2018年の秋にリニューアルを果たした、アメリカ産のドッグフード「セレクトバランス」。
日本で暮らす犬のために低脂肪・低カロリー設計になっており、価格が良心的なわりには中身も良いと定評のあるドッグフードです。
セレクトバランスはパピー・アダルト・スリム・エイジングケアにそれぞれチキンとラム味の2種類があり、合計8種類の商品が販売されています。
ここでは、そんなセレクトバランスの原材料や安全性について評価していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.8 |
栄養バランス | 4.4 |
無添加 | 4.9 |
安全性 | 3.5 |
コスト | 4.5 |
内容量 | 1kg、3kg、7kg ※アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒の場合 |
価格 | 2,090円(1kg) 4,295円(3kg) 8,904円(7kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 128円 |
価格/kg | 1,272円 |
カロリー/100g | 350kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 乾燥チキン、とうもろこし、米、玄米 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用(1歳以上) |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、セレクトバランスをCランクと評価しました。
セレクトバランスはこれといって変な原料が使われておらず、確かに価格のわりには中身の良いドッグフードです。
ただ、旧セレクトバランスは「ヒューマングレードの原料を使っている」と説明があったのに対し、新しくなってからはその一文が見当たりません。
また、製造工場や原料の仕入れ先など肝心な情報も欠けているため、今の段階でセレクトバランスをBランク以上に評価するのは難しいと判断しました。
中身がそれなりに良くて、比較的手頃な価格のドッグフードを探している人には向いている商品です。
目次
実際にセレクトバランスドッグフードを購入してみました!
実際に、セレクトバランスの「アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒(1kg)」を購入しました。パッケージは硬めのビニールでしっかりした印象です。
裏面は上記画像のような感じで、特徴や給餌量などわかりやすく書かれています。
さっそく開封してみると、1kgにもチャックがありました!リニューアルしてからついたようですね。日々の利用もスムーズにできそうです。
中を覗くと、ブワッとお肉系の香りが鼻に届きます。比較的、香りは強めな感じがしました。
何粒か手のひらに取ってみると、少し油っぽいです。ギトギトまではいきませんが、手に点々と油が残りました。
粒の大きさを比較するため、1円玉硬貨と私がいつも愛犬に与えているモグワン、それとセレクトバランスを並べました。
セレクトバランスはモグワンより一回り小さめ。サイズは縦約6〜7×横8〜9mmといったところです。厚さも薄いですから、小型犬であっても食べやすいでしょう。
私が今回購入した小粒のほかに中粒もあるので、愛犬の好みや口のサイズに合わせて選べます。
セレクトバランスドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、セレクトバランスの原材料と安全性についてです。ここでは「アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
セレクトバランスには、特に危険な原料はありませんでした。
タンパク質 | 22.0%以上 | 灰分 | 7.0%以下 |
脂肪 | 13.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 代謝エネルギー | 350kcal/100g |
私がセレクトバランスを見て素直に良いと思ったところは、曖昧な原料や危険と感じる原料がない点です。
この価格帯のドッグフードは「動物性油脂」といった曖昧な原料を使う傾向にあるのですが、セレクトバランスは鶏脂とキャノーラ油といった素材がわかるものを採用しています。
また、危険と感じるような、注意すべき添加物を使っていないところもいいですね。合成保存料無添加なうえに、無着色・無香料です。
酸化防止剤には天然原料を使用していますから、安全性が疑わしい成分をなるべく避けたいと考える人にも合わせやすいドッグフードです。
さらに、腸内環境ケアのためにフラクトオリゴ糖を、関節の健康維持サポート向けにグルコサミン・コンドロイチンを配合しています。
ちなみに、セレクトバランスのデメリットを敢えて挙げるならば、アレルゲンとなりやすい原料がいくつか含まれていることでしょう。
とくに、とうもろこし・米・大豆・卵・乳製品に対してアレルギーを抱えている犬には、これらを使用していない他メーカーのドッグフードを視野に入れた方がいいかもしれません。
