ペットライン株式会社が製造・販売を手掛ける国産ドッグフード「メディコート」。
メディコートは特定のトラブルが気になる犬のために作られた総合栄養食で、代表的な商品にはアレルゲンカットなどがあります。
ここでは、そんなメディコートの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.5 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.2 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 1.25kg、3kg、6kg、8kg ※アレルゲンカット 魚&お米(1歳から成犬用)の場合 |
価格 | 983円(1.25kg) 1,580円(3kg) 2,482円(6kg) 4,090円(8kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 54円 |
価格/kg | 511円 |
カロリー/100g | 約335kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(米、米粉 、米ぬか)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源、フィッシュエキス、フィッシュコラーゲン)、油脂類(動物性油脂 、ライスファットカルシウム、ガンマ-リノレン酸) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 子犬用(離乳〜1歳まで)/成犬用(1歳から)/高齢犬用(7歳から)/老齢犬用(11歳から) |
原産国 | 日本 |
当サイトは、メディコートをCランクと評価しました。
メディコートは、これといって有害な化学合成物質を含まない良好なドッグフードだと感じました。ですが、残念ながら原材料の具体的な情報までは開示されていません。
公式サイトでは「こんなに優れた工場で作っているよ!」「こんなにしっかり検査しているよ!」とアピールされています。
でも、どこから仕入れたどんな食材を使っているのか情報がないのは残念ですね。今後の情報開示に期待したいです。
気になる部分はありますが、価格のわりに決して内容は悪くないドッグフードでしょう。
目次
実際にメディコートドッグフードを購入してみました!
メディコートの中身や匂いなどを確認するべく、今回は「アレルゲンカット 魚&お米(1歳から成犬用)」の500gを購入してみました。
穀物がダメな犬用に「魚&えんどう豆蛋白」や「グレインフリー(チキンテイスト/フィッシュテイスト)」もあるようです。
↑パッケージの裏はこんな感じ。
次に、袋を開封してみましょう。
メディコートは小分けパックになっています。これはありがたいですね。
中身を出すとこんな感じ。500gの場合は250gが2袋入っています。
これらは透明のパッケージなので、保管する際は日光や光が当たらないよう冷暗所に保管されたほうがいいですね。
フードの匂いは、個人的に少しキツイかな?と感じるレベルです。
お肉の香りというより、穀物の香りが強め。気になる人もいるかもしれません。
粒の大きさを確認するため、一円玉と私がいつも愛犬に利用しているモグワン、メディコートを並べてみました。
メディコートは約8〜9mmと粒が大きくないので、口が小さな犬や小型犬でも無理なく食べれるかと思います。ちなみに、以前は大粒があったものの終売となりました。
それでは次に、アレルゲンカットの原材料と安全性について見ていきましょう。
メディコートドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、メディコートの原材料と安全性についてです。ここでは「アレルゲンカット 魚&お米(1歳から成犬用)」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 20.0%以上 | 灰分 | 10.0%以下 |
脂質 | 11.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 代謝エネルギー | 約335kcal/100g |
メディコートはこれといって有害な化学合成物質も使われておらず、価格のわりには比較的中身の良いドッグフードだと感じました。
まずはメディコートの特徴をまとめてみたいと思います。
- 研究開発には獣医師や獣医学・動物学・栄養学などの専門家が携わっている。
- NIRSを使用して入庫される主な原材料の栄養成分をチェック。
- 合成着色料や合成酸化防止剤は使われていない。
- 茨城県つくば市研究開発センターと岐阜県多治見市工場はISO22000を取得。
- ブランド卵「ヨード卵・光」を配合(アレルゲンカットを除く)。
メディコートは特定のトラブルを抱える犬に合わせた原材料と栄養バランスで作られていますが、療法食ではありません。
