
2019年7月、ホリスティックフードとして親しまれていたアメリカ産のドッグフード「ハロー(HALO)」が新しく生まれ変わりました。
抗生物質や遺伝子組み換え技術などを使用するファクトリー・ファーミング(工場式農業)を避け、原材料の調達に徹底的にこだわるという信念を見せてくれています。
リニューアルしたハローはどのように変わったのか?ここでは、新しくなったハローの原材料や安全性などを評価していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
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商品ランク | Bランク ※S~Eランクは【全158商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスパ | ![]() |
内容量 | 900g、1.8kg ※アダルト 小粒(平飼いチキン)の場合 |
価格 | 2,916円(900g) 5,400円(1.8kg) ※Amazon参考価格 |
目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ハローをBランクと評価しました。
Bランクでもハローはかなり優秀なドッグフードで、むしろAランク同等の品質と安全性を持っています。原材料に曖昧なものもなくなり、新しくなってからより安心していろんな犬に食べさせることができると判断しました。
ハローは動物福祉を尊重し、そして地球環境にも配慮しながら質の良い原料を調達しています。新たに「ヴィーガン」も加わったので、肉アレルギーのある犬にも選びやすくなったのが嬉しいポイントですね。
目次
ハロードッグフードの原材料と安全性について評価!
まず初めに、ハローの原材料と安全性についてです。ここでは「アダルト 小粒(平飼いチキン)」を評価してみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよく分からない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 27.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
脂質 | 17.0%以上 | オメガ6脂肪酸 | 3.7%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 | オメガ3脂肪酸 | 0.9%以上 |
灰分 | 7.6%以下 | 代謝エネルギー | 376kcal/100g |
新しくなったハローがどう変わったのかを見るために、残っていた情報を元に旧「ヘルシーチキン アダルト(小粒)」と比較してみました。
まず劇的に変わったのは、「野菜エキス」や「油脂」といった曖昧な原料がなくなったことです。そして動物性原料の割合がやや増え、カロリーも控えめになりました。
大豆タンパクを利用している点は変わらずなのでアレルギーには要注意ですが(以前は野菜エキスの中に含まれていた)、個人的には以前のハローよりも原材料の使い方がかなり良くなったのではないかと感じます。
平飼いチキンは抗生物質や遺伝子組み換え飼料が使われていませんし、野菜や果物は遺伝子組み換え食品ではありません。また、小麦グルテンやトウモロコシも含まれていません。
そして何より、ハローで使用するチキンやターキーは、GAP(グローバル・アニマル・パートナーシップ)のステップ2の基準を満たす環境で飼育されていることが保証されています。
製造工場や原料の仕入れ先について具体的な説明などがないのはやや気になりますが、ハローは市販ドッグフードの中でもかなり優秀なグレードと言えるでしょう。
- 卵・大豆アレルギーの心配がない犬。
- 動物性原料を食べることができない犬(「ヴィーガン」が新登場)。
- サーモンを使ったドッグフードが好きな犬。
- グレードの良い市販ドッグフードを探している人。
- 価格が多少高くても大丈夫な人。
- 動物福祉や地球環境に配慮したドッグフードを探している人。
ハロードッグフードの口コミや評判ってどうなの?
リニューアルしたハローの口コミはまだどこにもないため、ここでは旧ハローの口コミをまとめておきたいと思います。
ハロードッグフードの良い口コミ
ハロードッグフードの悪い口コミ
ハロードッグフードの口コミ・評判まとめ
旧ハローの口コミを調査してみたのですが、市販のドッグフードにしては珍しく、これといってネガティブな口コミはほとんどありませんでした。あってもお店へのクレームですね。
実際にハローを使った飼い主さんからの評価は高く、価格は高いけど安心して食べさせられるドッグフードと太鼓判を押している人が多いことが分かりました。
価格については次より触れていきますが、確かにハローはなかなかいいお値段がします。
新しく出た「アダルト 小粒(平飼いチキン)」が1.8kgで5,400円ですから、よほど経済的に余裕のある家庭じゃないと続けにくいでしょう。
「でも価格は気にしない!」という飼い主さんなら、愛犬の健康のためにもハローを続けてみる価値は十分にありそうです。
新しいハローの口コミを見つけ次第、口コミの内容を更新していきたいと思います。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | 2,916円(900g) 5,400円(1.8kg) |
2,916円(900g) 5,400円(1.8kg) |
送料 | - | 500円 ※1.8kgは無料 |
店舗により異なる |
どこでハローを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ハロードッグフードの価格はAmazonも楽天も一緒!
調査した結果、ハローの価格はAmazonも楽天も同じであることが分かりました。公式サイトでの商品販売はされていません。
ここではAmazonと楽天の価格を比較していますが、ハローはイオンペットやその他ペットフード専門の通販サイトでも購入することが可能です。
どこで購入するのが自分にとって都合いいのか、この辺りはよく比較したうえで決められた方がいいでしょう。
ハロードッグフードには返金保証がある!
