TVCMでもお馴染みの国産ドッグフード「グラン・デリ」。
グラン・デリはユニ・チャームペットが製造販売を手掛けるドッグフードで、国産のお肉を使用するなど素材にこだわっている特徴があります。
ここでは、そんなグラン・デリの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 0.0 |
栄養バランス | 4.0 |
無添加 | 0.0 |
安全性 | 0.4 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 750g、1.7kg、2.9kg ※ふっくら仕立て 全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入りの場合 |
価格 | 865円(750g) 1,292円(1.7kg) 2,176円(2.9kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 90円 |
価格/kg | 750円 |
カロリー/100g | 約295kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉、小麦グルテン)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、ショ糖、粉末水あめ)、豆類(脱脂大豆、大豆パウダー、おからパウダー、大豆エキス、大豆タンパク) |
タイプ | セミモイストフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、グラン・デリをFランクと評価しました。
ユニ・チャームペット自体は研究・分析・検査などを徹底して行う優秀な企業ですが、実際に作られているペットフードには疑問を感じてしまうものが少なくありません。
グラン・デリもやはりその1つです。まず原材料が、犬のためというよりは利益のためといった感じなんですね。
合成添加物の使用をポジティブに伝える人もいますが、犬が健康的に生きていくために合成着色料や発色剤などは必要ありませんので注意しましょう。
目次
実際にグラン・デリドッグフードを購入してみました!
購入してみたグラン・デリをレビューしていきますね。今回選んだのは、ふっくら仕立ての全成長段階用「ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り」750gです。
「カリカリ仕立て」もありますが、今回はやわらかめの「ふっくら仕立て」にしました。
裏面はこんな感じで、必要事項がわかりやすく書いてあります。
外袋を開封すると、ジッパーはありませんでした。
実はグラン・デリは小分けになっているんです!750gは250g×3袋、1.7kgは340g×5袋、2.9kgは約483g×6袋に分けられています。
小分け袋にもジッパーはありませんが、容量が少ないのですぐ使い切れるでしょう。
ですが、小分け袋の外からもドッグフードだとわかる香りが広がっています。未開封の小分け袋であっても、愛犬が触れられない場所へ保管するのがよさそうです。
小分け袋を開けると同時に、ドッグフードらしい香りが鼻へ飛び込んできました。穀物がメインですが、お肉っぽさも感じられる香りがします。香り自体は強めです。
それと、脱酸素剤が入っているのは好印象ですね。
いくつか粒を手にとってみました。感触としては、ふっくら仕立てというだけあってしっとりしています。それもあってか、やや油っぽさを感じますね。
粒のサイズを見比べるべく、1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワン、それとグラン・デリを並べました。
グラン・デリの粒は私が見る限り6種類入っているようで、どれも全体的に小粒です。モグワンとは同じか、少し大きめの粒があるといった印象。
一番大きいのは右上の粒で、長辺が1.4cmほど。とはいえ、ふっくら仕立てはセミモイストなのでかなり柔らかいです。試しに箸で粒を押したら、すぐに崩れました。
これなら、口のサイズの小さな小型犬や咀嚼力が落ちてきたシニア犬も食べやすいでしょう。
グラン・デリドッグフードの原材料と安全性について評価!
