
カリフォルニアで栽培される天然アボカドを使用したドッグフード「アボダーム」。
そもそもアボカドを使用したペットフードがあまりないため、いろんな意味で長年注目を集めているアメリカ産のドッグフードです。
ここでは、そんなアボダームの原材料や安全性の評価、口コミや評判などの調査をしていきたいと思います。
項目 | 詳細 |
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商品ランク | Bランク ※S~Eランクは【全158商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスパ | ![]() |
内容量 | 800g、2.2kg、5.6kg ※スモールブリードアダルトの場合 |
価格 | 1,180円(800g) 2,750円(2.2kg) 5,280円(5.6kg) ※楽天参考価格 |
目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、アボダームをBランクと評価しました。
内容は決して悪くないのですが、原材料の明確な産地やグレード、フードを製造する工場など、肝心な情報が具体的に開示されていません。アボダームの本家サイトも確認しましたが、詳しい情報は掲載されていませんでした。
アボダームにはこれといって変な原料が含まれていないだけに、情報が薄い点はかなりのデメリットと言えます。細かいことを気にしないような人におすすめできるドッグフードです。
目次
実際にアボ―ダームドッグフードを購入してみました!
アボダームの粒やフードの匂いを確かめるべく、今回は「スモールブリードアダルト(小型犬用)」の800gを購入してみました。
↑パッケージの裏はこんな感じ。
上から順に「スモールブリードアダルト」「スモールブリード ラム」「スモールブリード シニア」の原材料や保証成分値が記載されています。比較しやすいですね。
パッケージ横には、アボカドを使う目的やアボカドの安全性について書かれています。
アメリカの公式サイトでは他の情報そっちのけでアボカドについて深く言及されていたので、よほどウリ(!?)にしたい原料なのかもしれません。
袋を開封してみましょう。
アボダームにはちゃんとチャックが付いていますね。
袋の中からは玄米のいい香りが漂ってきました。臭いと感じることはありません。
粒はこんな感じ。三角形です。油っぽさはありません。
小型犬用なので粒は小さめですが、ちょっと尖った部分があるのは気になります。丸呑みしやすい子は喉に引っかからないよう気をつけたいですね。
大きさは1辺約1.2~1.3cmといったところ。小型犬のみならず、中型犬でも問題なく食べれそうな大きさです。
それでは次に、アボダームの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
アボダームドッグフードの原材料と安全性について評価!
アボダームの原材料と安全性についてです。
ここでは「スモールブリード アダルト」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよく分からない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
粗タンパク質 | 26%以上 | 水分 | 10%以下 |
粗脂肪 | 16%以上 | 粗灰分 | 7%以下 |
粗繊維 | 3.5%以下 | 代謝エネルギー | 360kcal/100g |
日本語で見れるアボダームの情報があまりにも少ないため、アボダームの公式サイト(英語)も参考にしてみました。
そこから分かったのは、アボダームは原材料に使っているアボカドについては細かく解説されているものの、他の原料についてはほとんど言及されていないことです。
どこから仕入れた原料を使用しているのか?どんな工場で製造しているのか?など、肝心な情報がほとんど開示されていません。
公式サイトによると「高品質」なアボカドや原料を使用しているそうですが、これだけではフードの善し悪しがよく分かりませんね…。なんとも判断しづらいドッグフードです。
ただ、曖昧な原料はこれといってなく、安全とは言い難い添加物も使われていません。あとは原料の産地や加工の仕方などが分かると、アボダームへの印象も変わります。
実際に販売開始以来、アボダームを食べての中毒などは報告されていないとのこと。間違った認識で犬や猫からアボカドを遠ざけてはならないと説明があります。
ここに関してはこの記事の後半で掘り下げていきますが、どんなに安全と言われても犬にアボカドを食べさせたくないと考える人はわざわざアボダームを選択する必要はないでしょう。
逆に、そんなに神経質になる必要はない!中毒の例がないんだから大丈夫!と思える人は、アボダームを積極的に使用して愛犬の健康管理に役立ててみるといいかと思います。
- 毛艶・毛並みが悪い犬。
- 皮膚や被毛トラブルを抱えやすい犬。
- 関節の健康が気になる犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- ビーフやラム肉が好きな犬。
- アボカドの使用に不信感がない人。
- 人工保存料や着色料不使用のドッグフードを探している人。
- 価格が高すぎない良好なドッグフードを探している人。
アボダームドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
アボダームドッグフードの良い口コミ
アボダームドッグフードの悪い口コミ
アボダームドッグフードの口コミ・評判まとめ
アボダームの口コミを調査したところ、とても評判の良いドッグフードであることが分かりました。悪い口コミは2~3年前に集中して多かったような気がします。
まず、アボダームを食べさせるようになってから「毛質が良くなった」「便臭が軽減した」「涙やけが良くなった」という声が圧倒的に多かったです。
アボダームは涙やけにいいドッグフードとどこかで紹介されたのでしょうか?とにかく涙やけに関する口コミは良くも悪くも多いです。
そのせいか「期待外れだった…」という声も多く、アボダームを食べさせてから涙やけが酷くなってしまった犬もチラホラいるようです。こればかりは相性もあるでしょうね。
アボダームは実際に利用し続けている飼い主さんからとても評判がいいですから、愛犬と原材料の相性が良さそうであれば一度試されてみるといいかもしれません。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | 1,514円(800g) 3,034円(2.2kg) 5,640円(5.6kg) |
1,180円(800g) 2,750円(2.2kg) 5,280円(5.6kg) |
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでアボダームを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
アボダームドッグフードの価格がもっとも安いのは楽天!
