
家庭犬として親しまれるだけなく、盲導犬・災害救助犬・警察犬などさまざまな場面で活躍を見せてくれるラブラドールレトリバー。
そんなラブラドールレトリバーは食欲旺盛な子がとても多いのですが、それが原因で消化不良や胃捻転、さらに肥満や糖尿病などを引き起こしてしまうこともあります。
ここでは、ラブラドールレトリバーに適したドッグフードの選び方、そしてラブラドールレトリバー合わせておきたいドッグフード14選を紹介していきます。
目次
- 【基本】ラブラドールレトリバーに合うドッグフードの選び方
- ラブラドールレトリバーのご飯に評判のいいドッグフード14種類を比較!
- 【決定】ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフード5選!
- 迷ったらコレ!ラブラドールレトリバーにネルソンズドッグフードをおすすめする理由!
- 【子犬・成犬・老犬】ラブラドールレトリバーのご飯の量は1日どれくらい?
- 【ラブラドールレトリバーの年間のご飯代】コスパの良いおすすめドッグフードは?
- 子犬(パピー)のラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードがおすすめ?
- シニア犬(老犬)のラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードがおすすめ?
- できるだけ値段が安いラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードは?
- ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードに関するQ&A
- ラブラドールレトリバーの健康のためにもネルソンズドッグフードはおすすめ!
【基本】ラブラドールレトリバーに合うドッグフードの選び方
ラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードを選ぶといいのか?ラブラドールレトリバーの特徴や抱えやすいトラブルなどを踏まえた上で、選び方のポイントを3つまとめてみました。
主原料に動物性タンパク質が使われている
犬はもともと雑食性の肉食動物です。そのため犬は肉食に適した消化器官になっており、植物性原料よりも肉や魚といった動物性原料の消化を得意としています。
犬にとって植物性原料の消化は不得意なだけであって、まったく消化できないというわけではありません。
ただ、動物性原料よりも消化にものすごいエネルギーを使ってしまうので、体への負担を考えると肉や魚を中心とした食事を与える必要があります。
ドッグフードであれば、主原料(原材料の1~3番目に書かれている原料)に動物性原料が使われたもの、あるいは動物性原料が原材料の約半分以上を占めるドッグフードを選ばれるといいでしょう。
きちんと適正な動物性タンパク質を摂れているラブラドールレトリバーは、筋肉質で骨格もしっかりしている傾向にあります。
脂肪含有量が高すぎない
ラブラドールレトリバーのような大型犬は胸部が深いです。そのため、胃がガスで膨れ上がる胃拡張や、胃がねじれる胃捻転を発症しやすい傾向にあります。
これらを予防するためにはいろんな対策方法がありますが、食事内容を見直してみることも方法の1つとして取り入れてみるといいでしょう。
まだはっきりとは分かっていませんが、油脂が多く含まれるドライフードは胃からの排出が遅れて胃拡張のリスクが高まるという報告があるそうですね。そうじゃないとしても、脂肪分の多い食事は肥満の原因ともなるため極力避けておきたいものです。
ラブラドールレトリバーの体重を管理するために、カロリーだけを見る飼い主さんは多いと思います。できれば粗脂肪の数値も併せて確認し、原材料に油脂がやたら使われていないかも一緒に確認しておきましょう。
妙に油っぽいドライフードは、油が大量に吹きかけられている恐れがあります。
骨・関節軟骨成分が含まれている
ラブラドールレトリバーは股関節形成不全になりやすい犬種です。これは遺伝的要因がほとんどですが、体重の増加による骨への負担も大きく関わっています。
発症のリスクを避けるために肥満を防止するのはもちろんですが、子犬期から関節に負担のかからない食生活、できれば関節に良い成分が含まれたドッグフードを食べさせておくといいでしょう。
おすすめなのは「グルコサミン」「コンドロイチン硫酸」「MSM(メチルスルフォニルメタン)」の3つの成分が配合されたドッグフードです。
- グルコサミン:軟骨の原料で、軟骨を再生したり修復したりする働きがある。
- コンドロイチン硫酸:グルコサミンと一緒に摂取することで、軟骨のクッション性や柔軟性を保つ役目を果たす。
- MSM:アミノ酸の構成要素の1つである硫黄の供給源で、骨や皮膚、コラーゲンの生成を補助。関節痛などを和らげる働きもある。
ラブラドールレトリバーのご飯に評判のいいドッグフード14種類を比較!
