日本で初めて誕生したドッグフード「ビタワン」。ドライフード・セミモイストフード・ウェットフードがあり、全部で5種類が販売されています。
もうすでに約60年という長い歴史を持つビタワンですが、現在のビタワンに対する口コミや評判はどうなのでしょうか?また、安全性も気になるところです。
ここでは、ビタワンの原材料や安全性の評価、口コミや評判を調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 1.8 |
栄養バランス | 4.4 |
無添加 | 3.0 |
安全性 | 1.7 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 6.5kg ※通常のビタワン(ドライフード)の場合 |
価格 | 1,483円(6.5kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 23円 |
価格/kg | 228円 |
カロリー/100g | 350kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィード)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆、おから粉末) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ビタワンをFランクと評価しました。
ビタワンは評判がとても良いので期待していたのですが、残念ながら好ましくない原料が含まれているドッグフードであることがわかりました。
ただ、原材料の産地についてある程度の情報を開示している点は少し好感が持てます。
とはいっても、香料やアレルゲンとなりやすい原料が複数使われているのが気になりますね。原料の質やグレードについての記載もありません。
ビタワンは価格が安くて経済的というメリットはありますが、内容を考えると長期的な利用は避けておきたいドッグフードです。
目次
実際にビタワンドッグフードを購入してみました!
さっそく購入したビタワンをレビューします。私が選んだのは「通常のビタワン(ドライフード)」(6.5kg)です。
ビタワンには他に7歳以上のタイプもありますが、今回は全年齢対応のタイプですよ。
裏面はこんな感じです。必要事項や特徴がわかりやすく書かれていました。
ちなみに、賞味期限は底面にあります。
開け口には「ワンタッチオープンテープ」がありました。
大きいドッグフード袋は、口がうまく開かない場合もありますよね。また、袋が頑丈なタイプはハサミでも開けるのに一苦労なんてことも。
でも、このワンタッチオープンテープはスパッと開きました!粒がこぼれることもなく快適です。
ビタワンにジッパーはありませんでした。種類の違う紙袋が二重になっているようなパッケージです。
内側を覗くと、ドッグフードらしい香りが強く広がります。穀物と油が混ざったような香りに感じられました。
いくつか手のひらに取り出してみると、やや油っこい感触。触れた部分がわかるくらい、手に油が残りました。
粒の大きさを確かめるべく、1円玉・私がいつも愛犬に利用しているモグワン・ビタワンの3種を並べてみました。
ビタワンはドーム型に近い形状で、直径約10mmほど。厚みはそこまでなく、中粒といった印象です。小粒のモグワンに比べると、一回り大きいですね。
ビタワンドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ビタワンの原材料と安全性についてです。ここでは、通常のビタワン(ドライフード)の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 20.3%以上 | 灰分 | 9.0%以下 |
脂質 | 8.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 代謝エネルギー | 350kcal/100g |
ビタワンは、日本ペットフード社が製造販売を手掛けるドッグフードです。
それなりにきちんとした工場で生産されているので衛生・品質管理は問題ないと思われますが、原材料については気になる要素がいくつかあります。
まずはビタワンの主な特徴をざっくりとまとめてみました。
- ISO22000認証を取得した静岡工場で生産。
- 各製造部門と品質管理部門、品質保証部門の三段階で厳しい品質チェックを実施。
- 日本ペットフード社の検査部門で原料規格をクリアした原材料のみを使用。
- 原材料は主にアメリカから輸入。
- 肉類は国産(鶏肉は主に九州と東北、牛肉・豚肉は九州)だが、変更の場合あり。
- 魚類は焼津港にて陸揚げされたものも含む。