あとは、原料の仕入れ先や製造工場など、具体的な情報がないのもセレクトバランスのデメリットです。
気にならない場合はさほど問題ではないと思いますが、どんな工場で作っているのか?どんなグレードの原料を使っているのか?などの基本的な情報はぜひ欲しいところですね。
- とうもろこし・米・大豆・卵・乳製品のアレルギーがない犬。
- 低脂肪・低カロリーのドッグフードが必要な犬。
- ビートパルプを摂取してもうんちが硬くなりにくい犬。
- 中身がそれなりに良い低価格のドッグフードを探している人。
- Amazonや楽天、ペットショップなどでも買えるドッグフードを探している人。
- 安全とは言い難い添加物をなるべく避けたい人。
セレクトバランスは、具体的な情報がなくても気にならないなら、同価格帯の中で比較的品質が良いドッグフードだと思いました。
原料と愛犬の体質との相性が良ければ、検討してみてはいかがでしょうか。
セレクトバランスドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
セレクトバランスを実際に与えた飼い主さんはどう感じたのか「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けてご紹介します。
セレクトバランスドッグフードの良い口コミ
セレクトバランスドッグフードの悪い口コミ
セレクトバランスドッグフードの口コミ・評判まとめ
セレクトバランスの口コミを調査したところ、新しくリニューアルしてから高評価が多いように思いました。
リニューアル前は「うんちが硬くなる」「うんちが臭い」といった声も結構目立っていたものの、現在のセレクトバランスはそういった口コミがほとんどありません。
また、パッケージも改善されてチャックが付くようになったことから「使いやすくなった」という声もあちらこちらで見受けられました。
ちなみに、セレクトバランスを利用しているブリーダーやペットショップも多いようですね。
価格も高すぎず変な原料が入っていないので、安心して使えるという意味でも重宝されやすいドッグフードなのかもしれません。
これからセレクトバランスを使ってみようかなと考えている人は、ぜひ楽天の口コミを参考にされるといいでしょう。Amazonには参考になる口コミはほとんどありません。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでセレクトバランスを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと大手通販サイトであるAmazonと楽天を比較してみました。
セレクトバランスドッグフードの価格は楽天が安い!
調査した結果、セレクトバランスの価格は楽天が一番安いことがわかりました。公式サイトでの商品販売はされていません。
ここではAmazonと楽天の価格を比較していますが、セレクトバランスはイオンペットやその他ペットフード専門の通販サイトでも購入することが可能です。
どこで購入するのが自分にとって都合いいのか、この辺りはよく比較したうえで決められた方がいいでしょう。
セレクトバランスには返金保証がある!
もしもセレクトバランスが愛犬に合わなかった場合、内容量の1/3以上が残っていれば返金保証を受けられます。
ただし、条件に当てはまらない場合は対象外となります。主な条件を以下にまとめました。
- 内容量が1/3以上残っていること。
- 専用のハガキ、もしくは公式サイトから専用申込書をダウンロードして必要事項を記入。
- 購入した際のレシートを添付。
- 購入したレシートの日付から30日以内に到着するように着払いで送ること。
すべて使い切ったセレクトバランスで返金保証を受けることはできません。また、購入した日から30日以内に届くよう送る必要があります。この辺りも注意しましょう。
セレクトバランスドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | セレクトバランス (アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒) |
---|---|---|
主原料 | 乾燥チキン とうもろこし 米 |
|
穀物 | とうもろこし 米 玄米 ソイビーンミール |
|
タンパク質 | 22%以上 | |
脂質 | 13%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
350kcal | |
内容量 | 1kg 3kg 7kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Cランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとセレクトバランスには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
これはあくまでも私が考える基準ですが、原材料の質やトレーサビリティ、製造工場などあらゆる管理が徹底されたドッグフードが良いならモグワンが向いていると思います。
ですが、そこまで徹底されているのか不明でも問題なければセレクトバランスを候補に入れても良いでしょう。