以上の3つのポイントを踏まえて、ここではラブラドールレトリバーのご飯に選ばれやすい人気のドッグフード14種類を比較してみることにしました。
比較する項目は「主原料に使われている原料」「油脂の種類と粗脂肪の数値」「骨・関節軟骨成分の配合」の3つです。
なお、人間用食品と同等基準の原材料が使われているものは主原料を青文字で示しています。
商品画像 | 商品名 | 主原料 (選び方①) |
油脂(粗脂肪) (選び方②) |
骨・関節軟骨成分 (選び方③) |
原材料 (平均3.9) |
栄養 バランス (平均4.2) |
無添加 (平均4.6) |
安全性 (平均3.8) |
コスト (平均3.5) |
内容量 | 価格 | 1日あたりの 価格 |
1kgあたりの 価格 |
100あたりの カロリー |
目的 | タイプ | 対応年齢 | 原産国 | サポート | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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株式会社レティシアンネルソンズ | チキン50% (チキン生肉25% 乾燥チキン25%) サツマイモ |
チキンオイル サーモンオイル (12%以上) |
グルコサミン コンドロイチン |
4.6 Top |
4.6 Top |
5.0 Top |
4.4 | 4.6 | 5kg | 7,356円詳細 | 142円 | 1,459円 | 365.7kcal | 主食として使用可能 | ドライフード | 全年齢対応 | イギリス | 腸の健康 | グレインフリー/香料・着色料不使用/ ヒューマングレード※ |
![]() |
株式会社トランペッツアカナ(アダルトラージブリード) | 鶏肉13%・鶏肉ミール12% 七面鳥肉ミール11% (肉類含有量60%) |
ニシン油3% 鶏脂肪3% (15%以上) |
ー | 4.6 Top |
4.0 | 5.0 Top |
4.6 Top |
4.0 | 11.4kg | 14,313円詳細 | 131円 | 1,256円 | 337.5kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 成犬用 | カナダ | 関節障害に配慮 | グレインフリー/無添加/ ヒューマングレード |
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株式会社トランペッツオリジン(6フィッシュ) | サバ・ニシン・カレイ (肉類含有量85%) |
ニシン油 ヒマワリ油 ベニバナ油 (18%以上) |
ー | 4.6 Top |
4.1 | 4.9 Top |
4.5 | 1.9 | 2kg | 8,500円詳細 | 215円 | 2,372円 | 388kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 全年齢対応 | カナダ | 栄養不足対策/痩せ気味対策 | グレインフリー/無添加/ ヒューマングレード |
![]() |
株式会社レティシアンモグワン | チキン&サーモン (生肉・乾燥肉)56.5% |
サーモンオイル2% ココナッツオイル (12%) |
グルコサミン、MSM コンドロイチン |
4.8 Top |
4.8 Top |
5.0 Top |
4.8 Top |
4.0 | 1.8kg | 4,364円詳細 | 236円 | 2,424円 | 361.5kcal | 主食として使用可能 | ドライフード | 全年齢対応 | イギリス | 涙やけ/食物アレルギー対策/ 肥満対策 |
グレインフリー/香料・着色料不使用/ ヒューマングレード※ |
![]() |
株式会社 KMT(ケイエムティ)アーテミス「アガリクスI/S」(中粒) | フレッシュチキン ドライチキン フレッシュターキー |
鶏脂肪 サーモンオイル (14%以上) |
グルコサミン コンドロイチン |
4.6 Top |
4.6 Top |
5.0 Top |
4.1 | 4.5 | 1kg | 2,420円詳細 | 136円 | 1,383円 | 358.9kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 全年齢対応 | アメリカ | 免疫サポート・腸の健康維持 | 無添加/ヒューマングレード |
![]() |
株式会社ペットハグ いぬはぐ |
鶏肉・玄米・白米 | 鶏脂肪 サーモンオイル (6%以上) |
グルコサミン、MSM コンドロイチン |
4.5 | 4.3 | 5.0 Top |
4.5 | 2.5 | 1.5kg | 4,980円詳細 | 352円 | 3,320円 | 332kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 全年齢対応 | イギリス | 腸・免疫・関節サポート/ 皮膚・皮毛ケア |
無添加/ヒューマングレード |
![]() |
