単一の動物性タンパク源に絞り、グルテンアレルギーにも配慮しているアメリカ産のドッグフード「ピナクル」。サーモン・ターキー・ダック・トラウトの4種類が販売されています。
第一主原料に生肉を使っており、骨からとったダシのスープを採用することで栄養たっぷりの内容に仕上がっているんです。
ここでは、そんなピナクルの原材料と安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.1 |
栄養バランス | 4.4 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.9 |
コスト | 3.2 |
内容量 | 80g、1.2kg、4kg、8kg |
価格 | 440円(80g) 3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) 18,150円(8kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 219円 |
価格/kg | 2,269円 |
カロリー/100g | 364kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | ダック、乾燥ダック、ひよこ豆、オートミール、卵 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ピナクルをBランクと評価しました。
内容はとても良いドッグフードなのですが、原材料ごとの産地やグレード、トレーサビリティに関する情報などが具体的に開示されていません。
アメリカの公式サイトも確認しましたが、詳しい情報は掲載されていないのです。
ピナクルにはこれといって変な原料が含まれていないだけに、情報が薄い点はかなりのデメリットと言えます。
また、2022年10月以前はグレインフリーでしたが、リニューアルで穀類が追加されました。グルテンフリーではあるものの、穀類が体質に合わないなら注意が必要です。
これらの点に問題がないようであれば、ピナクルを活用してみるのもいいでしょう。
目次
実際にピナクルドッグフードを購入してみました!
ピナクルの粒や匂いなどを確かめるべく、今回は「ダック&スイートポテト with ボーンブロス」の80gを購入してみました。
2022年10月のリニューアル前は「ダック&スイートポテト」という名前だったものですね。リニューアルによって、ボーンブロス(骨のダシスープ)がプラスされました。
ピナクルは他にトラウト・サーモン・ターキーを使ったドッグフードもあり、同ブランド内で気軽にローテーションできるようになっています。
↑パッケージの裏はこんな感じ。
袋を開封してみましょう。
ピナクルの80gにはチャックがありません。他の内容量もチャックがありませんが、小分けになっていて新鮮さを保ちやすくなっています。
袋の中からはほんのりスナック菓子系の香りがしました。臭いと感じることはありません。
粒はこんな感じ。やや大きめでゴロっとしています。油っぽさは、ほぼ感じませんでした。
粒の大きさを確認するため、左から1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワン、そしてピナクルを並べてみましたよ。
ピナクルは直径約1cmといったところでしょうか。厚みもそれなりにあるので、口の小さな犬や歯が弱い犬は食べにくさを感じるかと思います。
それでは次に、ピナクルの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
ピナクルドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ピナクルの原材料と安全性についてです。ここでは「ダック&スイートポテト with ボーンブロス」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ピナクルには、特に危険な原料はありませんでした。
粗タンパク質 | 29.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗脂肪 | 15.0%以上 | 粗灰分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 6.0%以下 | 代謝エネルギー | 364kcal/100g |
ピナクルを評価するにあたり、公式サイト(英語)も参考にしました。そこからわかったのは、ピナクルは可もなく不可もなくということです。
というのも、実は公式サイトにもピナクルについて具体的な情報が掲載されていません。でも原材料は決して悪くないので、評価しづらいのが正直なところです。
まず、ピナクルの特徴を以下にまとめてみました。
- 第1主原料には生肉を採用。
- 肉・魚はアメリカ国内から仕入れたもの(ダックはアメリカとフランス)を使用。
- 食物アレルギーに配慮して単一の動物性タンパク源に絞っている。
- 栄養たっぷりのボーンブロス(骨のダシスープ)を使い、健康維持をサポート。
- グルテンフリーで食物アレルギーに配慮。
- スーパーフードと呼ばれるキヌアを配合。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤を使っていない。
- 一度に大量に調理せず、少量ずつ時間をかけてゆっくりと調理。
- カリフォルニア州の自社工場で製造されている。
ピナクルは、生肉やボーンブロスを使い栄養たっぷりに仕上げているだけではなく、消化しやすいよう調理の仕方にも工夫を凝らしているそうです。
