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無添加ウェットドッグフードおすすめ6選!犬の餌に安全なのはどれ?

「ウェットタイプのドッグフードには添加物がたくさん使われているイメージ…。」

こう思っていませんか?

たしかにウェットフードは水分を多く含んでいるため、ドライフードよりも品質保持剤や防腐剤などが多く使われている傾向にあります。

しかし、ここ最近はドッグフードそのものの品質や安全性が向上してきていることもあり、添加物を極力使わない本当に安全と言えるウェットフードも数多く出てきました。

ここでは、無添加で安全なウェットフードの選び方と、おすすめなウェットフード6選を紹介していきたいと思います。

【基本】安全な無添加ウェットドッグフードの選び方

まず初めに、安全で良質なウェットフードの選び方です。

以下の3つのポイントを押さえておけば、基本的に変なウェットフードを選ばずに済みます。ぜひこの機会に押さえておきましょう。

良質な動物性タンパク質が主原料である

最近は素材が目で確認できるウェットフードも増えてきましたが、何が入っているのか分からないほど素材すべてがペースト状になっているウェットフードもあります。

とくに穀物や野菜、副産物もたくさん入っているようなウェットフードだと、本当に良質な肉や魚がメインなんだろうか…?と疑わしくなるようなものもあるほど。だから、原材料だけを鵜呑みにすることは正直おすすめしません。

ウェットフードを選ぶ時は、飼育環境や産地の分かる肉や魚を主原料に使った商品を選ぶことが大切です。「全体の〇%に肉(魚)を使用」と表記されているとさらに安心ですね。

合成保存料や増粘剤などが無添加である

ウェットフードは水分を60~87%ほど含んでいるため、すぐに腐敗しないよう保存料防腐剤が使われる傾向にあります。また、粘性をつけるために増粘安定剤増粘多糖類が使われている商品も多いですね。

酷いものでは、発色剤着色料を使って見た目を良くしているものも…。犬に食べ物の色など関係ないのに、見た目を良くするための添加物が使われること自体おかしな話です。

多少価格が高くなっても、やはり安全な天然原料が使われているもの、あるいは無添加のウェットフードを選ぶようにしましょう。愛犬の健康を守るためにも大事なことです。

ちなみに「増粘多糖類」は2種類以上の増粘剤を使用している成分であり、何が使われているか明記されない場合がほとんどです。必ずしも安全な増粘剤が使われているとはらないため注意しましょう。

安全性の高い原料が使われている

これはウェットフードに限らずですが、できるだけ使われている原料のグレードが分かるもの、あるいは人間用と同等の食材が使われている商品を選びましょう。

原料に関する情報を公開できないようなメーカーのウェットフードは、正直好ましいとは言えません。

なぜなら、病気を抱えていた家畜や家禽の肉、中国産原料、遺伝子組み換え食品などが使われている可能性があるからです。

もし公式サイトを見てもよく分からないようでしたら、直接メーカーに問い合わせると大体教えてくれます。回答のないところはすぐに候補から外してしまいましょう。

評判のいいウェットドッグフード17種類を比較!

以上の3つのポイントを踏まえて、ここでは口コミで評判のいい人気のウェットドッグフード17種類を比較してみることにしました。

比較する項目は「主原料」「添加物(ビタミンとミネラルは除く)」「安全性」の3つです。

なお、人間用食品と同等基準の原料を使っている場合は主原料を青色で示しています。

商品名 主原料 添加物 安全性
ココグルメ(チキン&ベジタブル)
国産鶏肉(むね(皮つき)、ハツ、レバー)
ペトコトフーズ(BEEF)
牛肉、かぼちゃ、卵
ZIWI
ラム生肉・ラム内臓・魚介類92%
ヤラー
鶏肉・鶏内臓肉・牛肉・牛内臓肉47%以上 カラギナン・カシアガム・グアガム
カナガン
骨抜きチキン生肉65%
go!
チキン・チキンスープ・ターキースープ グァーガム
ウェルネスコア
チキン煮汁・チキン・七面鳥 調味料・増粘多糖類・pH調整剤
鹿肉ウェットフード
鹿肉・鶏肉・豚レバー
K9ナチュラル
鶏肉90%以上
ペディグリー
肉類(チキン・ビーフ 増粘多糖類・増粘安定剤(アルギン酸Na)・pH調整剤・着色料(酸化鉄)・発色剤(亜硝酸Na)
霧島鶏
肉類(鶏胸肉・ささみ)
アニモンダ
牛肉(心臓、肉、肺、レバー、乳房、腎臓)
ブッチ
生ビーフ33%・生ラム25%・生チキン18.5% 凝固剤(カラギーナン、ローカストビーンガム、カシアガム、グアーガム)1%
ワイルドレシピ
チキン・チキンエキス・鶏レバー 増粘多糖類
シーザー
肉類(チキン・ラム・ビーフ ガーリックパウダー・増粘安定剤(増粘多糖類・加工デンプン)・着色料(カラメル色素、二酸化チタン)
プレイアーデン
有機チキン60% ->
シュプレモ
チキン・チキンレバー・サーモン 増粘多糖類

口コミで評判のいいウェットフード17種類を比較して分かったのは、価格が安い商品ほど余計な添加物や原料が含まれている傾向にあるということです。

よく見かけるあの商品も、ふたを開ければ食品添加物がたくさん詰まった商品です。

原料に関する情報もないため、果たしてどこから仕入れた肉や魚などを使っているのか…分からないことだらけ過ぎて私は恐怖しか感じません。

また、調味料やガーリックパウダーなどで旨味を出している商品もありますね。

本当に良い食材を使って丁寧に調理していれば旨味は十分に残されているはずですから、敢えて添加するということは何か理由があるからでしょうね。

それに対し、青文字のついたウェットフードは中身が本当にしっかりしています。その分お値段も高くなりますが、安心して愛犬に食べさせられる安全なものです。

そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、犬の餌におすすめしたい安全な無添加ウェットフード6選をまとめてみました!

【決定】犬の餌におすすめな無添加ウェットドッグフード6選!

評価の基準

ここで紹介する6つのウェットフードを決めるにあたり、「原材料の品質と明確さ」「トレーサビリティが確保されているか」「添加物の少なさ」にポイントをおいて評価してみました。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。

カナガン

カナガンの特徴
カナガンウェットは、総量の65%に骨抜きチキン生肉が使われています。原材料はすべて人間用食品と同じ基準のもので、ビタミンとミネラル以外の添加物は何も含まれていません。関節に良いとされる緑イ貝や、オメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルが使われているのも特徴です。
価格 【通常】3,200円
【定期】2,880円
内容量 400g×3缶
評価 5-0 5.0
編集部からのコメント
カナガンのウェットフードは、品質管理がしっかりと行き届いたドイツの工場で作られています。また、原材料に使われる平飼いチキンは化学薬品やホルモン剤投与の心配がありません。有機野菜も使用するなどこだわっているので、本当の意味で安心して利用できるウェットフードです。

ココグルメ(チキン&ベジタブル)

ココグルメの特徴
ココグルメは一般の家庭で扱うような食材を用い、手作りごはんのように仕上げられたウェットフードです。肉や野菜の品質は人間も食べられるレベルで、保存料や着色料・香料などの添加物は使用されていません。しっかりとした栄養設計で作られているため、総合栄養食として利用できます。
価格 【お試しBOX】
1,848円(100g×3袋)
【通常購入】
3,498円(100g×8袋)
6,402円(100g×16袋)

【定期購入】
5,115円(100g×16袋)

【980円モニター】
980円(100g×3袋)

内容量 800g(100g×8袋)、1,6kg(100g×16袋)
評価 4.5
編集部からのコメント
ココグルメはフレッシュフード(冷凍)タイプのドッグフードで、食材の栄養や風味が生かされているのが特徴です。余計なものを加えなくても長期保存が可能である上、食いつきにも期待大。チキンのほかポークやフィッシュがあり、年齢やライフスタイルに合わせて選べるのもメリットです。

ペトコトフーズ(PETOKOTO)

ペトコトフーズの特徴
ペトコトフーズ(PETOKOTO)は、最近ちらほら増えてきたフレッシュフードタイプのドッグフードです。家庭での手作りごはんと変わりない感覚で加工調理したものを冷凍にしているので、そもそも保存料などの人工添加物を加える必要がありません。解凍すると、食材そのままの優しい香りがします。
価格 【初回購入】
4,224円(150g×12袋)
7,744円(150g×24袋)
11,264円(150g×36袋)
15,664円(150g×48袋)
31,328円(150g×96袋)
【定期購入】
5,280円(150g×12袋)
9,680円(150g×24袋)
14,080円(150g×36袋)
19,580円(150g×48袋)
39,160円(150g×96袋)
内容量 150g×12袋(1.8kg)
150g×24袋(3.6kg)
150g×36袋(5.4kg)
150g×48袋(7.2kg)
150g×96袋(14.4kg)
評価 4.5
編集部からのコメント
ペトコトフーズは原材料の栄養を損なわないようスチーム調理されています。人間が食べられる品質の肉や野菜を使い、人間用と同じ基準で衛生管理されている点も高評価です。食材の風味を生かすよう工夫されているので、犬の食いつきにも期待できるでしょう。

ブッチ

ブッチの特徴
ブッチは、ニュージーランドの第一次産業省(MPI)が輸出認定したチルドミートフードです。ヒューマングレードの食肉のみを使っており、肉の割合は76.5~94%。生肉と同じ栄養成分と水分含有量を含んでいるのがブッチ最大の特長となっています。
価格 【初回お試し】3,000円(3本セット)
【通常】1,404円~
【定期】1,263円~
内容量 800g、2kg
評価 4-5 4.5
編集部からのコメント
缶詰やパウチはちょっと不安…という飼い主さんにおすすめしたいのがブッチです。糖分、小麦粉、グルテン、イースト、人工調味料・香料などがすべて無添加で、原材料はトレーサビリティが保証されているものだけを使う非常に安全性の高いウェットフードになります。

アニモンダ「グランカルノ」

アニモンダ「グランカルノ」の特徴
アニモンダは、人間の食用に適した健康に問題ない動物の肉のみを使っているドッグフードです。ウェットフードは心臓、肺、肉、肝臓などの新鮮な肉をたっぷり使っており、残りは必須ミネラルとビタミンが必要量付加されたのみとなっています。
価格 540円
内容量 400g
評価 4-5 4.0
編集部からのコメント
動物愛護先進国であるドイツの有名ペットフード「アニモンダ」ですが、やはりウェットフードも完璧と言えるくらい素晴らしい中身となっています。余計なものが一切入っていない本当にシンプルなフードなので、心から安心して愛犬たちに食べさせることができますよ。

K9ナチュラル

K9ナチュラルの特徴
K9ナチュラルは、ニュージーランド産の健康な動物の肉(人間食用)を使ったドッグフードです。成長ホルモン剤や抗生物質、サプリメントなどは一切含まれていません。またウェットフードは増粘剤や安定剤不使用で、缶はBPAフリー(錆止め不使用)なので非常に安心です。
価格 497円
内容量 180g
評価 4-0 4.0
編集部からのコメント
K9ナチュラルのウェットフードは、肉類90%以上の原材料と水だけを使った新製法が特長となっています。また使用している缶がBPAフリー(錆止め不使用)ということで、缶詰ならではの不安もしっかりとカバーしてくれているところが嬉しいですね。

迷ったらコレ!無添加ウェットドッグフードにカナガンをおすすめする理由!

当サイトは特定のウェットフードを強くおすすめするつもりはありません。

ここはあくまでも私が選んだウェットフードとして参考にしていただきたいのですが、そもそもなぜカナガンウェットを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。

カナガンウェットをおすすめする理由
  1. 全体の65%に骨抜きチキン生肉が使われている。
  2. お肉を食べ過ぎたくない犬にも合わせやすい。
  3. 有機野菜(一部)が使われている。
  4. 関節の痛みを和らげる働きのある緑イ貝が含まれている。
  5. オメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルが使われている。
  6. ビタミンとミネラル以外は無添加。
  7. 子犬~シニア犬まで対応している。

私がカナガンウェットを高く評価した理由は上記の通りですが、他にも、食材のバランスが他のウェットフードよりもいいと感じたため高く評価しました。

最近の傾向として、お肉などの動物性原料と野菜などの植物性原料が5:5くらいの割合で作られているドッグフードを求める飼い主さんが多いんですよね。これは恐らく、手作り食ブームも関係していると思います。

以前は「犬には肉々しい食事を!」が当たり前でしたが、ここ最近はお肉・野菜・果物・ハーブなどがまんべんなく含まれるフードが好まれています。

そこを考えると、カナガンウェットはお肉の含有量がガッツリ過ぎず、野菜や魚介類もバランスよく含まれていて手作りレシピに近いフードだなと感じたんですよね。

さらに総合栄養食なので、ドライフードが苦手な犬にもカナガンウェットと新鮮な水さえあれば必要な栄養素をしっかり補うことが可能です。

必ずしもすべての犬にカナガンウェットが合うわけではありませんが、もしも愛犬が苦手とする食材が入っていなければ、一度トライしてみるといいかもしれませんね。

総合栄養食のウェットドッグフードはドライフード代わりになるの?

最近は「総合栄養食」と表記しているウェットフードも多くなってきており、ドライフードの総合栄養食と何がどう違うの?と頭をかしげたくなりますよね。

まず結論から言いますと、たとえ総合栄養食であっても、健康な犬にウェットフードだけを食べさせ続けることはあまり好ましくありません。その理由は以下の通りです。

  • 歯の弱体化・噛む力の衰えが懸念される。
  • ほとんどが水分なのでお腹が減りやすい。
  • 経済的じゃない(お金持ちなら話は別)。
  • 災害時に不便する。

逆に、歯が弱い犬、歯がなくなってしまった犬、消化機能が低下した犬、自発的に水分を補給できない犬などには、総合栄養食のウェットフードをメイン食にした方がいいでしょう。

ドライフードや硬いフードを食べさせることで負担をかけてしまいますから、なるべく柔らかいフードや水分の多い食事に切り替えてあげることが大切です。

愛犬がとくにお口や胃腸のトラブルなどもなく健康であれば、噛む力を維持するためにも総合栄養食のドライフードを食べさせてあげることをおすすめします。

ただ、365日ずっとドライフードである必要はありません。完全手作り食の日やウェットフードの日を作ってあげることも、愛犬にとって大きな喜びとなるでしょう。

ウェットフードだからダメ、ドライフードだからダメといった偏った考えで決めるのではなく、愛犬の体質や健康に合ったスタイルの食事を提供するようにして下さい。

  

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