- 粒の形や色を変えているのは、粒からフードの種類・銘柄を特定できるようにするため。
具体的に情報を開示している他のドッグフードに比べるとまだまだ浅いですが、それでも製造工場や原材料についてサラッと触れてくれています。
そこで気になったのが、原料の質やグレードについて。
ビタワンでは主原料に穀類をたっぷり使っている傾向にありますが、実はこの穀類についてはまったく触れられていません。
なのでもしかしたら、遺伝子組み換え操作された穀類の可能性が高いです。これだけたくさんの穀類を使って低価格ですから、恐らくそれなりの穀類を使っているのでしょう。
あと肉類も、ざっくりと産地を明記している点は高く評価できるものの、どんな環境で飼育された鶏や牛の肉を使っているのかまではわかりません。
また、動物性原料より植物性原料の比率が高い可能性もあります。植物性原料の比率が高いフードを継続的に食べると、胃腸への負担やアレルギーも懸念されるんです。
もちろんフード本体価格と原材料は必ずしもイコールではありませんが、これだけ安いと大量生産を目的として飼われている家畜・家禽の肉が使われているのかなとは感じました。
だとすると、抗生物質やホルモン剤は大量に投薬されている可能性は十分にありますね。
また、粒の色や形を変えているのは種類や銘柄を判別しやすくするためと述べられています。そのためなら合成着色料を使っても構わないという考えにはちょっとビックリしました。
- ドッグフードの価格を抑えたい人。
ビタワンはきちんとした工場で作られている&価格が安いという良さはありますが、できれば長期的に利用するのは避けておきたいドッグフードだなと私は思いました。
ビタワンドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ビタワンを愛犬に与えている飼い主さんの口コミや評判を調査してみました。
ビタワンドッグフードの良い口コミ
ビタワンドッグフードの悪い口コミ
ビタワンドッグフードの口コミ・評判まとめ
ビタワンの口コミを調査したところ、とても評判の良いドッグフードだなと感じました。
容量が多いのに値段が安いこともあってか、多頭飼いの飼い主さんや保護団体への支援にとても人気があるようです。
良い口コミで多かったのは「よく食べる」「安いから助かる」「国産だから安心」といった声。毛質や体質改善系の口コミはとくに見当たりませんでした。
そして、悪い口コミで多かったのは「下痢/嘔吐をした」という声です。
その子の体質に合わない原料が入っているからなのか、それとも消化しきれないことが原因なのかはわかりませんが、体調に異変が出てしまうといった声も目立ちました。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでビタワンを買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
ビタワンドッグフードの価格がもっとも安いのは楽天!
調査した結果、ビタワンの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
ただ、ビタワンはドラッグストアやホームセンターでも購入できます。意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
ビタワンドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ビタワン |
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主原料 | 穀類 (トウモロコシ、 小麦ふすま、 脱脂米糠、 コーングルテンフィード) |
|
穀物 | トウモロコシ 小麦ふすま 脱脂米糠 コーングルテンフィード |
|
タンパク質 | 20.3%以上 | |
脂質 | 8%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
350kcal | |
内容量 | 6.5kg | |
価格 | 当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとビタワンには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとビタワンはドッグフードの特徴が全く異なります。
個人的には、原材料や製造工程なども含めて考えると、ビタワンよりもモグワンのようなドッグフードをいろんな犬に食べさせてあげたいなと感じます。
モグワンは品質の高い原料をバランスよく配合していますし、低温調理で素材の旨味と栄養分がちゃんと活かされているので余計なアレンジが施されていません。
