
「高級」や「プレミアム」といった表示が、品質の良いドッグフードを選ぶ目安の一つとなることは確かです。
愛犬のためなら価格の高さも気にならないという飼い主さんもいるでしょう。
ですが、高級・高価格であることに安心し、中身をよく確認せずにドッグフードを選ぶことはおすすめできません。
せっかく高い金額を支払うのなら価格に見合うだけの、本当に犬のためになる価値ある商品を選びたいものですよね。
今回は、高級ドッグフードを選ぶ際に注目したいポイントを解説し、おすすめの高級ドッグフード10選を紹介していきます!
目次
高級ドッグフード選びでは価格やキャッチコピーに惑わされないことも大事!
「この商品なら値段が高いから大丈夫」「高品質と書いてあるから安心」そんなふうに考えるのは少し危険です。
ドッグフードに関していえば、値段やキャッチコピーによるイメージだけで選ぶことは、必ずしも良い結果につながるとは限らないからです。
まず販売会社によって価格設定の仕方は異なるため、同じ3,000円の商品だからといって、同じ価値だけの原料が使われているとは限りません。
また、パッケージなどに高品質と書かれてあっても、単に同じブランドの中でのクラスが上、ということかもしれないのです。
販売会社や国の垣根を取り払って、もっと広い範囲で商品を照らし合わせてみると、高品質とはとてもいえない…ということだってあり得ます。
それから何より大事なのは、犬には個体差があるということを飼い主さんがしっかり認識しておくことです。
例えば、犬種や体格・年齢・ライフスタイル・好み・食物アレルギーの有無などはそれぞれ異なります。
どんなに高級・高品質なドッグフードでも飼っている犬に向いていなければ意味がありません。
ドッグフードの原材料や成分・作られた経緯などの情報を自分自身の目できちんと見て、実質的な品質が優れていることを確認し、その上で愛犬との相性を考えていくと良いでしょう。
【基本】本当に犬のためになる高級ドッグフードの選び方
では、本当に愛犬のためになる高級ドッグフードを選ぶには、具体的にどんな点をチェックすればよいのでしょうか。ここだけは見ておきたいというポイントや選び方をご紹介します。
主原料が良質な動物性原料(肉・魚)である
まず原材料の欄を見て上の写真のように、最初の方に良質な肉や魚などの名前が挙がっていることを確認しましょう。
犬は人間との暮らしの中で雑食性に近くなっていますが、元々は肉食の動物です。
多くのドッグフードではよりよい栄養バランスのため、原材料に野菜や果物・穀類も取り入れており、もちろんそれも大事であることには違いありません。
ただ本来の犬の食性を考えると、動物性タンパク質をしっかり摂るのが理にかなっています。
なのに、栄養バランスの数値だけ整えて、原材料の種類を軽視しているドッグフードも現にあるのです。
犬の消化に負担をかけないためには、第一主原料が動物性タンパク源であることが大事です。
安全性の高い原材料が使われている
本当に品質の良いドッグフードは、原材料の安全性にも注意が払われています。
消費者がドッグフードの安全性の高さをはかりたいと考えた時、目安の一つとなるのが「ヒューマングレード」という表示です。
「人間が食べられる」といった記載も大体同じ意味ですね。
逆に、原材料の表示でどんな動物の肉が使われているのか判断できないもの、情報を開示していないものは避けた方が良いでしょう。
また、原材料の生産地が明記されていること、製造工場の管理体制を開示していることなども、安全性に信頼が置けるという判断材料になります。
注意すべき成分が添加されていない
一般的なドッグフードでは、着色料・香料・保存料などの人口添加物を使用しているものも珍しくありません。
注意したい化学合成物質の代表的なものを挙げてみます。
犬のために良いごはんをと考えるのなら、こういった添加物が使用されていないものを選びましょう。
添加物の多くは人間の都合によるもので、犬の体にとっては不要なものです。
人間の食品選びでもこういった添加物をチェックされる方は多いのではないでしょうか。
サイトやパッケージに上のような表示があれば安心ですし、念のため原材料欄を確認してもいいですね。
着色料や香料などのごまかしのない、原材料そのものの品質が良いドッグフードを見極めるようにしてください。
保存料不使用の高級ドッグフードでは、パッケージ素材やサイズを工夫しているものもあるので、この点にも注目すると良いでしょう。
「高級」の根拠(付加価値の内容)が確かである
キャッチコピーに惑わされないためには「高級」の根拠がはっきりとしているものを選ぶのがおすすめです。
例えば、高級ドッグフードの中には健康に良い成分を取り入れ、その付加価値によって他のドッグフードと差別化を図っているものもたくさん見られます。
健康に良い成分とは以下のようなものです。
- お腹の健康に良い乳酸菌やオリゴ糖
- 関節軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチン
- 皮膚・被毛によいコラーゲン・オメガ3脂肪酸
- 消化に役立つ酵素
- アレルゲンとなりにくい食材
さまざまな工夫を凝らすことで犬の健康サポートができるよう配慮されているわけですね。
このように健康サポート成分の名称や数、独自の工夫が明確であるものほど、付加価値が高いと判断できるでしょう。
