日本で非常に根強い人気を誇るペットフードメーカーと言えば「ヒルズ」。
犬や猫を飼っている人で知らない人はいないと言われるほど、日本で幅広く展開されているペットフードブランドでドライフードとウェットフードの2タイプがあります。
パピー・アダルト・シニア、体重サポート・健康サポートなどドライフードだけでも28種類!そしてウエットフードが5種類あり、味も豊富で合計33種類が販売されています。
今回は「小型犬用 アダルト 1歳~6歳(成犬用)チキン」を実際に購入し、粒のサイズや香りなど確認してみました。
早速、サイエンスダイエットの安全性の評価、口コミや評判を調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.3 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.4 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 750g、1.5kg、3kg、4.8kg、5kg ※小型犬用 アダルト 1歳~6歳 (成犬用)チキンの場合 |
価格 | 1,091円(750g) 1,633円(1.5kg) 3,164円(3kg) 3,878円(4.8kg) 4,351円(5kg) ※小型犬用 アダルト 1歳~6歳 (成犬用)チキンのAmazon参考価格 |
価格/日 | 82円 |
価格/kg | 870円 |
カロリー/100g | 373kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、小麦、米、動物性油脂 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | チェコ |
当サイトは、サイエンスダイエットをCランクと評価しました。
サイエンスダイエットは商品によって原材料のラインナップがだいぶ異なるので、一概にこうだ!と評価することはできません。
ただアレルゲンとなりやすい原料が目立つので、食物アレルギーが気になる場合は使用を控えた方がいいでしょう。
品質や安全性においては、さすが大手なだけあってかなり徹底されている様子です。
原材料の仕入れ先が具体的には開示されていないものの、厳しい品質基準をクリアしたサプライヤーから仕入れているとのことなので、ひどく心配しなくても大丈夫でしょう。
目次
実際にサイエンスダイエットドッグフードを購入してみました!
サイエンスダイエットの粒やフードの匂いを確かめるべく、今回は「小型犬用 アダルト 1歳~6歳(成犬用)チキン」の750gを購入してみました。
↑パッケージの裏はこんな感じ。袋を開封してみましょう。
ちゃんとジッパーが付いています。しっかりしたジッパーなので安心です。
袋の中からはほんのり穀物系の香りが漂ってきました。少し油っぽさも感じられます。香りは結構強めで、鼻を近づけなくてもサイエンスダイエットだとわかるくらいです。
粒はこんな感じ。超小粒ですね!粒に触ると油のベタっとした感触があり、ちょっと気になります。
粒の大きさを比較するため、1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワンを並べてみました!サイエンスダイエットの大きさは直径約8~9mmといったところでしょうか。
小型犬用ということもあり、超小型犬でも問題なく食べられそうです。大型犬用もあるため、中型犬や大型犬はそちらが良さそうですね。
それでは次に、サイエンスダイエットの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
サイエンスダイエットドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、サイエンスダイエットの原材料と安全性についてです。
ここでは「小型犬用 アダルト 1歳~6歳(成犬用)チキン」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 21.0%以上 | オメガ3脂肪酸 | 0.58% |
脂質 | 13.0%以上 | オメガ6脂肪酸 | 3.80% |
粗繊維 | 3.0%以下 | 水分 | 10.0%以下 |
灰分 | 6.5%以下 | 代謝エネルギー | 373kcal/100g |
まず、サイエンスダイエットの特徴を見てみましょう。
- 最新の臨床栄養学に基づいた栄養バランス。
- 厳しい品質基準を満たしているサプライヤーから原料を仕入れている。
- 各原材料の安全性を検査するだけでなく、原材料の生産プロセスも確認している。
- すべての製造施設を対象に、年に1度は品質監査を実施している。
- 合成保存料・酸化防止剤(BHAやBHTなど)不使用。
サイエンスダイエットは、多くの獣医師や栄養学者が開発に携わっているドッグフードです。
どんな素材を使ってどう調理するか?ということにフォーカスするよりも、常に科学的根拠に基づいた栄養バランスでありたい…そんな姿勢を見せてくれているドッグフードです。
多くの獣医師やブリーダーがサイエンスダイエットを薦めたがるのは、つまり専門家が最新の栄養学に基づいてフードを作り上げているという事実があるからでしょう。
たとえ原材料の中に曖昧な原料(動物性油脂や柑橘類など)が使われていたとしても、栄養学的に優れたフードなので推薦する人も多く、安定の人気を誇っています。
