カナダ産の「Nutrience(ニュートリエンス)」は、30年以上も愛され続けるペットフードブランドです。犬用と猫用のフードが用意されています。
「高品質の材料から高品質のフードを作り、悪いものは一切加えない」と謳うニュートリエンスですが、どんな商品なのか「サブゼロ カナディアンパシフィック」を購入してみました。
ここでは、ニュートリエンスの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.5 |
栄養バランス | 4.5 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 4.4 |
コスト | 2.9 |
内容量 | 2.27kg、5kg、10kg |
価格(通常) |
6,600円(2.27kg) 13,000円(5kg) 24,500円(10kg) ※「サブゼロ カナディアンパシフィック」の公式サイト参考価格 |
価格(定期) | ー |
価格/日 | 230円 |
価格/kg | 2,450円 |
カロリー/100g | 375kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | サーモン、ニシン、ヘイク |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | カナダ |
当サイトは、ニュートリエンスをBランクと評価しました。
カナダと米国の生産者から基準を満たした高品質な原材料を使用する、高栄養価で良好なフードです。安全とは言い難い添加物や曖昧な表記の原材料は見られませんでした。
また、低GI値の炭水化物を使い、糖尿病・肥満に配慮されています。ちなみに、高GI値のコーンは不使用です。
特筆すべきは、SQFのレベル3認証を受けた工場で製造している点。全工程を第三者による厳格な監査までも行われています。ここまで徹底されているのは安心です。
高い水準で、満遍なく安心できる要素を押さえている。そんな印象を持ちました。
目次
実際にNutrience(ニュートリエンス)ドッグフードを購入してみました!
最初に、私が実際に購入したニュートリエンスを見ていきましょう。今回は「サブゼロ カナディアンパシフィック」2.27kgです。
上記画像は裏面です。日本語のシールが貼ってあり、栄養値や給餌量などが記載されています。
袋を開封したところ、しっかりしたジッパーがついていました。袋はアルミのようで、遮光性にも期待が持てます。
中を覗いたのがこちら。魚っぽい香りがほんのり漂いました。サーモンが第一主原料ですが、舌平目や鱈といった白身魚も使われているためか香りは穏やかです。
魚が使われていると香りが強いドッグフードもありますが、こちらはそこまでといった印象でした。
今回選んだ「サブゼロ」シリーズはフリーズドライ粒も加えられています。茶色い方がドライフード粒、黄色い方がフリーズドライ粒です。
数粒手に出したところ、若干の油っぽさはあるものの違和感を持つほどではありません。ちょうど良い油分といった感じがします。
粒のサイズはどのくらいか見るべく、比較として1円玉硬貨・私がいつも愛犬に用意している「モグワン」・ニュートリエンスを並べてみました。
ニュートリエンスのドライフード粒はコイン型、フリーズドライ粒は三角柱が多いですが形はバラバラです。コイン型は直径約15〜18×厚さ5〜8mm、三角柱は一辺約10mmほど。
小粒サイズのモグワンと比べるとかなり大きく見えます。中〜大粒くらいですね。
ニュートリエンスには小型犬用の小粒タイプもあるので、口の小さな犬種はそちらを選んだ方がスムーズでしょう。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ニュートリエンスの原材料と安全性についてです。ここでは、私が購入してみた「サブゼロ カナディアンパシフィック」を一例としてピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
ニュートリエンスには、特に危険な原料はありませんでした。
粗タンパク質 | 38%以上 | ビタミンE | 130IU/kg以上 |
粗脂肪 | 18%以上 | コンドロイチン | 400mg/kg以上 |
粗繊維 | 3.5%以下 | グルコサミン | 800mg/kg以上 |
水分 | 10%以下 | オメガ6脂肪酸 | 4.5%以上 |
カルシウム | 1.1%以上 | オメガ3脂肪酸 | 2.5%以上 |
リン | 0.9%以上 | 乳酸菌 | 225M CFU/lb以上 |
ビタミンA | 20,000IU/kg以上 | 代謝エネルギー | 375kcal/100g |
ビタミンD3 | 1,300IU/kg以上 |
ニュートリエンスの原材料と安全性には、これといって指摘したくなるような部分が見られませんでした。信頼できる良好なドッグフードだと判断できます。
全体的に栄養価が高めなのも特徴で、とくに私が購入した「サブゼロ」シリーズは、粗タンパク質がどれも38%以上です。一番低いシリーズの種類でも26%以上となっています。
それと、工場の安全性も申し分ありませんでした。詳しい説明の前に、ニュートリエンスが行なっている取り組みを下記にまとめます。
- 食材は、カナダおよび米国の生産者から調達。
- 基準を満たした高品質な食材のみを使用。
- 低GI値の炭水化物を使用(高GI値のコーンは使わない)。
- BHA・BHTなどの人工酸化防止剤は不使用。
