アメリカの犬専門の月刊誌「WDJ(The Whole Dog Journal)」で常に高く評価されているドッグフード「アーテミス」。
アーテミスのドッグフードには3つのブランドがあり、新鮮食材をアーテミス社独自の製法で作り上げた「フレッシュミックス」に注目してみました。
現在「フレッシュミックス」はパピー・アダルト・シニアなど全5種類が販売されています。
フレッシュミックスの中でも人気が高い「スモールブリードアダルト(小粒タイプ/小型犬用)」を、実際に購入して確かめてみたのです。
その上で今回は、フレッシュミックスの原材料や安全性をはじめ、口コミや評判などを評価していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.6 |
栄養バランス | 4.4 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 4.1 |
コスト | 4.5 |
内容量 | 1kg、3kg、6kg、13.6kg ※スモールブリードアダルト(小粒タイプ)の場合 |
価格 | 2,530円(1kg) 5,060円(3kg) 9,130円(6kg) 16,500円(13.6kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 116円 |
価格/kg | 1,213円 |
カロリー/100g | 368.3kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー、玄米、黍 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用(1才〜) |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、フレッシュミックスをBランクと評価しました。
フレッシュミックスは、抗酸化成分を含む野菜や果物をバランスよく取り入れている特徴があります。
成犬用ではありますが、とくに免疫力が低下してくるシニア犬や体の弱い犬などに合わせておきたいドッグフードでしょう。
ただ、製造工場や原料の仕入れ先など具体的な情報がないのは気がかりです。
とはいっても、WDJ誌で高い評価を受けていて、過去にリコールなどもないので信頼性の高い製品であることは間違いないと思います。
より安心して利用できるよう、この辺りの具体的な情報開示を期待したいですね。
目次
実際にアーテミス「フレッシュミックス」を購入してみました!
アーテミスのドッグフードは以前からとても気になっていて、このレビューを機に「スモールブリードアダルト 小粒タイプ(1kg)」を購入してみました。
↑パッケージの裏はこんな感じ。袋を開封してみましょう。
しっかりチャックが付いていますね。
袋の中からは、スナック菓子のような香ばしい香りが漂ってきます。ドッグフード特有の嫌な匂いはありません。
このフレッシュミックスは粒がかなり小さめで、口の小さな小型犬でも無理なく食べられそうな大きさです。
同じアーテミス社製品の「オソピュア」から小粒がなくなってしまったので、原材料さえ愛犬に合えばフレッシュミックスの小粒タイプを利用するのもいいかもしれません。
粒の大きさは直径約8~9mmほどです。厚みもそこまでないので、小粒を探している飼い主さんにもすんなりおすすめしやすいドッグフードだと感じました。
それでは次に、フレッシュミックスの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
アーテミス「フレッシュミックス」の原材料と安全性について評価!
次に、フレッシュミックスの成分や安全性についてです。ここでは「スモールブリードアダルト(小粒タイプ)」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
フレッシュミックスには、特に危険な原料はありませんでした。
粗タンパク質 | 25.0%以上 | オメガ6脂肪酸 | 2.4%以上 |
粗脂肪 | 15.0%以上 | オメガ3脂肪酸 | 0.4%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 | 代謝エネルギー | 3,683kcal/kg |
水分 | 10.0%以下 |
アーテミス社製品の中でも、フレッシュミックスは本当に多種多様の食材を使っているドッグフードです。
まずフレッシュミックスの安全性から見ていきますが、曖昧な原料は1つもありません。
すべて人間も食べれるグレードの食材を使っており、主原料には副産物を含まない動物性原料を使用しています。
また、中国産原料、遺伝子組み換え食品、危険性が指摘される添加物も使われていません。
WDJ誌から高く評価されるのも、アーテミス社のこうした徹底ぶりが評価されているからでしょう。
どこから仕入れた食材をどう加工しているのか?等の具体的な情報があると尚良いのですが、今までトラブルが起きたことはないようです。
なので、品質管理・衛生管理はかなり徹底されていると思います。
フレッシュミックスは、いろんな食材を独自の製法で加工することで、いろんな栄養素をまんべんなく摂取できるドッグフードです。
その分、食物アレルギーを抱える犬には合わせづらいデメリットがあるので、フレッシュミックスを利用される時は必ず原材料を最後までチェックするようにしましょう。
とくに鶏肉・穀物・豆・卵アレルギーがある場合は、他のドッグフードを検討された方が良いかと思います。
- 免疫力がやや低下してきている犬。
- いろんな食材を一度に食べても大丈夫な犬。
- 体重管理が必要な犬(ウェイトマネージメント)。
- グレードの良い市販ドッグフードを探している人。
- 曖昧な原料を使っていない市販ドッグフードを探している人。
- 肉副産物・遺伝子組み換え食品・中国産原料を避けている人。
フレッシュミックスは、抗酸化成分を含む野菜や果物がたくさん使われていて、曖昧な原料がないところは良いなと思います。
気になる部分もありましたが、愛犬の体質と問題がなければ試してみても良いかもしれません。
アーテミス「フレッシュミックス」の口コミや評判は?