ブルーバッファロー・ジャパン株式会社ブルー(成犬用・大型犬 チキン&玄米レシピ) | 骨抜き鶏肉・チキンミール | 鶏脂 (12%以上) |
グルコサミン コンドロイチン |
4.1 | 4.4 | 5.0 Top |
4.2 | 4.7 | 6.8kg | 10,505円詳細 | 155円 | 1,545円 | 351.6kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 全年齢対応 | アメリカ | 特になし | 無添加 |
![]() |
マースジャパンリミテッドシュプレモ(成犬用) | チキン(肉) チキンミール・玄米 |
鶏脂 ひまわり油 (14%以上) |
ー | 3.7 | 4.3 | 4.9 Top |
4.0 | 4.3 | 2kg | 4,497円詳細 | 125円 | 1,293円 | 365kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 成犬用 | アメリカ合衆国 | 皮膚・被毛、消化吸収の健康維持 | 無添加 |
![]() |
日本ヒルズ・コルゲート株式会社サイエンスダイエット(大型犬種用 成犬用) | トウモロコシ・小麦 トリ肉(チキン・ターキー) |
動物性油脂 植物性油脂 (16.3%) |
グルコサミン コンドロイチン |
3.3 | 4.3 | 5.0 Top |
3.6 | 5.0 Top |
12kg | 6,477円詳細 | 52円 | 540円 | 368.2kcal | 総合栄養食 | ドライフード | ~12ヶ月 | チェコ | 健康な関節と軟骨を維持 | 無添加 |
![]() |
イースター株式会社ウェルケア(レトリバー専用) | 肉類 (鶏肉・チキンミール) 米糠 コーングルテンフィード |
動物性油脂 植物性油脂 精製魚油 (11%以上) |
CPP、グルコサミン コラーゲン コンドロイチン |
2.9 | 4.6 Top |
3.5 | 2.2 | 5.0 Top |
6.5kg | 2,209円詳細 | 36円 | 340円 | 330kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 全年齢対応 | 日本 | 関節、皮膚・被毛、お腹、免疫の健康維持 | 無添加 |
![]() |
ロイヤルカナンジャポン合同会社ユーカヌバ(ラブラドール・レトリーバー) |
肉類(鶏・七面鳥) 小麦・とうもろこし |
動物性脂肪 魚油 (11%以上) |
グルコサミン コンドロイチン |
3.5 | 4.3 | 4.0 | 3.0 | 5.0 Top |
10kg | 8,063円詳細 | 75円 | 806円 | 376kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 成犬用 | ポーランド | 記載なし | 記載なし |
![]() |
ロイヤルカナン ジャポン合同会社ロイヤルカナン(ラブラドールレトリバー) | 肉類(鶏・七面鳥) 米・小麦 |
動物性脂肪 魚油・大豆油 (11%以上) |
加水分解甲殻類 (グルコサミン源) 加水分解軟骨 (コンドロイチン硫酸源) |
2.9 | 3.3 | 4.0 | 2.7 | 4.0 Top |
3kg | 5,490円詳細 | 178円 | 1,830円 | 362kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 成犬・高齢犬用 | 韓国 | 体重管理/皮膚・皮毛ケア 骨・関節の健康維持 |
記載なし |
![]() |
日本ペットフード株式会社ビタワン | 穀類 (トウモロコシ・脱脂米糠 コーングルテンフィード 小麦ふすま) |
動物性油脂 γ-リノレン酸 (8%以上) |
ー | 1.8 | 4.4 | 3.0 | 1.7 | 5.0 Top |
6.5kg | 1,483円詳細 | 23円 | 228円 | 350kcal | 総合栄養食 | ドライード | 全年齢対応 | 日本 | おなか・皮膚の健康維持 | 着色料不使用 |
![]() |
マースジャパン リミテッドアイムス(成犬用 健康維持用 ラム&ライス) | 肉類(チキンミール ラムミール、チキンエキス等) 小麦、とうもろこし |
動物性油脂 (10.5%以上) |
ー | 2.6 | 4.3 | 2.9 | 1.7 | 5.0 Top |
2.6kg | 2,053円詳細 | 76円 | 790円 | 365kcal | 総合栄養食 | ドライフード | 成犬用 | タイ | 健康維持 | 記載なし |
※1日あたりの価格は一番安いプランの金額で算出
※1日あたりの価格は5kgの去勢済み成犬を例に算出
ラブラドールレトリバーに選ばれやすい人気のドッグフード14種類を比較してみました。
そこで分かったのは、やはり犬種別に分かれているドッグフードほど植物性原料の割合が高く、どこ産のどんな品質の原材料を使っているのかいまいち分からないものがほとんどだということです。
また、何の動物や植物を使っているのか分からない「動物性油脂」と「植物性油脂」を使っているドッグフードも結構目立ちますね。
