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愛犬がトイレを失敗する時の対策は?上手なしつけ法と対応はこれ!

犬を飼ったら必ず覚えさせておきたいのが、室内でのトイレの仕方です。

経済的に余裕があればぜひ専門のトレーナーに相談しながら進めていくことをおすすめしますが、なかなかそれができない人は手探りでトレーニングしていくしかありません。

ここでは、私が実際に子犬教室で学んだトイレトレーニングを自分の言葉でまとめて紹介していきたいと思います。

犬のトイレはこうやってしつけよう!

長々と説明されるとすごく難しく感じると思うので、まずはじめにトイレのしつけ方の基本をざっくり簡単にまとめてみました。

犬のトイレのしつけ方の基本
  1. 排泄しそうな姿を見せたらトイレシートの上まで連れて行く。
  2. 排泄するまでトイレシートの上で待たせる。
  3. ちゃんとそこでトイレができたら褒める。

実はたったこれだけの繰り返しです。これを何度も何度も繰り返していくと、ほとんどの犬は決められた場所での排泄をちゃんと覚えてくれます。

もちろん子犬のうちから覚えさせるのに越したことはありませんが、飼い主さんが根気よく教えてあげることができれば成犬になってからでも遅くはありません。

簡単なのになぜ犬は失敗するのか?

簡単そうに見えるトイレトレーニングなのに、なぜほとんどの犬が失敗をしてしまうのか?

基本的にどんな犬も、最初の1~2週間くらいは何度も失敗をします。むしろ一発で完璧にトイレをする犬はほぼいないので、必ず失敗するものだと割り切ることが大切です。

しかし、迎え入れて1ヶ月も経つのになかなかトイレを覚えない場合、それは飼い主さんのやり方に問題があると思った方がいいかもしれません。よくありがちなケースを紹介しますね。

犬がトイレを覚えないありがちなケース
  • トイレがどこか分かりにくい。
  • トイレする場所が狭い/トイレシートが小さい。
  • トイレが寝床と一緒になっている。
  • トイレシートが汚れている。
  • 失敗する度に何度も怒られた。

実はこのようなことが原因になっている可能性が高いです。

「トイレだから何でもいい」ではなく、「トイレだからこそ快適な空間や環境をつくってあげる」ことが重要になります。

そこで次に、どんな工夫をすれば成功するようになるのか?を原因別に紹介していきたいと思います。

原因別に見る犬がトイレに失敗しないための対策方法!

スムーズにトイレトレーニングを成功させるためにも、飼い主さんは楽な気持ちでトライすることが大切です。肩肘を張ってしまうと、その気持ちが愛犬にも伝わってしまいます。

トイレの場所をなかなか覚えない時の対策方法

犬がトイレの場所をよく分かっていないと、他の場所で粗相をしたり何度もトイレを失敗する原因となります。

なぜそうなってしまうのか、考えられる理由には以下のようなものがあります。

  1. 飼い主さんがトイレまでうまく誘導できていない。
  2. トイレそのものが犬にとって分かりづらい。
  3. 上手にトイレができた時に褒めていない。

【ケース1】トイレまでうまく誘導できていない

飼い主さんが愛犬をトイレまでうまく誘導できていないと、愛犬はどこでトイレをするのが正しいのか困惑してしまいます。

コツとしては、しそうな時を知ってトイレシートまでしっかり誘導することです。

犬が”しそうな時”はどんな時?
  • 寝起き(昼寝のあとも同様)
  • 遊んでいる時
  • 食後

個体差はありますが、子犬のうちはだいたい上記の3つが排泄のタイミングとなります。一般的に子犬なら2~3時間、成犬なら3~4時間おきにトイレをしたくなる傾向にあります。

そして「あ、しそうだな!」と思ったら、すかさずトイレシートまで誘導しましょう。鼻先におやつなどを持ってくると誘導しやすいです。

そこでうまく排泄し始めたら、今度は掛け声(「ワンツーワンツー」など分かりやすい号令)をかけてあげます。

すると犬は「掛け声=排泄」と頭の中で結びつくようになり、困惑せずに安心してトイレを覚えるようになります。

【ケース2】トイレそのものが犬にとって分かりづらい

トイレシートだけがそのまま敷いてあると、犬にとってはそこがトイレだとは分かりづらいものです。なぜなら段差もありませんから、ただの敷物にしか見えないからです。

サークルなどで柵をつくって囲むタイプならいいですが、そうじゃない場合はできるだけトイレに高さを出してあげましょう。床との間に境目ができて、トイレだと気づいてもらいやすくなります。

【ケース3】上手にトイレができた時に褒めていない

上手にトイレができたらたっぷり褒めてあげましょう。褒め方はおやつを1つ与えるくらいで十分です。

こうすることで犬は「ここでトイレをするといいことがある」と学習し、自ら積極的に決められた場所でトイレをするようになります。

トイレをマスターできるようになったら、ご褒美は与えなくても大丈夫です。

トイレの場所・トイレシートが小さい時の対策方法

犬にとって排泄する場所が狭いと、はみ出しの原因となります。

犬はトイレをする前にクルクルと周る習性がありますよね。その時に体が外にはみ出たり、あるいは周りきれないほど狭いとなると、トイレに失敗しやすくなるのです。

そしてこの場合の対策方法は、今のトイレを大きくしてあげるだけで十分です。サークルで囲っているなら、トイレに合わせて少し広げてあげましょう。

トイレの大きさの目安
  • クルクル回っても足がはみ出ない大きさ。
  • 方向転換できる大きさ。
  • トイレシート2枚分くらいの大きさ。

それでもはみ出してしまう時は、トイレシートの下にビニールシートなどを敷いておくと掃除の手間が省けます。

トイレが寝床と一緒になっている時の対策方法

トイレと寝床が一緒になっていると、トイレ失敗の原因となります。

これは、犬が自分の排泄物が体につくことを嫌うからです(犬に限らず人間もそうですが…)。

なので、トイレと寝床が一緒になっているとトイレに失敗しやすくなるだけでなく、おしっこなどを我慢させる原因にも繋がってしまうので注意しましょう。

留守中にサークルの中で過ごすことが多い犬の場合は、トイレと寝床が仕切られているタイプのケージに変えるのがおすすめです。あるいはサークルの出入り口とクレートをつなげ、寝る時はクレートでいつでも寝られるようにするという方法もあります。