もしもハローが愛犬に合わなかった場合、内容量の1/3以上が残っていれば返金保証を受けられます。ただし、以下の条件に当てはまらない場合は対象外となります。
- 内容量が1/3以上残っていること。
- 専用のハガキ、もしくは公式サイトから専用申込書をダウンロードして必要事項を記入。
- 購入した際のレシートを添付。
- 購入したレシートの日付から30日以内に到着するように着払いで送ること。
すべて使い切ったハローで返金保証を受けることはできません。また、購入した日から30日以内に届くよう送る必要があるので、この辺りも注意しましょう。
ハロードッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ハロー(アダルト 小粒 平飼いチキン) |
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主原料 | チキン&サーモン53%(どちらも生肉と乾燥肉を使用) | 平飼いチキン正肉・チキンレバー・全卵 |
穀物 | グレインフリー | エン麦・精白麦 |
タンパク質 | 28% | 27%以上 |
脂質 | 12% | 17%以上 |
代謝エネルギー (100gあたり) |
344kcal | 376kcal |
内容量 | 1.8kg | 1.8kg |
価格 | 3,564円 | 4,212円 |
当サイト評価 | Sランク | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとハローにはどのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンもハローもどちらも安心して周りにおすすめできる良好なドッグフードです。
使用している原料のグレードも「人間が食べれるもの」ですし、避けておきたい添加物も含まれていません。小麦グルテンもフリーです。
ここでは穀物を使ったハローを比較していますが、穀物不耐性の犬にも合わせられるようグレインフリータイプ(アダルト 小粒 平飼いターキーなど)も用意されているのでこの辺りも大きな違いはありません。
目立った違いと言えば、ハローは全部で10種類のドッグフードが取り揃えられていることです。モグワンは1種類しかありません。
体重管理用やシニア犬用をはじめ、植物性原料のみを使った「ヴィーガン」や3種類のタンパク源(チキン、サーモン、ターキー)があるのはハローの強みと言えます。
モグワンもハローもそれぞれ特徴やコンセプトが異なりますので、違いをよく比較しながら、愛犬に合ったフードを選んであげるといいでしょう。
ハロードッグフードに新しく出た「ヴィーガン」って何?
ハローに今回新しく登場した「ヴィーガン」は、その名のとおり肉や魚といった動物性原料を一切使っていないドッグフードです。
他にも、卵・乳製品・小麦・大豆・米・トウモロコシも使われていません。
ヴィーガンはどのような犬におすすめなのか?というと、
- 肉や魚などの動物性原料に対してアレルギーがある犬。
- 食物アレルギーを抱えている犬。
- 体重管理が必要な犬。
といった悩みを抱えている犬に適しているんですね。どうしても肉類を食べれない犬もいますので、そのような子にぜひ合わせてあげるといいでしょう。
ちなみに、これはあくまでも個人的な意見ですが、特別な事情がない限り愛犬にヴィーガンを強制する必要はないと考えています。
週に1~2日くらいヴィーガンの日を設けるのはもちろん構いませんが、健康な犬に動物性タンパク質を365日与えないのはちょっと考えものです。
犬はもともと雑食性の肉食動物であり、肉を食いちぎるための歯もちゃんと備わっています。また、新鮮な肉類の消化も得意としています。
生まれ持った体の仕組みや構造を無視した食事を毎日押しつけるのは、なんとなく犬も可哀想ですよね。それに、犬は肉や魚の匂いや風味が大好きですから。
犬のヴィーガンについてはさまざまな意見がありますが、ハローでも説明しているように、アレルギーなど何か事情がある犬に対して利用するのが望ましいでしょう。
ハロードッグフードの種類と特徴について
ハローには、全部で10種類のドッグフードがあります。まずは、それぞれの栄養成分値を比較してみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
パピー 小粒(平飼いチキン) | 28%以上 | 18%以上 | 387kcal |
アダルト 小粒(平飼いチキン) | 27%以上 | 17%以上 | 376kcal |
アダルト 小粒(平飼いターキー) | 27%以上 | 17%以上 | 376kcal |
カロリーオフ 小粒(平飼いチキン) | 27%以上 | 12%以上 | 358kcal |
カロリーオフ 小粒(天然サーモン) | 27%以上 | 12%以上 | 358kcal |
エイジングケア7+ 小粒(平飼いチキン) | 27%以上 | 12%以上 | 352kcal |
エイジングケア7+ 小粒(天然サーモン) | 27%以上 | 12%以上 | 352kcal |
エイジングケア11+ 小粒(平飼いチキン) | 27%以上 | 12%以上 | 355kcal |
エイジングケア11+ 小粒(天然サーモン) | 27%以上 | 12%以上 | 355kcal |
ヴィーガン | 20%以上 | 10%以上 | 340kcal |
旧ハローを使っていた人なら分かると思うのですが、ラムを使ったドッグフードが廃盤となりました。代わりに、「ターキー」と植物性原料のみを使った「ヴィーガン」が新たに加わったんですね。
そして、この10種類の中で以下の商品が穀物不使用となります。
- アダルト 小粒(平飼いターキー)
- カロリーオフ 小粒(平飼いチキン)
- カロリーオフ 小粒(天然サーモン)
- エイジングケア7+ 小粒(平飼いチキン)
- エイジングケア7+ 小粒(天然サーモン)
- エイジングケア11+ 小粒(平飼いチキン)
- エイジングケア11+ 小粒(天然サーモン)
穀物が含まれたドッグフードを食べるとお腹が緩くなる、あるいはアレルギーが出るといった場合は、これらを利用されるといいでしょう。
それと、新しくなったハローは全体的にカロリーも抑え気味になりました。室内で過ごすことの多い犬や運動量の少ない犬にも、より合わせやすくなったのではないでしょうか。
ハロードッグフードのQ&A
なぜハロードッグフードから「ラム」がなくなってしまったの?
これについて直接ベッツ・チョイス・ジャパンに問い合わせてみたのですが、詳しい理由などを伺うことはできませんでした。代わりに「ターキー」を使った商品が出たことは教えていただきました。
ハロー正規品の販売店や取扱店はどこ?
ハロードッグフードの基本情報
内容量 | 900g、1.8kg ※アダルト 小粒(平飼いチキン)の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 2,916円(900g) 5,400円(1.8kg) ※Amazon参考価格 |
販売会社 | 株式会社ベッツ・チョイス・ジャパン |
公式サイト | http://halopets.jp/ |