ペット栄養学の最先端拠点であるウォルサム研究所と共同開発されたドッグフード「プロマネージ」。
目的別・犬種別・年齢別のシリーズがあり愛犬の体の状態に合わせて24種類の中からチョイスすることができます。
あらゆる角度から選べるプロマネージですが、商品の安全性や口コミや評判は実際のところどうなのでしょうか?
ここでは、プロマネージの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Eランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 2.7 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 2.9 |
安全性 | 1.8 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 800g、1.7kg、4kg ※室内犬用の場合 |
価格 | 722円(800g) 1,245円(1.7kg) 2,751円(4kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 65円 |
価格/kg | 688円 |
カロリー/100g | 375kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | ターキーミール、米、さとうもろこし、米粉、鶏脂 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 子犬用/成犬用 |
原産国 | オーストラリア |
当サイトは、プロマネージをEランクと評価しました。プロマネージの内容は決して悪くはないと感じます。
でも、原材料についての情報が明確に開示されていないこと、曖昧な原料があること、そして酸化防止剤にBHAとBHAが使われているためこの評価となりました。
どちらかというと、原材料の質や安全性よりも「総合栄養食」にこだわる人向きのドッグフードだなと感じます。
目次
実際にプロマネージドッグフードを購入してみました!
プロマネージの中身を確認するべく、今回は成犬用「室内犬用」の800gを購入してみました。
↑パッケージの裏はこんな感じ。
次に袋を開封してみましょう。
保存に便利なジッパーが付いています。
中を覗いてみると、何とも言えない独特なにおいが漂ってきました。
何て表現したらいいのかわかりませんが、薬品のにおい・鼻につくにおいと言えば伝わりますかね?とにかく臭いです。
粒はちょっと大きめで特殊な形。8の字の形をしていますね。
厚みはそんなにないので、よほど歯が弱い子じゃない限り噛みにくさあまりなさそうな感じです。
粒の大きさを確認するべく、1円玉硬貨と私が愛犬に普段与えているモグワン、そしてプロマネージを並べました。プロマネージは、長さ約1.5cmといったところ。
口の小さな犬向きというよりは、どちらかというと中・大型犬くらい口の大きな犬向きといった感じでしょうか。
それでは次に、プロマネージの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
プロマネージドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、プロマネージの原材料と安全性についてです。ここでは「室内犬用」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 22.0%以上 | 灰分 | 10.0%以下 |
脂質 | 14.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 代謝エネルギー | 375kcal/100g |
まず結論から言うと、プロマネージは原材料についての明確な情報開示と、合成酸化防止剤を不要にしたらとても良いドッグフードになると思います。
調べていて不自然に感じたのは、これだけブランド力のあるドッグフードなのにも関わらず、原材料に関する情報が一切開示されていないことです。
どんな鶏の肉や家禽類が使われているのか?ビートパルプに薬剤は使っていないか?など、あまりにも肝心な情報が不足し過ぎてこれでは「良質」とは言うことはできません。
最近は穀物不使用タイプのプロマネージも出ましたが、原材料を覗いてみるとこちらにも「家禽類」といった曖昧な表示がありますね。
家禽類だけでは、どんな動物のどんな状態のものかがわかりません。原材料が曖昧だと、もしも食物アレルギーを発症した時に原因をさらに特定しにくくさせてしまう恐れもあります。
もともとアレルギー体質の犬にプロマネージを使用することはないと思いますが、少しでも疑わしい場合はなるべく使用を控えた方がいいかもしれません。
プロマネージは、AAFCOの栄養基準をクリアした総合栄養食という点では優れています。
どちらかというと科学的に証明された栄養バランスを最優先するドッグフードであり、原材料の質や内容はそこまでこだわらないドッグフードといった感じだと私は思いました。
- 毛質・毛並みが気になる犬。
- とくに食物アレルギーがない犬。
- 穀物アレルギーがある犬(→グレインフリータイプ)。
- 体重管理が必要な犬(→体重管理用)。
- 室内で過ごすことが多い犬。
- AAFCOの栄養基準をクリアした総合栄養食にこだわる人。
- とくに合成酸化防止剤(BHA・BHT)の使用が気にならない人。
- 犬種別に分かれているドッグフードを求めている人。
栄養バランスの面においては良いなと思えたプロマネージですが、原材料の情報がないことや気になる添加物が使われていることは気になりました。
今より情報が開示されて曖昧な表記の原料もなくなれば、プロマネージへの印象も変わるでしょう。
プロマネージドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
プロマネージを愛犬に与えている飼い主さんの感想を「良い口コミ」と「悪い口コミ」の2つに分けてご紹介します!
