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魚系ドッグフードの選び方とおすすめ5選!犬の餌に安全なのはどれ?

食物アレルギーや皮膚アレルギーを抱える犬、消化機能が低下した犬などに人気のある魚をベースにしたドッグフード。

魚の種類によってはオメガ3脂肪酸(EPAやDHA)が豊富に含まれているので、健康的な皮膚や被毛づくりに役立つ素材として魚系のドッグフードがとても注目を浴びています。

ここでは、安全で良好な魚系ドッグフードの選び方、そして愛犬に安心して与えられるおすすめの魚系ドッグフード5選をまとめてみました。

【基本】良質な魚系ドッグフードの選び方

まず初めに、安全で良好な魚系ドッグフードの選び方です。

魚系のドッグフードはアレルギーを抱えている犬の飼い主さんに選ばれることが多いので、ここではその辺りに着目しながら選び方のポイントを解説していきたいと思います。

原材料に魚介類が50%以上含まれている

犬は雑食性の肉食動物ということもあり、植物性原料よりも動物性原料の消化を得意としています。

完全肉食にすると穀物や野菜などに含まれる栄養を補えなくなるので個人的にはあまりおすすめしませんが、植物性原料の割合が圧倒的に多い食事は犬の胃腸に負担をかけるほか、健康的な皮膚や被毛が維持されにくくなるので好ましくありません。

そのため、原材料の50%以上に質の良い魚介類が使われたドッグフードを選ばれることをおすすめします。それが難しい場合は、主原料にきちんと魚が使われているドッグフードを選ぶようにしましょう。

食物アレルギー対策をするなら、動物性タンパク質に魚のみを使っているドッグフードがおすすめです。さらに魚が1種類に絞り込まれていると、アレルギーを発症した時にアレルゲンを特定しやすくなります。

使われている魚の種類が分かる

魚系ドッグフードが増えてきている一方、何の魚が使われているのかいまいち分からない商品も多く混在しています。

たとえば、原材料に「白身魚」「魚肉」「魚介類」などと書かれているドッグフードですね。

何の魚を使っているのか公式サイトやパッケージ等に情報があるなら問題ないのですが、魚の種類や産地の説明がどこにもない商品は信用性に欠けるのであまり好ましいドッグフードとは言えません。

愛犬に安全性の高い魚系ドッグフードを食べさせるためにも、魚の種類や産地などの情報がしっかりと開示されているドッグフードを選ぶようにしましょう。

原材料や製造工場などの情報が開示されている

魚の種類や産地を調べることも大事ですが、その魚系ドッグフードに関する情報がどこまで開示されているか?これを見極めることも失敗しない選び方のポイントです。

とくに原材料の仕入れ先、原材料の品質、製造工場、製造過程、販売会社など、この辺りの情報が細かく開示されていると安心ですね。

ドッグフードに関する細かい情報の開示については義務付けられていませんが、どんな原料を使ってどんな風に調理されているのか分からない商品ほど怖いものはありません。

注意すべき成分が無添加である

これは魚系ドッグフードに限らずですが、安全とは言い難い成分(合成保存料、着色料、香料、BHA、BHTなど)が添加されていないドッグフードを選ぶことが大切です。

ドッグフードの品質や見た目を保つためには必要な成分かもしれませんが、犬が健康的に生きていく上でこれらは必要ありません。

口コミで評判のいい魚系ドッグフード21種類を比較!

