黄色いパッケージが印象的なドッグフード「ペディグリー」。ドライ・ウェット・オーラルケアと大きく3種類に分類されています。
また、その中でも年齢別やお悩み別に選ぶことができ、現在は全部で11種類が販売中!
1985年に発売されたころは中・大型犬用のドッグフードというイメージが強かったペディグリーですが、最近は小型犬用のラインナップも豊富です。
ここでは、そんなペディグリーの原材料や安全性の評価、口コミや評判について評価していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 0.7 |
栄養バランス | 4.3 |
無添加 | 0.0 |
安全性 | 0.4 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 1kg、2kg ※それいけ!小型犬の場合 |
価格 | 372円(1kg) 690円(2kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 33円 |
価格/kg | 345円 |
カロリー/100g | 370kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(とうもろこし、小麦、米)、大豆、肉類(チキンミール、家禽ミール、チキンエキス、チキン等) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | タイ |
当サイトは、ペディグリーをFランクと評価しました。
ペディグリーはブランド力はあるものの、正直良好な内容とは言えません。原材料には曖昧な表記があり、さらに添加物には合成着色料や合成保存料が使われています。
できれば長期的な利用は避けておきたいドッグフードです。
また、アレルゲンとなりやすい原料も目立ちます。アレルギーの誘発が心配な場合も使用を控えた方がいいでしょう。
少し厳しい言い方をしてしまうと、優秀なのは価格だけといった感じです。
目次
実際にペディグリードッグフードを購入してみました!
それでは、実際に購入したペディグリーのそれいけ!小型犬シリーズ「成犬用 チキン チーズ入り」1kgを見ていきましょう。
裏面はこんな感じで、特徴や給餌量が記載されています。
パッケージを開封したところ、ジッパーが付属していました。ジッパーがあるとフードの準備もスムーズになりますね。
パッケージの中を見ると、穀物やチキンの香りがしてきました。香り自体は強めの印象で、少し油っぽいニオイも感じられます。
何粒か手のひらに乗せてみました。油っぽさのある粒です。ペディグリーは3種類の粒があり、大きい長四角はミルク粒・三角はチーズ粒・雲形は通常粒となります。
粒の大きさを確かめるため、1円玉硬貨と私がいつも愛犬に与えているモグワン、それとペディグリーを並べてみました。
ペディグリーの中で一番大きいのは長四角の粒で、縦約1.3×横1cmほど。三角や雲形はモグワンよりやや小さめの小粒です。
ミルク粒を割ってみました。この粒だけ大きめですが、手で簡単に割れる硬さなので小型犬でも問題なく食べられるでしょう。
ペディグリードッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ペディグリーの原材料と安全性についてです。ここでは、それいけ!小型犬シリーズの「成犬用 チキン チーズ入り」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 21.0%以上 | 灰分 | 8.0%以下 |
脂質 | 12.0%以上 | 水分 | 10.5%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 代謝エネルギー | 370kcal/100g |
ペディグリーならブランド力もあるし安心!と思いたくなりますが、実際のところは避けたくなるような合成添加物がしっかりと使われています。
一応、公式サイトには「厳選した素材でシンプルに作られています。何かが余分に含まれていたり、足りなかったりもしない。」と書いてあるんですよね。
しかしながら、原材料を見ると曖昧な表記があったり、余分な原料(合成添加物)が含まれていたりするので矛盾を感じます。
また、残念ながら原材料に関する具体的な情報(生産地・生産者・どういった環境で栽培&飼育管理されているかなど)がまったくありません。
なのにも関わらず「良質な素材」と謳っているため、その根拠はどこにあるのだろう?なぜ消費者にわかるように開示しないのだろう?と疑問に感じました。
ペディグリーは価格が安くて経済的なうえに、2013年に活動は終了しているものの、保護犬活動を支援していたという素晴らしさはありますが、正直メリットはそれだけです。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
ペディグリーにはブランド力があるからこそ、もっと犬目線で考えられた原材料への改良と具体的な情報開示を期待したいです。
ペディグリードッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ペディグリーを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ・評判を集めました。以下に「良い口コミ」と「悪い口コミ」の2つに分けてご紹介します。
ペディグリードッグフードの良い口コミ
ペディグリードッグフードの悪い口コミ
ペディグリードッグフードの口コミ・評判まとめ
ペディグリーは、良くも悪くもいろんな評価がついているドッグフードだなと思います。
良い口コミでもっとも多かったのは「安い」「よく食べる」といった声。これといって毛質・体質改善系の口コミはありませんでした。
そして、悪い口コミでもっとも多かったのは「下痢になった」「うんちが緩くなった」という声。下痢になったという声は本当に多かったですね。
ちなみに1つアドバイスとして、うんちは嘘をつきません。
うんちは食べた物を反映する異物なので、色が明るかったり(黄土色やミルクコーヒー色など)、やたら柔らかい時は体質に合っていないものを食べた証拠になります。
とくにこれといって体調不良がない限りは、体質に合っていないものを食べているというサインになるので気をつけましょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでペディグリーを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと大手通販サイトであるAmazon・楽天を比較してみました。
ペディグリードッグフードはAmazonも楽天も価格はほぼ一緒!
