「柴犬は臭いやすい」などとネットでもよく書かれていますが、基本的に柴犬はあまり体臭が気になる犬種ではありません。
しかし室内で飼っていると、どうしても臭いやすくなるのはどの犬も一緒。そこでおすすめしたいのが、定期的に行う正しいシャンプーです!
柴犬のシャンプーは決して難しいことはありません。ここでは柴犬のシャンプーの仕方について分かりやすくまとめてみましたので、ぜひこの機会に自宅で挑戦してみて下さいね♪
目次
まずは柴犬のシャンプーに必要なものを揃えよう!
柴犬のシャンプーをする前に、必要な道具類はあらかじめ用意しておきましょう。そうすると最後までスムーズにシャンプーを行うことができます。
- 犬用のシャンプー(2倍に薄めたもの)
- タオル
- ドライヤー
- スリッカーブラシ
柴犬の場合、とくにリンスはいらないでしょう。気をつけたいのは、皮膚が弱い子が多いのでなるべくシャンプーを原液で使わないことです!
また、タオルは吸水性や速乾性に優れたものを用意するといいですよ。その方がドライヤーで乾かしやすくなるのでおすすめです。
柴犬のシャンプー手順とワンポイントアドバイス!
それでは早速、シャンプーの手順を解説していきます。開始する前に最後まで手順を目を通しておくと、よりスムーズにシャンプーを行うことができますよ!
【1】シャンプー前のブラッシング
柴犬は換毛期(春と秋)になると毛がごっそりと抜けます。なのでこの時期にシャンプーをする際は、事前にしっかりとブラッシングをしておきましょう。
ブラッシングをしておくと、毛がもつれたり排水溝に詰まったりなどのトラブルを避けることができます。
【2】シャワーの温度を確認
柴犬をびっくりさせないためにも、まずは飼い主さんがシャワーの温度を確認します。ちなみに35~36℃ぐらいの「ぬるま湯」が適温です。
【3】ゆっくりとシャワーをかけてプレシャンプー
ここでいきなりシャワーをかけるのではなく、シャワーヘッドを犬の体にできるだけ近づけ、足から背中に向かってかけていきます。しっかりと濡らしていきましょう。
【4】耳周辺からシャンプーをする
プレシャンプーが終わったら、今度はシャンプー液を使って洗い上げていきます。
柴犬は耳周辺の毛が乾きにくい特徴があるので、まず始めに耳周辺からシャンプーしましょう。その流れで、背中→お尻→後ろ足→尻尾→脇腹→お腹→胸→前足を洗い上げていきます。
そして最後に、顔周辺をシャンプーしていきます。顔はとてもデリケートなので、やさしく撫でるように洗うようにしましょう。
【5】シャンプー剤が残らないようにしっかりとすすぐ
全体をシャンプーし終えたら、今度はシャワーでしっかりとすすいでいきましょう。顔回りをすすぐ際は、シャワーヘッドを密着させて目や耳にお湯が入らないようにします。
【6】タオルドライで水分をしっかり拭き取る
シャンプーが終わっていきなりドライヤーを使うのではなく、まず最初にタオルドライを行いましょう。この時にゴシゴシとこするのではなく、タオルで全身を包み込むようにして水分を拭き取ることがコツです。
耳の中にも水分が入っていることもあるので、必ず耳の中もやさしく拭いておきましょう。
【7】ドライヤーで全体を乾かしていく
仕上げに体全体をドライヤーで乾かしていきます。この時ドライヤーが近すぎるとヤケドの原因になるので、体から30cmほど離して乾かすようにしましょう。
柴犬の毛はダブルコートなので、表面がよく乾いているように見えても内側がまだ濡れている場合があります。内側にも風を当てながらじっくりと乾かしていくのがコツです。
柴犬のシャンプーの頻度はどれくらいが適切?
柴犬はトイプードルのようにこまめなシャンプーは必要ありません。1~2ヶ月に1回が理想と言われています。
ただしあまりにも放置し過ぎると、今度は体臭や皮膚病の原因となります。とくに皮膚病を患っている場合、定期的にシャンプーをしてあげないと症状が悪化することもあるようです。
皮膚に何かしらの異常がある場合は必ず獣医さんに相談し、アドバイスをもらった上でシャンプーを行うようにして下さい。
柴犬をシャンプーをしても臭い!これって何かの病気?
せっかくシャンプーをしてもすぐに臭くなる。こんな経験をされている人も多いですよね。
これに対して考えられる原因はズバリひとつ!愛犬が普段から触れている物がすでに臭いということです。
とくにクッションやブランケット、トイレシートには臭いが非常につきやすいです。そのまま放置していると、部屋全体が獣臭くなってしまうので気をつけましょう。
一緒に生活しているとその臭いに鈍感になりますが、来客は敏感です。「この家臭い」と言われてしまわないよう、シャンプーをする際は身の周辺もきれいにすることが大切です。
柴犬のような犬種はトリミングサロンにまで連れて行く必要はありませんが、自分で上手にシャンプーできない時はプロにお願いするようにしましょう。
体を清潔に保つことは、皮膚病になりやすい柴犬の皮膚を健康に保つことへと繋がります。ただしやり過ぎも良くないので、せめて月1回に留めるようにして下さいね。
最近はいろんなシャンプーが出ているので、成分にこだわった商品を使ってみるのも楽しみのひとつですよ♪