
愛犬のドッグフードに対する食いつきの悪さに困っていませんか?
すべての犬が同じドッグフードを好むわけではありませんから、口コミで「食いつきがいい」と書いてあっても自身の愛犬に当てはまるとは限りませんよね。
そもそも食いつきがいいドッグフードなんて本当にあるのか??どんなドッグフードを選べば犬も喜ぶのか?
その点も踏まえながら、今回は嗜好性の高い安全なドッグフードの選び方をまとめてみました。その上で、食いつきがいいおすすめなドッグフード10選を紹介していきたいと思います。
目次
【基本】犬の食いつきがいい安全なドッグフードの選び方
まず初めに、犬が思わず食いつきたくなる安全なドッグフードの選び方です。
食いつきが悪い餌にはそれなりの理由があるので、そういった理由も踏まえながら3つのポイントでまとめてみました。
良質な動物性タンパク質が使われている
犬は雑食性の肉食動物です。穀物や野菜といった植物性原料も食べる生き物ですが、お肉などの動物性タンパク質の量が極端に少ないと嗜好性が下がるため食いつきに影響が出ます。
これはなぜかというと、犬はアミノ酸に含まれる旨味をより強く感じることができる生き物だからです。
犬は「味」よりも「匂い」で美味しさを決めているので、アミノ酸を多く含む動物性タンパク質があると真っ先にそちらを優先して食します。
なのでまずは、主原料、あるいは原材料の50%以上に良質な動物性タンパク質が使われたドッグフードを選んでみるといいでしょう。香料や調味料でごまかされているものは、素材の旨味がなくなっているという証拠なのでおすすめしません。
良質な脂肪が含まれている
食物中に含まれる脂肪のタイプと量も犬の嗜好性に影響を及ぼします。
とくに、肉や魚などのタンパク質に含まれる脂肪は食物になめらかな舌触りと芳香を与え、動物の食事に対する嗜好性を高めてくれる重要な役割を果たしています。
ただし、「動物性油脂」「家禽脂肪」「獣脂」など素材が曖昧な油脂が使われていたら注意しましょう。
これらはレンダリング(廃肉処理)の過程で抽出された可能性が極めて高い油脂で、非常に酸化しやすいことから強力な酸化防止剤が使われている傾向にあります。
このような油脂はいくら嗜好性が高くても、品質上好ましくありません。「サーモンオイル」「鶏脂」といったように、油脂名が明確なドッグフードを選ぶようにしましょう。
香料や調味料などが無添加である
ドッグフードの嗜好性を高めるために、香料、酸味料、調味料、甘味料などの嗜好性増進添加物を配合しているドッグフードがあります。
犬が好む味や匂いに近づけるためと言えば仕方のないことかもしれませんが、本当に良い素材を丁寧に調理したドッグフードであれば本来このような添加物は必要ありません。
なぜなら、素材が本来持つ良質な脂肪や風味がきちんと生かされているからです。それができていないドッグフードには、先ほど挙げた油脂や上記のような添加物が使われます。
犬の体へのやさしさを考えたら、できるだけ素材の旨味と風味が生かされたドッグフードを選ぶべきでしょう。香料などの添加物が入っていないかなどを確認するだけではなく、素材の品質や製造過程などもチェックすることが大事です。
犬の食いつきがいいと評判のドッグフード20種類を比較!
以上の3つのポイントを踏まえて、当サイトでは口コミで食いつきがいいと人気のドッグフード20種類を比較してみることにしました。
比較する項目は、「主原料」「使われている油脂」「無添加(ビタミンとミネラルを除く化学合成物質が無添加という意味)」の3つです。
なお、人間用の食品と同等基準の原料が使われているものに関しては、主原料を青文字で示しています。
商品名 | 主原料 | 油脂 | 無添加 |
---|---|---|---|
ウィリアム![]() |
肉類(脱水鶏肉 24%、鶏生肉 20%、鶏脂 9%、鶏タンパク質 5%) | 鶏脂・サーモンオイル | ![]() |
ポンポンデリ![]() |