また、フードの加工方法やパッケージにオリジナリティのある商品もあります。
せっかく高級ドッグフードを選ぶのなら、こういった違いにも着目し、愛犬に合ったドッグフードを検討すると良いと思います。
口コミで評判のよい高級ドッグフード20種類を比較!
以上の4つのポイントを踏まえて、ここでは口コミで人気の高級ドッグフード20種類を比較してみることにしました。
比較する項目は「主原料」「注意すべき添加物が使われていないか?」「注目ポイント」の3つです。注目ポイントには、付加価値と考えられる健康サポート成分や特徴的な要素などを記載しています。
また、青字にしている主原料は、人間用と同等など高品質と判断できるものです。
商品名 | 主原料 | 添加物 | 注目ポイント |
---|---|---|---|
ポンポンデリ![]() |
鶏肉、玄米、大麦、鰹節 | ![]() |
【配合】フラクトオリゴ糖、コラーゲンペプチド、乳酸菌(フェカリス菌「FK-23TM」2500億個/袋) |
ペルシア![]() |
生肉(牛、鶏、馬、魚肉、豚レバー) | ![]() |
【配合】クコの実、フラクトオリゴ糖、乳酸菌群 |
ペトコト(BEEF)![]() |
牛肉 | ![]() |
【タイプ】フレッシュフード(冷凍) |
安心犬活![]() |
牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉、豚レバー | ![]() |
【配合】クランベリー、フラクトオリゴ糖、乳酸菌群 |
このこのごはん![]() |
鶏肉(ささみ・レバー)・大麦・玄米 | ![]() |
【配合】青パパイヤ末、モリンガ、乳酸菌 |
UMAKA![]() |
鶏肉・大麦・玄米 | ![]() |
【配合】フラクトオリゴ糖、コンドロイチン、ビフィズス菌、グルコサミン |
ロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)![]() |
米、コーン、肉類(鶏、七面鳥、ダック) | ![]() |
【配合】魚油(EPA/DHA源) |
モグキューブ![]() |
ラム肉、ラム肺、ラムレバー、ラム気管 | ![]() |
【配合】緑イ貝 【製法】フリーズドライ |
ファインペッツ極![]() |
フランス産アヒル肉 | ![]() |
【配合】サーモンオイル(オメガ3・オメガ6)、クランベリー、タウリン |
ジウィピーク![]() |
生肉・内臓・魚介類96% | ![]() |
【配合】ニュージーランド緑イ貝 【製法】エアドライ |
ナチュロル![]() |
新鮮牛生肉、新鮮鶏生肉、新鮮馬生肉、新鮮魚生肉 | ![]() |
【配合】安定・持続型ビタミンC、天然バイオフラボノイド、オリゴ糖、乳酸菌 |
ZEN![]() |
日本鹿生肉 | ![]() |
【配合】クリル、コラーゲンペプチド、オリゴ糖、H61乳酸菌、有胞子性乳酸菌/アミノ酸類(タウリン) |
ヤムヤムヤム(チキン・ドライタイプ)![]() |
鶏肉・大麦・玄米 | ![]() |
【配合】オリゴ糖 |
ブッチ(ブラックレーベル)![]() |
ビーフ33%、ラム25%、チキン18.5% | ![]() |
【タイプ】ウェットフード・フィルム包装 |
プレミアムワン![]() |
鶏肉・大麦・玄米 | ![]() |
【配合】オリゴ糖 |
ミシュワン小型犬用![]() |
肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー)、大麦、玄米 | ![]() |
【配合】緑イ貝、乳酸菌(1兆2000億個/袋) |
メゾン・ド・ジビエ![]() |
天然鹿肉(九州産)、有機JAS玄米(茨城県産ミルキークイーン) | ![]() |
【タイプ】レトルトパウチ・LIDフード |
eatDELI(イートデリ)![]() |
ドライ:大麦、玄米、魚肉(アジ) ウェット:魚肉(アジ、タラ) |
![]() |
【配合】フラクトオリゴ糖、コンドロイチン、グルコサミン 【タイプ】ドライ&ウェット |
ウェルフー![]() |
鶏肉、玄米、鶏レバー | ![]() |
【配合】はぴねす乳酸菌(10億個/袋) |
みらいのドッグフード「長寿サポート」![]() |
生肉(鹿、馬、魚、鶏)、大麦 | ![]() |
【配合】漢方・マクロビ・発酵原料 |
評判のよい高級ドッグフード20種類を比較してみたところ、さすがに高級といわれる商品だけあって、大きな問題点のないものが多いと感じました。
例外はありますが、それぞれ品質や安全性が追求されていて、これなら大丈夫と思えるものがほとんどです。
ただ、やはり主原料の種類や加工方法、健康サポートで何を重視しているかといったポイントをチェックしていくと、違った個性が見えてきます。
そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、本当におすすめできる高級ドッグフード10選をまとめてみました!
【決定】犬の餌におすすめの高級ドッグフード10選!
ここで紹介する10種類の商品を決めるにあたり、「価格に見合う原材料の内容や品質」「無添加」「健康サポート成分」「独自性」などを重視して評価しています。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。