調査した結果、アボダームの価格がもっとも安いのは楽天であることが分かりました。Amazonよりも300~400円ほど安く販売されています。
アボダームドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | アボダーム(スモールブリード アダルト) |
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主原料 | チキン&サーモン53%(どちらも生肉と乾燥肉を使用) | 乾燥チキン・玄米・白米 |
穀物 | グレインフリー | 玄米・白米・オートミール・米糠 |
タンパク質 | 28% | 26% |
脂質 | 12% | 16% |
代謝エネルギー (100gあたり) |
344kcal | 360kcal |
内容量 | 1.8kg | 2.2kg |
価格 | 3,564円 | 2,750円 |
当サイト評価 | Sランク | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとアボダームにはどのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンもアボダームも特徴がだいぶ異なります。なので「○○の方がおすすめ!」と私の方で判断することはできません。
モグワンとアボダームは、肉類の含有量も異なれば炭水化物に使用する原料も異なるんですね。また、アボダームにはアボカドを使っているという大きな特徴があります。
もしお肉や魚をちゃんと含んだドッグフードを愛犬に食べさせたいならモグワン、お肉の量よりもアボカドの使用に惹かれるならアボダームを選択されるといいでしょう。
ただ、アボダームはモグワンと違って種類が豊富です(モグワンは1種類しかない)。
チキン以外にもビーフやラムといったタンパク源も取り揃えているので、特定のタンパク源にアレルギーがある犬にも合わせやすいのがアボダームのメリットです。
アボダームドッグフードに使われているアボカドは本当に安全なの?
さて、アボダームでもっとも気になるのがアボカドの使用。
本来アボカドは犬に食べさせてはいけない食材としても有名なので、なぜドッグフードに入っているの?と不安を感じる人も少なくないでしょう。
そこで、アボダームに使われているアボカドについて分かりやすくまとめてみました。
アボダームによるアボカド中毒の報告はない!
米国Breeder’s choice社(アボダームの製造元)のホームページによると、
とのこと。
アボダームに使われているアボカドは安全な果肉部とオイルのみを使用しているため、犬にとっても猫にとっても安全だと述べられています。
アボダームのアボカドは毒性が低い!?
アボカドには「ペルシン」という殺菌作用のある毒素が含まれています。
これは人間にとっては無害なのですが、犬にとっては有害です。
日本で一般的に販売されているアボカド(グアテマラ系、品種:ハス)は、ペルシンの含有量が多いので犬が食べると中毒症状を起こします。
でもアボダームで使用しているカリフォルニア産のアボカドは、もしかしたらペルシンの含有量が少ない品種なのかもしれません(あくまでも予想です)。
実際に公式サイトでは、
と説明があります。
「アボダームは安全」「アボダームに使っているアボカドは安全」と発表できるのは、ペルシンの含有量が圧倒的に少ない品種を使用しているからということが読み取れます。
「100%安全」と言い切ってしまうのも怖い…!
とはいえ、本当に毒性がないのか?その根拠が私たち消費者に見えないので何とも言えないのが正直なところです。
これまで中毒症状の報告がなかったと製造元はいいますが、軽い下痢や嘔吐、食欲不振だったら誰もアボダームが原因だとは思わないですからね。
しかも、公式サイトでは「ペルシンは一部の動物(鳥、ウサギ、馬、ヤギなど)に有害で、犬と猫のアボカド中毒の報告例はありません。」と述べられています。
え?そもそもアボカドによる犬や猫の中毒症状はないの???
とこれを見た瞬間ビックリしてしまいましたが…。
私はアボダームを否定するつもりはありませんが、不安を拭えない場合はわざわざアボダームを愛犬に食べさせる必要はないでしょう。
アボダームドッグフードの種類と特徴について
アボダームには全部で7種類のドッグフードがあります。
それぞれの特徴を保証成分値と比較しながら簡単にまとめてみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
オリジナルビーフ (小粒・中粒) |
21%以上 | 11%以上 | 332kcal |
オリジナルチキン | 21%以上 | 12%以上 | 340kcal |
パピー | 26%以上 | 16%以上 | 356kcal |
ラム&ライス | 21%以上 | 11%以上 | 345kcal |
ライト | 20%以上 | 7~9.5%以上 | 319kcal |
シニア | 20%以上 | 10%以上 | 312kcal |
ジョイントヘルス | 30%以上 | 12%以上 | 335kcal |
スモールブリード アダルト | 26%以上 | 16%以上 | 360kcal |
スモールブリード ラム | 23%以上 | 13%以上 | 355kcal |
スモールブリード シニア | 28%以上 | 10%以上 | 325kcal |
「スモールブリード」という名前がついているものは、その名のとおり小型犬向きのドッグフードです。
とはいえ、小型犬は「スモールブリード」以外を使ってはダメということはなく、体質や健康状態にさえ合えば「ビーフ」や「ジョイントヘルス」などを利用しても構いません。
ただ、商品によってはタンパク質がかなり低めのものもあります。
1日の運動量がそれなりに多い犬に「ビーフ」「チキン」「ラム&ライス」だけでは物足りないと思いますから、そこは何かトッピングするなどしてバランスを調整しましょう。
アボダームドッグフードのQ&A
アボダームドッグフード正規品の取扱店や販売店はどこ?
アボダームドッグフードのお試しサンプルはある?
アボダームドッグフードの基本情報
内容量 | 800g、2.2kg、5.6kg ※スモールブリードアダルトの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,180円(800g) 2,750円(2.2kg) 5,280円(5.6kg) ※楽天参考価格 |
正規輸入代理店 | 株式会社Biペットランド |
公式サイト | http://www.bi-petland.co.jp/index.php |