方はAmazonや楽天などに書き込まれた口コミを参考にされてみるといいかもしれません。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでゴン太のふっくらソフトを買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの価格が安いのは楽天!
調査した結果、ゴン太のふっくらソフトの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。
ただし、ゴン太のふっくらソフトはドラッグストアやホームセンターでも購入できるんです。
意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!!
項目 | モグワン | ゴン太の ふっくらソフト (成犬用) |
---|---|---|
主原料 | 穀類 (小麦粉等) 肉類 (チキンミール、 チキンエキス、 ビーフミール等) 糖類 |
|
穀物 | 穀類 (小麦粉等) |
|
タンパク質 | 13.5%以上 | |
脂質 | 3.4%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
約260kcal | |
内容量 | 1.1kg 2.7kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとゴン太のふっくらソフトには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとゴン太のふっくらソフトはドッグフードの特徴も価格も全く異なります。
個人的には、原材料・製造工程・開示情報などを踏まえると、ゴン太のふっくらソフトよりモグワンのようなドッグフードを愛犬に食べさせてあげたいなと感じました。
モグワンは人が食べれる食材も使用し、低温調理で素材の旨味と栄養分がちゃんと活かされています。また、開示している情報も多いです。
ゴン太のふっくらソフトもきちんとした自社工場で製造されているので安心感はありますが、私は犬目線で考えるならモグワンのようなドッグフードが理想だなと思います。
あと、食物アレルギーが心配な場合もゴン太のふっくらソフトは控えた方がいいでしょう。アレルゲンとなりやすいと言われる小麦や曖昧な表記の原料があるためです。
どんなドッグフードにも言えることですが、まずは愛犬の健康状態やライフスタイルをよく見極め、そのうえで気になる商品をじっくりと比較検証するようにしてください。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの種類と特徴について
ゴン太のふっくらソフトには全部で4つのラインナップがあり、細かく分けると全部で10種類のドッグフードがあります。
- 成犬用(1.1kg、2.7kg)
- 7歳以上用(1.1kg、2.7kg)
- 11歳以上用(1kg、2.4kg)
- 13歳以上用(900g、2.1kg)
- 9種類の緑黄色野菜入り 成犬用(2.7kg)
- 9種類の緑黄色野菜入り 7歳以上用(2.7kg)
- 9種類の緑黄色野菜入り 11歳以上用(2.4kg)
- 体重管理用(旧ダイエット)成犬用(2.4kg)
- 柴犬用 成犬用(2.7kg)
- 柴犬用 7歳以上用(2.7kg)
基本的にどれもタンパク質や脂質が同じで、一部の商品だけカロリーが異なるようです。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードのQ&A
ゴン太のふっくらソフトドッグフードには子犬用ってある?
念のため他のサンライズ製品も見てみたのですが、基本的にサンライズ製品はどれも成犬からのドッグフードしか取り扱っていないようです。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの賞味期限は?
いくら合成保存料や酸化防止剤が使われていても、水分量が多いとドライフードより劣化しやすくなります。開封後はなるべく早めに使い切るのがベストです。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードまとめ
- 原材料は由来を確認し品質維持。
- 製造は鳥取県の自社工場で行い衛生管理を徹底。
- 消費量の少ない家庭でも利用しやすい小分けパック。
- ドラッグストアやホームセンターなど実店舗でも取り扱いがあり手軽に買える。
- 生産・加工から流通など全ての段階でトレーサビリティを確保し安全性に配慮。
- 食材や調理方法などの具体的な情報が公表されていれば尚良かった。
- 食物アレルギーのリスクとなりやすい原料が多めで気になる。
- 曖昧な表記の原料や気になる添加物もあるのは残念。
- 穀類・肉類などが体質に合わない犬は控えた方が無難。
ゴン太のふっくらソフトは、原材料の由来を確認し鳥取県の自社工場で製造しているところは良いなと思いました。衛生管理を徹底しているのも公式サイトからわかります。
小分けパックなので消費量が少ない場合でも便利。劣化しやすいセミモイストフードですが、新鮮な状態を保ちやすいよう配慮されています。
良い点もありますが、食材や調理方法などの具体的な情報は、もう少し公表して欲しいなと思いますね。食材の産地やグレード、製造工程を公表しているドッグフードは増えています。
また、食物アレルギーのリスクとなりやすい食品が多く、曖昧な表記の原料や気になる添加物もありました。とくに、第一主原料に書かれている小麦粉はリスクが懸念されがちです。
さらに原材料欄の上位は、ほぼ曖昧な表記でした。品名の後に「等」や「類」と書かれていて、消費者側からは何が入っているかわかりません。
犬にとっては不要である着色料も複数使われていて、私の理想とする安心・安全なドッグフードとは遠く感じる商品でした。
ゴン太のふっくらソフトドッグフードの基本情報
内容量 | 1.1kg、2.7kg ※成犬用の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 583円(1.1kg) 767円(2.7kg) ※楽天参考価格 |
製造販売会社 | 株式会社マルカン(サンライズ事業部) |
公式サイト | https://www.mkgr.jp |