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愛犬に合った低アレルゲンドッグフードの選び方とおすすめの対策法!

アレルギー症状には、さまざまな要因が絡んでいます。食品以外にも、薬物、金属、ハウスダスト、花粉、カビなど実にいろんな原因があり、一括りに「アレルギー」と言ってもその原因は犬によって異なるということを知っておきましょう。

当サイトは犬と食事に関する情報サイトなので、ここではアレルギー症状が出ている場合のドッグフード選びについて解説していきます。

犬によってアレルゲン食材が異なるため、この記事では特定のドッグフードをおすすめしたり、ランキングを使ったドッグフードの紹介等は一切しておりません。

愛犬に合った低アレルゲンドッグフードを見つけるためには?

愛犬に合った低アレルゲンドッグフードを見つけるためは、まず愛犬が何に対してアレルギー反応を起こしているのかを知ることが大事です。

愛犬が何に対してアレルギー反応を示しているのかは、アレルギーの血液検査をすることで分かることもあります(あくまでも補助的な検査なので必ずアレルゲンを特定できるわけではありません)。

症状が酷かったり、症状がずっと続いてなかなか改善されない場合は、一度かかりつけの動物病院へ相談して検査を受けてみるようにしましょう。

必ずしも食品に対してアレルギー反応を示しているとは限らないので、まずは専門家に相談されることをおすすめします。

低アレルゲンドッグフードを使ったおすすめのアレルギー対策法は?

アレルギーの血液検査をしても特定できない…。こんな時に有効な方法が、今まで与えたことがないタンパク質だけで作られているドッグフードに変更することです。

そもそも食物アレルギーは、特定の食べ物に含まれるアレルゲン(主にタンパク質)に免疫機能が過剰に反応して、嘔吐や皮膚の痒みなどの症状を引き起こす病気です。

免疫機能や消化機能が正常だとアレルギー反応を起こしにくく、これらの機能に何かしら問題があると、消化吸収された栄養素を「害」と反応してアレルギー症状を引き起こします。

何に対して反応しているのか検査で分からない場合は、原材料の少ない低アレルゲンドッグフードに変更することが有効です。

この時注意が必要なのは、以前のフードや別のトリーツなどを与えてはいけないことです。別のフードを与えてしまうと愛犬の身体が何に対してアレルギー反応を示しているのか分からなくなるだけでなく、嘔吐や皮膚の痒みを再発させてしまいます。

低アレルゲンフードへの変更によって抗原刺激を2か月間避けることができれば、症状は落ち着きます。適切なフードでも、食べ始めてすぐに効果が出ることはほとんどありません。

神様
合わない食材を避けてもアレルギー症状が出てしまう場合は、食品以外の何かが原因(遺伝的素因や環境要因)となっている可能性がある。

ただし、必ずしも「低アレルゲン」である必要はありません。アレルギーに対応していないドッグフードでも、その犬の体質に合うドッグフードであればその犬にとってはアレルギー対応食になります。

低アレルゲンドッグフードの選び方と注意点!

愛犬の体質に合ったフードを見極めるためには、以下のチェックポイントを参考にしながら専門家である獣医師にご相談ください。

フードを変更してから最低でも2か月間はそのフードだけの食生活をして初めて効果が出るものなので、根気強く続けることが最も重要です。

  1. アレルギーの原因になっていそうな食材が使われていない。
  2. 単一タンパク源(シングルプロテイン)である。
  3. 原材料の記載が細かく丁寧である。
  4. 単一タンパク源ではなくても、シンプルな原材料でアレルゲンが少ない。

特定アレルゲン不使用

今食べているフードに含まれているたんぱく質がアレルギー症状を引き起こしている可能性が高いので、そこに使われているタンパク源以外のものから作られているフードが第一選択です。

どの食品に含まれるタンパク質に反応してしまうのかを見分けやすくするために、1種類の肉や魚が使われたドッグフードを探してみましょう。

一つのものに決めた後は2か月間継続し、それ以外のフードやトリーツは与えないでください。

化学合成物質が極力使われていない

主として使われているタンパク源の他にも、調理の過程で大豆油コーンスターチを使っているフードは多いです。

これらの成分が本当に使われていないのか、微量しか使っていないので記載を省略しているのかを判断する必要があります。

厳密なアレルギーフードでは、「製造ライン全体でチキンを使用していません」などの記載がある場合もあるのでそのようなフードであればなお安心です。

原材料がシンプルである

何の食品に対してアレルギー反応を示してしまうのかを見極めやすくするためにも、原材料がシンプルなドッグフードを選ばれることをおすすめします。

読むのが億劫になるほどいろんな原料が混ざっていると、何に反応しているのか分からなくなってしまいます。

アレルゲンとなる食品は個々によって異なりますが、アレルゲンとなりやすい代表的な食品には以下のようなものがあります。

小麦・とうもろこし・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉など。

以前はラム肉が低アレルゲン食品として親しまれていましたが、ここ数年でラム肉を使ったドッグフードを食べる犬が増えきたこともあり、ラム肉に対してアレルギー反応を示してしまう犬も増えてきました。

要は、その犬がこれまでに食べたことのないタンパク源であれば比較的アレルギー反応を示しにくいということです。

低アレルゲンのタンパク質を使ったおすすめのドッグフードは?