以上の3つのポイントを踏まえて、ここでは口コミで評判のいい魚系ドッグフード21種類を比較してみることにしました。

比較する項目は「主原料」「情報の質」「注意すべき添加物が使われていないか?」の3つです。

なお、魚の安全性が確保されているもの、そして人間用の食品と同等基準の原料が使われているものに関しては主原料を青文字で示しています。

商品名 主原料 情報の質 添加物
アカナ(パシフィックピルチャード)
新鮮丸ごと太平洋イワシ25%・丸ごとイワシミール18%・丸ごとグリンピース,(魚肉含有量50%)
アーテミス「オソピュア」(サーモン&ガルバンゾー)
フレッシュサーモン・ドライサーモン・ガルバンゾー豆(ひよこ豆)
ウェルネスコア(オーシャンフィッシュ)
白身魚(生魚)・ニシンミール・サーモンミール
オリジン(6フィッシュ)
新鮮丸ごと大西洋サバ・新鮮丸ごと大西洋ニシン・新鮮丸ごと大西洋カレイ(魚肉含有量85%)
go!(SS LID サーモン)
サーモン生肉・サーモンミール・タピオカ
ZEN(グレインフリー フィッシュ)
生白身魚(イワシ・タラ)・乾燥さつまいも・あずき(魚肉含有量60%以上)
ドクタープロ(3フィッシュ2ポテト)
サーモンミール・キャットフィッシュミール・オートミール
ナウフレッシュ(スモールブリード フィッシュ アダルト)
マス生魚(骨抜き)・ポテト・ポテト粉
ナチュラルチョイス(フィッシュ&ポテト)
フィッシュ(すり身)・フィッシュミール・乾燥ポテト
ハロー(ヘルシーサーモン)
サーモン・全卵・エン麦
ピナクル(サーモン&パンプキン)
サーモン・乾燥サーモン・えんどう豆
フィッシュ4ドッグ「スーペリア」(アダルト)
サーモン26.39%・ポテト25.51%・サーモンミール17.06%
フィッシュ4ドッグ「ファイネスト」(サーモン)
サーモン27.25%・ポテト21.05%・エンドウ20.33%
forza10「レジェンド」
魚粉(アンチョビ)・サツマイモ・ポテトタンパク
プラぺ(サーモン トラウト サツマイモ&アスパラガス)
サーモン&トラウト53%・サツマイモ
ブルー(フィッシュ&玄米レシピ)
白身魚・乾燥ニシン・玄米
POCHIザ・ドッグフード(ワイルドサーモン)
サーモン生肉・フィッシュペプチド(タラ・ニシン・スズキ)
YumYumYum!(かつお)
魚類(かつお・タラ)・玄米・大麦
リガロ(フィッシュ)
ホワイトフィッシュ生肉・乾燥ホワイトフィッシュ・乾燥ヒヨコマメ
ロータス(フィッシュレシピ)
イワシ・タラ・乾燥じゃがいも
ワイルドレシピ(サーモン)
サーモン(すり身)・チキンミール・ヒヨコマメ

口コミで評判のいい魚系ドッグフード21種類を比較してみて、動物性原料の割合までしっかりと記載されている商品がごくわずかであることが分かりました。

また、魚の産地が分からないもの、魚の種類やどういった調理をしているのか情報のない商品も多かったです。

決して低品質の原料を使っているわけじゃないのに、原材料の配合比率や産地を公開しないのは非常にもったいないような気がしますね。そういった細かい部分まで情報が開示されれば、より安心して購入できるのに…と感じてしまいました。

あと、魚以外にチキンを使用している商品もいくつか見受けられました。チキンアレルギーのある犬に選ぶ際は、原材料を最後までしっかりと確認するようにしましょう。

そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、本当に安心して愛犬に与えられるおすすめな魚系ドッグフード5選をまとめてみました!

【決定】本当におすすめな魚系ドッグフード5選!

評価の基準

ここで紹介する5つの魚系ドッグフードを決めるにあたり、「どんな魚介類が使われているか?」「安全性は確保できているか?」「原材料のバランス」「価格」にポイントをおいて評価してみました。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。

アカナ(パシフィックピルチャード)

アカナ(パシフィックピルチャード)の特徴
アカナのパシフィックピルチャードは、総量の50%に天然イワシを使った単一タンパク源の魚系ドッグフードです。イワシは人間用食品として認定を受けている品質で、カナダのノースバンクーバー島沖で獲れる新鮮なものが使われています。
価格 1,242円(340g)
5,724円(2kg)
14,040円(6kg)
20,520円(11.4kg)
内容量 340g、2kg、6kg、11.4kg
評価 5.0
編集部からのコメント
私がアカナのパシフィックピルチャードを1位に選んだ理由は、単一タンパク源に絞られているので食物アレルギーを抱える犬にも使いやすく、さらに合成サプリメントの添加がたった3種類(ビタミンE、亜鉛、銅)だからです。これは、新鮮な食材を低温でじっくり調理加工されているからこそ実現できることです。

オリジン(6フィッシュ)

オリジン(6フィッシュ)の特徴
オリジンの6フィッシュは、総量の85%に6種類の天然魚を使った魚系ドッグフードです。低炭水化物が16%に抑えられていて、合成サプリメントはアカナを下回る2種類のみ(亜鉛と銅)の添加となっています。複数のタンパク源が使われていても大丈夫なら、オリジンを選んでみてもいいでしょう。
価格 1,300円(340g)
6,300円(2kg)
15,000円(5.9kg)
22,000円(11.3kg)
内容量 340g、2kg、5.9kg、11.3kg
評価 4.5
編集部からのコメント
オリジンは魚肉の含有量がとても多く、タンパク質も38%以上と高めなので、ふだんから高タンパク食を必要とする犬や運動量の多い犬などに合わせてみるといいでしょう。少量でもしっかり栄養の摂れるドッグフードです。

