
食物アレルギーに配慮し、単一タンパク源に絞ったアメリカ産のドッグフード「ピナクル」。
穀物を使わないグレインフリーで、グルテンを極力含まない原料を選ぶなど、食物アレルギーを抱える犬に寄り添った内容に仕上がっているんです。
ここでは、そんなピナクルの原材料と安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
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商品ランク | Bランク ※S~Eランクは【全158商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスパ | ![]() |
内容量 | 800g、2kg、5.5kg |
価格 | 1,513円(800g) 2,796円(2kg) 6,576円(5.5kg) ※楽天参考価格 |
目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ピナクルをBランクと評価しました。
内容はとても良いドッグフードなのですが、原材料の明確な産地やグレード、トレーサビリティに関する情報、製造工場などが具体的に開示されていません。
アメリカの公式サイトも確認しましたが、詳しい情報は掲載されていないのです。
ピナクルにはこれといって変な原料が含まれていないだけに、情報が薄い点はかなりのデメリットと言えます。
そういった点が気にならないようであれば、食物アレルギー対策として活用してみるのもいいでしょう。
目次
実際にピナクルドッグフードを購入してみました!
ピナクルの粒や匂いなどを確かめるべく、今回は「チキン&スイートポテト」の800gを購入してみました。
ピナクルは他にトラウト・ダック・サーモン・ターキーを使ったドッグフードもあり、同ブランド内で気軽にローテーションできるようになっています。
↑パッケージの裏はこんな感じ。
同ブランドの他商品の原材料や保証成分値がズラッと載っていて、一目で全商品の比較ができるようになっています。これはありがたいですね!
袋を開封してみましょう。
ピナクルにはきちんとチャックが付いていますね。
袋の中からはほんのりチキンの香りがします。臭いと感じることはありません。
粒はこんな感じ。やや大きめでゴロっとしています。
少し油っぽさも感じました。
粒の大きさを確認するため、左から1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワン、そしてピナクルを並べてみましたよ。
ピナクルは直径約1cmといったところでしょうか。厚みもそれなりにあるので、口の小さな犬や歯が弱い犬は食べにくさを感じるかと思います。
それでは次に、ピナクルの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
ピナクルドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ピナクルの原材料と安全性についてです。
ここでは「チキン&スイートポテト」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ピナクルには、特に危険な原料はありませんでした。
※チキン&スイートポテトは2022年3月ごろに米国で製造中止のため販売終了しました。他のピナクル製品は継続販売しています。
粗タンパク質 | 26%以上 | 水分 | 10%以下 |
粗脂肪 | 15%以上 | 粗灰分 | 7.0%以下 |
粗繊維 | 6.0%以下 | 代謝エネルギー | 355kcal/100g |
ピナクルを評価するにあたり、公式サイト(英語)も参考にしました。
そこからわかったのは、ピナクルは可もなく不可もなくということです。
というのも、実は公式サイトにもピナクルについて具体的な情報が掲載されていません。でも原材料は決して悪くないので、評価しづらいのが正直なところなのです。
まず、ピナクルの特徴を以下にまとめてみました。
- 食物アレルギーに配慮して単一タンパク源に絞っている。
- タンパク質はアメリカ・カナダ・ニュージーランド・フランスから仕入れた原料を使用。
- 一度に大量に調理せず、少量ずつ時間をかけてゆっくりと調理。
- 穀物を含まないグレインフリーで、小麦・とうもろこし・大豆も使っていない。
- グルテンが極力含まれていない原料を使用。
- 4種類の乳酸菌を配合し、腸内環境・免疫力をサポート。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤を使っていない。
ピナクルは、単純に食物アレルギーに配慮した内容に仕上げているのではなく、消化しやすいよう調理の仕方にも工夫を凝らしているそうです。
ただ、どのような工場でフードを製造しているのか?タンパク質以外の原材料はどこから仕入れているのか?といった一番知りたい情報がわかりません。
低品質なフードではないことはわかりますが、やはり具体的に情報を開示している他のドッグフードに比べると安心度は低めになります。
あと、肉類が全体にどのくらい使われているのかもわかりません。もしかしたら豆類の方が割合的に多いという可能性も否定できないので、この辺りもちゃんと知りたいですね。
- 食物アレルギーを抱えている犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- 穀物アレルギーを抱えている犬。
- ちょっと大きめな粒が好きな犬。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤などを避けたい人。
- ローテーションに使いやすいドッグフードを探している人。
- 低GIフードを探している人。
食物アレルギー対策としては使いやすいかもしれませんが、よりレベルの高い安全性を求めている飼い主さんにはあまり向かないドッグフードだと感じました。
ピナクルドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ピナクルを愛犬に与えている飼い主さんの口コミや評判はどうなのか調査してみました!
ピナクルドッグフードの良い口コミ
ピナクルドッグフードの悪い口コミ
ピナクルドッグフードの口コミ・評判まとめ
ピナクルは全体的に良い評判の多いドッグフードです!
とくに「お腹の調子が安定した」「うんちの状態が良い」「アレルギーが出にくくなった」といった喜びの声がとても多く、内容は決して悪くないドッグフードであることがわかります。
ただ、その喜びの声とは裏腹に「うんちが増えた」といった声も結構ありました。
うんちが増えるということは、未消化物が多く含まれているということです。もしかしたら、消化されない繊維質が多く含まれているのかもしれません。
うんちの量が気になる場合は、消化されやすい原料を多く含んだ他のドッグフードを検討してみるといいでしょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | 2,241円(800g) 2,948円(2kg) 7,140円(5.5kg) |
1,513円(800g) 2,796円(2kg) 6,576円(5.5kg) |
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでピナクルを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
ピナクルドッグフードの価格は楽天が安い!