粗脂肪の数値は理想的でも、やはりどんな脂肪源が使われているのか分からないのはいただけないです。保証成分値だけを当てにするのは本当に良くないですね。
せっかく関節に良い成分が含まれていたり、大型犬に合った栄養バランスを研究されたうえで開発されているのだから、もうちょっと使う食材や作り方に配慮していただけたら最高なのになぁ…とこの比較を通してすごく感じました。
そこで次に、これらの比較を踏まえた上でさらに中身を掘り下げ、ラブラドールレトリバーに合わせておきたいドッグフード5選をまとめてみました!
【決定】ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフード5選!
ここで紹介する5つのドッグフードは、ラブラドールレトリバーの特徴や抱えやすいトラブルを踏まえた上で、私が個人的にドッグフードの原材料・栄養成分値・製造工程などあらゆる情報を調査した上で高く評価した商品です。完全さを保証するものではありません。
ネルソンズ
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 5kg |
価格(通常) |
|
価格(定期) |
|
価格/日 | 142円 |
価格/kg | 1,471円 |
カロリー/100g | 365.7kcal |
目的 | 主食として使用可能 |
主原材料 | チキン50%(チキン生肉25%、乾燥チキン25%)、サツマイモ、バターナッツスカッシュ、チキンオイル |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | イギリス |
アカナ アダルトラージブリード

項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 11.4kg ※アダルトラージブリードレシピの場合 |
価格 | 25,300円(11.4kg) |
価格/日 | 231円 |
価格/kg | 2,219円 |
カロリー/100g | 337.5kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 新鮮鶏肉 (16%)、乾燥鶏肉(15%)、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとグリーンピース、乾燥七面鳥肉 (7%) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | カナダ |
オリジン

項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 2kg、6kg、11.4kg ※6フィッシュの場合 |
価格 |
8,580円(2kg) 20,900円(6kg) 30,800円(11.4kg) ※6フィッシュの場合 |
価格/日 | 241円 |
価格/kg | 2,702円 |
カロリー/100g | 394kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 新鮮丸ごと大西洋サバ, 新鮮丸ごと大西洋ニシン, 新鮮丸ごと大西洋カレイ |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | カナダ |
※こちらのレビューはオリジン(オリジナル)のものです。
モグワン
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 1.8kg |
価格(通常) |
|
価格(定期) |
|
価格/日 | 236円 |
価格/kg | 2,424円 |
カロリー/100g | 361.5kcal |
目的 | 主食として使用可能 |
主原材料 | チキン&サーモン56.5%(どちらも生肉と乾燥肉を使用)・サツマイモ |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | イギリス |
アーテミス「アガリクスI/S」(中粒)

項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | ![]() |
栄養バランス | ![]() |
無添加 | ![]() |
安全性 | ![]() |
コスト | ![]() |
内容量 | 1kg、3kg、6.8kg、13.6kg ※アガリクスI/S 中粒の場合 |
価格 | 2,750円(1kg) 5,720円(3kg) 9,900円(6.8kg) 18,810円(13.6kg) ※アガリクスI/S 中粒の場合 |
価格/日 | 136円 |
価格/kg | 1,383円 |
カロリー/100g | 358.9kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー、大麦、玄米 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
迷ったらコレ!ラブラドールレトリバーにネルソンズドッグフードをおすすめする理由!