フィッシュ4ドッグ「スーペリア」

フィッシュ4ドッグ「スーペリア」の特徴
フィッシュ4ドッグ「スーペリア」は、サーモンをベースに4種類の海洋サプリメントを配合した魚系ドッグフードです。「ファイネスト」よりも関節の健康維持や免疫力向上の期待ができるため、愛犬の健康をより積極的に考える場合はスーペリアを選ばれるといいでしょう。
価格 1,120円(400g)
3,360円(1.5kg)
6,160円(3kg)
10,640円(6kg)
19,490円(12kg)
内容量 400g、1.5kg、3kg、6kg、12kg
評価 4.5
編集部からのコメント
サーモン(養殖)にホルモン剤や抗生物質成長促進剤、遺伝子組み換え成分を一切使わないフィッシュ4ドッグ。だからこそ、安心して愛犬にも食べさせられるドッグフードです。サーモンが苦手な犬には、白身魚も取り扱う「ファイネスト」を選ばれるといいかもしれません。

フィッシュ4ドッグ「ファイネスト」

フィッシュ4ドッグ「ファイネスト」の特徴
フィッシュ4ドッグ「ファイネスト」は、サーディン(イワシ)、ホワイトフィッシュ、サーモンの3タイプを取り揃えた魚系のドッグフードです。すべて炭水化物の比率が少なめに作られており、高GI値と低GI値食材をバランスよく取り入れています。
価格 960円(400g)
3,080円(1.5kg)
5,130円(3kg)
8,740円(6kg)
14,000円(12kg)
内容量 400g、1.5kg、3kg、6kg、12kg
評価 4.0
編集部からのコメント
フィッシュ4ドッグは、全原材料の含有量がきちんと開示されている非常に珍しいドッグフードです。また、アレルギーとしっかり向き合って開発されているため、添加物不使用はもちろん、薬剤不使用の安全な魚が使われています。

プラぺ(サーモン&アスパラガス)

プラぺ(サーモン&アスパラガス)の特徴
プラぺのサーモン&アスパラガスは、ドゥアート湖で獲れたスコットランドサーモンをメインに使用した魚系ドッグフードです。サーモンは全体の65%以上でスーパーフードを加えてあり、非常にシンプルな原材料が特徴です。
価格 【通常】3,950円(2kg)〜
【定期初回】30%OFF
【定期2回目以降】3,752円(2kg)〜
内容量 2kg、4kg、6kg
評価 4.0
編集部からのコメント
プラぺの魚系ドッグフードは、このサーモン&アスパラガス以外に「サーモン&ほうれん草」「ツナ&サーモン&ブロッコリー」の組み合わせのドッグフードもあります。原料の生産地もしっかり開示されている良好なドッグフードと言えます。単一タンパク源ではない組み合わせもあるため、食物アレルギー対策の際は要確認!

迷ったらコレ!魚系ドッグフードにアカナをおすすめする理由!

当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。

ここはあくまでも私が選んだ魚系ドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、そもそもなぜアカナを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。

アカナをおすすめする理由
  1. 食物アレルギーにやさしい単一タンパク源。
  2. 丁寧に調理されているので合成サプリメントが3種類のみ。
  3. 低炭水化物なので肥満や糖尿病予防にもなる。
  4. すべて人間用食品として認定の受けている原料を使用。
  5. 極端に高タンパク過ぎないから室内犬にも合わせやすい。
  6. 穀物、副産物、化学合成物質が一切不使用。

魚をベースにしたドッグフードを選ぶ時、アカナとオリジンで迷われる飼い主さんも多いかと思います。

もちろんオリジンも本当に良好なドッグフードなので個人的にはとても好きなんですが、複数のタンパク源を使っていることで食物アレルギーを抱えている犬に合わせづらいというデメリットがあります。

ただ、使われている魚がアレルゲンにならなければオリジンでも十分いいと思いますし、もしも気になるのであれば魚を1種類に絞ったアカナを選ばれた方が対策はしやすいでしょう。

あと、アカナの方がやや低タンパク・低脂質です。活動量の少ない犬にも合わせやすいメリットがあるので、その辺りも踏まえるとアカナかなと私は感じました。

ここで紹介した魚系ドッグフードは基本的にどれも品質・安全性が高いので、あとは愛犬の体質やライフスタイル、好みなどに合わせて選ばれるといいでしょう。

国産の魚系ドッグフードなら何がおすすめ?

ここでは主に外国産の魚系ドッグフードを紹介しましたが、実は国産にも優秀な魚系ドッグフードがあります。

私が優秀だなと感じた国産の魚系ドッグフードを以下にまとめてみましたので、気になるものがありましたら商品名をクリックしてみて下さい。

どの商品も、原材料の産地や製造工場などに関する細かい情報がしっかり開示されています。

品質も安全性も非常に高いので、原材料にアレルゲンとなるものが入っていないかよく確認し、その上で愛犬に選んでみるといいでしょう。

  

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