フレッシュミックスを利用している飼い主さんの口コミや評判を「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けてご紹介します。
アーテミス「フレッシュミックス」の良い口コミ
アーテミス「フレッシュミックス」の悪い口コミ
アーテミス「フレッシュミックス」の口コミ・評判まとめ
フレッシュミックスの口コミを調査したところ、同じアーテミス社製品「オソピュア」以上に評価の高いドッグフードであることがわかりました。
フレッシュミックスを薦める獣医師も結構いるようで「病院で勧められて食べるようになってから気になる症状(下痢、涙やけ、痒みなど)が改善された」といった声もありました。
個人的には、動物病院でフレッシュミックスのような質の良いドッグフードを健康な犬にもっと推薦してくれたらいいのになと感じます。
ドッグフード特有の匂いや油っぽさもありませんし、ペットにとって有害な物質は完全に除去して人間が口にできるレベルの食材を使用しているんです。
なので、いろんな意味で飼い主さんも安心して使えるのではないかと思うんですよね。
ちなみにフレッシュミックスのネガティブな口コミについてですが、これといって酷い内容の口コミは見当たりません。
ウェイトマネージメント2種への食いつきが悪いといった声がチラホラあったくらいなので、初めて購入される方はできるだけサンプルを試された方がいいでしょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 |
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送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでフレッシュミックスを買うのが安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
公式サイトでは直接の通販は行われていませんが、参考のため定価を記載しています。
アーテミス「フレッシュミックス」の価格はAmazonも楽天も同じ!
調査した結果、フレッシュミックスの価格はAmazonも楽天も同じであることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
商品の価格はどちらも同じなので、あとは会員特典や送料などで決められるといいでしょう。
アーテミス「フレッシュミックス」と私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | フレッシュ ミックス (スモールブリード アダルト 小粒タイプ) |
---|---|---|
主原料 | フレッシュチキン ドライチキン フレッシュターキー |
|
穀物 | 玄米 黍 |
|
タンパク質 | 25%以上 | |
脂質 | 15%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
368.3kcal | |
内容量 | 1kg 3kg 6kg 13.6kg |
|
価格 |
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|
当サイト評価 | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとフレッシュミックスには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
フレッシュミックスは、モグワンに比べて情報量が薄く(製造工場やトレーサビリティなど)、動物性原料の配合比率や調理法がわからないデメリットがあります。
でもそのデメリットさえ除けば、フレッシュミックスもモグワン同様に原材料の使い方や安全性に配慮した質の良いドッグフードであることは間違いありません。
モグワンとフレッシュミックスは原産国も特徴も異なりますが、どちらも良質な食材を使用し、危険性が指摘される添加物を使わないドッグフードです。
私の方で「〇〇の方がおすすめ!」と言うことはできませんから、どちらがいいのか迷ったら、まずは愛犬の健康状態や1日の活動量などをじっくり観察しましょう。
例えば、1日の運動量が多いのであればタンパク質がやや高めのモグワン。
そうではなく、体重管理が必要、あるいはそこまで高タンパクのドッグフードを求めていないのであればフレッシュミックス。といったように選んでみるのも1つの方法です。
愛犬のことをよく観察せず、ドッグフードの評判や噂だけに振り回されて選ぶことだけは避けるようにして下さい。
アーテミス「フレッシュミックス」種類と特徴について