- フィッシュ/フィッシュミールにエトキシキンは使っていない。
- 食品品質安全プログラム(SQF)レベル3認証を持つ工場にて製造。
- 全ての工程において、第三者による厳格な監査を実施。
上記のような取り組みから作られているのがニュートリエンスです。食材には基準を設けており、安全とは言い難い添加物も使われていません。
食材をカナダや米国から調達しているのは、新鮮さを損なわないためです。基準を満たした高品質な食材だけを使って製造されています。
低GIの炭水化物に絞っているのも好印象です。高GIのコーンは不使用とのことですが、コーンはアレルゲンになりやすいとされる代表格。そのコーンを避けられるのは一石二鳥です。
さらに、ニュートリエンスは工場も重視しています。食品品質安全プログラム(SQF)レベル3認証を持つ工場にて製造しているのです。
その工場では、全工程を第三者による監査を実施しています。工場の管理をここまで徹底しているのは素晴らしいです。
ほかに良いなと思ったポイントとしては、公式サイトの「よくある質問」のページでした。
使用食材について詳しく説明されていて、例えば塩については「味付けのためではなく、生理活動に必要な量を加えている」とあります。
ミールは「家畜から毛、羽、蹄、角、皮膚、胃・内臓の内容物などを取り除き、高温の蒸気で加熱して脂肪分を分離したうえで粉末に加工」と書いてあり、変なものではありません。
公式サイトにある「高品質の材料から高品質のフードを作り、悪いものは一切加えない」との言葉に沿ったものづくりだなと思いました。愛犬へのメリットが詰め込まれています。
あえて挙げるとするなら、食材の具体的なグレードや調理の方法が明確ならば、もっと安心感が増したのは間違いありません。
あと、ニュートリエンスは複数の動物性タンパク源を使う傾向にあります。これには理由があって、様々な種類のアミノ酸を摂取するためなのだそう。
でも、もし愛犬に食物アレルギーの症状が出ているようなら「どれがアレルゲンなのか特定しにくくなる」という面も持ち合わせます。
タンパク源以外の食材数も多いため、この点は留意しておくと良いでしょう。
- 1日の運動量が多い犬。
- 高栄養価な食事を必要とする犬。
- 複数のタンパク源を同時に食べても問題ない犬。
- 野菜・果物・ハーブ類にアレルギーを持たない犬。
- ドッグフードにお金をかけられる人。
- 愛犬に変な原料を与えたくない人。
- 安全とは言い難い添加物を避けたい人。
- 工場の管理を重視したドッグフードを選びたい人。
ニュートリエンスを調査してみて、安心して愛犬に与えられるよう考えられている商品だなと感じました。取り立てて引っかかる部分はありません。
高栄養価なのは良い反面、肥満へつながる可能性もあります。給餌量には気をつけましょう。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
愛犬にニュートリエンスを購入してみた飼い主さんはどう感じたのか?口コミをご紹介します。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの良い口コミ
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの悪い口コミ
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの口コミ・評判まとめ
ニュートリエンスの口コミを見て回ったところ、全体的に良い評判が目立っているドッグフードだなと感じました。日本からの口コミより、海外からの口コミが多かったのも特徴です。
良い口コミには「食いつきが良い」「毛並みを褒められるようになった」との声が挙がっており、偏食気味でもニュートリエンスなら食べたという声もありました。
ただ、良くも悪くも粒サイズに関する声はありましたね。海外フードにありがちですが、粒が大きめで小型犬には食べにくいといったものです。
日本で発売しているニュートリエンスには、小型犬向けの種類もあります。購入前に、粒サイズが問題ないかも確認するのが良いでしょう。
悪い口コミには、上で述べた「粒が大きい」と「食べなかった」というものがありました。食べなかった理由には、粒サイズが関係している可能性も否定できません。
良い口コミに「粒サイズが大きかったためふやかして与えている」といった声もあったので、食べない場合には工夫してみるのも方法です。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 |
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ー |
送料 | 660円 8,000円以上は無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗によって異なる |
どこでニュートリエンスを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの価格はどこも同じ!
ニュートリエンスの価格を調査したところ、どこも同じだということがわかりました。楽天での販売はありません。
ただ、Amazonには10kgの取り扱いがなかったので、たくさん必要な場合は公式サイトを検討しても良いでしょう。送料やポイントなどを含めて見て回ることをおすすめします。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの種類と特徴について!