当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。
ここはあくまでも私が選んだドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、なぜラブラドールレトリバーにネルソンズを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。
- お肉をしっかり食べれて野菜や果物も摂れる。
- 脂肪になりにくいサーモンオイルが使われている。
- 関節に良い成分が配合されている。
- 腸の健康を良好に保つマンナンオリゴ糖やフラクトオリゴ糖が配合されている。
- 穀物アレルギーに配慮したグレインフリーのレシピ。
- 人間用の食品と同等基準の原料が使われている。
私がラブラドールレトリバーにおすすめしたいご飯としてネルソンズを選んだ理由は、まずはじめに原材料のバランスにありました。
ネルソンズは原材料の約半分に動物性原料が使われています。極端に動物性タンパク質が多いのは内臓への負担が心配だし、かといって低タンパク過ぎると筋力の衰えや被毛トラブルの誘発などが心配です。
その点、ネルソンズならその中間を保っています。室内で過ごすことの多いラブラドールレトリバーにも合わせやすく、また好みに合わせて何かお肉や魚をプラスしやすい栄養バランスになっているのもネルソンズならではの特徴です。
もちろん、体質や健康状態によって合うドッグフードが変わるので、すべてのラブラドールレトリバーにネルソンズがおすすめというわけではありません。
ラブラドールレトリバーの健康を少しでも良好に保つためにも、ネルソンズのような消化に負担の少ないドッグフードを選ばれてみるのも良いのではないでしょうか。
【子犬・成犬・老犬】ラブラドールレトリバーのご飯の量は1日どれくらい?
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こちらは、あなたの愛犬ラブラドールに必要なご飯の量を計算できるツールです。愛犬の体重、年齢などの状況、与えているドッグフードの情報を入れるだけで、簡単に適正量が分かります。
目安がよく分からない場合は、ぜひこちらを活用してみて下さい。また、以下をタップすれば詳しい計算方法が出てきます。
- まずは安静時のエネルギー要求量を求める。
RER(kcal)={ √ √(体重 × 体重 × 体重)}× 70 - 次に、1日に必要なエネルギー量を求める。
DER(kcal/日)=RER × 年齢・状態に応じた係数 - 最後に、1日必要な給餌量を算出する。
給餌量(g/日)=DER ÷ フード100gあたりのカロリー数 ÷ 100
ライフステージ | 係数 |
---|---|
子犬(生後4か月まで) | 3.0 |
子犬(生後4か月~成犬) | 2.0 |
成犬(不妊去勢済み) | 1.6 |
成犬(不妊去勢なし) | 1.8 |
高齢犬 | 1.4 |
減量中の犬 | 1.0 |
肥満気味・不活発な成犬 | 1.2~1.4 |
妊娠中の犬(1~6週目まで) | 1.8 |
妊娠中の犬(7~9週目まで) | 3.0 |
病気などの重篤な犬 | 1.0 |
それでは続けて、子犬・成犬・シニア犬それぞれのステージに合わせたご飯の与え方のポイントを、お伝えしていきます。
【子犬】ラブラドールレトリバーのご飯の量・回数
月齢 | 1日にご飯を与える回数 |
---|---|
2~3ヶ月 | 4回 |
4~5ヶ月 | 3回 |
6~7ヶ月 | 2~3回 |
8~9ヶ月 | 2回 |
10~11ヶ月 | 2回 |
12ヶ月 | 2回 |
ラブラドールレトリバーの子犬がドライフードを食べられるようになるのは、乳歯が生え揃う生後2~3ヶ月ほどの時期です。
離乳食からふやかしたドライフードに切り替え、徐々にドライフードのまま与えていく形で調節していきます。胃腸に負担をかけないよう、1日4回を目安に与えてあげましょう。
その後1ヶ月もあれば、ドライフードを食べるのに慣れてくるので、1日3回にご飯の量を調節してみて下さい。そのまま成犬ラブラドールレトリバーの理想体重の半分である、13~18kgになるまで続けます。
