
モグワンもネルソンズも人気のドッグフードですが、似たような点もあり「違いは何?」「愛犬にはどっちが合うの?」と選べずにいるのではないでしょうか。
そもそも小型犬や中型犬・大型犬では、ドッグフードの選び方が異なるため、愛犬の体の大きさに合ったドッグフードを選んであげることが大切です。
そこで今回は、ペットフーディストやペットフード安全管理者の私が、モグワンとネルソンズを9つ項目に分けて徹底比較していきます。
原材料や成分、安全性、アレルゲン食材、フード粒などドッグフード選びの重要なポイントと共に気になる違いを解説!
愛犬に合ったドッグフードを選んであげるための参考にしてください。

目次
【結論】小型犬にはモグワン、中型犬・大型犬にはネルソンズがおすすめ!
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
画像 | ![]() |
![]() |
原材料 | ![]() 主原料はチキンとサーモン |
![]() 主原料はチキン |
アレルゲン食材 | ![]() チキン |
![]() チキン |
栄養成分値 | ![]() 高タンパク・低脂質 |
![]() 高タンパク・中脂質 |
対応犬種 対応年齢 |
![]() 全犬種・全年齢 |
![]() 全犬種※・全年齢 ※中型犬・大型犬向き |
パッケージ | ![]() 保存性が良く閉めやすい |
![]() 保存は比較的しやすい |
フード粒 | ![]() 噛み砕きやすい |
![]() 丸呑みしづらい |
コンセプト | ![]() 日本で暮らす犬のニーズに合わせて開発 |
![]() 中型犬・大型犬のニーズにも合わせて開発 |
安全性の高さ | ![]() 優良 |
![]() 優良 |
コスパの良さ | ![]() 1kgあたり2,424円 |
![]() 1kgあたり1,471円 |
評価 | Sランク | Aランク |
※一番安いプランで算出
※評価はS~Fまで
最初に、モグワンとネルソンズを比較した結果を表にまとめてみました。
結論から言ってしまうと、小型犬におすすめなのはモグワン、中型犬や大型犬におすすめなのはネルソンズです。
どちらも全犬種・全年齢対応の良質なドッグフードですが、総合的に見て判断するとこのような結果になりました。
ただ、愛犬によっては中型犬や大型犬でもモグワンのほうが合っている場合もあるので、次章からご紹介するそれぞれの比較を見て判断してくださいね。
【9項目で検証】モグワンとネルソンズの違いを徹底比較!
モグワンとネルソンズを以下の9つの項目で詳しく比較していきます。
モグワンとネルソンズはそもそものコンセプトが違うため、どちらが愛犬に合っているか考えながらご覧ください。
すぐに違いをチェックしたい場合は、「この比較の結論!」だけを読んでもらえたらと思います!
モグワンとネルソンズの原材料を比較!
- どちらも動物性原料の使用割合が明確で好感が持てる。
- モグワンは2種類の動物性原料を使用しているが、1種類が良いならネルソンズ。
- どちらも穀物不使用で穀物アレルギーの犬も食べられる。
- どちらも関節の健康に配慮されているが、乳酸菌も摂取したいならモグワン、タウリンも摂取したいならネルソンズ。
最初に、ドッグフードの要となる原材料を詳しく見ていきましょう。
動物性タンパク源の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
動物性原料 | チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%) | チキン50%(チキン生肉25%、乾燥チキン25%)、チキングレイビー |
モグワンとネルソンズの動物性原料を比較すると、モグワンはチキンとサーモンの2種類を使用しています。
サーモンは酸化から体を守るサポートに役立つアスタキサンチンが豊富に含まれており、愛犬に積極的に摂取させたい食材の1つです。
対してネルソンズはチキンのみの使用。もちろんチキンも必須アミノ酸がバランスよく含まれるなど、優れた食材です。
複数の動物性原料を使用することで味わいが深まり犬の嗜好性も高まりますが、魚系の味わいが苦手な場合はネルソンズの方が好まれるでしょう。
また、動物性原料の使用割合がモグワンは56%、ネルソンズは50%と豊富で、限りなく肉食に近い雑食の犬の食性に配慮していることが感じられます。
動物性原料の使用割合を公開しているドッグフードは少ないので、その点でもどちらも好感が持てます。
それぞれの原材料の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
穀物類 | ー | ー |
野菜果物 海藻類 |
サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、アルファルファ、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ | サツマイモ、バターナッツスカッシュ、エンドウ豆、エンドウ豆繊維、海藻、ニンジン、パースニップ、リンゴ、カボチャ、スペアミント、インゲン豆、ブロッコリー、ローズマリー、パセリ、マリーゴールド、フェンネル、ショウガ、ユッカ、クランベリー、ナシ |
油脂類 | サーモンオイル2%、ココナッツオイル | チキンオイル、サーモンオイル |
ビタミン ミネラル類 |
ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E) | ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン) |
サポート成分 | ビール酵母、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌 | チコリ(フラクトオリゴ糖)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖)、グルコサミン、コンドロイチン、タウリン |
保存料 酸化防止剤 |
ー | ー |
その他の原材料を比較してみても、どちらも不安になる食材や犬の健康に不要な添加物は使用されていません。
共通しているのはどちらも穀物不使用でさまざまな野菜や果物を使用、サポート成分配合ということでしょう。
モグワンは野菜や果物などを17種類使用しているほか、お腹の健康に配慮した成分2種類と関節の健康に配慮した成分3種類が配合されています。
対して、ネルソンズも野菜や果物など20種類使用し、お腹の健康に配慮した成分2種類と関節の健康に配慮した成分2種類、タウリン配合です。
大型犬はタウリンの合成能力が低く(※1)タウリンを補うことが望ましいと考えられているため、タウリン配合は大型犬のことを考えていると言えます。
また、グルコサミンやコンドロイチンは関節の軟骨成分で、年齢を問わず小型犬から大型犬まで積極的に摂取したいサポート成分です。
必ずしもドッグフードに配合しなければいけないものではないですが、配合されているのは好感が持てますね。
これらのことから、乳酸菌を摂取させたい場合はモグワン、タウリンを摂取させたい場合はネルソンズを選ぶと良いでしょう。
モグワンとネルソンズのアレルゲンとなりやすい食材を比較!
- どちらもチキンにアレルギーがある犬には不向き。
- 花粉症の犬はどちらも注意。
- ただ、どちらもアレルギー発症リスクが高い食材は使用していない。
食物アレルギーに悩む愛犬や、できる限りアレルゲンとなりやすい食材を避けたい場合のためにアレルゲン食材も比較しました。
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
アレルゲン食材 | チキン | チキン |
花粉症の犬が注意する食材 | ハーブ類 (セイヨウタンポポ、マリーゴールドなど) |
ハーブ類 (マリーゴールドなど) |
モグワンもネルソンズもチキンを使用しているため、チキンアレルギーの愛犬は他のフードを検討してください。
もちろん、チキンはヘルシーで栄養価がとても高く日本で暮らす多くの犬が好きな肉なのでアレルギーがない場合は与えて大丈夫です。
一般的に、犬が食物アレルギーを起こしやすい食材には以下のようなものがあります。
- 牛肉、乳製品、小麦…69%
- 鶏肉、鶏卵、ラム肉、大豆…25%
- その他…6%
食物アレルギーは、食材に含まれるタンパク質に過剰に反応してしまうことで起こります。
タンパク質が含まれていない食材は存在しないため、上記に限らずどの食材にも食物アレルギーを起こす可能性はあります。
その原因は遺伝や体質、ストレスや体調不良時などさまざまで、発症のタイミングや何の食材で食物アレルギーが起こるかは犬それぞれです。
なので、気にしすぎると食べられるものがなくなってしまうので、過剰に心配する必要はありません。
とは言え、できる限りアレルゲンとなりやすい食材を避けたいという場合もあるでしょう。
その点、モグワンもネルソンズも食物アレルギーの発症リスクが高いとされる牛肉や小麦は使用していないので、比較的選びやすいです。
なお、モグワンにもネルソンズにもキク科のハーブ類が使用されています。
そのため、ブタクサやヨモギの花粉症の犬では交差反応で食物アレルギーを起こす可能性も。
花粉症の愛犬に初めて与えるときは少量にし、食べた後に皮膚の赤みや口や目の周りを痒がる様子がないか様子を観察してあげましょう。
モグワンとネルソンズの栄養成分値を比較!
