柴犬は外で飼われているイメージが強い犬種ですが、最近は室内で飼われることが増えてきました!そこで気になるのが、柴犬の室内の飼い方ではないですか?
柴犬を室内で飼うことは決して難しいことではありませんが、基本的な知識がないと部屋の中が大変なことになったり、柴犬の性格をワガママに変えてしまうことも十分に考えられます。
そこで当サイトでは、柴犬の室内での飼い方やコツを詳しくまとめてみました!また、室内飼いのメリットやデメリットについても紹介していきます。
目次
柴犬を室内で飼うために大事な5つのポイント!
柴犬に多い性格として「独立心が強い」「縄張り意識が強い」が挙げられます。そのため、柴犬を室内で飼う時はトイプードルやチワワのような感覚で飼ってはいけません。
その性格を踏まえながら、柴犬を室内で飼うための大事な5つのポイントを紹介していきたいと思います。
ケージを用意して「ハウス」をつくる
これ結構大事です!柴犬を室内で飼うと決まったら、まずはケージを必ず用意して「ハウス」を作ってあげましょう。
ケージは犬にとって唯一安心して休めるスペースになります。とくに柴犬のように独立心が強い犬種にとって、ケージは最高のくつろぎ場にもなりますよ。
- 自分の場所がないので、ストレスが溜まって吠えやすくなる。
- 飼い主との境界線が曖昧になり、主従関係がめちゃくちゃになる。
- 犬嫌いな人が来た時に困る。
実はケージってすごく重要な役割をしていて、ないだけでしつけが大変になることもあります。なぜなら、飼い主さんと行動範囲が同じになるので上下関係を築きにくくなるから。
だから柴犬のリラックスタイムを作るためにも、そしてしつけを成功させるためにも、必ずケージは用意しましょう。大きさは柴犬がゴロンと横になれるほどの大きさで十分です。
トイレのトレーニングを徹底的に行う
室内で柴犬を飼うとなったら、ケージの次に大事なのがトイレトレーニングです。柴犬の場合、たとえ子犬であっても家に迎え入れた時からトイレのしつけを始めなければなりません。
子犬のうちからトイレを覚えさせておかないと、あちらこちらに粗相をするので要注意です。しかも室内でトイレをする癖がないと、散歩の時しか排泄をしなくなるので苦労します。
主従関係をしっかりと身につけさせる
柴犬を室内で飼う際は、主従関係をしっかりと身につけさせることが大事です。これを無視すると、噛み癖や吠え癖がひどくなるほか、ケージの中の掃除さえ許してもらえなくなります。
当然まともにしつけができない状態になってしまうので、散歩中もやりたい放題のワガママな柴犬へと成長するので注意しましょう。
- 「マテ」「オスワリ」「フセ」などのコマンドを身に着けさせる。
- 柴犬専用の空間をつくる(ケージを使用)。
- 基本的なしつけをしっかりと行う(吠え癖や噛み癖を直すなど)。
- 毎日適度なスキンシップを図る(触られても嫌がらないトレーニング)。
柴犬の中で「飼い主さんがリーダー」と認識することができれば、家の中でもお互いにストレスなく生活できるようになりますよ!
抜け毛が多いことを覚悟する
柴犬は換毛期がくるとごっそり毛が抜けます。そのため、毎年やってくる換毛期(春と秋)には毎日ブラッシングをしなければなりません。これを怠ると、皮膚病を引き起こしたり家中が毛だらけになって大変なことになります。
基本的に柴犬はカットはしませんが、シャンプーだけは1~2ヶ月に1回のペースでする必要があることも忘れてはなりません。
犬の毛がちょっとでも気になる人、毎日の掃除が苦痛な人は、柴犬を室内で飼うのは正直向いていないと言えるでしょう。
アレルギー性皮膚炎を起こしやすいことを理解する
柴犬は、アレルギー性皮膚炎を発症しやすい犬種で知られています。原因は様々ですが、室内飼いの柴犬だとハウスダストやダニによるアトピー性皮膚炎が多い傾向にあるようです。あとは遺伝的要因ですね。
アレルギー性皮膚炎は一度発症すると完治は難しいと言われているため、日頃からクリーンな環境を保って症状を悪化させない必要があります。それが予防にもなるので、掃除や換気はマメに行いましょう。
柴犬を室内で飼うメリットとデメリットは?
室内飼いは柴犬にとってメリットが大きいです。しかしデメリットもそれなりにあるので、この機会にしっかりと把握しておきましょう。
柴犬を室内飼いするメリット
- フィラリアや熱中症などの病気から守れる。
- 寿命が長くなる。
- 異変にすぐ気づける。
- 近所迷惑になりにくい(臭いや無駄吠えなど)。
- 外部の人からいたずらされることがない。
室内飼いのメリットは、なんと言っても病気になりにくいことです!室内にいることで蚊や細かい虫によるフィラリアや外耳炎の予防ができたり、夏は熱中症の予防にもなります。
あとは、ご近所さんとのトラブルも防止できるのもメリットでしょう。中には外飼いの犬におやつなど与えてくる常識知らずな人もいるので、そういったトラブルも防げます。
柴犬を室内飼いするデメリット
- あちこち毛だらけになる。
- 毎日掃除をする必要がある。
- 犬が苦手な人を家の中にいれられない。
デメリットは、やはり抜け毛です。ちょっとでも気になる人は間違いなくストレスになるので、この辺りは十分に考えてから室内飼いを決めた方が良いでしょう。
ちなみに「柴犬は絶対外で飼おう」と断言しているサイトを見かけますが、そんなことはありません。最近の日本の気候や治安を考えたら、室内で飼った方がいい場合もあります。
室内で飼うべきか、それとも外で飼うべきかは、メリットやデメリットをよく考えた上で検討されるのが一番いいかもしれませんね!
実は、犬を鎖につないで外飼いをするのは先進国で日本だけです。国によっては違法行為になるため、犬を鎖につないで外に出しっぱなしにする行為がいかに劣悪な行為か知ることも大切かと思います。
柴犬を室内でストレスなく飼うためには、基本的なしつけをしっかり行い、主従関係を大事にさせることです。そして換毛期のブラッシングを怠らないようにしましょう。
柴犬と室内で一緒に暮らすことは、柴犬にとっても幸せなことです。しかし基本的な知識がないと柴犬に苦しい思いをさせてしまうので、必ず家族みんなで室内での飼い方を身につけておきましょう。