アメリカの大手ペットフードメーカーが製造販売をする、超小型犬~小型犬向きのニュートロ「ワイルドレシピ」。
ワイルドレシピは体格別に超小型犬から大型犬用まであり、チキン・サーモン・ビーフ・ラム・ターキーの味付けがあり全6種類が販売されています。
同じニュートロ製品の「シュプレモ」と「ナチュラルチョイス」よりも高タンパクで、穀物を使っていないグレインフリーのドッグフードです。
ここでは、そんなワイルドレシピの原材料と安全性の評価、口コミ評判の調査をしていきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.0 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 4.0 |
コスト | 4.0 |
内容量 | 800g、2kg、4kg ※全ドライフード共通 |
価格 |
4,895円(2kg) 8,901円(4kg) 14,685円(2kg×3袋 計6kg) 17,802円(4kg×2袋 計8kg) 26,703円(4kg×3袋 計12kg) ※成犬用の場合 |
価格/日 | 209円 |
価格/kg | 2,225円 |
カロリー/100g | 375kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | チキン(肉)、チキンミール、エンドウマメ、乾燥ポテト |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 子犬用/成犬用 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ワイルドレシピをBランクと評価しました。
お手頃価格の割には中身がしっかりしており、とくに引っかかるような曖昧な原料もなく、安全とは言い難い添加物も使われていません。
食品医薬品局(FDA)によって視察された施設で製造しているとのことなので、品質・衛生管理においてもかなり厳しく徹底されていることでしょう。
原料の具体的なグレードについてはよくわかりませんでしたが、信頼できる農家や供給元から仕入れていると記載があります。この辺りも徹底されている印象を受けました。
ただし、ポテトや豆類が合わない犬には使用を控えるようにしましょう。
目次
実際にワイルドレシピドッグフードを購入してみました!
ワイルドレシピの粒の大きさや匂いを確かめるべく、今回は「チキン」の800gを購入してみました。
ワイルドレシピをはじめとするニュートロ製品はいろんなショップで手に入るので、これも利用者が多い理由かもしれませんね。
↑パッケージの裏はこんな感じ。賞味期限は下側中央にあります。
パッケージ上側には「窒素封入」の記載がありました。鮮度にも配慮されているのがわかります。それでは、袋を開封してみましょう。
ワイルドレシピは、小さいサイズでもしっかりチャックが付いてますね。
袋の中からは、スモークチキンのようないい匂いがしてきます。ドッグフード特有の匂いや変な匂いはありません。
粒はこんな感じ。さすが「小型犬用」とあって粒は小さめですが、犬によってはやや大きいと感じるかも?とちょっと思いました。
粒の大きさを見るため、比較対象とともに並べてみました。左から、1円玉硬貨・私が普段愛犬に与えているモグワン・ワイルドレシピの順番です。
ワイルドレシピは小判型で、長さ約10〜13×横9mmほど。超小粒ってわけではないので、相性が良ければ中型犬でも問題なく食べれる大きさでしょう。
それでは次に、ワイルドレシピの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
ワイルドレシピドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ワイルドレシピの原材料と安全性についてです。ここでは「チキン」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよく分からない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ワイルドレシピには、特に危険な原料はありませんでした。
タンパク質 | 32.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
脂質 | 16.0%以上 | オメガ6脂肪酸 | 2.0%以上 |
粗繊維 | 3.5%以下 | オメガ3脂肪酸 | 0.2%以上 |
灰分 | 9.5%以下 | 代謝エネルギー | 375kcal/100g |
まず、ワイルドレシピを「ビートパルプ使用だから危険」や「ミール使用だから粗悪」と評価しているサイトもありますが、まったくもってデタラメなので信用しない方が無難です。
ここで使われているミートミールは、人間が食べられる部分だけを使用しているので粗悪な肉類ではありません。
そもそも、粗悪な肉類を工場内に通させるほどニュートロは適当なことをしていません。根拠のない評価には振り回されないよう注意しましょう。
食材の具体的なグレードまではわかりませんでしたが、ニュートロの公式サイト(英語版)では「信頼できる農家や供給元から仕入れている」と説明があります。
質の良い食材を使うためなら仕入れ先をアメリカ国内に限定しない姿勢もとっているので、品質と安全のためにこの辺りはかなり徹底されていることは間違いないようです。
また、ワイルドレシピには合成酸化防止剤や着色料などの化学合成物・副産物・コーン・小麦・米も使われていません。この辺りも嬉しい配慮ですね。