- どちらも犬が1日に必要な栄養基準を満たしている。
- どちらも適度なタンパク質と脂質で幅広い犬に合わせやすい栄養バランス。
- ネルソンズはオメガ脂肪酸の配合量が非公開なのに対し、配合量を公開しているモグワンがやや優位。
栄養成分値は愛犬の体質や悩みに合う・合わないを判断しやすい部分なので、細かく比較していきます。
モグワンもネルソンズも犬の1日に必要な栄養基準を満たしている
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
タイプ | 主食 | 主食 |
栄養基準 | FEDIAF | FEDIAF |
モグワンもネルソンズも犬が1日に必要とするすべての栄養素が含まれており、主食として与えることができます。
イギリス産であるモグワンとネルソンズはヨーロッパのFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の栄養基準を採用。
日本のドッグフードの表記ルールはAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしたものを総合栄養食としているので、どちらもその表示はありません。
つまり、表示がないだけでモグワンもネルソンズも総合栄養食と同等の栄養が摂れるように作られています。
栄養成分値の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
タンパク質 | 27%以上 | 28%以上 |
脂質 | 10%以上 | 12%以上 |
粗繊維 | 4.75%以下 | 4%以下 |
灰分 | 9.5%以下 | 8.5%以下 |
水分 | 9%以下 | 10%以下 |
エネルギー (100gあたり) |
361.5kcal | 365.7kcal |
モグワンもネルソンズも適度なタンパク質と脂質になっており、幅広い犬に合わせやすい栄養バランスです。
タンパク質は体のあらゆる組織を作る・正常に機能させるために欠かせない栄養素ですが、筋肉の維持にも役立ちます。
また、どちらも脂質は控えめなので、体重管理もしやすいでしょう。
モグワンもネルソンズも一般的なドッグフードに比べて繊維質もそれなりに含まれているため、満腹感を持続しやすいというメリットも。
これらのことから、どちらも健康的な体型を目指したい犬や体型を維持したい犬、食欲旺盛な犬や肥満気味な犬にもおすすめです。
ただ、体重を増やしたい犬ではモグワンは低脂質すぎるため、ネルソンズのほうが向いていると言えます。
加えて、モグワンもネルソンズも灰分がやや高めなので、心臓や腎臓に問題を抱えている犬に長期継続して与える場合はかかりつけの獣医師に確認しましょう。
オメガ3・6脂肪酸の含有量の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
オメガ3脂肪酸 | 1% | 非公開 |
オメガ6脂肪酸 | 1.8% | 非公開 |
- オメガ3脂肪酸…体のさまざまな機能に重要な成分。脳、心臓、目、関節、皮膚、免疫、睡眠、心の健康維持などの働き
- オメガ6脂肪酸…体内のさまざまな機能を正常に保つために欠かせない成分。細胞膜の構成や免疫機能の維持などの働き
オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は、体内で合成することができない必須脂肪酸なので食事などから摂り入れる必要があります。
全年齢対応の主食として与えられるドッグフードには必ず配合されていますが、配合量の表示義務はなく公開されていないことも珍しくありません。
実際、ネルソンズは配合量が非公開となっており、どれくらい配合されているかがわかりません。
その点、モグワンは配合量が公開されているので好感が持てますね。
ネルソンズの配合量が不明なのでどちらが良いとは言えませんが、安定的な配合を期待するのであればモグワンが確実でしょう。
モグワンとネルソンズの対応犬種・年齢を比較!