調査した結果、ピナクルの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
ただし、これは商品本体のみの価格を比較したものです。送料のことを考えると、サイズによってはAmazonで購入した方がお得かもしれません。
ピナクルドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ピナクル(チキン&スイートポテト) |
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主原料 | チキン&サーモン56%(どちらも生肉と乾燥肉を使用) | チキン・乾燥チキン・ひよこ豆 |
穀物 | グレインフリー | グレインフリー |
タンパク質 | 27%以上 | 26%以上 |
脂質 | 10%以上 | 15%以上 |
代謝エネルギー(100gあたり) | 363kcal | 355kcal |
内容量 | 1.8kg | 800g、2kg、5.5kg |
価格 | 3,920円 | 1,513円(800g) 2,796円(2kg) 6,576円(5.5kg) |
当サイト評価 | Sランク | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとピナクルには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとピナクルは、特徴がだいぶ異なります。なので「○○の方がおすすめ!」と私の方で判断することはできません。
ざっくりと両者の大きな違いを挙げるなら「タンパク源の数」です。
モグワンは2種のタンパク源を一緒に使っています。それに対してピナクルは、食物アレルギーに配慮し1種のタンパク源のみとなっているんです。
どのタンパク源がアレルゲンなのか特定できていない犬やチキンアレルギーを抱えている犬には、モグワンよりもピナクルを優先した方がいいでしょう。
また、ピナクルは4種類のフードがあります。それぞれ異なるタンパク源を使用しているので、同ブランド内でローテーションしやすいのもメリットです。
ただ、ピナクルはモグワンのように肉類の含有量や原材料のグレード、製造工場などが開示されていないんですね。
より具体的な情報を開示しているドッグフードを選ぶのであれば、トレーサビリティもちゃんと確保されているモグワンの方が適しているでしょう。
モグワンもピナクルもそれぞれ特徴が大きく異なります。どちらが愛犬に適しているのかは、違いをよく比較したうえで選ぶようにしましょう。
ピナクルドッグフードの種類と特徴について
ピナクルには全部で4種類のドッグフードがあります。それぞれの保証成分値と特徴を簡単にまとめてみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
トラウト&スイートポテト | 27%以上 | 10%以上 | 324kcal |
ダック&スイートポテト | 25%以上 | 13%以上 | 345kcal |
サーモン&パンプキン | 29%以上 | 15%以上 | 340kcal |
ターキー&パンプキン | 27%以上 | 15%以上 | 340kcal |
日本で販売されているピナクルはドライフードのみですが、タンパク源が4種類と豊富なのは嬉しいですね。
この中で脂質やカロリーがもっとも低いのは「トラウト&スイートポテト」で、口コミを見る限りでは体重が気になる犬に合わせやすいと人気のようです。
ちなみに、ダックとターキーは鶏に種として近い鳥類ですが、アレルギーを誘発する抗原が異なります。チキンがダメでもダック・ターキーなら大丈夫というケースもあるんです。
チキンが体質に合わない場合は、ダックやターキーを検討してみるのもいいでしょう。
ただし、必ずしも大丈夫とは限りません。心配な場合は敢えて与えないようする、あるいは少量で愛犬の様子を見てから判断するようにして下さい。
ピナクルドッグフードのQ&A
ピナクルドッグフードに試供品(サンプル)はある?
たまたま完売していたのかもしれませんが、検索しても見つからない場合は800gを購入して試すのが良いでしょう。
ピナクルドッグフード正規品の販売店はどこ?
ホームセンターやスーパー等での販売はありませんが、ペット専門店で取り扱っていることもあるようですね。
ピナクルドッグフードまとめ
- 単一タンパク源のため食物アレルギーが気になる場合にも利用しやすい。
- 穀物アレルギーに配慮したグレインフリーで、グルテンを極力含まない原料を厳選。
- タンパク質はアメリカ・カナダ・フランスなどから仕入れ品質を維持。
- 4種の乳酸菌を配合し、腸内環境・免疫力をサポート。
- 肥満になりにくいよう低GI仕上げ。
- 化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤不使用で、犬の健康が考えられている。
- 大量に調理せず時間をかけて製造して消化に配慮。
- 種類が豊富にあり同ブランド内でローテーションしやすい。
- 粒は約1cmとやや大きめで、口の小さな犬種は食べにくい可能性がある。
- 原料の明確な産地とグレード・肉類の割合・製造工場などは開示されていない。
ピナクルは、食物アレルギー対策にピッタリで原料の品質にも好感が持てました。単一タンパク源のグレインフリーで、グルテンを極力含まない食材を使用しているのも良い点でしょう。
また、タンパク質はアメリカ・カナダ・ニュージーランド・フランスなどから仕入れ、品質にもこだわっています。
さらに、4種の乳酸菌を配合し、腸内環境や免疫力をサポートしてくれるのも特徴です。化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤不使用という点も、犬の健康が考えられています。
ですが、原料の明確な産地やグレード、肉類の割合・トレーサビリティ・製造工場などが不明なのは気になりました。
もう少し情報があれば利用しやすくなりますが、残念ながら現状は非公開です。食の安全性にこだわる私としては一番知りたい部分でもあるので、今後開示されたら良いなと思います。
気になる部分はあるものの、好感の持てる部分も多いです。愛犬の体質と原料に問題がないなら、ごく少量から与えてみてゆっくり切り替えるのがベストでしょう。
ピナクルドッグフードの基本情報
内容量 | 800g、2kg、5.5kg |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,513円(800g) 2,796円(2kg) 6,576円(5.5kg) ※楽天参考価格 |
正規輸入代理店 | 株式会社Biペットランド |
公式サイト | https://www.bi-petland.co.jp/ |