犬の体質や健康状態によって合わない食材が異なるため、当サイトでは低アレルゲンのドッグフードについては特定の商品をおすすめしません。

飼い主さんがご自身でドッグフードの原材料に注意しながら、反応してしまう食材を見分けて体質に合うドッグフードを判断するようにしましょう。

フード選びで迷われた時や、症状を見分けるポイントに不安がある場合は専門家である獣医師にご相談ください。

どんなドッグフードを活用するといいのかは、以下に主原料・タイプごとにまとめたのでそちらを参考にしていただければと思います(今後さらに追加予定)。

チキン(鶏肉)をベースにした低アレルゲンドッグフード

チキンはドッグフードの中でもっともメジャーで、毎日口にしている犬も多いタンパク源です。そのためアレルゲンとなりやすいのですが、逆にチキンなら大丈夫という犬もいます。

チキンをベースにしたドッグフードならどんなものが良いのか?以下の記事を参考にして下さい。

ラム肉をベースにした低アレルゲンドッグフード

ラム肉を使ったドッグフードは、食物アレルギー対策としてよく使われています。

ただ、先ほどもお伝えしたように、ここ数年でラム肉のドッグフードを食べる犬が増えてきていることから、ラム肉に対してアレルギー反応を示す犬も同時に増えてきています。

それと、商品名に「ラム」と書かれていても、原材料をよく見るとチキンも使われているドッグフードが多く存在するため気をつけましょう。

ラム肉をベースにしたドッグフードについては、以下の記事を参考にして下さい。

ベニソン(鹿肉)をベースにした低アレルゲンドッグフード

ベニソンは、アレルギーが起きにくいタンパク源として最近注目を浴びています。

ベニソンがアレルゲンとなりにくい理由にはいろんな説がありますが、恐らくこれまで犬に食べさせる機会がほとんどなかったからではないかと思われます。

ベニソンをベースにしたドッグフードについては、以下の記事を参考にして下さい。

馬肉をベースにした低アレルゲンドッグフード

馬肉もベニソン同様、アレルギーが起きにくいタンパク源としてここ数年で注目を浴びています。

これも恐らく、馬肉を食べてきた犬がほとんどいないからでしょう。逆に、毎日ずっと馬肉のドッグフードを与えてしまうとアレルギー反応を示してしまうこともあります。

馬肉をベースにしたドッグフードについては、以下の記事を参考にして下さい。

サーモンをベースにした低アレルゲンドッグフード

食物アレルギーの犬にここ最近よく使われているのが、魚をベースにしたドッグフードです。中でも、サーモンを使ったドッグフードは人気が高いですね。

魚を使ったドッグフードも、やはり犬が日常的に食べることが少なかったためアレルギー反応が起こりにくいとされています。

サーモンをベースにしたドッグフードについては、以下の記事を参考にして下さい。

魚をベースにした低アレルゲンドッグフード

サーモン以外の魚を使ったドッグフードについては、以下の記事でまとめています。

グレインフリー(穀物不使用)の低アレルゲンドッグフード

小麦などに含まれるグルテン(タンパク質)にアレルギー反応を示す犬もいます。

体質にも依りますが、小麦アレルギーの犬は大麦・オート麦・ライ麦などに交差反応を示すことがあります。

そのため、おかしいな?と思ったら、まずは穀物を使用していないドッグフードから試していかれると良いでしょう。

グレインフリーのドッグフードについては、以下の記事を参考にして下さい。

まとめ

何らかの食品に対してアレルギー反応を示す犬は珍しくありません。

私にもよく「どんなドッグフードがいいですか?」と問い合わせがあるのですが、その犬が何に対して敏感になっているのか分からないうちは特定の商品を勧めないようにしています。

その代わり、大丈夫かもしれないタンパク源やその他原材料を使ったドッグフードを提案し、2か月間はそのフードだけでがんばってみることをお勧めしております。

低アレルゲンのドッグフードランキングといった記事も存在しますが、編集者目線の低アレルゲンと愛犬にとっての低アレルゲンは違うことを知っておいて下さい。愛犬にとってのアレルギー対応食は何になるのか?それを見極められるのは飼い主さんだけです。

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