調査した結果、ペディグリーの価格はAmazonも楽天もほぼ同じであることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
ちなみに、ペディグリーはドラッグストアやホームセンターでも購入できます。意外とそちらで買った方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されることをおすすめします。
ペディグリードッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ペディグリー (それいけ!小型犬 成犬用 チキン チーズ入り) |
---|---|---|
主原料 | 穀類 (とうもろこし、 小麦、 米) 大豆 肉類 (チキンミール、 家禽ミール、 チキンエキス、 チキン等) |
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穀物 | とうもろこし 小麦 米 大豆 |
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タンパク質 | 21%以上 | |
脂質 | 12%以上 | |
代謝エネルギー(100gあたり) | 370kcal | |
内容量 | 1kg 2kg |
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価格 | ||
当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとペディグリーには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンとペディグリーはドッグフードの特徴が全く異なります。
個人的には、原材料や製造工程などをまとめて考えると、ペディグリーよりもモグワンのようなドッグフードを多くの犬に食べさせてあげたいなと感じます。
モグワンは人も食べれる原料を使い、低温調理で素材の旨味と栄養分がちゃんと活かされていて、余計なアレンジは加えられていません。
ペディグリーには価格が安いといったメリットはありますが、やはり犬目線で考えるとモグワンのようなドッグフードが理想かなと私は思います。
あと、もともとアレルギーを抱えている犬にペディグリーを選ぶことはないと思いますが、アレルギーが心配な場合もペディグリーは控えた方がいいかもしれません。
どんなドッグフードもそうですが、まずは愛犬の健康状態やライフスタイルをよく見極め、そのうえで気になる商品をじっくりと比較検証するようにしましょう。
「ペディグリーチャム」の意味って何?
「Pedigree(ペディグリー)」は日本語で「(動物の)血統書、純血、血筋」といった意味があり、「Chum(チャム)」は「親友、仲間」という意味になります。
あくまで推測なので断言はできませんが、恐らくペディグリーチャムで「愛犬友達」といったニュアンスの意味があるのだと思われます。
ペディグリードッグフードの子犬用って安心できる?
ペディグリーのドライフード・パウチ・缶詰にはそれぞれ子犬用もあります。
原材料を確認してみたところ、子犬用も正直良好とは言い難い内容であることがわかりました。例として、ペディグリードライの子犬用の原材料を挙げてみます。
ペディグリー的には精一杯頑張っているのかもしれませんが、子犬のうちから合成着色料や合成保存料が使われたドッグフードを与えるのはいろいろと心配です。
また、肉類にはチキン以外に何のお肉が使われているかわかりません。
もしもペディグリーを食べてアレルギーを発症してしまった時、原材料が曖昧だと原因を特定できないので厄介です。
ペディグリーを子犬のうちから使用するということは、そういうリスクも抱える可能性があるということを自覚しておかなければなりませんね。
ペディグリードッグフードのパウチと缶詰の違いは?