ただし、ポテトや豆類が体質に合わない犬には念のため与えるのを控えましょう。
穀物不使用をウリにしているワイルドレシピでも、逆に芋類や豆類が合わない犬にとってはアレルギーが心配なドッグフードになってしまいます。
どれくらいの割合で配合されているのかもわかりませんし、たとえ少なくても敏感な犬はこれらでアレルギーを引き起こしてしまう恐れがあるため注意して下さい。
- 穀物アレルギーがある犬。
- ポテトや豆類を食べても大丈夫な犬。
- 1日のエネルギー消費量が大きい犬。
- 複数のタンパク源を定期的にローテーションさせたいと考えている人。
- 合成酸化防止剤や着色料などの添加物・副産物が気になる人。
- リーズナブルなドッグフードを探している人。
ワイルドレシピは、原料のグレードや割合までわかれば尚良いと感じたものの、これといって不安になるような部分はありませんでした。
愛犬が上記の条件にあてはまるなら、検討してみても良いでしょう。
ワイルドレシピドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ワイルドレシピを愛犬に与えている飼い主さんはどう感じたのか、口コミを調査しました。「良い口コミ」と「悪い口コミ」の2つに分けてご紹介します。
ワイルドレシピドッグフードの良い口コミ
ワイルドレシピドッグフードの悪い口コミ
ワイルドレシピドッグフードの口コミ・評判まとめ
ワイルドレシピは、全体的にとても評価の高いドッグフードです。商品そのものに満足している飼い主さんが多くいることがわかりました。
評価の内容は人によってさまざまですが、中でも多かったのは「食いつきがいい」「安くて質がいい」「ニュートロだから安心」といった声ですね。
マイナス評価に関しては「うんちの量が増えた」「食べない」といった声が目立っていました。とはいえ、このようなマイナス評価は好意的な口コミの約2割程度です。
ワイルドレシピは価格もリーズナブルで品質も安全性も決して悪くないですから、そのバランスに満足している飼い主さんがとても多いんだなということがわかりました。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 |
計6kg) 計8kg) |
- | - |
定期購入 |
計6kg) 計8kg) |
- | - |
通常購入 |
計6kg) 計8kg) 計12kg) |
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送料 | 500円〜 5,500円以上で無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでワイルドレシピを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ワイルドレシピドッグフードの価格がもっとも安いのは楽天!
調査した結果、ワイルドレシピの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。以前はAmazonの方が安かったのですが、現在は楽天の方がお得です。
また、公式サイトの通販には800gの販売がありません。
それと、ニュートロ製品はよく値上げをします。ここに示した価格もいずれまた変わる可能性があるので、購入の際はその都度いろんな通販サイトを比較されることをおすすめします。
ワイルドレシピドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ワイルドレシピ (チキン) |
---|---|---|
主原料 | チキン(肉 チキンミール エンドウマメ |
|
穀物 | グレインフリー | |
タンパク質 | 32%以上 | |
脂質 | 16%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
375kcal | |
内容量 | 800g 2kg 4kg |
|
価格 |
計6kg) 計8kg) 計12kg) |
|
当サイト評価 | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとワイルドレシピにはどのような違いがあるのかを比較してみました。
どちらも穀物を使わないグレインフリータイプなのですが、決定的な違いが1つあります。それは、動物性原料の配合比率が明確かそうじゃないか。
ワイルドレシピはとても良い商品であることは間違いないのですが、ポテトや豆類がどれくらいの割合で使われているのか分からないんですね。個人的にここはとても気になります。
というのも「ワイルドレシピを食べさせるようになってからうんちの量が増えた」という口コミが一定数あったからです。
繊維質が多いと便量が増えてしまうものなので(これはドッグフードにも手作りご飯にも言えること)、もしかしたら結構な量の繊維質が含まれているのかな?とは感じました。
モグワンの場合は「動物性原料がこれだけ含まれていますよ~」とある程度の数字を出してくれているので、残りがどれくらい含まれているのかおおよそ目安がつきやすくなっています。
ただ、どちらの商品が良いのか?というのは、犬の体質や健康状態によって変わるので、私の方では「〇〇がおすすめ!」と判断することはできません。
モグワンもワイルドレシピもそれぞれ特徴が異なりますから、違いをよく比較しながら、愛犬に合ったフードを選んであげるようにしましょう。
ワイルドレシピドッグフードの種類と特徴について
ワイルドレシピには、ドライフードとウェットフードの2タイプの商品がありましたが、現在はドライフードのみとなっています。商品ごとの特徴を、簡単にまとめてみました。
ドライフード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
ターキー (子犬用) |
34% 以上 |
16% 以上 |
約380kcal |
チキン (成犬用) |
32% 以上 |
16% 以上 |
約375kcal |
サーモン (成犬用) |
32% 以上 |
18% 以上 |
約380kcal |
ラム (成犬用) |
32% 以上 |
16% 以上 |
約365kcal |
ターキー (成犬用) |
32% 以上 |
16% 以上 |
約375kcal |
ビーフ (成犬用) |
32% 以上 |
16% 以上 |
約370kcal |
2018年頃まで鹿肉を使ったドライフードもあったのですが、恐らく鹿肉の供給が難しくなったのでしょう。現在は廃盤となり、代わりにターキーとビーフが新しく登場しました。
ワイルドレシピのドライフードには、5種類のタンパク源が取り揃えられています。
これだけ見ると「食物アレルギー対策に良さそう!」と思うのですが、実はすべてのフードにチキンミール(一部の商品にはポークミールやフィッシュミール)が含まれています。
つまり単一タンパク源ではないため、ワイルドレシピは食物アレルギー対策としては使いづらいのが正直なところです。
あと、ワイルドレシピは全体的にタンパク質も脂質も高めです。運動量の少ない犬に与える際は、肥満を予防するためにも目安となる給餌量よりも減らした量を与えましょう。
ウェットフード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
チキン (成犬用) |
10.5% 以上 |
7.0% 以上 |
125kcal |
ターキー (成犬用) |
12% 以上 |
7.0% 以上 |
130kcal |
ビーフ (成犬用) |
12.0% 以上 |
6.0% 以上 |
110kcal |
ターキー& ラム (成犬用) |
11.0% 以上 |
7.0% 以上 |
130kcal |
ウェットフードもまた、すべてにチキンが含まれています。
単一タンパク源のウェットフードが必要な犬やチキンアレルギーのある犬には合わないので、購入する際は十分に気をつけましょう。
ワイルドレシピは市販のウェットフードの中でも中身が比較的良好で、安全とは言い難い保存料なども使われていないので安心です。
ワイルドレシピドッグフードのQ&A
ワイルドレシピドッグフードに「お試しサンプル」はある?
以前までは、同じニュートロの姉妹品シュプレモやナチュラルチョイスとのセットもありましたが、現在はなくなりました。
サンプルを探しているなら、公式サイト サンプル商品ページを見てくださいね。
ワイルドレシピドッグフードの賞味期限は?
開封後は空気に触れる度に酸化がどんどん進んでいきますから、1ヶ月以内には使い切るようにしましょう。
ワイルドレシピドッグフード正規品の販売店や取扱店はどこ?
ワイルドレシピドッグフードまとめ
- 消化吸収に配慮したグレインフリー。
- 信頼できる農家・供給元からのみ原料を仕入れて安全性を高めている。
- 合成酸化防止剤・着色料などの化学合成物・副産物不使用で安心。
- 犬の祖先が肉食だったことから、高タンパクにしており食いつきも追求。
- 食品医薬品局(FDA)によって視察された施設で製造し、品質・衛生管理を徹底。
- 同じブランド内で違うタンパク源の種類があり、ローテーションしやすい。
- 超小型〜小型犬用だけど粒はやや大きめ(長さ約10〜13×横9mm)。
- 動物性原料の割合は非公開で食材のバランスがわからない点は気がかり。
- ポテトや豆類が合わない犬は注意が必要。
グレインフリーで原料にもこだわっているワイルドレシピは、合成酸化防止剤や着色料など化学合成物・副産物を使わない部分も良好だと思いました。
同ブランドのドライフードはすべてタンパク質が30%以上あり、犬の祖先の食性を考慮しているのがわかります。
肉の旨味を閉じ込める製法で、食いつきをアップさせているのも特徴です。
高タンパクなので、運動量の少ない犬に与える場合は給餌量目安より減らした方が無難ですが、日本は低タンパクドッグフードが多めなのである意味貴重な存在でもあります。
ただ、動物性原料の割合が開示されていれば、ワイルドレシピへの印象がグッと上がったでしょう。穀物不使用ではあるものの、ポテトや豆類は使われていて肉との割合がわかりません。
さらに、うんちの量が増えたという口コミは一定数あったため、繊維質が多いのかな?とも疑問に感じます。また、芋類・豆類自体が体質に合わない場合は控えた方が良いでしょう。
気がかりな部分はありますが、この価格帯の割には内容もしっかりしています。愛犬の状態と合うのかはよく吟味し、利用する際はサンプルから試すのがベストでしょう。
ワイルドレシピドッグフードの基本情報
内容量 | 800g、2kg、4kg ※全ドライフード共通 |
初回購入価格 | 4,895円(2kg) 8,901円(4kg) 14,685円(2kg×3袋 計6kg) 17,802円(4kg×2袋 計8kg) |
定期購入価格 | 4,895円(2kg) 8,901円(4kg) 14,685円(2kg×3袋 計6kg) 17,802円(4kg×2袋 計8kg) |
通常価格 |
4,895円(2kg) 8,901円(4kg) 14,685円(2kg×3袋 計6kg) 17,802円(4kg×2袋 計8kg) 26,703円(4kg×3袋 計12kg) ※成犬用の場合 |
販売会社 | マースジャパンリミテッド |
公式サイト | http://nutro.jp |