ちなみに、サイエンスダイエットには合成保存料や酸化防止剤(BHAやBHTなど)が使われていません。
酸化防止剤は天然由来の成分が使われているので、できるだけ安全とは言い難い添加物を避けることができるのもサイエンスダイエットのメリットと言えるでしょう。
- 体重が思うように増えない犬。
- 毛並み・毛艶が悪い犬。
- 小麦やトウモロコシアレルギーがない犬。
- 肥満気味な犬(→肥満傾向の犬用フードあり)。
- 体力がなくて弱っている犬。
- 栄養学的に優れたドッグフードを探している人。
- リーズナブルで比較的良好なドッグフードを探している人。
- 安全とは言い難い添加物を含まないドッグフードを探している人。
あくまでも個人的な意見ですが、低アレルゲンフードや原材料の素材・調理方法にこだわったフードを求める飼い主さんにはあまり向かないかもしれません。
どちらかと言うと、最新のペット栄養学にこだわりたい飼い主さんに向いているドッグフードだと思います。
サイエンスダイエットドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
サイエンスダイエットを愛犬に与えている飼い主さんの声を「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けて、以下にご紹介します。
サイエンスダイエットドッグフードの良い口コミ
サイエンスダイエットドッグフードの悪い口コミ
サイエンスダイエットドッグフードの口コミ・評判まとめ
サイエンスダイエットの口コミを調査したところ、全体的にとても評判の良いドッグフードであることがわかりました。
ただ中には、うんちの量や回数が増えてしまった犬やお腹を壊してしまった犬も結構いるようですね。
今回口コミを調査するにあたり、Amazonや楽天などの通販サイトを参考にしています。ですが、より具体的な口コミを見たい人は、Amazonを参考にされるといいかもしれません。
なので、これから利用しようか考えている人や現在サイエンスダイエットに違和感を抱いている人は、一度ご自身の目でAmazonの口コミを覗いてみるのがおすすめですね。
あと、どの通販サイトにも共通していたのが「発送が遅い」という点です。他のドッグフードに比べ、サイエンスダイエットはこの口コミが圧倒的に多い印象でした。
通販サイトを利用して購入する場合はなるべく余裕をもって、そして保管状況に問題がなさそうかどうかもしっかり確認するようにしましょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでサイエンスダイエットを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
サイエンスダイエットドッグフードの価格はAmazonが安い!
調査したところ、サイエンスダイエットの価格がもっとも安いのはAmazonの定期購入であることがわかりました。公式サイトでの販売は行われていません。
もし、サイエンスダイエットの継続を考えているのなら、Amazonの定期購入を利用した方がお得でしょう。
サイエンスダイエットドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | サイエンスダイエット (小型犬用 成犬用 チキン) |
---|---|---|
主原料 | トリ肉(チキン、ターキー) トウモロコシ 小麦 |
|
穀物 | トウモロコシ 小麦 米 |
|
タンパク質 | 21.0%以上 | |
脂質 | 13.0%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
373kcal | |
内容量 | 750g 1.5kg 3kg 4.8kg 5kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Cランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとサイエンスダイエットには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、サイエンスダイエットは、最新の栄養学に基づいて栄養バランスよく仕上げたフードです。対してモグワンは、素材にこだわって栄養バランスよく仕上げたフードなんですよ。
もっとわかりやすく言うと、サイエンスダイエットはAAFCOの栄養基準を採用した「総合栄養食」で、モグワンは独自の基準で総合栄養食と同等の内容にしています。
だからといって、モグワンは栄養バランス的に問題があるというわけではありません。単純に、AAFCOの栄養基準を採用しているかどうかの違いです。
あくまでも個人的な意見ではありますが、栄養学にとことんこだわったドッグフードを利用したいなら、サイエンスダイエットを選ばれるといいでしょう。
逆に、人も食べれるような質の良い素材を使い、お肉や魚を多めに使っているドッグフードを与えたいならモグワンが向いていると思います。
どちらが良いかというのは、愛犬の体質や健康状態により異なります。なので、違いをよく比較したうえで、愛犬に合ったドッグフードを選ぶようにしましょう。
犬用「サイエンスダイエット」と「サイエンスダイエット・プロ」の違いは?
犬用の「サイエンスダイエット」と「サイエンスダイエット・プロ」の違いは、わかりにくいですよね…。
公式サイトによると、サイエンスダイエットよりもサイエンスダイエット・プロの方が、悩みや目的に寄り添った内容のシリーズだそうです。
そのため、サイエンスダイエット・プロは「避妊・去勢」「腎臓・心臓」「脳」「関節」など、あらゆる目的に合わせたドッグフードが取り揃えられています。
サイエンスダイエットも栄養学的には十分優れていますが、より愛犬の健康をサポートしたいならサイエンスダイエット・プロを選択してみるといいかもしれません。
サイエンスダイエットドッグフードの種類について
サイエンスダイエットには、ドライフードとウェットフードの2タイプがあります。
公式サイトを見ると商品がゴチャゴチャ混ざってわかりにくいので、当サイトなりに種類をザックリとまとめてみました。
商品の使い分けや選び方については、直接「日本ヒルズ・コルゲート株式会社」に問い合わせて相談してみるといいでしょう。
ドライフード
子犬用(パピー)/妊娠・授乳期の母犬用
- パピー 小粒(12ヶ月まで)/
妊娠・授乳期 - パピー 小型犬用(12ヶ月まで)/
妊娠・授乳期 - パピープレミアム 小型犬用(12ヶ月まで)/
妊娠・授乳期 - パピー 大型犬用(18ヶ月まで)
子犬用(パピー)/妊娠・授乳期の母犬用は、小型犬・大型犬用の犬種別に加え、小粒のタイプに分かれています。愛犬にはどれを選べば良いのかわかりやすいのも良い点です。
成犬用(アダルト)
- アダルト(1~6歳)小粒 チキン
- アダルト(1~6歳)中粒 チキン
- アダルト(1~6歳)小型犬用 チキン
- アダルト(1~5歳)大型犬用 チキン
- アダルト(1~6歳)小粒 ラム&ライス
- アダルト(1~6歳)小型犬用 ラム&ライス
成犬用(アダルト)は、小粒・中粒の粒サイズと、小型犬・大型犬の犬種別に分かれています。小粒と小型犬用のみラム&ライスもあるというラインナップです。
シニア犬・高齢犬用
- シニア(7歳以上)
小粒/中粒 チキン - シニア(7歳以上)
小型犬用 チキン - シニア(6歳以上)
大型犬用 チキン - シニアプラス(10歳以上)
小粒 チキン - シニアプラス(10歳以上)
小型犬用 チキン - シニアアドバンスド(13歳以上)
小粒 チキン - シニアアドバンスド(13歳以上)
小型犬用 チキン
シニア犬・高齢犬用は、成犬用と同様に、小粒・中粒の粒サイズと、小型犬・大型犬の犬種別に分かれています。
種類は全てチキンのみで、小粒と小型犬用は10歳以上・13歳以上のラインナップがありますよ。
体重が気になる犬用
- 室内小型犬 避妊・去勢後
1歳以上 成犬・高齢犬用 チキン - 肥満傾向の成犬用(1~6歳)
小粒/中粒 アダルトライト チキン - 肥満傾向の成犬用(1~6歳)
小型犬用 アダルトライト チキン - 肥満傾向の成犬用(1~5歳)
大型犬用 アダルトライト チキン - 肥満傾向の高齢犬用(7歳以上)
小粒 シニアライト チキン - 肥満傾向の高齢犬用(7歳以上)
小型犬用 シニアライト チキン - 減量サポート 中粒
(1歳以上の成犬・高齢犬用・避妊・去勢後にも) チキン - 減量サポート 小型犬用
(1歳以上の成犬・高齢犬用・避妊・去勢後にも) チキン
体重が気になる犬用は、年齢・犬種・粒サイズごとに分かれています。避妊・去勢後に向いているタイプも揃っていますね。
健康サポート(1歳以上の成犬・高齢犬用)
- 敏感なお腹と皮膚の健康サポート 中粒
- 敏感なお腹と皮膚の健康サポート 小型犬用
- 腸の健康サポートプラス 小型犬用
健康サポートは、中粒と小型犬用の2つのラインナップです。年齢は成犬〜高齢犬が対象となります。お腹や皮膚の調子に悩みを抱える犬向きです。
ウェットフード(缶詰・トレイ)
- アダルトライト(1~6歳)
肥満傾向の成犬用(缶詰) - シニア(7歳以上)
高齢犬用 ビーフ(缶詰) - シニア(7歳以上)
高齢犬用 チキン(缶詰) - シニア(7歳以上)
小型犬用 チキンと野菜レシピ(トレイ)
ウェットフード(缶詰・トレイ)は、成犬以上向けのラインナップです。シニア向けが大半で、トレイタイプもあります。
サイエンスダイエットドッグフードのQ&A
サイエンスダイエットドッグフードの賞味期限は?
合成保存料や防腐剤などを使用していないので、保管する際は直射日光の当たらない涼しい場所に保管するようにしましょう。
サイエンスダイエットの返金保証って何?
サイエンスダイエットを含む計3ブランドのヒルズ製品が対象となります。詳細は公式サイトを確認してみて下さい。
サイエンスダイエットドッグフード正規品の取扱店や販売店はどこ?
Amazonや楽天などの通販サイトで購入する場合は、できるだけ「正規品」を購入されることをおすすめします。
並行輸入品のすべてが悪いわけではないのですが、もしも何かトラブルがあった時にメーカーは保証してくれません。
サイエンスダイエットドッグフードまとめ
- 獣医師や専門家が開発に携わっており、最新の栄養学に基づいて開発。
- 厳しい品質基準を満たしたサプライヤーから材料を仕入れている。
- 犬の健康にとって不要な合成保存料・合成酸化防止剤不使用。
- 同じシリーズの種類はかなり多くあり、体格・年齢・粒サイズ・悩み別に分かれている。
- 条件を満たせれば返金保証制度を利用できる可能性もある。
- 原料の具体的な情報や調理方法については開示されていない。
- 曖昧な表記の原料が使用されていて気になる。
- アレルゲンとなりやすい食材が目立つので、気になる場合は控えた方がいい。
サイエンスダイエットは、最新のペット栄養学に基づいていて、安全とは言い難い添加物を避けられるのが好印象です。
厳しい品質基準を満たしたサプライヤーから原料を仕入れており、生産プロセスの確認や製造施設の品質監査なども徹底され安全面がしっかりしているようですね。
同じシリーズの種類はかなり多くて迷いやすいものの、目的がハッキリしているなら選びやすいでしょう。
ただ「動物性油脂」「柑橘類」という曖昧な表記が使用されているのは気になりますね。
愛犬が口にする食品を選ぶ基準として、明確な原材料表示こそが安全性を確認できる唯一の手がかりと思う飼い主は多いはず。
新成分や栄養学という言葉は魅力的ですが、アレルゲンとなりやすい原料も多いため食物アレルギーが気になる犬には要注意です!
初めて与える場合は、現在使用中のドッグフードに少しずつプラスして様子を見ながら進めましょう。
サイエンスダイエットドッグフードの基本情報
内容量 | 750g、1.5kg、3kg、4.8kg、5kg ※アダルト小型犬用 成犬用 1歳~6歳の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | 982円(750g) 1,470円(1.5kg) 2,848円(3kg) 3,490円(4.8kg) 3,916円(5kg) ※小型犬用 アダルト 1歳~6歳 (成犬用)チキンのAmazon参考価格 |
通常価格 | 1,091円(750g) 1,633円(1.5kg) 3,164円(3kg) 3,878円(4.8kg) 4,351円(5kg) ※小型犬用 アダルト 1歳~6歳 (成犬用)チキンのAmazon参考価格 |
日本総代理店 | 日本ヒルズ・コルゲート株式会社 |
公式サイト | https://www.hills.co.jp/ |