ペディグリーのウェットフードには2つのタイプがあります。まず1つは、パウチのウェットフード。そしてもう1つが、缶詰のウェットフードです。
使っている原料に違いは見られるものの、当サイトとしては決して高く評価できる内容ではありません。念のため、それぞれの商品をピックアップしてみましょう。
パウチ 「成犬用 ビーフ& 緑黄色野菜」 |
肉類(チキン、ビーフ)、野菜類(にんじん、いんげん、じゃがいも)、植物性タンパク、食物繊維、植物性油脂、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、アミノ酸(メチオニン)、増粘安定剤(加工でん粉)、増粘多糖類、着色料(カラメル、酸化鉄)、ポリリン酸Na、EDTA-Ca・Na |
缶 「成犬用 ビーフ& 緑黄色野菜と 魚入り」 |
肉類(チキン、ビーフ等)、魚、野菜類(にんじん、ほうれんそう)、小麦、食物繊維、植物性タンパク、ビタミン類(B12、D3、E、コリン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Fe、I、K、Mg、Mn、P、S、Se、Zn)、アミノ酸(グリシン)、増粘多糖類、増粘安定剤(アルギン酸Na)、pH調整剤、EDTA-Ca・Na、着色料(酸化鉄)、発色剤(亜硝酸Na) |
相変わらずどちらにも曖昧な原料が使われています。そして、合成着色料や発色剤など、本来犬の食事に不要な成分も使われています。
ちなみに「増粘多糖類」は、増粘安定剤として使用した複数の物質を一括表記した物質のことです。
中にどんな物質が含まれているかわからないため、できれば避けたい成分の1つになります。
ペディグリードッグフードのQ&A
ペディグリーの「デンタエックス」や「ジャンボーン」ってどうなの?
デンタエックスは歯石の蓄積を抑えるX型の専用ガムです。そして、ジャンボーンは顎の力を鍛えたり、ストレス軽減に良い歯ごたえのあるスナックでした。
とても画期的なデンタルケア用おやつではありますが、どちらも好ましくない原料が使われているのが気になるところです。
ペディグリードッグフードまとめ
- 犬種やライフステージ別に種類が分かれていて対象の犬がわかりやすい。
- 手軽にドラッグストアやホームセンターで購入できて便利。
- 販売会社は、2013年まで保護犬活動を支援していて人道的。
- 原材料や工場の詳細は開示されておらず気になる。
- 曖昧な表記の原料が含まれていたのは残念。
- 合成添加物がいくつか使われていたのは気がかり。
- とうもろこし・小麦・米・大豆などが犬の体質に合わない場合は控えた方が無難。
ペディグリーには種類がいくつかあり、犬種やライフステージ別に分かれていて対象の犬がわかりやすいのは、利用しやすいポイントです。
また、ドラッグストアやホームセンターなどの実店舗でも購入できるため、手軽に手に取りやすいのも良い点でしょう。
ですが、今回調査してみて気になる部分はいくつかありました。原材料や工場の詳細が不明なこと、曖昧な表記の原料や合成添加物が使われていたことです。
ペディグリーは基本的に開示されている情報が少なめで、原材料の産地やグレードも記載されていませんでした。工場に関しても記載はなくほぼ不明です。
そして曖昧な表記の原料、合成添加物も複数ありました。公式サイトの「厳選した素材」「何かが余分に含まれていたり、足りなかったりもしない。」との記載と矛盾を感じます。
曖昧な表記の原料には、何が含まれているのかが全くわかりません。愛犬が毎日食べるものなので、私はできれば何が入っているのか不明なものは避けたいと考えます。
リーズナブルな価格はメリットですが、気になる部分が多いなと感じるドッグフードでした。
ペディグリードッグフードの基本情報
内容量 | 1kg、2kg ※それいけ!小型犬の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 372円(1kg) 690円(2kg) ※Amazon参考価格 |
販売会社 | マースジャパンリミテッド |
公式サイト | https://www.pedigree.jp/index.aspx |