
- できるだけ安くて質のいい餌はどれ?
- 餌代にあまりお金をかけられないけど、変な餌は与えたくない。
- 手作り食も取り入れてるからドッグフード代は少し抑えたい。
こんなことで悩んでいませんか?
2019年4月、犬の飼い主さん91人を対象に「ドッグフードに関するアンケート」を行ったところ、61人がドッグフード1kgあたりに出せる予算が1,000~2,000円と答えました。
詳しくは後ほど解説しますが、できるだけ家計の負担にならない、それでいて質の良いドッグフードを探している飼い主さんはとても多いようですね。
ここでは、私が良質だと思う人気のドッグフード30種類以上の価格をそれぞれ比較し、その上で本当におすすめしたいコスパのいいドッグフード5選を紹介していきたいと思います。
目次
「コスパがいい」と思えるドッグフードの価格は1kgあたり2,000円未満!
冒頭でも軽くお伝えしたように、私は以前、犬の飼い主さん91人を対象に「ドッグフードに関するアンケート」を行いました。
その中で「ドッグフードに出せる予算は1kgあたりいくらですか?」という質問をしたのですが、この問いに対して以下のような回答結果が得られました。
- 1kgあたり1,000円未満・・・11人
- 1kgあたり1,000~1,500円・・・36人
- 1kgあたり1,500~2,000円・・・25人
- 1kgあたり2,000円以上・・・19人
1kgあたり1,000~1,500円と答えた飼い主さんがもっとも多いんですね!
逆に、あまり安いとやはり不安を感じるのでしょうか?1kgあたり1,000未満が11人と、かなり少なめの結果であることが分かりました。
でもこれだけ見たら「じゃあ中身は?」となるので、他にどんなことをドッグフードに求めているのか?その辺りも同じ91人の飼い主さんに聞いてみました。その結果がこちらです。
この結果も含めて分かったのは、できれば1kgあたり1,000~2,000円で、原材料の品質やバランス、安全性にこだわったドッグフードを求めている飼い主さんが圧倒的に多いということです。
これを見る限り、価格と容量のバランスはそこまで気にされているわけではないようなんですよね。
つまり、容量よりも1kgあたりの質(要はプレミアム感)が重要であるということもこのアンケートの結果から読み取れます。
どれだけ容量があってお得でも、フードの質と安全性がいまいちなようではコスパがいいとは言えない。そう思っている飼い主さんが多いということになりますね。
【基本】安心安全なコスパのいいドッグフードの選び方
1kgあたり1,000円~2,000円くらいが負担になりにくいと分かったところで、今度は安心安全なコスパのいいドッグフードの選び方についてサクッと紹介していきます。
選び方のコツは、「コスパがいい=価値のある内容なのに価格が安い」という意味にちゃんと比例しているかどうかです。
良質な動物性タンパク質が使われている
まずコスパのいいドッグフードを見極める1つ目のポイントとして、良質な動物性タンパク質が使われているかどうかにあります。
主原料に人間も食べれるような質の良い肉や魚が使われており、またそれらにホルモン剤や抗生物質などの薬剤が使われていないといいですね。産地や飼育環境なども明確だと尚良しです。
さらに生肉・生魚を使用していて、それらを丁寧に低温加熱調理しているものが理想です。
油脂の種類が明確である
どれだけいいお肉が使われていても、使われている油脂の種類がはっきりと分からないものは好ましいとは言い難いですね。
何の動物あるいは植物から採取される油脂なのか分からない「動物性油脂」「植物性油脂」「魚油」などよりも、「サーモンオイル」「亜麻仁油」といったように何の油脂を使っているのか明確なものを選ぶようにしましょう。
トレーサビリティが徹底されている
ドッグフードの原材料や生産情報、流通経路、販売などが追跡できるシステム(トレーサビリティ)を導入しているドッグフードを選ぶことも大切です。
何かあった時に追跡できないと、知らずにそのまま愛犬にリコール対象のドッグフードを与え兼ねません。できれば、パッケージ1つ1つに製造番号が印字されてあるといいですね。
トレーサビリティを取り入れているドッグフードを選ぶこともまた、愛犬の命や健康を守ることへとつながります。
注意すべき成分が無添加である
そして最後の見極めポイントは、安全とは言い難い成分(合成保存料、着色料、香料、BHA、BHTなど)が無添加であるかどうかです。
ドッグフードの品質や見た目を良く保つためには必要な成分かもしれませんが、犬が健康的に生きていく上でこれらは必要ありません。
【1kgあたりいくら?】コスパのいいドッグフード30種類の価格を比較!
アンケートの結果と4つの選び方ポイントを踏まえて、今度はコスパがいいと口コミで評判のドッグフード30種類の価格を比較してみることにしました。
公平に比較するためにも、まずは初回割引や定期購入割引など一切なしの通常価格だけで比較していきたいと思います。
商品名 | 内容量 | 税込価格 | 1kgあたりの価格 |
---|---|---|---|
ナチュロル![]() |
850g | 3,240円 | 4,190円 |
ヤラー(グレインフリー)![]() |
2kg | 7,452円 | 3,726円 |
オリジン![]() |
2kg | 6,522円 | 3,261円 |
アカナ![]() |
2kg | 6,264円 | 3,132円 |
キアオラ![]() |
2.7kg | 7,128円 | 2,640円 |
モグワン![]() |
1.8kg | 4,708円 | 2,615円 |
ハロー![]() |
1.8kg | 4,212円 | 2,340円 |
ロータス![]() |
2.27kg | 5,150円 | 2,269円 |
ファインペッツ![]() |
1.5kg | 3,394円 | 2,263円 |
アーテミス「オソピュア」![]() |
1kg | 2,258円 | 2,258円 |
リガロ![]() |
1.8kg | 4,000円 | 2,222円 |
ネルソンズ![]() |
5kg | 8,580円 | 1,716円 |
アランズナチュラルドッグフード・ラム![]() |
2kg | 4,708円 | 2,354円 |
カナガン![]() |
2kg | 4,708円 | 2,354円 |
ソルビダ![]() |
1.8kg | 3,780円 | 2,100円 |
アディクション![]() |
1.8kg | 3,657円 | 2,031円 |
プラぺ![]() |
2kg | 3,800円 | 1,900円 |
シュプレモ![]() |
1kg | 1,784円 | 1,784円 |
ナウフレッシュ![]() |
2.72kg | 4,740円 | 1,743円 |
ロイヤルカナン![]() |
2kg | 3,186円 | 1,593円 |
ホリスティックレセピー![]() |
2.4kg | 3,740円 | 1,558円 |
ナチュラルバランス![]() |
2.27kg | 3,402円 | 1,499円 |
プラチナムナチュラル![]() |
1.5kg | 1,667円 | 1,111円 |
ユーカヌバ![]() |
2.7kg | 2,836円 | 1,050円 |
サイエンスダイエット![]() |
1.4kg | 1,436円 | 1,026円 |
スーパーゴールド![]() |
2.4kg | 2,200円 | 917円 |
プロマネージ![]() |
1.7kg | 1,245円 | 732円 |
アイムス![]() |
1.2kg | 835円 | 696円 |
ビタワン![]() |
2kg | 1,196円 | 598円 |
コストコ「カークランド」![]() |
18.14kg | 5,479円 | 302円 |
以上30種類のドッグフードの価格を比較してみて分かったのは、価格が下がるほどお肉の量より穀類の量が圧倒的に多くなっていて、また安全とは言い難い添加物が使われている傾向にあるということです。
それに比べ、1kgあたり1,500円以上くらいになってくると中身がしっかりしてきます。
さらに価格が上がって1kgあたり2,000円以上になると、先ほど紹介した4つのポイントにきちんと当てはまる商品が増えてくることも分かりました。
もちろん価格がすべてではないのですが、やはり良い原料を使用しているドッグフードほどそれなりに価格が高くなりますね。とくにオーガニック原料を使うヤラーの価格には納得です!
さて、通常価格で見る1kgあたりの価格を比較したところで、今度は定期購入などの割引が入った価格で比較してみたいと思います(青色と緑色が付かなかった商品は除外)。
定期購入割引などが入った価格でさらに比較!
商品名 | 内容量 | 割引後の価格 | 1kgあたりの価格 |
---|---|---|---|
ヤラー(グレインフリー)![]() |
2kg | 割引なし | 3,726円 |
オリジン![]() |
2kg | 割引なし | 3,261円 |
ナチュロル![]() |
850g×2袋 | 5,378円 | 3,163円 |
アカナ![]() |
2kg | 割引なし | 3,132円 |
キアオラ![]() |
2.7kg | 割引なし | 2,640円 |
ロータス![]() |
2.27kg | 割引なし | 2,269円 |
アーテミス「オソピュア」![]() |
1kg | 割引なし | 2,258円 |
モグワン![]() |
1.8kg | 4,237円 | 2,353円 |
アディクション![]() |
1.8kg | 割引なし | 2,031円 |
アランズナチュラルドッグフード・ラム![]() |
2kg | 4,237円 | 2,118円 |
カナガン![]() |
2kg | 4,237円 | 2,118円 |
プラぺ![]() |
2kg | 3,610円 | 1,805円 |
ナウフレッシュ![]() |
2.72kg | 割引なし | 1,743円 |
ナチュラルバランス![]() |
2.27kg | 割引なし | 1,499円 |
ネルソンズ![]() |
5kg | 7,293円 | 1,458円 |
プラチナムナチュラル![]() |
1.5kg | 割引なし | 1,111円 |
ファインペッツ![]() |
1.5kg | 0円~3,184円 | 0円~2,123円 |
割引が入るとグッと安くなるドッグフードが7商品ほどあり、そのうち以下の5商品がまとめ買いor継続回数でさらに値段が安くなります。
- モグワン(1kgあたり2,092円で購入可能)
- アランズナチュラルドッグフード・ラム(1kgあたり1,883円で購入可能)
- カナガン(1kgあたり1,883円で購入可能)
- ネルソンズ(1kgあたり1,372円で購入可能)
- ファインペッツ(1kgあたり0円で購入可能)
ちなみに、緑色のついている商品に関してはトレーサビリティの導入がハッキリとしていないんですね。
ここが気にならないようであれば、緑色がついた商品でも品質はとても良いので安心して購入しても問題ないと私は判断しています。
ただ、今回は4つの選び方ポイントに沿ったドッグフードを紹介するのが私の役目です。
あくまでも私目線ではありますが、本当にコスパのいいおすすめのドッグフード5選をランキング形式で紹介していきたいと思います!
【決定】犬の餌にコスパのいい安全なドッグフードおすすめ5選!
ここで紹介する5つのドッグフードを決めるにあたり、「原材料の使い方と品質」「安全性」「トレーサビリティの確保」が徹底されている価格の安い商品を評価してみました。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。
ネルソンズ