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
対応犬種 | 全犬種 | 全犬種 |
対応年齢 | 全年齢 | 全年齢 |
- どちらも年齢や犬種にかかわらず与えられる。
- ただ、ネルソンズは内容量や粒サイズを見ると中型犬や大型犬向き。
モグワンもネルソンズも全犬種・全年齢対応のドッグフードです。
どちらも子犬・成犬・シニア犬まで与えることができ、体の大きさの違う犬や年齢の離れた犬の多頭飼いでもフードを分ける必要がありません。
さらに、ライフステージによる切り替えも必要ないので、切り替えによるお腹の不調やストレス、食いつきの心配をしなくて良いのは気が楽でしょう。
ただ、次章で詳しく解説しますがモグワンは小型犬や中型犬向き、ネルソンズは中型犬や大型犬向きの粒サイズや内容量になっています。
そのため、愛犬の口の大きさや粒サイズの好み、1ヶ月の消費量などをよく考えて選ぶ必要があるかもしれません。
また、全年齢対応のフードは愛犬の状態に合わせた適切な給餌量を与えないと、必要な栄養が不足したり過剰になるので給餌量を守りましょう。
モグワンとネルソンズのパッケージを比較!
- どちらも保管に便利なジッパーがついている。
- ジッパーを閉めやすいのはモグワン。
- モグワンは品質保持に配慮してパッケージの内側は遮光性・遮断性に優れたアルミ素材を使用している。
ドッグフードのパッケージは、頻繁に開け閉めするものだからこそ使い勝手も気になりますね。
ここでは、モグワンとネルソンズのパッケージを比較しました。
パッケージの違い
モグワンとネルソンズはパッケージも違います。モグワンの内側は遮光性や酸素遮断性に優れたアルミ素材です。
対してネルソンズは厚手のビニールのような素材。酸素の遮断性はありそうですが、アルミ素材と比べると遮光性は劣るかもしれません。
光はドッグフードの酸化を促進させる作用があるので、パッケージにアルミ素材が使用されているモグワンがやや優位でしょう。
なお、ドッグフードは開封した瞬間から酸化が始まるので、移し替えたりせずにパッケージのまま密閉容器などに入れて保管するといいでしょう。
ジッパーの違い
モグワンとネルソンズにはどちらも保管に便利なジッパーがついていますが、ジッパーの形も違います。
モグワンは太いマジックテープのようなジッパーで、少しくらい雑に合わせてもちゃんとくっついてくれます。
一方、ネルソンズは保存袋などでよく見るタイプのシングルジッパーで、通常のものよりしっかりしている感はありますが容量が多いからかやや閉めにくい。
このタイプのジッパーは空気を拭きながら端から丁寧に閉めていく必要があるほか、何度か開け閉めしているうちに閉まりにくくなることもありますね。
開けやすさの違いはそこまで気になりませんが、閉めやすさで言うとモグワンのほうが簡単かもしれません。
内容量と賞味期限の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
内容量 | 1.8kg | 5kg |
未開封時の賞味期限 | 製造日から18ヶ月 | 製造日から18ヶ月 |
開封後の賞味期限 | 1ヶ月以内を目安 | 1ヶ月以内を目安 |
モグワンとネルソンズの未開封時の賞味期限は、どちらも製造日から18ヶ月です。
ただ、購入する場所やタイミングによって短いこともあるため、届いたら最初に確認しておくことをおすすめします。
賞味期限は、パッケージの裏面下部に印字されています。どちらも少し分かりにくいですが、BBDの後に「日/月/年」の順で書かれていますよ!
また、開封したドッグフードは酸化が進んでいくため、開封後はどちらも1ヶ月以内に食べ切りましょう。
それで言うと、モグワンは体重3kgの成犬が1ヶ月程度、ネルソンズは体重10kgの成犬が1ヶ月程度で消費できる内容量です。
どちらもワンサイズしかなく、特に体が小さい愛犬が内容量の多いネルソンズを購入する場合は小分けの真空パックにするなど保存をしっかり行いましょう。
なお、ドライフードの冷蔵庫での保管は、出し入れの際に結露が生じてフードにカビが生えやすくなるのでおすすめしません。
モグワンとネルソンズのフード粒を比較!