ビタワンもきちんとした衛生・品質管理のもとで作られているので安心ではありますが、犬目線で考えるとモグワンのようなドッグフードが理想かなと私は思います。
あと、もともと食物アレルギーを抱えている犬にビタワンを選ぶことはないと思いますが、アレルギーが心配な場合も控えた方がいいかもしれません。
アレルゲンとなりやすいとされる原料が複数含まれているためです。
どんなドッグフードもそうですが、まずは愛犬の健康状態やライフスタイルをよく見極め、そのうえで気になる商品をじっくりと比較検証するようにしましょう。
ビタワンドッグフードの種類と特徴について
ビタワンにはドライフードだけでも2つのシリーズがあり、他にもセミモイストフードやウェットフードも取り揃えられています。
そこで「ドライフード」「セミモイストフード」「ウェットフード」の3つに分けて、それぞれのシリーズについてまとめてみました。
ドライフード
商品名 | 特徴 |
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ビタワン | ビタワン定番のドライフード。 着色料不使用で、シニア犬向け用に7歳以上もある。 |
5つの 健康バランス |
野菜や小魚がブレンドされたビーフ味のフード。 合成着色料や調味料が使われているのが欠点。 |
「ビタワン」と「5つの健康バランス」は最も定番なドライフードのシリーズです。どちらも総合栄養食となります。
セミモイストフード
商品名 | 特徴 |
---|---|
もっちり ふっくら |
国産チキンを贅沢に使用。 食べやすい小粒タイプ。 合成着色料や合成保存料が使われているのが欠点。 |
ビタワン君の Wソフト |
国産の肉を使用。 キューブタイプの粒。 合成着色料や合成保存料が使われているのが欠点。 |
「もっちりふっくら」と「ビタワン君のWソフト」は柔らかく、シニア期でも食べやすい粒のシリーズです。
どちらも総合栄養食で「もっちりふっくら」は小粒となっています。それぞれ年齢別に分かれているので選びやすいでしょう。
ウェットフード
商品名 | 特徴 |
---|---|
グー | 新鮮肉に厳選素材をミックスしたトレイタイプのウェットフード。 香料や合成着色料が使われているのが欠点。 |
ゼリータイプやテリータイプなどが取り揃えられた、ウェットフードシリーズです。一般食と総合栄養食があり、目的に併せて選びやすいのも特徴ですね。
ビタワンドッグフードのQ&A
ビタワンドッグフードの賞味期限は?
それぞれ未開封で、ドライフードなら1年6ヶ月、セミモイストフードは1年、そしてウェットフードは2年となっています。
ビタワンドッグフードまとめ
- 原料は主にアメリカ、肉類は国産、魚類は焼津港にて陸揚げされたもので安全性を追求。
- ドライフードは着色料不使用で、犬の健康が考えられている。
- ドラッグストアやホームセンターでも取り扱われていて手軽に購入しやすい。
- ISO22000認証を取得した静岡工場で生産し衛生管理を徹底。
- 香料やアレルゲンとなりやすい原料が複数使われているのが気になる。
- 原料の質やグレードについて情報開示されていないのは残念。
- 肉類はどんな環境で飼育されたものなのかがわかれば一層良かった。
- 動物性原料と植物性原料の比率が不明なところは気がかり。
- トウモロコシ・小麦・大豆が体質に合わない犬は控えた方が無難。
ビタワンは、衛生管理を徹底した工場で製造していて、ドラッグストアやホームセンターで手軽に購入できるところは良いなと思いました。
原料の産地についてざっくりとですが記載があり、公式サイトには製造工場や研究施設の紹介もあります。これらの取り組みにはとても好感が持てました。
でも、原料の質やグレードについてはほぼ情報がありません。産地はもちろん、遺伝子組み換えや肉類の飼育環境など知りたい情報は多いです。
また、第一主原料は穀類で、その内容はトウモロコシや小麦ふすまが並びます。肉類はその後なので、全体的に見ると穀物の比率が高い可能性がありますね。
もし、動物性原料より植物性原料の比率が高い場合、継続することで胃腸の負担やアレルギーが懸念されるんです。この比率が明確だと良かったなと感じます。
歴史ある有名なドッグフードですから、もう一歩踏み込んだ情報が開示されたら安心感も増すでしょう。
ビタワンドッグフードの基本情報
内容量 | 6.5kg ※通常のビタワン(ドライフード)の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,483円(6.5kg) ※Amazon参考価格 |
販売会社 | 日本ペットフード株式会社 |
公式サイト | https://www.npf.co.jp/index.html |