体重ポイントを過ぎたら、成犬と同じ頻度である1日2回を目安にご飯を与えて様子を見てみましょう。
ちなみに、上記の表には月齢の目安が書かれていますが、こちらはあくまでも目安です。月齢の目安とともに、しっかりと体重をチェックしながら、今どの段階にいるのかを判断してみて下さい。
【成犬】ラブラドールレトリバーのご飯の量・回数
成犬のラブラドールレトリバーに与えるご飯の回数は、1日2回が基本です。ただし、ラブラドールレトリバーによって食べ方に好みがあるので、あくまでも目安として覚えておいて下さい。
例えば、食が細いコに関しては、1回の量を少なくして回数(1日3回など)で補う方法が合うかもしれません。また、その日の体調に合わせて柔軟に対応していくことも大切です。
ご飯の量に関しては、去勢避妊手術を受けているのか、肥満ぎみなのか、妊娠中なのか、といった状況によって変わってきます。先ほどの計算ツールを活用して、確認してみて下さいね。
【シニア犬(老犬)】ラブラドールレトリバーのご飯の量・回数
ラブラドールレトリバーがシニア期に入ると、運動機能や消化機能が落ちてきます。なるべく消化に負担をかけないよう、ご飯を与える回数は1日2~3回を目安に調節してみて下さい。
ご飯の量も、今まで与えていた量から15%減くらいで落ち着くケースが多いです。状況に応じで、ドッグフードをふやかしたり、ウェットフードを混ぜて与えてあげるのも良いでしょう。
ただ、シニア犬にとって「噛む力」をキープすることは、健康のために重要です。特別な事情がある場合を除いては、ドライフードをメインで与えてあげましょう。
ちなみに、ラブラドールレトリバーの平均寿命は12~13歳ほどだと言われています。個体差はありますが6~7歳の頃から、シニア期を意識するフェーズに入ります。
とは言え、6~7歳を超えてもまだまだ成犬のように元気なコもいるので、愛犬の状態をしっかりと観察して判断することが大事です。
ここで紹介した給餌量はあくまでも目安で、運動量・体調・生活環境によって必要なエネルギー量が変わります。給餌量が合っているかどうかはうんちで分かるので、うんちが柔らかければ量を減らす、硬ければ量を増やすといった感じで調整して下さい。
【ラブラドールレトリバーの年間のご飯代】コスパの良いおすすめドッグフードは?
ラブラドールレトリバーは大型犬という事もあり、年間にどれくらいご飯代がかかるのか気になる方も多いでしょう。ただこちらに関しては、ラブラドールレトリバーそれぞれの個性や、選ぶドッグフードによってかなり差が出ます。
そこで今回は、ひとつの参考例としてネルソンズをラブラドールレトリバーに与えた場合のシミュレーションを行ってみました。成犬のラブラドールレトリバーは体重が25~36kg程度なので、こちらで計算していきます。
- ネルソンズ 1袋(5kg)あたり9,196円(税込)
- 成犬ラブラドールレトリバー(体重25~36㎏)の1日あたり給与量359~503g
成犬ラブラドールレトリバー(体重25~36kg)の場合、1ヶ月でネルソンズを2~3袋ほど消費することになりそうです。
ちなみに、ネルソンズを3袋まとめて定期購入すると、合計金額が20,000円を超えるので20%の割引が適用され、送料も無料になります。割引後は、1袋あたり7,356円(税込)という計算ですね。
また定期購入では、お届けの間隔を1週間から13週間の間で自由に設定できます。今回は、1ヶ月ごとにネルソンズが3袋ずつ届く場合のコストを計算してみますね。
22,068円(ネルソンズ3袋分代)×12回(年間)=264,816円
ネルソンズを1ヶ月おきに3袋購入した場合のシミュレーションを行ったところ、年間のご飯代は約264,816円(税込)になりました。
ただ、ラブラドールレトリバーによって食べる量にもかなり個体差があります。この金額はあくまで目安として参考にしてくださいね。
また、コスパの良いドッグフードをお探しの方には、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
子犬(パピー)のラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードがおすすめ?