ただ、どんなドッグフードも愛犬の体質に合わなければ意味がありません。
私がここで「〇〇の方がおすすめ!」と言ったところですべての犬に適合するわけではないので、それぞれの違いをご自身でよく確認されることをおすすめします。
モグワンとセレクトバランスは特徴やコンセプトが異なりますから、商品ごとの違いをよく比較し、その上で愛犬に合ったフードを選んであげるといいでしょう。
セレクトバランスドッグフードの種類と特徴について
セレクトバランスには、全部で8種類のドッグフードがあります。それぞれの保証成分値などを以下の表に比較してみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
パピー/ 子犬・母犬用 チキン 小粒 |
26%以上 | 17%以上 | 373kcal |
パピー/ 子犬・母犬用 ラム 小粒 |
27%以上 | 16%以上 | 370kcal |
アダルト/ 1才以上の成犬用 チキン 小粒/中粒 |
22%以上 | 13%以上 | 350kcal |
アダルト/ 1才以上の成犬用 ラム 小粒 |
23%以上 | 13%以上 | 350kcal |
スリム/ 成犬の体重管理用 チキン 小粒 |
16.5%以上 | 4.5%以上 | 284kcal |
スリム/ 成犬の体重管理用 ラム 小粒 |
18.5%以上 | 5%以上 | 286kcal |
エイジングケア/ 7才以上の成犬用 チキン 小粒 |
20%以上 | 10%以上 | 325kcal |
エイジングケア/ 7才以上の成犬用 ラム 小粒 |
21%以上 | 13%以上 | 335kcal |
すべての保証成分値を比較してみるとわかりますが「スリム/成犬の体重管理用」だけは栄養価がだいぶ低くなっているんです。
そのため、健康な犬がスリムだけを食べ続けると逆に体調を崩してしまう可能性も考えられます。
念のため、スリムは「体重を減らした方が良いかも」とすすめられた時に利用するのが無難でしょう。もし心配な場合は、獣医師に相談をしたうえで与えると安心できると思います。
それと、セレクトバランスではチキンよりもラムのほがやや高めの栄養価です。
どちらを利用するのかは愛犬の体質や健康状態にもよりますが、お腹が弱い犬や消化機能があまり良くない犬には、負担のかかりにくいチキンを選ばれた方がいいかもしれません。
あと最後に、この中で小粒と中粒の2種があるのは「アダルト/1才以上の成犬用 チキン」のみです。それ以外はすべて小粒のみとなっています。
セレクトバランスドッグフードのQ&A
セレクトバランスドッグフードにはブリーダーパックがあるの?
現時点で一番大きいサイズは7kgとなっています。
セレクトバランスの「乳酸菌ゴールド」って何?
乳酸菌ゴールドはビフィズス菌・有胞子菌・フェカリス菌の3種類の乳酸菌を含むサプリメントで、犬のお腹(腸)の健康を守る働きがあります。
犬用は顆粒タイプとタブレットタイプがあるようです。
セレクトバランスドッグフード正規品の販売店や取扱店はどこ?
セレクトバランスドッグフードまとめ
- 曖昧な原料や危険と感じる原料はなく安全性が考えられている。
- 犬の体のことを考え、合成保存料無添加・無着色・無香料。
- 低脂肪・低カロリーで日本で暮らす犬の栄養バランスが整えられている。
- 通販はもちろん、ペットショップでも購入できて便利。
- リニューアル前はヒューマングレード原料使用とあったが今は記載されていない。
- ビートパルプが体質に合わない場合は注意が必要。
- 原料の仕入れ先や製造工場など、具体的な情報はなく気がかり。
- アレルゲンとなりやすい食材が複数ありアレルギーを抱えている犬は控えた方がよい。
セレクトバランスは、曖昧な原料や危険と感じる原料が含まれていない部分は好感が持てます。合成保存料は無添加で、無着色・無香料なのも良い点です。
日本で暮らす犬の栄養バランスが考えられており、低脂肪・低カロリーなのも魅力でしょう。これらのことから、この価格帯としては良心的だなと感じますね。
ただ、原料のビートパルプばうんちが硬くなりやすい原料です。すでに「便秘をしている犬」「便が硬めの犬」は避けた方が無難でしょう。
また、原料の仕入れ先や製造工場など、具体的な情報がないところは気がかりです。良いところがたくさんあるだけに、なぜ基本的な情報の開示がされていないのか引っ掛かります。
せっかく内容はこだわっているのに、基本的な情報の開示がないともったいないなと感じました。
また、アレルゲンとなりやすい食材が複数含まれている点も少々懸念が残ります。健全な犬でも、初めて与える時は今までのフードにごく少量を混ぜて様子を見るのが良いでしょう。
セレクトバランスドッグフードの基本情報
内容量 | 1kg、3kg、7kg ※アダルト/1才以上の成犬用 チキン 小粒の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 2,090円(1kg) 4,295円(3kg) 8,904円(7kg) ※楽天参考価格 |
販売会社 | 株式会社ベッツ・チョイス・ジャパン |
公式サイト | https://selectbalance.jp |