最安値 | 1回20,000円以上購入すれば1kgあたり1,372円 |
価格 |
【通常】8,580円 【定期】7,293円(1袋だけ購入の場合) |
内容量 | 5kg |
評価 | ![]() |
カナガン

最安値 | 1回20,000円以上購入すれば1kgあたり1,883円 |
価格 |
|
内容量 | 2kg |
評価 | ![]() |
アランズナチュラルドッグフード・ラム

最安値 | 1回20,000円以上購入すれば1kgあたり1,883円 |
価格 |
|
内容量 | 2kg |
評価 | ![]() |
モグワン

最安値 | まとめて5袋購入すれば1kgあたり2,092円 |
価格 |
|
内容量 | 1.8kg |
評価 | ![]() |
ファインペッツ

最安値 | 100回購入すれば1kgあたり0円 |
価格 |
|
内容量 | 1.5kg、4kg、8kg、16kg |
評価 | ![]() |
迷ったらコレ!コスパのいい安全なドッグフードにネルソンズをおすすめする理由!
当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。
ここはあくまでも私が選んだドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、なぜネルソンズを選んだのか?まずはその理由を簡単にまとめてみました。
- 人間用の安全な食材のみが使われている。
- 人工添加物、肉の副産物、遺伝子組み換え食品不使用。
- 穀物アレルギーに配慮してグレインフリー。
- お肉をしっかり食べれて野菜や果物もバランスよく摂れる。
- オメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルが使われている。
- トレーサビリティがしっかりしている。
私がネルソンズを高く評価した一番の理由は、内容がしっかりしているのに価格が安い!ただそれだけです。
もちろん上記のような理由をいろいろ踏まえた上での話ですが、フードに使われる原材料の品質、製造工場の安全性、トレーサビリティなど、あらゆることが徹底されていて5kgを6,864円(3袋まとめて買った場合)で購入できるのはお得です。
ただ、小型犬のように小粒しか食べない犬、または7歳を過ぎてネルソンズが対象にならない犬もいると思います。
そのような子には、カナガン、アランズナチュラルドッグフード・ラム、モグワン、ファインペッツ、または比較表で緑色で示した商品を利用されてみるといいでしょう。
手作り食とドッグフードはどちらがコスパいいの?
手作り食の方が経済的のように思えますが、実はドッグフードの方がコスパはいいです。
と言いますのも、手作り食は栄養バランスをよく考えて材料を1から揃えなければならないので、思いのほかコストがかかります。
さらにビタミンやミネラル、必要に応じてグルコサミンやコンドロイチン、乳酸菌などをサプリメントでプラスする必要があるため、結局のところ高くついてしまうのが手作り食です。
農家と契約しているとか、知り合いや家が農家だという場合は食材が安く(あるいはタダ)で手に入るでしょう。しかしそうじゃない場合、できるだけ信頼できるドッグフードを利用した方が経済的と言えます。
ただ、私は手作り食を反対するつもりはありませんし、手作り食にはドッグフードのないメリットもあるので肯定的な考えです。
もしも日常的に取り入れたい場合は、愛犬の健康を第一を考え、犬の体のしくみや栄養学についてしっかり勉強されることをおすすめします。