日本で発売されている犬用のニュートリエンスは3つのシリーズに分かれていて、合計8つの種類があります。シリーズは「サブゼロ」「インフュージョン」「グレインフリー」の3つです。
ここでは、シリーズ別に分け、どんな種類があるのか特徴をまとめてみました。
Nutrience(ニュートリエンス) サブゼロ
商品名 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
カナディアン パシフィック (フィッシュ) |
38%以上 | 18%以上 | 375 kcal |
フレーザー バレー (チキン・ ターキー) |
38%以上 | 18%以上 | 370 kcal |
ノーザン レイク (ダック・ トラウト・ ラム) |
38%以上 | 18%以上 | 376.5 kcal |
サブゼロシリーズは、ドライフードにフリーズドライを加えたドッグフードです。3つのシリーズの中では、最もタンパク質量が高いのが特徴。
フリーズドライ粒が入っているため、食いつきがあまり良くない犬でも食べやすいよう配慮されています。
「フレーザーバレー」「ノーザンレイク」は、鳥インフルエンザの影響で取り扱い休止中で、実質「カナディアンパシフィック」のみです。収束すれば再開するかもしれません。
Nutrience(ニュートリエンス) インフュージョン
商品名 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
ヘルシー アダルト ビーフ |
26%以上 | 16%以上 | 379 kcal |
ヘルシー アダルト チキン |
26%以上 | 16%以上 | 384 kcal |
ヘルシー アダルト チキン 小型犬種用 |
28%以上 | 18%以上 | 388 kcal |
ヘルシー パピー チキン |
28%以上 | 18%以上 | 394 kcal |
インフュージョンシリーズは、新鮮なお肉と低血糖の全粒穀物・野菜・果物を使ったドッグフードです。3つのシリーズの中では、一番控えめな栄養価となります。
種類別にフリーズドライのビーフレバーやチキンレバーなどが配合されており、愛犬の食欲をそそるよう設計されているのが特徴です。
ちなみに「ヘルシー パピー チキン」は普通粒サイズなのだそう。パピーでも小粒ではないので、検討時はご注意くださいね。
Nutrience(ニュートリエンス) グレインフリー
商品名 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
ターキー、 チキン& ヘリング 小型犬用 |
34%以上 | 16%以上 | 378 kcal |
ターキー、 チキン& ヘリング 中・大型犬用 |
34%以上 | 16%以上 | 378 kcal |
グレインフリーシリーズは、文字どおり穀物不使用のドッグフード。2種類は原材料や栄養価は共通しており、粒サイズが違うのみです。
祖先の食生活を再現したとのことで、穀物の代わりに低グリセミックのレンズ豆・サツマイモを使っています。タンパク質量はサブゼロの次に高いのが特徴です。
ターキー・チキン・ヘリング(ニシン)などを中心に、様々な食材が使われています。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードのQ&A
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードには、お試しサンプルはある?
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードは子犬に与えられる?
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードまとめ
- 新鮮な食材にこだわるため、地元であるカナダと米国の生産者から調達。
- 食材には基準が設けられていて安心。
- 低GI値の炭水化物を使い、糖尿病・肥満に配慮。
- BHA・BHTなどの人工酸化防止剤不使用で、犬の体に優しい。
- SQF レベル3認証を持つ工場で製造し、管理を徹底。
- 全工程で、第三者による厳格な監査を実施し品質維持。
- 栄養価が高めなため、少食な犬・運動好きな犬にも合わせやすい。
- 食材の具体的なグレード・調理の方法が明確だともっと良かった。
- 使用食材が多いため、食物アレルギーが心配な場合は原材料をよく確認する必要がある。
ニュートリエンスは信頼度が高く、良好なドッグフードだなと判断しました。何かに偏らず、全体的に高い水準で作られています。
食材はカナダと米国の生産者から調達し、基準を満たしたものを使用。低GI値の炭水化物に絞っており、高GI値のコーンは不使用です。
BHA・BHTなどの人工酸化防止剤不使用なのも良い点です。天然の酸化防止剤を使い、犬の体への負担が考慮されています。
それと、食品品質安全プログラム(SQF)レベル3認証を持つ工場で製造しているのもポイントです。管理を徹底し、万一に備えられています。
また、ニュートリエンスは栄養価が高めの傾向です。シリーズによっても変わりますが、少食な犬・運動好きな犬に合わせやすいでしょう。
それと、使用食材は多めな部類です。食物アレルギーが心配な場合は、原材料欄をよく確認するのが安心です。
Nutrience(ニュートリエンス)ドッグフードの基本情報
内容量 | 2.27kg、5kg、10kg |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 |
6,600円(2.27kg) 13,000円(5kg) 24,500円(10kg) ※「サブゼロ カナディアンパシフィック」の公式サイト参考価格 |
輸入者 | トライカラーパートナーズ株式会社 |
公式サイト | https://nutrience.jp |