プロマネージドッグフードの良い口コミ
プロマネージドッグフードの悪い口コミ
プロマネージドッグフードの口コミ・評判まとめ
プロマネージの口コミを調査したところ、全体的に評判の良いドッグフードだなと思いました。中でも柴犬、ミニチュア・ダックス、チワワ用の口コミが多いですね。
まず良い口コミでとくに多かったのは「よく食べる」といった声。
私の友達も愛犬にプロマネージを利用していますが、毎回とてもおいしそうに食べてくれると言っていました。犬にとっては美味しいフードなのでしょう。
その一方で、やはりプロマネージのにおいについて言及している飼い主さんも結構多くいらっしゃいました。
あのにおいは本当に独特というか…ちょっとひどいと感じたので、せめてにおいだけでも何とか改善してもらえたら嬉しいですね。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | 722円(800g) 1,245円(1.7kg) 2,751円(4kg) |
730円(800g) 1,385円(1.7kg) 2,894円(4kg) |
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでプロマネージを買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトであるAmazon・楽天を比較してみました。
プロマネージドッグフードの価格がもっとも安いのはAmazon!
調査した結果、プロマネージの価格がもっとも安いのはAmazonであることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
ただ、プロマネージはペットショップやホームセンターでも購入できるんです。意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
プロマネージドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | プロマネージ(室内犬用) |
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主原料 | ターキーミール・米・さとうもろこし | |
穀物 | 米・さとうもろこし・米粉 | |
タンパク質 | 22%以上 | |
脂質 | 14%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
375kcal | |
内容量 | 800g、1.7kg、4kg | |
価格 | 722円(800g) 1,245円(1.7kg) 2,751円(4kg) |
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当サイト評価 | Eランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとプロマネージには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとプロマネージはどちらも主食として使えます。とりわけ、プロマネージはAAFCO(米国飼料検査官協会)が定める栄養基準を満たしているという特徴があります。
なので日本においても「総合栄養食」と表示されることが許されており、水とプロマネージさえあれば十分であるということが保証されているんです。
それに対し、モグワンはAAFCOの栄養基準を採用していません。これはモグワンに限らず、イギリスやドイツのペットフードはこの傾向にあります。
AAFCOは「これだけの栄養があれば犬や猫は健康でいられますよ」という政府機関が定めた栄養基準であって、そこに使われる食材や成分の品質等を保証するものではありません。
つまり、何を使っていてもAAFCOの定める基準をクリアしていれば「総合栄養食」と表記できるということです。
その方法をあまり好ましく思わない国やメーカーは、敢えて独自の基準で総合栄養食と同等の栄養素を満たしたペットフードを作り続けています。
そうすることで原料や調理方法にもこだわることができるので、結果的に犬にとって良い食事を提供することができると考えていることが理由にあります。モグワンもその1つです。
もちろん愛犬にとって良いフードというのは個々によって異なりますが、モグワンとプロマネージを比較される時はさらに深堀した上で決められた方が良いかもしれません。
プロマネージドッグフードの種類と特徴について
プロマネージのドッグフードは、大きく分けて「目的別」「犬種別」「年齢別」の3つのラインナップがあります。3つのシリーズごとに分けて、商品の特徴を以下にまとめてみました。
目的別シリーズ
商品名 | 特徴 |
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12ヶ月までの子犬用(パピー) | 成長期にある子犬向けの商品。タンパク質28%以上、脂質19%以上、カロリー395ckalと栄養価も高め。 |
室内犬用 | 口臭ケアと便臭ケアができる商品。タンパク質22%以上、脂質14%以上、カロリー375ckal。 |
美味しさにこだわる犬用 | 第一主原料にチキンを使って旨味をアップさせた商品。タンパク質24.5%以上、脂質14%以上、カロリー365ckal。 |
皮膚・毛づやをケアしたい犬用 | アレルゲンになりにくい米とサーモンを主原料にして食物アレルギーに配慮。タンパク質24%以上、脂質12%以上、カロリー365ckal。 |
避妊・去勢している犬用 | 低脂肪&低カロリー設計。タンパク質21%以上、脂質8%以上、カロリー340ckal。 |