とくに、リニューアルでプラスされたボーンブロス(骨のダシスープ)は、じっくり煮込むことで骨の栄養と旨味を凝縮しているとのこと。
コラーゲンやカルシウムも抽出されているので、健康維持のサポートとして心強い部分です。
ただ、原材料はアメリカ内のどこから仕入れているのか?食材自体の品質やトレーサビリティは?といった一番知りたい情報がわかりません。
低品質なフードではないことはわかりますが、やはり具体的に情報を開示している他のドッグフードに比べると安心度は低めになります。
あと、肉類が全体にどのくらい使われているのかもわかりません。もしかしたら豆類や野菜類の方が割合的に多いという可能性も否定できないので、この辺りもちゃんと知りたいですね。
それと、2022年10月以前はグレインフリーでしたが、リニューアルによって穀類が使われるようになっています。
グルテンフリーではあるものの、穀類にアレルギーを抱えている場合はよく確認した方が良いでしょう。
- グルテンアレルギーを抱えている犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- 穀物を問題なく食べられる犬。
- ちょっと大きめな粒が好きな犬。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤などを避けたい人。
- ローテーションに使いやすいドッグフードを探している人。
- 低GIフードを探している人。
同ブランドに4種あるため、ローテーション用としては使いやすいかもしれませんが、よりレベルの高い安全性を求めている飼い主さんにはあまり向かないドッグフードだと感じました。
ピナクルドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ピナクルを愛犬に与えている飼い主さんの口コミや評判はどうなのか調査してみました!
ピナクルドッグフードの良い口コミ
ピナクルドッグフードの悪い口コミ
ピナクルドッグフードの口コミ・評判まとめ
今回調査をしてみて、ピナクルは全体的に良い評判の多いドッグフードだなと感じました!
とくに「お腹の調子が安定した」「うんちの状態が良い」「アレルギーが出にくくなった」といった喜びの声がとても多く、内容は決して悪くないドッグフードであることがわかります。
ただ、その喜びの声とは裏腹に「うんちが増えた」といった声も結構ありました。
うんちが増えるということは、未消化物が多く含まれているということです。もしかしたら、消化されない繊維質が多く含まれているのかもしれません。
うんちの量が気になる場合は、消化されやすい原料を多く含んだ他のドッグフードを検討してみるといいでしょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | 440円(80g) 3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) 18,150円(8kg) |
3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) |
440円(80g) 3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) 18,150円(8kg) |
送料 | 770円 7,700円以上で無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでピナクルを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
公式サイトには、ピナクルの正規輸入代理店である株式会社Biペットランドが運営する「いぬのための」の価格を当てはめています。
ピナクルドッグフードの価格はどこも同じ!
調査した結果、ピナクルの価格はどこも同じであることがわかりました。Amazonでは一部の内容量のみ取り扱っているようですね。
ただし、これは商品本体のみの価格を比較したものです。送料を含めると合計額が変わるでしょう。
また、2022年10月ごろのリニューアルに伴い、お試し用2kgサイズが数量限定で販売されています。こちらは、在庫がなくなり次第終了するとのことです。
ピナクルドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ピナクル(ダック&スイートポテト with ボーンブロス) |
---|---|---|
主原料 | ダック、乾燥ダック、ひよこ豆 | |
穀物 | オートミール、キビ | |
タンパク質 | 29%以上 | |
脂質 | 15%以上 | |
代謝エネルギー(100gあたり) | 364kcal | |
内容量 | 80g、1.2kg、4kg、8kg | |
価格 | 440円(80g) 3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) 18,150円(8kg) |
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当サイト評価 | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとピナクルには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとピナクルは、特徴がだいぶ異なります。なので「○○の方がおすすめ!」と私の方で判断することはできません。