- 質の良いタンパク質を使用している
- 栄養価が高くバランスもとれている
- 消化サポート成分が入っている
- 注意すべき成分が無添加である
- 子犬が食べやすい粒の大きさである
子犬のラブラドールレトリバーのドッグフードを選ぶ際は、こちらのポイントを参考にしてみて下さい。
とにかく子犬期のラブラドールレトリバーは活発に動きます。毎日ぐんぐんと成長するので、栄養価の高いドッグフードを与える必要があるんです。
ただ消化器官がまだ未熟なので、お腹に優しい成分が入っているかどうかもチェックしておきたいところ。加えて、危険な添加物が入っていないことも確認しておきましょう。
今回お伝えしたおすすめのドッグフードの中でなら、ネルソンズがこちらの条件にすべて当てはまります。
また、アカナには「パピーラージブリード」、オリジンには「パピーラージ」という形で、それぞれ大型犬の子犬に合うシリーズもあるので、こちらもぜひチェックしてみて下さい。
シニア犬(老犬)のラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードがおすすめ?
- 脂肪・カロリー量が抑えられている
- 関節にも良い成分が入っている
- 消化に良い食べ物・成分が含まれている
- オメガ3脂肪酸源となる食材・成分が含まれている
- 気を付けたい人工添加物が不使用である
ラブラドールレトリバーがシニア期に差し掛かると、運動機能や消化機能が落ちてきます。なので、できるだけ消化に負担のかからないヘルシーな食事を心がける事が大切です。
またラブラドールレトリバーの場合、股関節形成不全になりやすい傾向があります。歳を重ねていくごとに、骨や関節に負担がかかりやすくなるので、シニア期は特にケアが必要です。
ドッグフードを選ぶ際は、骨・関節をサポートしてくれる成分が入っているドッグフードを選ぶのが良いでしょう。
今回お伝えしたおすすめのドッグフードの中だと、アカナには「シニアドッグレシピ」、そしてオリジンには「シニア」というシリーズがあり、この2つがラブラドールレトリバーの老犬にはおすすめです。気になる場合はぜひチェックしてみて下さい。
できるだけ値段が安いラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードは?
商品名 | ネルソンズ | アーテミス アガリクスI/S |
---|---|---|
画像 | ![]() |
![]() |
内容量 | 5kg | 1kg、3kg、6.8kg、13.6kg |
価格 (通常) |
|
2,750円(1kg) 5,720円(3kg) 9,900円(6.8kg) 18,810円(13.6kg) ※アガリクスI/S 中粒の場合 |
価格 (定期) |
|
- |
価格/日 | 142円 | 136円 |
価格/kg | 1,471円 | 1,383円 |
カロリー | 365.7kcal | 358.9kcal |
主原材料 | チキン50%(チキン生肉25%、乾燥チキン25%)、サツマイモ、バターナッツスカッシュ、チキンオイル | フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー、大麦、玄米 |
対応年齢 | 全年齢対応 | 全年齢対応 |
原産国 | イギリス | アメリカ |
詳細 | レビュー記事公式サイト | レビュー記事公式サイト |
【アーテミス「アガリクスI/S」】穀物アレルギーの心配がない。または、免疫サポートを重視してドッグフードを選びたい場合におすすめ。
できるだけ安い値段でラブラドールレトリバーに合うドッグフードを探している場合は、ネルソンズかアーテミスがおすすめです。
どちらも新鮮なチキンが主原料になっており、消化サポート成分や骨・関節サポート成分なども充実している点は似ています。
一番大きく違うのは、ネルソンズはグレインフリー、アーテミスは穀物が入っているという点です。穀物アレルギーが疑われるラブラドールレトリバーには、ネルソンズの方が合うと思います。
正直、これ以上に値段が安いドッグフードもありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。値段が安すぎると、主原料が穀物でカサ増しされていたり、避けておきたい添加物が入っている可能性がグンと上がります。
もちろん続けやすさを考えて、コストパフォーマンスを重視することは大事です。しかし原材料を確認せず、ただ値段が安いドッグフードを選ぶという事だけは避けておきましょう。
ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードに関するQ&A
最後に、ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードに関するよくあるQ&Aをまとめましたので、順番にご覧ください。
ラブラドールレトリバー専用のドッグフードって実際に良いの?