続いて、グラン・デリの原材料と安全性についてです。
ここでは「ふっくら仕立て 全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 17.6%以上 | 粗灰分 | 7.5%以下 |
脂質 | 7.5%以上 | 水分 | 30.0%以下 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 代謝エネルギー | 約295kcal/100g |
ユニ・チャームペットは、原材料の検査・分析、工場の衛生管理やフードの最終検査など徹底的に行っている印象です。
最初に、ユニ・チャームペット全体で取り組んでいることを、重要だと感じる部分を中心にまとめました。
- 全ての原材料は「原材料規格書」とユニ・チャームの規定の「原材料調査票」で確認されている。
- 原材料調査書にて、原材料の異物対策・残留農薬・微生物汚染対策などの状況を確認。
- 定期的に原材料メーカーへ訪問し、品質管理状況の確認を行う。
- 動物性タンパク原料は、ロット毎に官能検査&原材料メーカーからの成分分析表をチェック。
- トウモロコシは、アフラトキシンB1の検査をロット毎に実施。
- ユニ・チャームペットケアの伊丹工場/三重工場は、ISO9001およびISO14001を取得した工場。
- ドライフードの場合は100℃以上の高温工程を経ている。
- 全ての商品は、金属探知機にて金属異物混入の有無をチェック。
- 劣化しにくいよう脱酸素剤・バリア性フィルム・アルミ蒸着フィルムなどの使用。
- 最終製品の検査を定期的に外部分析機関にて行う。
全ては書ききれませんが、もっと詳しく知りたい人は、ユニ・チャームペット公式サイト「品質に込める私たちの想い」をじっくり読んでみるといいでしょう。
これだけを見ると、ユニ・チャームペットの製品なら安心と思うのは間違いありません。しかしながら、グラン・デリの中身を見るとどうでしょう?
疑問なのは、なぜここまで犬のことを考えている企業なのに、犬目線でドッグフードを作らないのか?という点です。
今回は「ふっくら仕立て」の原材料を例に挙げてみましたが、残念ながらアレルゲンとなりやすい原料や合成添加物の使用が目立ちます。また、原材料のグレードや産地もわかりません。
「国産のお肉をたっぷり使用」とはいっても、その肉はどんな状態の肉なのか?そういった具体的な説明もないのに「国産だから安心」と謳うのはちょっと時期尚早な気もします。
あと、同じシリーズのウェットフードに関しても「無添加仕立て」と謳っているのに、増粘多糖類や調味料が使われている点がかなり気になりました。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
- 徹底した安全性審査と品質管理のもとで作られたドッグフードを求めている人。
あくまでも個人的な意見ですが、グラン・デリは長期間食べさせるには向かないドッグフードです。とくに、食物アレルギーを抱えやすい子には十分気をつけた方がいいかもしれません。
グラン・デリドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
次に、グラン・デリを愛犬に与えている飼い主さんの声を以下に集めました。
グラン・デリドッグフードの良い口コミ
グラン・デリドッグフードの悪い口コミ
グラン・デリドッグフードの口コミ・評判まとめ
グラン・デリの口コミを調査したところ、全体的に評判の良いドッグフードだなと思いました。
とくに「グラン・デリなら喜んで食べてくれる!」といった声が多かったですね。他のフードは食べないけど、グラン・デリならよく食べる犬が多くいるようです。
ただ、グラン・デリを食べて体質や被毛・皮膚が良くなったなど、健康にまつわる口コミはとくに見当たりませんでした。
「うんちが柔らかくなる」「下痢が続く」といった声も多く見られたので、お腹が弱い子には使用を控えた方がいいかもしれません。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでグラン・デリを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
グラン・デリドッグフードの価格はどこも変わらない!