犬用のフレッシュミックスは全部で5種類あります。ここでは保証成分値を比較しながら、商品の特徴などを簡単にまとめてみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
スモールブリード パピー (小粒タイプ) |
28%以上 | 17%以上 | 368.7 kcal |
スモールブリード アダルト (小粒タイプ) |
25%以上 | 15%以上 | 368.3 kcal |
アダルトドッグ | 23%以上 | 14%以上 | 361.5 kcal |
ウェイト マネージメント アダルトドッグ |
20%以上 | 6%以上 | 329.3 kcal |
ウェイト マネージメント& スモールシニア ドッグ (小粒タイプ) |
22%以上 | 12%以上 | 355.0 kcal |
それぞれに使われている原材料のラインナップに大きな違いはなく、あるとすれば「ウェイトマネージメント アダルトドッグ」に穀物がやや多く含まれ、卵が除去されていること位です。
あとはそのライフステージや体の大きさに合わせて原料の配合比率をやや変えており、タンパク質や脂質などがその犬に合わせやすいよう調整されています。
ウェイトマネージメントに関しては、獣医師から体重を減らすよう指示が出た時や代謝率が大幅に下がったシニア犬などに合わせるのが望ましいです。
健康で活動的な犬にウェイトマネージメントを与え続けてしまうと、筋力の低下による体の老化などが懸念されます。
必要性がない限りは、できるだけ「スモールブリードアダルト」か「アダルトドッグ」を利用して愛犬の健康維持に努めましょう。
アーテミス「フレッシュミックス」のQ&A
アーテミス「フレッシュミックス」のお試しサンプルはある?
あとは、楽天でフレッシュミックスのサンプルを販売しているお店もありました。
アーテミス「フレッシュミックス」の粒の大きさは?
- スモールブリードパピー(小粒タイプ):
厚み3×直径約9mm - スモールブリードアダルト(小粒タイプ):
厚み4×直径約8mm - アダルトドッグ:
厚み5×直径約13mm - ウェイトマネージメント アダルト:
厚み3×直径約13mm - ウェイトマネージメント&
スモールシニアドッグ(小粒タイプ):
厚み3×直径約8mm
オソピュアからは小粒がなくなってしまったので、フレッシュミックスではこのまま小粒の製造を続けてほしいですね。
アーテミス「フレッシュミックス」の賞味期限は?
アーテミス「フレッシュミックス」正規品の販売店は?
アーテミス「フレッシュミックス」ドッグフードまとめ
- 犬にとって有害な物質は完全除去し細部まで配慮。
- 犬の健康にとって不要な、遺伝子組み換え食品・危険な添加物は不使用。
- すべて人が口にできるレベルの材料を使い安全性を高めている。
- 抗酸化成分を含む野菜や果物をバランスよく取り入れていて栄養が偏りにくい。
- 栄養成分の吸収効率をあげる独自の製法で、効率的に摂取できるよう工夫。
- アメリカの犬専門誌で、アーテミス社は最高級品質と評価されていて信頼性が高い。
- 原料の仕入れ先や製造工場など具体的な情報がない点に懸念が残る。
- 鶏肉・穀物・豆・卵にアレルギーがある犬は注意が必要。
フレッシュミックスは、有害物質や危険な添加物などの心配がない部分は好印象だなと思います。すべて人が口にできるレベルの原料のみに限っているのも魅力です。
また、栄養の吸収効率を上げる独自製法まで工夫されていて、免疫力が気になってきたシニア犬や体が弱い犬にとっても心強い味方となるでしょう。
そんな良い部分の多いフレッシュミックスですが、原料の仕入れ先や製造工場など具体的な情報がない点には懸念が残りました。
原料はどこから仕入れたのか、どんな衛生管理の工場で製造されたのかは、食の安全性を考えるときの判断材料となるはずです。今後の情報開示に期待したいと思います。
そして、幅広い食材が使われている反面、食物アレルギーを抱える犬は注意が必要です。とくに鶏肉・穀物・豆・卵にアレルギーがあるなら、原材料欄を全て確認した方が無難ですね。
アーテミス「フレッシュミックス」の基本情報
内容量 | 1kg、3kg、6kg、13.6kg ※スモールブリードアダルト(小粒タイプ)の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 2,530円(1kg) 5,060円(3kg) 9,130円(6kg) 16,500円(13.6kg) ※Amazon参考価格 |
輸入代理店 | 株式会社KMT(ケイエムティ) |
公式サイト | https://kmt-dogfood.com/ |