体重管理用 | 低脂肪&低カロリー設計で、関節ケアにいい緑イ貝を配合されている。タンパク質22.5%以上、脂質10%以上、カロリー345ckal。 |
グレインフリー 高タンパクレシピ チキン小粒 | チキンの割合を多くし、穀物の代わりにポテトやエンドウ豆を使用。タンパク質32%以上、脂質10%以上、カロリー350ckal。 |
グレインフリー 高タンパクレシピ チキン中粒 | チキンの割合を多くし、穀物の代わりにポテトやエンドウ豆を使用。タンパク質33%以上、脂質11%以上、カロリー350ckal。 |
グレインフリー 食物アレルギーに配慮レシピ ツナ入り小粒 | アレルゲンとなりにくいツナやえんどう豆を使用。タンパク質29%以上、脂質11%以上、カロリー370ckal。 |
年齢や悩み別に分かれていて、粒の形状やサイズも違うシリーズです。それぞれの目的に合わせて、レシピが変えられています。
犬種別シリーズ
商品名 | 特徴 |
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ミニチュアダックスフンド専用 | 関節ケアと体重管理に配慮。 |
チワワ専用 | 骨格の健康をサポートし、胃腸と関節の健康維持にも配慮。 |
トイプードル専用 | 皮膚と被毛の健康維持に配慮。 |
柴犬専用 | 皮膚の健康維持のために、オメガ3脂肪酸を含む魚を使用。低アレルゲン性主原料。 |
シーズー専用 | 目と被毛の健康維持に配慮。低アレルゲン性主原料。 |
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク専用 | 理想の体重を維持できるよう低脂肪設計。腰・関節・下部尿路の健康維持にも配慮。 |
フレンチブルドッグ専用 | アレルゲンとなりにくいチキン・ターキー・米を使用し、食物アレルギーに配慮。 |
ミニチュアシュナウザー専用 | マグネシウム・カルシウム・リンなどのミネラル量を調整し、下部尿路の健康維持に配慮。 |
ゴールデンレトリバー専用 | 毛づやを美しく保つために、リノール酸が豊富なひまわり油などをブレンド配合。 |
犬種ごとのケアに特化したシリーズです。粒の形状も犬種に合わせてあり、食べやすさにも配慮されています。
年齢別シリーズ
商品名 | 特徴 |
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7歳からの室内犬用 | 通常の「室内犬用」よりもやや低カロリー(350kcal/100g)。 |
7歳/11歳からのミニチュアダックスフンド専用 | 骨と筋肉、関節の健康維持に配慮している。 |
7歳からのチワワ専用 | 胃腸と関節の健康維持に配慮。心臓の機能をサポートするためにタウリンを強化。 |
7歳からのトイプードル専用 | 目の健康をサポートするためにブルーベリーを配合。皮膚と耳の健康維持にも配慮。 |
7歳からの柴犬専用 | 理想の体重を維持できるよう低脂肪・低カロリー設計。 |
7歳からのシーズー専用 | 食物アレルギーに配慮。目の健康をサポートするためのブルーベリーも配合。 |
年齢別に分かれているシリーズです。7歳以上〜なので、シニア向けのシリーズでもあります。年齢を重ねるほどに気になりがちなケアができるタイプです。
プロマネージドッグフードのQ&A
プロマネージドッグフードの取扱店や販売店はどこ?
他にも、各通販サイトでも購入できますので、詳しくはプロマネージ公式サイトのオンラインでのご購入を参考にしてみて下さい。
プロマネージドッグフードにお試しサンプルはある?
プロマネージドッグフードとアイムスって同じ販売会社なの?
プロマネージドッグフードまとめ
- ペット栄養学の最先端ウォルサム研究所と共同開発されていて栄養バランスが良い。
- 犬種・悩み別に分かれていて対象の犬がわかりやすく便利。
- ペットショップやホームセンターでも販売されていて手軽に購入できる。
- 小粒でも大きめの長さ約1.5cmで、中・大型犬にとって食べやすい。
- 香りは薬品のような鼻につく感じがして気がかり。
- 合成酸化防止剤や曖昧な原料が使われているのは残念。
- 原材料の情報が明確に開示されておらず気になった。
- 犬の体質に米やとうもろこしが合わない場合は控えた方が無難。
プロマネージは、最先端の栄養バランスにこだわっているところに好感が持てました。総合栄養食なので、栄養バランスが気になる場合も利用しやすいでしょう。
また、種類が豊富で対象の犬がわかりやすく、ペットショップやホームセンターなどの実店舗で手軽に買えるのも便利です。
でも、愛犬家の私としては、合成酸化防止剤や曖昧な原料が使われている点、原材料の情報が不明確な点は気になりました。
合成酸化防止剤は、食べてすぐに影響が出るわけではなく、継続することで涙やけが起きたりや内蔵へ負担がかかる可能性があります。私はできれば避けたいと考えていますね。
また、曖昧な原料があると、もしも食物アレルギーを発症した時にアレルゲンの特定がしにくくなります。何より、原材料の情報自体も明確ではありません。
ブランド力のあるフードですから、食材の産地やどんな鶏の肉が使われているかなど、もう少し開示しても良いのではないかと感じました。
全体的に不明な部分が多いなというのが率直な感想だったので、これらがクリアになればプロマネージに対する見方も変わるなと思います。
プロマネージドッグフードの基本情報
内容量 | 800g、1.7kg、4kg ※室内犬用の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 722円(800g) 1,245円(1.7kg) 2,751円(4kg) ※Amazon参考価格 |
販売会社 | マースジャパン リミテッド |
公式サイト | https://www.promanage-pet.jp |