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雌犬の生理はいつから始まるの?期間・症状・周期・注意点などは?

雌の犬を飼う前にきちんと知っておきたいことが「生理」です。犬の生理は人間と事情が違うため、軽く考えているとトラブルの元になるので気をつけましょう。

ここでは、犬の生理の期間、症状、周期、注意点、いつから始まるのかなどを解説していきたいと思います。

雌犬の生理(ヒート)はいつ頃から始まるのか?

生理の期間や周期などを話す前に、まずはいつから始まるものなのかを知っておきましょう。

犬の生理は、一般的に「ヒート」と呼ばれます。これは、犬にとっての生理が発情期にあたるためです。

初めてのヒートは、だいたい生後6~9ヶ月頃から始まります。ただし、個体差があるため必ずこの頃にヒートが起こるとは限りません。中には、1歳頃に起こる犬もいます。

初ヒートを知る目安として、母犬の初ヒートがいつ頃だったかを知る方法があります。必ずしも母犬と同じ体質とは限りませんが、あくまでも目安のひとつとして知っておくのもいいかもしれません。

雌犬の生理(ヒート)の期間は約20日間!

犬のヒートは約20日間(約3~4週間)ほど続きます。つまり、出血する期間が約20日間あるということですね。

もちろんこれにも個体差があり、早いうちに出血がおさまる子もいれば少し長引くような子もいます。そこは人間の生理と似ているので、体質によって期間は変わります。

雌犬の生理(ヒート)は1回で4段階に分けられる!

犬のヒートは人間の生理と異なり、1回につき4段階に分けられます。

  1. 発情前期・・・約5~10日間
  2. 発情期・・・約9~14日間
  3. 発情後期・・・約2ヶ月間
  4. 無発情期・・・約4ヶ月間(出血がない時期)

無発情期が過ぎると再び発情前期がやってきて、また出血が始まるといった流れになります。

無発情期に出血はありませんが、発情前期から無発情期までの一連の流れが犬の生理周期と覚えておくといいでしょう。

そしてこの4段階には、それぞれ異なった特徴や症状があります。また段階ごとに注意点が異なるため、その辺りも絡めながら4段階の特徴を解説していきたいと思います。

発情前期

発情前期は、妊娠する体へと変化していく時期です。陰部が腫れたように膨らんで次第に出血が始まるので、しきりにお尻を気にして舐め始めます。

発情前期の主な特徴と症状
  • 陰部が腫れたように膨らむ
  • お尻を気にして舐め始める
  • 排尿の回数が増える
  • 出血が始まる
  • 食欲の低下
  • 元気がなくなる

「あ、生理が始まるな!」と分かるのは、大体お尻を気にし始める様子が増えた時です。中には、お尻を舐め過ぎて出血に気づけない飼い主さんも多いので気をつけましょう。

食欲の低下や元気がないといった症状に関しては、個体差があるのでこの場限りではありません。生理を感じさせないくらい元気な子も実際にいます。

発情前期での注意点!

発情前期は女性ホルモンの分泌が増えるため、散歩などで外に出ると雄犬がフェロモンに反応して接近するようになります。中には、追いかけまわしてくる雄犬もいるので注意しましょう。

この時期の雌犬は、まだ雄犬を受け入れる段階ではありません。トラブルを避けるためにも、散歩を控える、生理用パンツを履かせる、室内で飼うなどの工夫が必要になってきます。

発情期

発情期は、妊娠の準備が整う時期です。排卵する時期であり、雄犬を受けれてもOKの段階に入ったという時期になります。

発情期の主な特徴と症状
  • 出血のピークを迎える
  • 出血がだんだん減ってくる
  • 落ち着かなくなる
  • いつもと態度が変わる(反抗するようになる、甘えるようになるなど)
  • 雄犬を交尾に誘うようになる

発情期は出血のピークでもあり、徐々に出血量が減っていく時期でもあります。中には出血が止まる犬もいるので、発情期が終わったと勘違いしてしまう飼い主さんもいるようです。

個体差はありますが、発情期は約2週間ほど続きます。出血が終わったからといって油断していると、望まない妊娠をさせてしまうこともあるので注意しましょう。

ちなみに、排卵は発情期に入ってから2~3日で起こります。そして、前後5日間が妊娠できる期間となります。

発情期での注意点!