調査した結果、グラン・デリの価格はどこもあまり変わらないことがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
1.7kgはAmazonが安いですが、2.9kgは楽天が安いです。どちらも数十円の差なので、各サイトの特典や送料で選ばれるのが良いでしょう。
ただ、グラン・デリはドラッグストアやホームセンターでも購入できます。意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
グラン・デリドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | グラン・デリ (ふっくら仕立て 全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り) |
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主原料 | 穀類 (小麦粉、 トウモロコシ、 パン粉、 小麦グルテン) |
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穀物 | 小麦粉 トウモロコシ パン粉 小麦グルテン |
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タンパク質 | 17.6%以上 | |
脂質 | 7.5%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
約295kcal | |
内容量 | 750g 1.7kg 2.9kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとグラン・デリには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとグラン・デリは主な特徴が大きく異なります。
私個人としては原材料のラインナップや使い方、製造工場についてなどをひっくるめると、グラン・デリよりモグワンのようなフードをたくさんの犬に食べさせてあげたいと感じますね。
モグワンはお肉だけではなく、豆類や果物などの原料をバランスよく配合していて、さらに食材の旨味と栄養分を活かすため低温調理で作られているんです。
グラン・デリも衛生や品質管理を徹底された工場のもとで作られているので安心ではありますが、犬の健康を考えるとモグワンのようなドッグフードが理想かなと私は考えます。
それと、元々食物アレルギーを抱えている犬にグラン・デリは選ばないと思いますが、アレルギーが心配という場合もグラン・デリは控えた方がいいかもしれませんね。
全てのドッグフードに言えることですが、愛犬の健康状態やライフスタイルをよく観察し、そのうえで気になる商品を絞って比較するようにしましょう。
グラン・デリドッグフードの種類と特徴について
グラン・デリのドッグフードには2種類の総合栄養食と1種類の一般食があり、その他にはおやつとトッピングもあります。
- ドライフード(カリカリ仕立て):総合栄養食
- ソフトフード(ふっくら仕立て):総合栄養食
- ウェットフード:一般食
基本的には総合栄養食をベースに食べさせ、ウェットフードは総合栄養食や手作り食のトッピングとして使うといいでしょう。
ウェットフードをトッピングする時は、カロリー過多にならないよう総合栄養食の給餌量を少し減らすようにして下さい。
グラン・デリドッグフードのQ&A
グラン・デリドッグフードのお試しサンプルはある?
いきなりグラン・デリを購入することに抵抗ある場合は、愛犬のためにもなるべくサンプルのある他のドッグフードを選択された方がいいかもしれません。
グラン・デリドッグフードまとめ
- 全ての原材料を「原材料規格書」と「原材料調査票」で確認し安全を確保。
- 原材料の異物・残留農薬・微生物汚染の対策状況は「原材料調査書」で確認し品質維持。
- 伊丹工場/三重工場は、ISO9001およびISO14001を取得し衛生管理を徹底。
- 脱酸素剤・バリア性フィルム・アルミ蒸着フィルムなどを使い、劣化しにくいよう配慮。
- ふっくら仕立ては柔らかめのため、ドライフードが苦手な犬から好まれやすい。
- 原材料のグレードや産地の情報開示されていないのは気になる。
- 犬にとって不要な着色料が複数使われている理由は明かされていない。
- 曖昧な表記の原料や合成添加物の使用が目立っていたのは残念。
- 小麦粉やトウモロコシが体質に合わない犬は控えた方が無難。
TVCMも放送されているグラン・デリはたくさんの検査を行い、衛生管理を追求しているところは好印象でした。その取り組みが公式サイトで公表されているのも良い点です。
全ての原材料は「原材料規格書」と「原材料調査票」で確認され、製造を行う工場自体はISO9001およびISO14001を取得し安全性を徹底しています。
このように、グラン・デリには良いところもありますが、原材料のグレードや産地などの情報は開示されていません。どんな食材から作られているのかが不明なんです。
また、複数の着色料や曖昧な表記の原料、さらには合成添加物の使用が目立っていたのは残念に思います。水分量の多いセミモイストフードにありがちな合成添加物も見られました。
グラン・デリにとって必要と判断されたから合成添加物を使っていると思いますが、愛犬家の私としては、犬の健康に不要な着色料・発色剤も含まれているのはとくに気になりますね。
そして第一主原料は穀類で、小麦粉やトウモロコシなどが並びます。中でも、食物アレルギーを抱えている犬は注意が必要です。原材料欄は最後まで確認しましょう。
検査や衛生管理も重要ですが、原材料のラインナップや合成添加物の使用有無も同じくらい重要ではないかと再認識させられるフードでした。
グラン・デリドッグフードの基本情報
内容量 | 750g、1.7kg、2.9kg ※ふっくら仕立て 全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入りの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 865円(750g) 1,292円(1.7kg) 2,176円(2.9kg) ※楽天参考価格 |
製造販売会社 | ユニ・チャーム株式会社 |
公式サイト | https://jp.unicharmpet.com/ja/gran-deli/home.html |