- 噛み砕きやすい工夫がされているのはモグワン。
- 丸呑みしにくい形状なのはネルソンズ。
- モグワンはスパイシーな香り、ネルソンズは焼いたチキンの香り
- どちらも素材の旨みが感じられ犬の嗜好性が期待できる。
モグワンとネルソンズの粒の大きさや硬さ、実際に私が食べて味も比較してみました。
ドッグフードの粒は、食べやすさや好みに直結するので食いつきにも関係します。愛犬の好みはどちらか考えてみましょう。
粒の大きさや形状の違い
モグワンの粒サイズは、直径8~10mmほど、厚みが3~4mmほどのドーナツ型です。
ドーナツ型になっているのは噛み砕きやすさが考えられているためで、噛む力が弱い超小型犬でも食べやすいと言えます。
対してネルソンズは、直径10mmほど、厚みが4~5mmほどのゴロっとした三角形です。
ネルソンズはそこまで極端に大きな粒ではありませんが、三角形になっていることで丸呑みしにくく中型犬や大型犬もしっかり噛んで食べられるでしょう。
ただ、大きな粒が好きな小型犬以外の小型犬では、ゴロっとした粒で食べにくいかもしれません。
もちろん、どちらも小型犬から大型犬まで食べられる粒サイズですが、愛犬の好みや状態を考えて選んであげることをおすすめします。
また、食べにくそうにしていたり歯がないシニア犬などでは、ふやかしてあげるといいかもしれません。
ニオイや味、硬さの違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
フードのニオイ | スパイシーなジャーキーのよう | 焼いたチキンのよう |
ニオイの強さ | 強め | 強め |
味 | 肉や魚が凝縮されたよう。薄っすら酸味を感じる | 香ばしいチキンスナックのよう。甘みも感じる |
粒の硬さ | 硬すぎず柔らかすぎず | 硬すぎず柔らかすぎず |
原材料や成分値は似ている部分も多いですが、ニオイや味はかなり違いました。
モグワンはスパイシーなジャーキーのような香りがするのに対し、ネルソンズは味付けして焼いたチキンのような香りです。
どちらも嫌なニオイではなく、ニオイも強めなのでニオイで食欲が刺激される犬の興味を惹きやすいでしょう。
食べてみた味は、モグワンは肉や魚が凝縮されたような旨みと苦み、薄っすらとした酸味が感じられます。
対してネルソンズは、味のないチキンスナックのようですが、旨みと甘みを薄っすら感じました。
味の好みは犬によって異なりますが、食いつきの悩みがある愛犬にはモグワン、魚系の味が苦手な愛犬はネルソンズが好まれるかもしれません。
また、粒の硬さはどちらも全粒紛クッキーのようなザクザクとした食感で、硬すぎたり柔らかすぎるということはありませんでしたよ!
モグワンとネルソンズのコンセプトを比較!
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
コンセプト | 日本で暮らす犬のニーズに合わせて開発 | 一生食べ続けられるフードを目指して開発 |
開発者 | レティシアンとカナガンスタッフ | ケネルクラブ認定ブリーダーとイギリスで著名な動物栄養士 |
- モグワンは日本で暮らす犬に合わせやすく考えられている。
- ネルソンズは大型犬にも合わせやすく考えられている。
モグワンとネルソンズのコンセプトは大きく異なります。
もともとモグワンは、日本で暮らす犬のためにレティシアンとカナガンスタッフによって作られたドッグフードです。
対して、ネルソンズはイギリスのケネルクラブの認定ブリーダーが、より良いドッグフードを追求した結果作られました。
そんなネルソンズを、日本の中型犬や大型犬の飼い主さんに多い以下のような悩みに寄り添うためにレティシアンが輸入・販売しているのです。
- 中型犬や大型犬は食事量が多くドッグフード代がかかる
- 安いドッグフードは原材料の品質や配合バランスが不安
- 小型犬向けフードは粒が小さすぎる
イギリスは世界で最も犬種が多い国とされ小型犬も大型犬も人気ですが、登録数によるランキングを見ると中型犬や大型犬が多くランクイン(※4)しています。
そのため、ネルソンズは中型犬や大型犬のニーズにも応えられるように作られており、イギリス国内の販売数が累計100万袋という実績も。
日本ではコスパも品質も良い中型犬や大型犬向けのドッグフードが少ないということもあって、ネルソンズは日本の飼い主さんからも支持を得ています。
日本は小型犬が多いことからモグワンはどちらかというと小型犬寄りとなっていますが、中型犬や大型犬ではネルソンズのほうがより合わせやすいでしょう。
モグワンとネルソンズの安全性の高さを比較!