発情期は、雌犬も交尾を受け入れる体制になっています。妊娠を望まないのであれば散歩にはくれぐれも注意し、生理パンツをはかせるなどの工夫をとりましょう。

発情後期

発情後期に入ると、体が通常の状態へと戻っていきます。この頃にはもう出血も止まり、心も体も安定して落ち着きを見せるようになります。

発情後期の主な特徴と症状
  • 出血が止まる
  • 落ち着きを見せるようになる
  • 雄犬が近づいても興味を示さなくなる
  • 乳腺が発達して張ってくる

ようやく通常の様子を見せ始めるので、飼い主さんがホッと落ち着けるのもこの時期からです。しかし中には、妊娠していないのに妊娠したような気分になってしまう犬もいるので気をつけましょう。

発情後期での注意点!

犬はたとえ妊娠しなくても、黄体ホルモンが長期間分泌されます。そのため偽妊娠が起こりやすく、母乳が出始めるといった症状を見せる犬もいます。

そのまま放置していると乳腺炎の原因となるので、妊娠の様子が少しでも見られたらすぐに獣医さんへ相談しましょう。

無発情期

無発情期は約4ヶ月~6ヶ月間ほどあり、この間は性ホルモンの分泌がおさまっているため発情をしません。いわゆる発情休止の期間になります。

無発情期の主な特徴や症状
  • 通常の生活と落ち着きを見せる

無発情期が過ぎると再び発情前期がやってきます。この期間は、ヒート中にできなかったことをたくさんしてあげるといいかもしれませんね。

雌犬の生理周期はどれくらいなの?

今お伝えしたように、犬のヒートサイクルは「発情前期」→「発情期」→「発情後期」→「無発情期」の繰り返しです。そして、このサイクルが年2回やってきます。

ただし個体差によってヒート期間は変わるため、今年は2回だったけど、翌年は1回だったということもあるようです。あくまでも目安として参考にしていただけたらと思います。

雌犬に生理パンツや紙オムツを履かせた方がいいの?

ヒート中の雌犬に生理用のパンツをはかせることによって、望まない妊娠を避けられる、血があちこち垂れ落ちるのを防げるといったメリットがあります。

ただし、慣れないパンツに違和感を感じる犬も少なくありません。かじる、無理やり脱ぐなどをしてしまう他、パンツのせいで陰部周辺がかぶれてしまうという犬もいます。

どうしても生理用パンツが合わないようであれば、雄犬が交尾してこないよう常に目を光らせたり、ソファやカーペットなどの家具にカバーをかけたりして対処しましょう。

犬用の紙オムツでも大丈夫?

生理用のパンツは値段が高いので、毎回購入するのは正直大変です。そんな時は犬用の紙オムツでも構いません。

紙オムツなら出血量の多い犬にも対応できるので、何かあった時のために常備しておくと便利かもしれませんね。

【重要】雌犬の生理中に気をつけておきたいこと!

最後に、雌犬の発情前期~発情後期の間に気をつけなければならない大事なことをまとめてみました。

  • ドッグランには連れて行かない
  • 散歩には細心の注意を払う
  • ペット可能の宿に泊まったりしない
  • ペットホテルへの預かりサービスを利用しない
  • トリミングサロンへ連れて行かない
  • ワクチン接種は避ける
  • 感染症に気をつける(免疫力が下がっているため)
  • 外で飼うことは避ける

基本的に、ヒート中は他の犬も出入りするような場所へは連れて行かないことです。また、ヒート期間中は免疫力がグッと下がるので、体調を崩さないよう十分に配慮しましょう。

避妊手術をすることも視野に入れてみる

犬の生理は人間と違って本当に大変です。飼い主の根気と理解がないとトラブルの原因になるため、不安な場合は避妊手術を行うことも方法の1つとして視野に入れてみましょう。

避妊手術はかわいそう…と思われるかもしれません。しかし望まない妊娠やメス特有の病気(卵巣腫瘍など)を考えたら、犬のためにも大事な方法と言えるかもしれません。

避妊手術は子犬のうちじゃないとできないため、もし検討されるなら早めに獣医さんへ相談されることをおすすめします。

まとめ

雌犬を引きとる際は、犬のヒートについて上手に向き合う覚悟、もしくは避妊手術についてしっかり考える必要があります。

ヒート期間中は飼い主さんも愛犬も行動が制限されてしまいますから、そのことも視野に入れながら犬のヒートについて理解を深めてみましょう。大変なこともたくさんありますが、飼い主さんの理解と根気さえあればきっと一緒に乗り越えていけるはずです。

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