ざっくりと両者の大きな違いを挙げるなら「動物性タンパク源の数」です。
モグワンは2種の動物性タンパク源を一緒に使っています。それに対してピナクルは、食物アレルギーに配慮し1種のみとなっているんです。
どのタンパク源がアレルゲンなのか特定できていない犬やチキンアレルギーを抱えている犬には、モグワンよりもピナクルを優先した方がいいでしょう。
ですが、ピナクルは穀類を使っているため、穀類が体質に合わない場合は注意が必要です。
また、ピナクルは4種類のフードがあります。それぞれ異なるタンパク源を使用しているので、同ブランド内でローテーションしやすいのもメリットです。
ただ、ピナクルはモグワンのように肉類の含有量や原材料のグレード、製造工場などが開示されていないんですね。
より具体的な情報を開示しているドッグフードを選ぶのであれば、トレーサビリティもちゃんと確保されているモグワンの方が適しているでしょう。
モグワンもピナクルもそれぞれ特徴が大きく異なります。どちらが愛犬に適しているのかは、違いをよく比較したうえで選ぶようにしましょう。
ピナクルドッグフードの種類と特徴について
ピナクルには全部で4種類のドッグフードがあります。それぞれの保証成分値と特徴を簡単にまとめてみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
トラウト&パンプキン with トラウトボーンブロス (旧:トラウト&スイートポテト) |
29%以上 | 15%以上 | 345kcal |
ダック&スイートポテト with ボーンブロス (旧:ダック&スイートポテト) |
29%以上 | 15%以上 | 364kcal |
サーモン&パンプキン with サーモンボーンブロス (旧:サーモン&パンプキン) |
29%以上 | 15%以上 | 348kcal |
ターキー&パンプキン with ボーンブロス (旧:ターキー&パンプキン) |
29%以上 | 15%以上 | 363kcal |
日本で販売されているピナクルはドライフードのみですが、タンパク源が4種類と豊富なのは嬉しいですね。
この中で脂質やカロリーがもっとも低いのは「トラウト&パンプキン with トラウトボーンブロス」で、口コミを見る限りでは体重が気になる犬に合わせやすいと人気のようです。
ちなみに、ダックとターキーは鶏に種として近い鳥類ですが、アレルギーを誘発する抗原が異なります。チキンがダメでもダック・ターキーなら大丈夫というケースもあるんです。
チキンが体質に合わない場合は、ダックやターキーを検討してみるのもいいでしょう。
ただし、必ずしも大丈夫とは限りません。心配な場合は敢えて与えないようにする、あるいは少量で愛犬の様子を見てから判断するようにして下さい。
ピナクルドッグフードのQ&A
ピナクルドッグフードに試供品(サンプル)はある?
80gが実質のところ試供品といえる量なので、こちらを購入するのが良いでしょう。
ピナクルドッグフード正規品の販売店はどこ?
ホームセンターやスーパー等での販売はありませんが、ペット専門店で取り扱っていることもあるようですね。
ピナクルドッグフードまとめ
- 第一主原料に生肉を使い、風味や食いつきを考慮。
- 肉・魚はアメリカ・フランスから仕入れ品質を維持。
- 単一の動物性タンパク源・グルテンフリーのため食物アレルギーが気になる場合も利用しやすい。
- 栄養たっぷりのボーンブロスを配合し、健康維持をサポート。
- 肥満になりにくいよう低GI仕上げ。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤不使用で、犬の健康が考えられている。
- 大量に調理せず時間をかけて製造し消化に配慮。
- 種類が豊富にあり同ブランド内でローテーションしやすい。
- 粒は直径約1cmとやや大きめで、口の小さな犬種は食べにくい可能性がある。
- 原料の明確な産地とグレード・肉類の割合などは開示されていない。
ピナクルは、生肉を使って風味や食いつきにこだわっているのが良いなと思いました。動物性タンパク源が単一のうえグルテンフリーというのも良い点でしょう。
また、動物性原料は主にアメリカ国内から仕入れ、品質にもこだわっています。第1主原料には生肉が使われていますよ。
さらに、ボーンブロス(骨のダシスープ)を配合し、健康維持をサポートしてくれるのも特徴です。
化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤不使用という点でも、犬の体のことが考えられているのが分かります。
ですが、原料ごとの明確な産地やグレード、肉類の割合・トレーサビリティなどが不明なのは気になりました。
もう少し情報があれば利用しやすくなりますが、残念ながら現状は非公開です。食の安全性にこだわる私としては一番知りたい部分でもあるので、今後開示されたら良いなと思います。
気になる部分はあるものの、好感の持てる部分も多いです。愛犬の体質と原料に問題がないなら、ごく少量から与えてみてゆっくり切り替えるのがベストでしょう。
ピナクルドッグフードの基本情報
内容量 | 80g、1.2kg、4kg、8kg |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 440円(80g) 3,300円(1.2kg) 9,900円(4kg) 18,150円(8kg) ※楽天参考価格 |
正規輸入代理店 | 株式会社Biペットランド |
公式サイト | https://www.bi-petland.co.jp/ |