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
食材の品質レベル | ヒューマングレード | ヒューマングレード |
人工保存料 着色料・香料 |
不使用 | 不使用 |
製造工場 | FEDIAFの基準をクリアしたイギリスの工場 | FEDIAFの基準をクリアしたイギリスの工場 |
トレーサビリティ | 製造ロット番号で管理 | 製造ロット番号で管理 |
原産国 | イギリス | イギリス |
- モグワンもネルソンズも安全性は信頼できる
- どちらも愛犬に安心して当てられる品質
モグワンもネルソンズも原材料の選定や製造などに厳しい基準を定めているため、安全性において懸念することはありません。
以前のネルソンズは人工の酸化防止剤の使用や原材料などに関する情報が少なく不安点もありましたが、リニューアルによってそれらの不安点も解消しました。
また、製造しているのはペット先進国の1つであるイギリス。イギリスではドッグフードに人の食品と同じ法規制があり、日本よりもはるかに厳しい基準です。
さらに、どちらも原材料の生産者から流通まで追跡できるトレーサビリティが確保されているので、安全性は信頼できるでしょう。
モグワンとネルソンズのコスパを比較!
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
通常価格 | 5,456円 / 1.8kg | 9,196円 / 5kg |
定期初回 | 50%OFF 2,728円 |
1,500円OFF 7,546円 |
定期価格 | 1袋 4,910円 (10%OFF) 2袋以上 4,637円 (15%OFF) 5袋以上 4,364円 (20%OFF) |
1~2袋 7,816円 (15%OFF) 3袋以上 7,356円 (20%OFF) |
送料 | 880円 ※まとめて3袋以上購入で無料 |
880円 ※まとめて2袋以上購入で無料 |
1kgあたりの価格 | 2,424円 | 1,471円 |
1日あたりの価格 | 236円 / 104g | 142円 / 102g |
1ヶ月あたりの価格 | 7,535円 | 4,520円 |
※体重5kgの避妊・去勢済み成犬で算出
※一番安いプランで算出
- コスパが良いのはネルソンズ。
- どちらも定期コースに割引がある。
- ネルソンズも初回1500円オフだが、初回半額で購入できるモグワンのほうが試しやすい。
- どちらも定期コース解約に購入回数の縛りはなく気軽に申し込める。
モグワンとネルソンズの価格を比較すると、コスパが良いのはネルソンズです。
体重5kgの成犬では、1ヶ月に約3,000円の差があります。大型犬ならもっとこの差は広がるでしょう。
また、モグワンもネルソンズもしっかり試してほしいということから、お試しサイズなどの販売がありません。
そのため、お試ししたい場合でも標準サイズを購入する必要がありますが、通常購入よりも定期コースに申込んだほうがお得に購入できるでしょう。
定期コース内容の違い
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
初回特典 |
|
|
定期割引率 | 1袋 10%OFF 2~4袋 15%OFF 5袋以上 20%OFF |
1~2袋 15%OFF 3袋以上 20%OFF |
購入回数の縛り | なし | なし |
解約期限 | 次回お届け予定日の7日前まで | 次回お届け予定日の7日前まで |
解約方法 | マイページ 問い合わせフォーム、電話 |
マイページ 問い合わせフォーム、電話 |
モグワンもネルソンズも販売元は同じレティシアンです。定期コースは割引価格が適用されるだけでなく、購入袋数に応じて割引率がアップします。
どちらも解約に購入回数の縛りがなく、初回のみの購入で解約することも可能です。