鶏肉、玄米、大麦、鰹節 | 米油、DHA含有精製魚油 | ![]() |
ペトコトフーズ(BEEF)![]() |
牛肉、かぼちゃ、卵 | フィッシュオイル、亜麻仁オイル | ![]() |
アイムス![]() |
肉類(チキンミール・家禽ミール)・とうもろこし・小麦 | 動物性油脂・ひまわり油 | ![]() |
アカナ![]() |
新鮮鶏肉8%・新鮮七面鳥肉8%)・新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓)8%(肉類含有量70%) | 鶏脂肪 | ![]() |
UMAKA(うまか)![]() |
鶏肉・大麦・玄米 | - | ![]() |
オリジン![]() |
新鮮丸ごと大西洋サバ・新鮮丸ごと大西洋ニシン・新鮮丸ごと大西洋カレイ(肉類含有量85%) | ニシン油・ヒマワリ油・ベニバナ油 | ![]() |
カナガン![]() |
チキン生肉26%・乾燥チキン25%・サツマイモ(肉類含有量60%) | 鶏脂・サーモンオイル | ![]() |
グラン・デリ![]() |
穀類(パン粉・小麦粉・トウモロコシ) | 動物性油脂 | ![]() |
プラぺ(CPチキン&ターキー)![]() |
チキン&ターキー60% | サーモンオイル | ![]() |
ファインペッツ![]() |
鹿肉、鶏肉、オートミール(肉類含有量80%) | 鶏脂・サーモンオイル | ![]() |
go!(サーモン)![]() |
サーモン生肉、サーモンミール、タピオカ | キャノーラ油 | ![]() |
シュプレモ![]() |
チキン(肉)・チキンミール・玄米 | 鶏脂・ひまわり油 | ![]() |
Dr.ケアワン![]() |
鶏肉・玄米・大麦 | - | ![]() |
ナチュロル![]() |
牛・鶏・馬・魚の生肉55% | ひまわり油 | ![]() |
ハロー![]() |
チキン正肉・全卵・エン麦 | 鶏脂・サーモンオイル・油脂 | ![]() |
ビタワン![]() |
穀類(トウモロコシ・脱脂米糠・コーングルテンフィード・小麦ふすま) | 油脂類(動物性油脂・γ-リノレン酸) | ![]() |
フィッシュ4ドッグ![]() |
サーモン26.39%・ポテト27.157%・サーモンミール11.94% | サーモンオイル・サンフラワーオイル | ![]() |
ブッチ![]() |
チキン(生)80% | 魚油 | ![]() |
モグワン![]() |
チキン&サーモン(生肉・乾燥肉)53% | サーモンオイル・ココナッツオイル | ![]() |
口コミで評判の食いつきがいいドッグフード20種類を比較して分かったのは、市販でよく見かける安いドッグフードほど何かしら人工的な風味づけがされているということでした。
また、そのようなドッグフードほど動物性油脂や好ましくない添加物が使われています。脂肪は糖質やタンパク質よりも効率良くエネルギーを供給できる栄養素で、嗜好性を高める役割もありますが、このような油脂だけはなるべく避けておきたいですね。
その点、青文字のついたドッグフードは原材料のラインナップも品質も良好です。公式サイトなどを確認したところ、素材や製造工程などについてもきちんと情報が開示されているものがほとんどでした。
そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、私が選んだ嗜好性の高い安全なドッグフード10選をまとめてみました!
【決定】犬の食いつきがいい安全なドッグフードおすすめ10選!
ここで紹介する10のドッグフードを決めるにあたり、「原材料の配合比率」「食材のバランス」「脂肪源のタイプと品質」「安全性」を重視して評価しています。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。
ウィリアム