トイレシートが汚れている時の対策方法

犬はきれい好きです。とくに柴犬のような日本犬はきれい好きな犬が多く、トイレがちょっとでも汚れているとなかなかそこで排泄してくれません。

もしもトイレシートが汚れていたら、きちんと取り換えてあげましょう。常にきれいにしておくことで、はみ出しや、他の場所で粗相をするトラブルを防げます。

愛犬のお留守番が長くなりそうな時は、トイレをもうひとつ用意しておきましょう。その際、離れた場所に置くのではなく、本来のトイレのすぐ近くに置くことがポイントです。

失敗する度に何度も怒られた時の対策方法

愛犬がトイレに失敗するとガッカリする気持ちもよく分かりますが、そこで怒ってしまうとさらにトイレ失敗の原因をつくってしまうので要注意です。

なぜ怒るとダメなのか?
  • 排泄そのものがダメなことだと覚えてしまうから。
  • 留守中に他の場所で粗相をする原因となるから。
  • 「怒られる=構ってもらっている」と勘違いしてしまうから。
  • 証拠隠滅のために食糞するようになるから。

実は怒ってもいい事って何ひとつなくて、むしろ状況を悪化させてしまうだけです。犬は人間のように言葉が分かりませんから、怒鳴られてもなぜ怒っているのか理解できませんからね。

そこで、怒らずにトイレをしつける方法をサクッと紹介したいと思います。

怒らずにトイレをしつけるとっておきの方法

もし愛犬がトイレに失敗したら、まずは愛犬を別の部屋、もしくは粗相した場所が見えない位置にまで移動させましょう。飼い主さんがうんちやおしっこを処理する姿を、愛犬に見せてはいけません。

なぜ見せてはいけないのかと言うと、犬によっては「処理する=飼い主さんが構いに来てくれる」と勘違いしてしまうからです。こうなると、わざといろんな場所でうんちやおしっこをするようになります。

愛犬を他の場所へ移動させたら、その間に排泄物で汚れた場所を徹底的に掃除します。そして最後に、消臭スプレーを吹きかけておくことも忘れないようにしましょう。

たったこれだけでの方法で大体は解決します。決して怒ったりせず、無言でさっさと見えないように片づけることがポイントです。

【番外編】こんな時はどうしつければいいの?

他にも、「こういうことあるよね!」というトイレの悩みをピックアップし、その対策方法について紹介していきたいと思います。

トイレシートをボロボロにする時の対策方法

トイレシートをボロボロにするのは、犬にとってただ楽しくてやっている場合がほとんどです。とくに留守番が長いと、退屈しのぎに食い散らかすことが多いように思います。

こうすればOK!

一番おすすめなのは、プラスチックのメッシュつきトイレトレーを使用することです。あとは、サークルをトイレシートの上において固定するといいでしょう。

足上げおしっこで壁が汚れる時の対策方法

オス犬の足上げおしっこに悩まされる飼い主さんは多いかと思います。

おしっこが壁に飛び散ってしまうと汚れが落ちにくくなるので、早めに対策をするようにしましょう。

こうすればOK!

壁(ガード)付のトイレトレーを使用するのがおすすめです。あとは、サークルの3面にトイレシートを張ってガードするという方法もあります。

もし可能であれば、水を入れたペットボトルにトイレシートを巻き、それをトイレの真ん中に置いてみましょう。オス犬にとってはそこがターゲットポイントとなり、ペットボトルに向かって足上げおしっこをしてくれるようになりますよ。

トイレの上で寝てしまう時の対策方法

トイレの上で寝てしまう犬、多いですよね。これは単純に寝心地がいいからというのもありますし、あとは寝床とトイレの区別がつかないことも原因として考えられます。

こうすればOK!

ベッドが愛犬にとって居心地のいい場所になるよう、寝心地のいいクッションに変えたり、飼い主さんのにおいがついた毛布などを与えるなどの工夫をしてみましょう。

愛犬にとって「ここで寝ると心地いい」と思える場所が見つかると、トイレシートの上で寝なくなります。また、寝床とトイレは一緒にしないことが基本です。

犬がトイレを我慢できる時間はどれくらい?

室内で犬を飼うと、気になるのがトイレの我慢ですよね。

一般的に犬は、約12時間くらいならトイレを我慢できると言われています。もちろん愛犬の健康状態によって大幅に異なるので、あくまでも目安として捉えるようにして下さい。

健康的な犬であれば約5~6時間くらいまでの我慢ならOkとし、それ以上は我慢させないようしつけるのが愛犬の健康のためでもあります。

あまりにも我慢させてしまうと、膀胱炎尿路結石を引き起こすほか、ひどい時は尿毒症になって命を落とすこともあります。十分に注意して下さい。

まとめ

犬のトイレトレーニングを成功させるためには、難しく考えすぎないことが大切です。

そして、成功したらしっかり褒めてあげるを繰り返すと、どんな犬でもちゃんと覚えてくれます。

失敗して当たり前と思いながら楽しくしつけることで、飼い主さんと愛犬の間に新しい絆が生まれてくるはずです。そのようにしながら、お互いに信頼関係を深めていきましょう。

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