解約はマイページや問い合わせフォームから簡単にできるため、お試ししたいだけでも定期コースに申込むことをおすすめします。
ちなみに、定期購入がどれだけお得かAmazonや楽天の価格もご覧いただきましょう。
比較項目 | モグワン | ネルソンズ |
---|---|---|
公式サイト 定期初回 |
2,728円 / 1.8kg 送料880円 |
7,546円 / 5kg 送料880円 |
Amazon | 6,336円 / 1.8kg 送料無料 |
10,076円 / 5kg 送料無料 |
楽天 | 6,336円 / 1.8kg 送料無料 |
10,076円 / 5kg 送料無料 |
どちらも初回でも送料がかかりますが、それでもAmazonや楽天と比べるとネルソンズで1,650円、モグワンでは2,728円もの差があります。
これだけ大きな差があるため、お試しであっても定期購入したほうがお得なことがよく分かるのではないでしょうか。
ただ、モグワンの初回半額やネルソンズの初回1,500円オフは特定のサイトを経由した公式ページでなければ利用することができません。
当サイト経由ならモグワンが半額、ネルソンズも1,500円オフで購入できるので、ぜひ利用してくださいね。
どちらも普通に検索して公式ページに入っても、1袋なら10%オフの価格でしか購入できないので注意です!
【愛犬はどっち?】モグワンとネルソンズそれぞれおすすめなのはこんな犬や飼い主!
モグワンとネルソンズをあらゆる角度から比較したうえで、それぞれにおすすめの愛犬と飼い主さんは以下の通りです。
- お腹の健康に配慮したフードを探している人
- 体の大きさの違う愛犬を多頭飼いしている人
- 肉も魚も好きな愛犬
- 小粒が好きな愛犬
- 体重管理したい愛犬
- 小型犬
- 品質が高くコスパの良いフードを探している人
- 多頭飼いの人
- チキン好きな愛犬
- 大粒が好きな愛犬
- 活発な愛犬
- 中型犬や大型犬
モグワンもネルソンズも、品質にこだわり美味しさや健康に配慮して作られているドッグフードです。
栄養バランスや原材量の配合バランスはそこまで大きな違いがないため、どちらを選んでも合わせやすいでしょう。
ただ、粒の大きさや容量、コスパなどを考えると小型犬におすすめなのはモグワン、中型犬や大型犬におすすめなのはネルソンズです。
もちろん、小粒が好きな中型犬や大型犬ならモグワンを選んでも問題はありませんよ!
モグワンとネルソンズは体の大きさで選ぶのがおすすめ!
今回は、モグワンとネルソンズを9つの項目で比較してきました。
モグワンとネルソンズは、どちらも愛犬に安心して与えられる良質なドッグフードです。
当サイトでは総合的に見てモグワンのほうが高い評価となっていますが、残念ながらすべての犬に合うドッグフードというものは存在しません。
そのため、どちらが良いかは愛犬の好みや状態、体質に合う・合わないなどで考えるのが一番です。
ただ、モグワンとネルソンズは粒サイズや容量などが異なるので、最初は愛犬の体の大きさや1ヶ月の使用量で判断するのが良いでしょう。
今回の比較で分かった違いなども考慮に入れて、検討してみてくださいね。
モグワンとネルソンズを実際に食べてもらった様子は、それぞれ詳しくレビューしているのでこちらも合わせて参考にしてください!
※1NIH「Differences in taurine synthesis rate among dogs relate to differences in their maintenance energy requirement」
※2ペット栄養学会誌「栄養学的側面からみた犬アトピー性皮膚炎の病態と診断と治療」
※3ペット栄養学会誌「市販ドッグフードの脂質に対するα-トコフェロールの抗酸化効果」
※4statista「Leading 20 dog breeds in the United Kingdom (UK) in 2022, based on number of registrations」