今回、ラブラドールレトリバーに合うドッグフードを選ぶため、「ラブラドールレトリバー専用」と書かれているドライフードの調査も行いました。
そこで分かったのは、そういったドッグフードほど、原材料にあいまいな表記が多い傾向にあるという事です。
例えば、「動物性油脂」や「植物性油脂」という表記など。これだと、何の食材から抽出されている油なのかが分かりません。
最初にもお伝えした通り、ラブラドールレトリバーのような大型犬は、胃拡張や胃捻転を起こしやすいと考えられています。
油脂の質が良いドッグフードを選びたいので、こういったあいまいな表記があるフードは、「避けた方が無難」だというのが私の意見です。
ラブラドールレトリバーがご飯を食べない。考えられる理由は?
- わがままになっている。
- ドッグフードの匂い・味・質感が気に入らない。
- もともと食が細い。
- 成長が落ち着いてきている(子犬の場合)。
- 老化による代謝率や消化率の低下。
- ストレスを抱えている。
- 1回のご飯の量が多い。
- 口の中にトラブルがある。
- 病気や何かしら不調がある。
- 生理中である(避妊手術をしていないメスの場合)。
ラブラドールレトリバーがご飯を食べない時に考えられる理由をいくつか挙げてみました。
もちろん、これで理由のすべてをカバーできているわけではないですし、複数の要因が複雑に絡み合っているケースもあるでしょう。心当たりがないかを探るために、参考にして頂ければ幸いです。
また、全く何も口にしない状態が2日間続く場合は、すぐ病院に連れて行ってあげてください。何か深刻な病気が隠れている可能性もあります。
ちなみに、ドッグフードの神様内には、犬がご飯を食べない時の原因&対処法をまとめている記事があるので、こちらもぜひお読みください。
アレルギー持ちのラブラドールレトリバーにはどんなドッグフードがおすすめ?
- アレルギーの原因になっていそうな食材が使われていない。
- 単一タンパク源(シングルプロテイン)である。
- 原材料の記載が細かく丁寧である。
- 単一タンパク源ではなくても、シンプルな原材料でアレルゲンが少ない。
アレルギー持ちのラブラドールレトリバーには、このような条件を意識しつつドッグフードを選んであげて下さい。
何がアレルゲンとして反応しているのかは、検査をしてもハッキリと分からない場合が多いと言われています。
なので、とにかく今まで与えたドッグフードの原材料をチェックし、疑わしい食材を見つけることが大事です。
その食材を徹底的に避けることで、アレルギー反応が起こらない可能性が上がります。
ちなみにドッグフードの神様では、低アレルゲンの食事について、獣医師の先生監修のもと一つの記事にまとめてみました。こちらもぜひご覧になって下さい。
ラブラドールレトリバーの健康のためにもネルソンズドッグフードはおすすめ!
もう一度お伝えしますが、私はすべてのラブラドールレトリバーにネルソンズをおすすめするつもりはありません。
ラブラドールレトリバーの生理状態・ライフスタイル・健康状態によって合うドッグフードが変わってきますので、ここはあくまでも犬の管理栄養士の私が選んだおすすめのドッグフードとして参考にしていただければ幸いです。
ここ数年で、グレードの高いドッグフードが本当に増えてきました。それはそれで良いことですが、その分「じゃあこれにしよう!」と簡単に決められなくなっているのが現状です。
ラブラドールのような大型犬は小型犬・中型犬よりも心臓や足腰への負担も大きく、また寿命がやや短いという特徴があります。
だからこそ、毎日口にする食事の内容には十分配慮していただきたいなと私は考えています。お財布事情もあるので無理にはおすすめしませんが、できるだけ体に良い原材料を使ったドッグフードを与えるよう心掛けましょう。
ネルソンズは、良好なドッグフードの1つです。体へのやさしさやも考えて、ネルソンズでラブラドールレトリバーの健康をサポートしてみてはいかがでしょうか。
ラブラドールレトリバーにおすすめのドッグフードをもう一度見る!