価格 |
【通常】4,730円(1.8kg)、500円(200g) 【定期】4,257円(1.8kg) |
内容量 | 1.8kg、200g(お試し用) |
評価 | ![]() |
ペトコトフーズ(PETOKOTO)

価格 |
|
評価 | ![]() |
カナガン

価格 |
|
内容量 | 2kg |
評価 | ![]() |
モグワン

価格 |
|
内容量 | 1.8kg |
評価 | ![]() |
ポンポンデリ

価格 |
|
内容量 | 800g |
評価 | ![]() |
ブッチ

価格 |
|
内容量 | 800g、2kg |
評価 | ![]() |
アカナ

価格 |
880円(340g) 4,023円(2kg) 9,170円(6kg) 14,800円(11.4kg) |
内容量 | 340g、2kg、6kg、11.4kg |
評価 | ![]() |
UMAKA(うまか)

価格 |
|
内容量 | 1.5kg |
評価 | ![]() |
ナチュロル

価格 |
|
内容量 | 850g |
評価 | ![]() |
プラぺ(CPチキン&ターキー)

価格 |
【通常購入】 4,345円(2kg) 8,580円(4kg) 11,000円(6kg) 21,450円(12kg) 【定期初回】 【定期購入】 |
内容量 | 2kg、4kg、6kg、12kg ※CPチキン&ターキーの場合 |
評価 | ![]() |
迷ったらコレ!食いつきがいいドッグフードにウィリアムをおすすめする理由!
当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。
ここはあくまでも私が選んだドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、そもそもなぜウィリアムを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。
- 主原料として全体の58%に鶏肉が使用されている。
- 生肉・脱水鶏肉を採用し、栄養価の損失を抑えている。
- 種類のはっきりした油脂が選ばれている。
- オイルコーティングではなくVCCSが採用されている。
- 注意すべき人工添加物が使われていない。
- 食材は人間が食べられるほどの品質レベルである。
食いつきの良いドッグフードとしてウィリアムをおすすめするのは、まず主原料の鶏肉がどんなものであるか、また使用されている割合も58%と明確に示されているからです。
また、犬の嗜好性に大きく影響する油脂についても、鶏脂とサーモンオイルとはっきりしています。
人工的なもので風味をアップさせているわけではなく、自然な食材でのみおいしさを追求しているんですね。
食いつきアップのためにオイルコーティングされているドッグフードもありますが、ウィリアムではコーティングではなくVCCSという方法が採用されています。
フード粒を一旦焼き上げ、小さな空気穴に脂肪を送り込むという方法です。こうすることで油脂の酸化も防げるし、安定した食いつきが期待できるというわけです。
もちろん犬には個体差もあるので、すべての犬の好みや体質に合うとは言えません。
ただ、ウィリアムは原材料の品質の良さや安全性という意味でも心配がなく、健康への配慮など食いつき以外にも魅力の多いドッグフードです。
一度試してみて損はないドッグフードだと思います!
「犬の食いつきがいいドッグフード=安全な餌」とは限らない!
犬の食いつきがいい安全なドッグフードの選び方でも触れましたが、犬の食いつきがいいドッグフードはすべて安全だと思い込むのは危険です。
私たち人間は、毎日同じものを食べ続けるとさすがに飽きてしまいますよね。しかし犬の場合は、毎日同じものを食べ続けても飽きることはありません。
なのにも関わらず、途中で食いつきが悪くなってしまうのはなぜなのか?そこにはこんな理由が隠れています。
- これを食べなければ人間の食べ物やおやつがもらえると学習している。
- 体にとって害のあるものが入っていると察知している。
- うまく消化できない原料が入っていると察知している。
ドッグフードを残せばもっといいものがもらえると学習している場合、これは飼い主さんの問題と責任です。
甘やかしたが故に招いている結果なので、愛犬の健康のためにも栄養のあるドッグフードを食べてもらえるよう早めにしつけましょう。
そして体にとって害のあるもの、あるいはうまく消化できないものが入っていると察知して食いつかない場合、これは犬の本能によるものなのでとても自然な流れです。
匂いだけでドッグフードの善し悪しを嗅ぎ分けることができたら、むしろその時は褒めてあげるべきでしょう。なぜなら、犬は自分の体を守るために体の栄養となるものや消化しやすいものを本能で選んで食べる習性があるからです。
とはいえ、消化しにくい原料が使われたドッグフードでも喜んで食べる犬はたくさんいますよね?これはなぜでしょうか?
その答えは、嗜好性を高める目的で嗜好性増進添加物や油脂が使われているからです。これらを利用すれば、どんな原料を使っても誤魔化しがきいてしまいます。
いつも与えているドッグフードは本当に安全かどうか?愛犬の食いつきだけで判断するのではなく、原材料や安全性も今一度しっかり確認されることをおすすめします。