価格 |
通常価格:3,980円 定期初回:2,970円(送料無料) 定期価格:6,960円(2袋) |
内容量 | 800g |
評価 | ![]() |

価格 |
通常購入:2,990円 定期購入:4,990円(2袋) |
内容量 | 850g |
評価 | ![]() |

価格 |
【通常】3,850円(1kg) 【定期初回】3,278円(1kg) 【定期】6,556円(1kg×2袋) |
内容量 | 1kg |
評価 | ![]() |

価格 |
通常購入:5,170円 定期初回:3,619円 定期購入:4,653円 |
内容量 | 1.5kg(1箱/150g×10袋) |
評価 | ![]() |

価格 |
【通常】5,456円 【定期】4,910円 |
内容量 | 425g |
評価 | ![]() |

価格 |
通常購入:3,980円(1袋) 定期初回:3,184円(1袋) 定期購入:6,368円(2袋) |
内容量 | 1kg |
評価 | ![]() |

価格 |
通常購入:18,755円(31袋) 定期初回:9,240円(24袋+お試し7袋) 定期購入:13,200円(30袋+1袋) |
内容量 | 80g(1袋) |
評価 | ![]() |

価格 |
初回お試し:100円(30g) 通常価格:3,300円(850g)~ 定期価格:5,478円(850g×2袋)~ |
内容量 | 850g |
評価 | ![]() |

価格 |
3,069円(700g) 16,654円(4kg) 32,263円(8kg) ※グレインフリー ベニソンの場合 |
内容量 | 700g、4kg(1kg×4)、8kg(1kg×8) |
評価 | ![]() |

価格 |
お試しセット: 500円(2種類・約3日分) 【1アジ】ドライフード 〈通常購入〉 1袋:3,520円 3~24袋:10,032円~67,584円 〈定期購入〉 3~24袋:9,029円~60,826円 【2アジ】ウェットフード |
内容量 | 1アジ:800g 2アジ:160g |
評価 | ![]() |
迷ったらコレ!おすすめの高級ドッグフードにポンポンデリを選んだ理由!
初めにお伝えしたように犬との相性があるので、私は特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。
ここはあくまでも私が選んだ高級ドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、なぜポンポンデリを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。
- 良質な鶏肉を主原料にしている。
- 原材料はすべて産地が明らかにされている。
- ビール酵母以外の食材はヒューマングレード。
- アレルゲンとなりがちな小麦は使われていない。
- 腸内環境を良好に保つ成分が配合されている。
- カツオ節・鶏ガラスープで風味をアップさせている。
- 着色料・保存料・酸化防止剤・香料は不使用。
- 厳しい基準をクリアした九州の工場で製造されている。
とにかく品質の良い食材や成分を贅沢に使って作られているのがポンポンデリです。
犬にとってリスクのあるものを極力避け、管理のしっかりとした工場で製造されているので、安全性については文句のつけどころがありません。
ポンポンデリの開発で特に力を入れられているのが、腸内環境の健康ケア。腸内環境の良し悪しは、体全体の健康や皮膚・被毛の状態にも影響してくるといわれています。
ポンポンデリなら毎日のごはんを安心して与えられるだけでなく、お腹の中から自然と健康ケアもできるのがうれしいですね。
また、自然食材で風味をアップさせているためか、実際に商品を開封した時には人間も魅力を感じるほどの香りがしました。
これだけ内容にこだわって作られていることがわかると、高級ドッグフードゆえの価格にも納得できると思います!
ただ、ポンポンデリは小型犬向けの栄養バランスとして中タンパク質・低脂肪となっているため、運動好きな犬や大型犬などにはあまり向いていません。
愛犬が条件にあてはまり、費用を惜しまず高級ドッグフードを食べさせたいと考えているのなら、ぜひ一度ポンポンデリを試してみると良いでしょう。
安全性が高くコスパにも優れているドッグフードはある?
高級ドッグフードを選びたいと思う理由、また希望する品質やどれだけ予算を割けるかといったお財布事情は、人によってさまざまです。
ここでご紹介したのは最高級ともいえるドッグフードばかりですが、中には予算との兼ね合いに頭を悩ませる方もいると思います。
そういった場合は、安全性をきちんと確認できるドッグフードで、なおかつ価格とのバランスの良いタイプを選択すると良いでしょう。
特に飼っている犬が複数だと、コスパに優れているドッグフードはありがたいものですよね。
ただ注意したいこととして、予算を少し抑えたいなという場合でも、合成添加物が使用されているものやどんな原材料かよく分からないものは避けた方が無難です。
当サイトでは、安全性が高くかつコスパのいいドッグフードも以下でご紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてください!