185商品のドックフードを徹底比較!「ドッグフードの神様」

半生タイプの無添加ドッグフードおすすめ5選!犬の餌に安全なのは?

「食いつきがいい」「歯がない犬でも食べやすい」といった理由から人気のある半生タイプのドッグフード。

しかし、半生タイプのドッグフードは品質保持剤や防腐剤などの添加物が多く使用される傾向にあり、愛犬に安心して食べさせられる商品を見つけることは容易ではありません。

私もよく「おすすめの半生フードってありますか?」と質問を受けるため、今回は本当に安心して利用できる半生タイプのドッグフード5選をまとめてみることにしました。

安全な半生タイプのドッグフードの選び方についても解説しているので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

【まずは基本!】半生タイプのドッグフードの種類を知っておこう!

半生タイプのドッグフードは、以下の2タイプのフードに分けられます。

フードのタイプ 特徴
ソフトドライフード ドライフードに気泡を入れて柔らかくしたタイプのフード(加熱発砲処理)。水分保持のために湿潤調整剤(主にプロピレングリコール)を使用している。
セミモイストフード 無発砲タイプのフード。粘土のような硬さがあって密度が高い。水分保持のために湿潤調整剤(主にプロピレングリコール)を使用している。

どちらも水分含有量が25~35%程度含まれており、しっとりとした質感が特徴です。食べることでドライフードよりも水分を多く摂れるというメリットもあります。

犬の餌に安全な半生タイプの無添加ドッグフードの選び方

それでは次に、安全な半生タイプの無添加ドッグフードの選び方についてです。

以下の3つのポイントを押さえておけば、基本的に変な半生ドッグフードを選ばずに済みます。ぜひこの機会に押さえておきましょう。

注意すべき成分が無添加である

半生タイプのドッグフードは水分の含有量が25~35%程度と多いため、ドライタイプのドッグフードよりもカビが生えやすく腐敗しやすいというデメリットがあります。

そのため、多くの半生タイプのドッグフードには強力な酸化防止剤合成保存料が使われている傾向にあるんですね。天然原料だと効力が弱いので、多くのメーカーでは化学合成物質を使って防カビ・防腐を行っています。

しかし、これらは犬の健康に何らメリットはありません。

長期的に摂取させるとアレルギーや涙やけなどを誘発することもあるため、できるだけ安全とは言い難い成分を使っていない半生タイプのドッグフードを選ぶようにしましょう。

第1主原料に動物性タンパク質が使われている

半生タイプのドッグフードによく見受けられるのは、主原料に穀物をビッシリ使ったドッグフード。とくにホームセンターやドラッグストアで販売されている安い商品に多いですね。

犬は、植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の消化を得意としています。よって、穀類や野菜で占めるようなドッグフードは犬の健康のためにも避けておきたいものです。

犬の消化性を考えて、第1主原料に良質な肉や魚が使われている半生タイプのドッグフードを選ぶようにしましょう。何の肉が使われているのかよく分からないようなものは避けることをおすすめします。

小分け包装がされている

半生タイプのドッグフードは腐りやすくてカビが生えやすいからこそ、すぐに使い切れるよう小分け包装されている商品を選ぶことが大切です。

そのような商品ほど無駄な添加物(防カビ剤や湿潤調整剤など)がなく、また開封する度に酸素に触れて酸化していくというトラブルも防ぐことができます。

口コミで評判のいい半生タイプのドッグフード15種類を比較!

以上の3つのポイントを踏まえて、ここでは口コミで評判のいい人気の半生タイプドッグフード15種類を比較してみることにしました。

比較する項目は「使用されている添加物」「主原料」「小分け包装」の3つです。

添加物や主原料に関しては、とにかく安全とは言い難い原料にだけ赤色で示してみました。

商品名 添加物 主原料 小分け包装
いぬのしあわせ「プッチ~ヌ」
プロピレングリコール・ソルビン酸カリウム 穀類(小麦粉・小麦グルテン・脱脂米糠)
EZO(エーゾー)
エゾシカ生肉・玄米・大麦
グランデリ
プロピレングリコール・乳化剤・ソルビン酸K・ソルビン酸・調味料・pH調整剤・二酸化チタン・赤色40号・赤色106号・黄色4号・黄色5号・青色1号・アスコルビン酸Na・亜硝酸Na 穀類(小麦粉・トウモロコシ・パン粉・小麦グルテン)
ゴン太のふっくらソフト
プロピレングリコール・ソルビン酸カリウム・pH調整剤・エリソルビン酸ナトリウム・二酸化チタン・黄5・赤106・黄4・青1 穀類(小麦粉等)・肉類(チキン等)・糖類
スタイルズ
プロピレングリコール・ソルビン酸カリウム・pH調整剤・エリソルビン酸ナトリウム 肉類(チキン等)・糖類・豆類
贅沢レシピ
鶏肉(鶏ミンチ・鶏ガラペースト・ササミ)
ドゥロイヤル
エリソルビン酸Na・ソルビン酸K・亜硝酸Na 牛肉・鶏肉・豚肉
ナチュラハオーガニック
肉類(チキン・ターキー)・エンドウマメ
ビタワン「もっちりふっくら」
ソルビン酸カリウム・デヒドロ酢酸ナトリウム・ポリリン酸ナトリウム・二酸化チタン・食用赤色106号・食用黄色4号・食用黄色5号・食用青色1号・香料 穀類(小麦粉・コーンフラワー・小麦グルテン)
ピュアロイヤル
ササミ・鶏肉・おから
ペッツルート「やさしいフード」
鶏肉・脱脂大豆・牛肉
Perro(ペロ)
鶏肉(国産若鶏)・鶏卵・ラード
モアソフト
プロピレングリコール・膨張剤・ソルビン酸K・エリソルビン酸Na 肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー)
YumYumYum!
鶏肉・大麦・玄米
リモナイトラボ
プロピレングリコール・pH調整剤・ソルビン酸K・香料 肉類(鶏・鶏レバー)・小麦粉

口コミで人気の半生タイプのドッグフード15種類を比較してみて分かったのは、無添加の商品が極めて少ないということです。ほとんどの商品に安全とは言い難い品質保持剤や保存料などが使われていました。

そしてそのような商品に共通しているのが、ホームセンターやドラッグストアなどで気軽に購入できる商品であるということ。ほとんどが1,000円未満の激安フードです。

それに比べ、とくに化学合成物質が含まれていない半生タイプのドッグフードは、主原料にちゃんと人間も食べれるほど安全なお肉を使うなどして徹底されています。

あと包装に関してですが、こちらはすべての商品がちゃんと50~100gずつ小分けパックされていますね!なのでこの辺りは、最近の半生タイプのドッグフードであれば心配しなくて良いかもしれません。

そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、本当におすすめできる半生タイプのドッグフード5選をまとめてみました!

【決定】犬の餌におすすめな半生タイプのドッグフード5選!

評価の基準

ここで紹介する5つのドッグフードを決めるにあたり、「化学合成物質が無添加」「原材料の安全性と品質」「原材料のラインナップ」を重視して評価しています。感じ方には個人差があり、完全さを保証するものではありません。

YumYumYum!(ヤムヤムヤム)やわらかドライタイプ

YumYumYum!(ヤムヤムヤム)の特徴
ヤムヤムヤムは、GREEN DOGオリジナルのドッグフードです。ここで紹介するのは「やわらかドライタイプ」のチキンで、原材料の30%以上に国産の若鳥肉が使われています。食材はすべてヒューマングレードで、防腐剤や保存料などの合成添加物が一切使われていません。他にも、かつおと馬肉があります。
価格 【初回お試し】1,980円(ドライタイプ500gとやわらかドライタイプ400gのセット価格)
【通常】1,716円(400g)~
内容量 400g(80gずつレトルトパック包装)
800g(80gずつレトルトパック包装)
評価 5.0 5.0
編集部からのコメント

ヤムヤムヤムは、あのGREEN DOGオリジナルのドッグフードとあってとても信頼のできる商品です。製造工程も全原材料も公開されていますし、何より全年齢に使える総合栄養食というのが強みですね。初回はドライフードとのセットで1,980円でお試しできるのも、ヤムヤムヤムの魅力でしょう。

北の極「EZO(エーゾー)」

北の極「EZO」の特徴
EZOは、北海道に生息するエゾシカの生肉を使用した半生タイプのドッグフード(一般食)です。原材料はすべて国産で、私たち人間も食べれる新鮮で安全な食材のみが使われています。また、原材料の段階から添加物や着色料などが一切使われていません。
価格 4,104円
内容量 1kg(100gずつレトルトパック包装)
評価 4-5 4.5
編集部からのコメント
「北の極」はイオンペットでもよく見かけるブランドなので、すでにリピートしている飼い主さんも多いかもしれませんね。お値段は高めですが、北の極シリーズは余計な原料が含まれていないので本当の意味で安心できる商品です。ただしEZOは一般食なので、ビタミンやミネラルは個別で補いましょう。

ピュアロイヤル

ピュアロイヤルの特徴
ピュアロイヤルは、良質な生肉をたっぷり使った半生タイプの国産ドッグフードです。体内にゆっくり吸収されるミネラル酵母が配合されているほか、熱・酸・酸素に強い有胞子性乳酸菌やクマ笹エキスも配合されています。
価格 3,000円
内容量 600g(100gずつ小分け ※エージレスアイ入り)
評価 4-5 4.5
編集部からのコメント
国産のセミモイストドッグフードで常に人気の高いピュアロイヤルは、新鮮な食材を低温の温風で長時間熟成・殺菌・乾燥させているのが特長です。同じ会社のドゥロイヤルには化学合成物質が使われているのに対し、ピュアロイヤルには保存料や発色剤などは一切使われていません。

贅沢レシピ

贅沢レシピの特徴
贅沢レシピは、良質な生肉をたっぷり使った半生タイプの国産ドッグフードです。成犬用とシニア犬用の2タイプがあり、成犬用はチキンとビーフ味、シニア犬用はササミ味のみとなっています。合成保存料や品質保持剤、発色剤などは一切使われていません。
価格 486円(100g)
1,000円(100g×2袋)
2,678円(100g×6袋)
内容量 100g
評価 4-0 4.0
編集部からのコメント
取り扱いショップがほとんどなく、主に楽天でしか購入できない贅沢レシピ。知る人ぞ知る、隠れ優秀セミモイストドッグフードと言っても過言ではないでしょう。ライフステージに合わせて配合成分(マリンコラーゲンや関節成分など)を変えているのも贅沢レシピの特徴です。

Perro(ペロ)

Perroの特徴
Perroは、シニア犬・老犬を対象に開発されたキュティアショップオリジナルの半生タイプドッグフードです。原材料は国産無添加の食材が中心となっており、フード自体は注文を受けてから1粒1粒丁寧に手作りしてくれます。食欲の落ちたシニア犬にぜひ試しておきたい商品です。
価格 1,690円(600g)
4,780円(1800g)
内容量 600g、1800g
評価 4-0 4.0
編集部からのコメント

活動量が減って代謝も穏やかになるシニア犬・老犬にぜひ試しておきたいのがPerroです。栄養価が高いのに100gあたり310kcalというヘルシーな設計になっており、繊維量も1%以下なので胃腸に負担をかけにくい内容となっています。関節をサポートする成分もたっぷり含まれています。

迷ったらコレ!半生タイプのドッグフードにヤムヤムヤムをおすすめする理由!

当サイトは特定の半生タイプのドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。

ここはあくまでも私が選んだ半生タイプのドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、そもそもなぜヤムヤムヤムを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。

ヤムヤムヤムをおすすめする理由
  1. ヒューマングレードの国産食材のみを使用。
  2. 穀物や野菜は契約農家から仕入れている。
  3. 不要な添加物を一切使用していない。
  4. 製造工程が写真付きで解説されている。
  5. ダシの香りで食欲をさらに掻き立てる。
  6. 価格が良心的。
  7. 全年齢に対応した総合栄養食である。

私は実際に調査して良いと思ったドッグフードだけを紹介しているのですが、半生タイプのドッグフードにおいてはヤムヤムヤムがもっとも素直にリピートしたいと思えた商品でした。

まず、人間用の食材と同じ基準の食材を使って、人間の食事と同じ衛生レベルのペットフード専門工場で製造されているのがヤムヤムヤムの強みですね。

穀物と野菜に関しては顔が見える契約農家から直接仕入れているため、その辺りも非常に安心です。

さらに、ヤムヤムヤムにはチキン以外にかつお馬肉といったタンパク源もあります。

チキンアレルギーが心配な犬でもトライしやすいですし、同ブランド内でいろんなタンパク源を楽しめる魅力もあるためヤムヤムヤムを高く評価しました。

あとはなんと言っても、GREEN DOGオリジナル商品なので安心して使えるという点も大きいですね。商品の品質ももちろんそうですが、販売会社も信頼できるので安心です。

なぜ半生タイプのドッグフードは犬によくないの?

「半生タイプのドッグフードは犬によくない」といった声をよく耳にします。

恐らくこれは、半生タイプのドッグフードには添加物がたっぷり含まれているというイメージがすっかり定着してしまっているからでしょう。

しかし、半生タイプのドッグフードや使われている添加物、そして犬が消化しやすい食材などについてよく理解していれば、犬にとってよくない半生タイプのドッグフードを手にすることはほとんどないかと思われます。

神様
半生タイプのドッグフードすべてが犬にとってよくないと括ると、せっかく良質なセミモイストやソフトドライを生産しているドッグフードメーカーに失礼じゃぞ。

ちゃんとインターネットや書籍を利用して調べ上げれば、今回当サイトで紹介したような良質な商品に出会うことができますよ。

あともう1つ。半生タイプのドッグフードが良くないと言われる理由には、噛む力が衰えるからというのもあるでしょう。

これについては私も同感で、ふつうに噛むことのできる犬にセミモイストやソフトドライのみを常食させることはあまりおすすめしません。

歯がない、歯が弱っている、噛む力が衰えているなどの場合を除いては、できるだけ噛み応えのあるご飯を食べさせて歯を鍛えさせるようにしましょう。

  

この記事のURLをコピーする

ドッグフード選びに迷った場合はどうしたら良い?

ドッグフードの神様では、全部で185商品のドッグフードの成分分析を徹底的に行い、どのドッグフードにどれぐらいの危険性があるかという安全面やコストパフォーマンスなど、多角的な視点からSランク~Fランクの格付けを行っています。

ドッグフード選びに迷った際は、ぜひ一度チェックしてみてください♪

【全185商品】ドッグフードの総合ランキングを見る