あくまでも普通のドッグフード(一般的な主食)の位置づけになるので、治療を目的としたフードを探されている場合はまず主治医に相談するようにしましょう。
メディコートのいいところは、これといって有害な添加物が使用されていないところです。
製造工程の段階でどのような添加物を使用しているのかわかりませんが、原材料と公式サイトを見る限り合成着色料や合成酸化防止剤はとくに使われていないようです。
ただ、原材料についての具体的な情報が少ないのは個人的にいただけません。
気にしない人にとってはどうでもいい話だと思いますが、やはり大切な家族が食べる物だからこそ、どこから仕入れたどんな食材を使っているのかはきちんと知りたいですね。
動物性油脂においてもそうです。どんな動物の油脂を使用しているのか、この辺りも曖昧にせずきちんと開示すべきでしょう。
- 特定のトラブルが気になる犬。
- 療法食を使うまでに至らない犬。
- 比較的安いフードで愛犬の健康をサポートしたい人。
内容が決して悪くないドッグフードだけに、見える範囲での情報量があまりにも少なすぎるのは残念です。今後に期待したいと思います。
メディコートドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
メディコートを愛犬に与えている飼い主さんは、どんな感想を持ったのか確かめるべく口コミや評判を集めました。
メディコートドッグフードの良い口コミ
メディコートドッグフードの悪い口コミ
メディコートドッグフードの口コミ・評判まとめ
ここでは、アレルゲンカット以外の商品の口コミについても調査してみました。そうして感じたのは、メディコートは全体的に評判がいいなということです。
目立った声は「安いのに中身がいい」「痒みが治まっている」「尿の調子がいい」など、好意的な口コミがとても多い印象を受けました。
それに対し、メディコートの品質や原材料に疑問を感じている声も少なくありません。
とくに食物アレルギーを抱える犬は、原材料についての細かい情報が必要な場合もあります。メディコートだと情報が大雑把すぎるため、不安になるのも当然のことだと感じました。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでメディコート「アレルゲンカット」を買うのがもっとも安いのか?公式サイトと大手通販サイトであるAmazonと楽天の合計3社を比較してみました。
メディコートドッグフードの価格はAmazonも楽天もほぼ一緒!
調査した結果、メディコートの価格はAmazonも楽天もほぼ同じであることがわかりました。これはアレルゲンカットに限らず、他の商品も同様です。
ただ、ペットラインには「ペットラインしあわせマルシェ」という公式のお試し専用ショップがあり、1商品1回のみ1.25kgを500円で購入することができます。
お試し専用ショップのため、一般的な通販サイトとは利用方法が異なりますが、お得に購入したい場合は候補に入れても良いでしょう。
メディコートドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | メディコート (アレルゲンカット 魚&お米 (1歳から成犬用)) |
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主原料 | 穀類 (米・ 米粉・ 米ぬか) 魚介類 (フィッシュミール: DHA・EPA源・ フィッシュエキス・ フィッシュコラーゲン) |
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穀物 | 米 米粉 米ぬか |
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タンパク質 | 20%以上 | |
脂質 | 11%以上 | |
代謝エネルギー(100gあたり) | 約335kcal | |
内容量 | 1.25kg 3kg 6kg 8kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Cランク |
私がいつも愛犬に与えているモグワンとメディコートには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
モグワンとメディコートは、それぞれ目的が大きく異なるので、一概に「どちらがおすすめ!」とこの場で断言することはできません。
モグワンは活動的な子犬~シニア犬向けのドッグフードなのに対し、メディコートは特定のトラブルが気になる犬のために作られたドッグフードです。
犬の健康状態・生理状態・ライフスタイル・食材との相性によって最適なドッグフードが変わりますから、まずは愛犬が今どんな状態なのかをよく知ることから始めましょう。
メディコート(pHサポート)ドッグフードの評判は?
結論から言うと、pHサポートの評判はとても良いと感じました。
あらゆる口コミを調査してみるとわかることなのですが、実際にpHサポートを使用し、pHの数値や排尿が安定してきたという声が多めだなと思います。
他にもこんな口コミがあったので、以下に紹介しますね。
- 約2年、ストルバイト尿結石を再発しなくなった。
- pHの数値が良くなった。
- 膀胱炎にならなくなってきた。
- おしっこの色が良くなった。
メディコートのpHサポートは、ライフステージごとにマグネシウムの含有量を調整しています。また、ミネラルバランスや栄養成分も調整し尿pHに配慮したドッグフードです。
なので、pHサポートを食べている犬の尿の色や数値が安定しやすい傾向にあるのではないかと思われます。
メディコートドッグフードの種類と特徴について
メディコートのドライフードは全部で6種類あります。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
商品名 | 特徴 |
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腸内フローラ ケア |
納豆菌と乳酸菌の「バイオジェニックス」とフラクトオリゴ糖の「プレバイオティクス」が配合されている。 お腹の健康を維持したい犬におすすめ。 |
アレルゲン カット 魚&お米 |
アレルゲンとなりやすい原料をカットし、タンパク源に魚と米を使っているドッグフード。 |
アレルゲン カット 魚& えんどう豆蛋白 |
アレルゲンとなりやすい原料をカットし、タンパク源に魚とえんどう豆を使っているドッグフード。 小麦・大豆・米が合わない犬にもおすすめ。 |
pHサポート | ミネラルバランスと栄養成分を調整し、下部尿路の健康維持とストルバイト結石に配慮しているドッグフード。 |
満腹感 ダイエット |
繊維質を増やして低脂肪・低カロリー設計にしている。 主原料は穀類・豆類・セルロース。 |
グレイン フリー |
原材料に穀物を使わないドッグフード。 代わりに脱脂大豆が使われているため、大豆アレルギーがある場合は使用を控えたほうが良い。 |
メディコートは、どれも何かしらの悩み・特定のトラブルがある犬に向けた設計で、ライフステージごとに分かれており選びやすいのも特徴です。
ドライフードのほかに、ウェットフードとジャーキーもあります。
メディコートドッグフードのQ&A
メディコートドッグフードの取扱店や販売店は?
メディコートドッグフードまとめ
- 獣医師や獣医学・動物学・栄養学などの専門家が開発に携わり安全性を高めている。
- 主な原材料はNIRSで栄養成分をチェックし品質を維持。
- 犬の健康にとって必要ない合成着色料や合成酸化防止剤は使われていない。
- 内容量6kgまでは小分けになっていて、消費量が少ない場合も便利。
- トラブルを抱えている犬向けの商品だが療法食ではない。
- 原料についての情報量があまりにも少なくて引っかかる。
- 曖昧な表記の原料「動物性油脂」が使われていて気がかり。
- 魚や米が体質に合わない犬は控えた方が無難。
獣医師や獣医学・動物学・栄養学など多数の専門家が開発に携わるメディコートは、有害な化学合成物質が使われていない点は好印象です。
内容量6kgまでは小分けになっているところも、利用しやすいよう配慮されているなと感じます。
でも、原料についての情報量があまりにも少ないのは引っかかりました。情報開示しているドッグフードも増えてきているので、この辺りが今後変わると良いなと思います。
また、アレルゲンカットがされていて食物アレルギー対応と謳っている製品でありながら、曖昧な表記の原料「動物性油脂」があるのは気になりました。
「動物性油脂」では、どの動物の油脂が使われているのか不明なので、本当に食物アレルギー対策になるのかなと疑問を感じましたね。
そもそも、犬によっては魚や米が体質に合わない場合もあります。アレルゲンカットだからと安心せず、与える時は少量から試し異変がないかよく観察するのが良いでしょう。
メディコートドッグフードの基本情報
内容量 | 1.25kg、3kg、6kg、8kg ※アレルゲンカット 魚&お米(1歳から成犬用)の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 983円(1.25kg) 1,580円(3kg) 2,482円(6kg) 4,090円(8kg) ※Amazon参考価格 |
販売会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | https://www.petline.co.jp/medycoat |