マードック大学のコスタ博士によって開発されたドッグフード「ナナ」。
食物アレルギーに配慮しながら、日本の風土と環境に合わせて作られたオーストラリア産のドッグフードです。
ここでは、ナナの原材料や安全性の評価、口コミ評判を調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.2 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 4.7 |
安全性 | 3.2 |
コスト | 4.9 |
内容量 | 1kg、3kg、9kg ※レギュラーの場合 |
価格 | 1,919円(1kg) 3,846円(3kg) 10,235円(9kg) ※公式サイト会員割引参考価格 |
価格/日 | 125円 |
価格/kg | 1,137円 |
カロリー/100g | 320kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 米、ラム、家禽ミール(チキン・ターキー等)、コーングルテンミール、動物性油脂 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | オーストラリア |
当サイトは、ナナをCランクと評価しました。
ナナは「食物アレルギーに配慮」と謳われていますが、実は複数のタンパク源が使われています。
また、動物性油脂や家禽ミールも含まれていて「等」という曖昧な表記もあります。これで「食物アレルギーに配慮」と表現していいのかな?とちょっと疑問に感じました。
せっかく、HACCPの認証を受けたオーストラリアの工場で作られているのですから、原材料の表記やラインナップをもう少し徹底されていると嬉しいですね。
油脂類も何を使って酸化防止されているのか説明があると、より安心して使えるなと思いました。
目次
実際にナナドッグフードを購入してみました!
実際に購入したナナを見ていきましょう。今回は「レギュラー(小粒)」のお試し100gを選びました。
裏面には、給餌量や賞味期限が記載されています。
さっそく開けてみたところ、ナナのお試し100gにはジッパーがついていました!少ない量でも、保管に配慮されているのは良いところですね。
袋の中はこんな感じ。チキン系のスナック菓子に近い香りがします。
いくつかの粒を手にとってみました。触った感触としては、ギトギトとまではいかないものの、油っぽさが少しあります。
粒のサイズを比較するため、1円玉と私がいつも愛犬に用意しているモグワン、ナナを並べてみました。
ナナは薄めのコイン型で、サイズはバラバラな印象。定規で測ると直径約7〜10mmほどでしょうか。モグワンに比べて、ナナの方が小さく見えます。
私が選んだナナは小粒タイプですが、大粒タイプもあります。愛犬の好みや口のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。
ナナドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ナナの原材料と安全性についてです。ここでは「レギュラー」を評価してみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 24%以上 | 灰分 | 7.5%以下 |
脂質 | 10%以上 | 水分 | 8%以下 |
粗繊維 | 3%以下 | 代謝エネルギー | 320kcal/100g |
まずナナの原材料についてですが、同メーカーのモッピーに含まれている小麦がナナには入っていません。小麦グルテンが体質に合わない犬には、ナナの方が向いていますね。
その代わりナナの第1主原料には米を使っているのですが、こちらはちゃんと消化しやすいようゼラチン化しているとのことなのでお腹の負担にもなりにくいでしょう。
そんなナナは、どうやら食物アレルギーに配慮したドッグフードのようです。
「アレルゲンとなりにくいラム&ライスを原材料に使用」と説明されていますが、よくよく見るとタンパク源にはラム以外に家禽ミールと謎の肉(等)も使われています。
ちなみに、曖昧な表示の「家禽ミール(チキン・ターキー等)」と「動物性油脂」には何が使われているのか、販売会社に問い合わせました。
家禽は「チキン」を主に使用しているが稀に「ターキー」の場合もあり、動物性油脂は「チキン・ウシ・ヒツジ」が使われているそうです。
今回問い合わせたから判明しましたが「等」や「動物性油脂」などの曖昧な表示がある時点で「食物アレルギーに配慮」とは言い難いドッグフードではないか?と私は感じています。
愛犬がもともと食物アレルギーを抱えている場合は、相性の良くない原材料をチェックする飼い主さんが多いと思いますが、こういった曖昧表示にも注意しておくとよいでしょう。
あと、ちょっと気になったのが、ナナもモッピーも使われている油脂の数がやたら多いこと。
私は、そこまで強くは感じませんでしたが「油っぽい」「酸化している匂いがある」などの口コミも見受けられました。
なので、ライトな仕上がりのフードを求める飼い主さんにはあまり向かない商品かもしれません。
ただ、ナナはHACCPの認証を受けたオーストラリアの工場で製造し、品質・衛生管理をかなり徹底しているようです。
また、お腹に優しいオリゴ糖の配合や、天然由来の酸化防止剤の使用といった点にも、犬の健康に配慮している姿勢が見てとれます。
- 複数のタンパク源を同時に食べても大丈夫な犬。
- 口臭の気になる犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- うんちの匂いが気になる犬。
- ドッグフードの価格を抑えたい人。
- 天然由来の酸化防止剤を使ったドッグフードを探している人。
- 原材料の質やラインナップなどそこまで気にしない人。
決して変なドッグフードではないので、原材料の表記と商品の表現の仕方をもう少し変えていただけたら、より安心して使いやすいフードになるのになと私は思いました。
ナナドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ナナを愛犬に与えている飼い主さんの口コミや評判を以下に集めました。
ナナドッグフードの良い口コミ
ナナドッグフードの悪い口コミ
ナナドッグフードの口コミ・評判まとめ
ナナは全体的に評判の良いドッグフードです。実際に使った飼い主さんからは高い評価がついています。
とくに多かったのが「口臭が減ったような気がする」「便臭が和らいだ」といった声です。これは恐らく、ナナに含まれているユッカ(ハーブ)のおかげでしょう。
マイナス評価に関しては統一感がなく「便が柔らかくなった」「食べない」「油っぽい」など様々です。
ナナは6種類もの油脂が含まれているので、通常のドッグフードよりも油っこさがあるのかもしれません。また、これだけ多くの油脂を使う理由は書かれていません。
ちなみに、あくまで私個人の意見ですが、Amazonにあるナナの口コミはあまり信用しない方がいいかもしれません。
一般の飼い主さんが書いている口コミもあるのですが、内容や段落の分け方が似ているものもあり、一部はやらせの可能性があると思われます。
挙げ句の果てに、ナナはオーガニックではないのに「オーガニックだから安心!」などといった根拠のない口コミもありました。
実は、このような口コミはナナだけではなく、Amazonではたまに見かけるものです。よくAmazonの口コミを参考にされているなら、惑わされないよう気をつけてください。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | |||
送料 | 700円 ※7,150円以上は無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでナナを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ナナドッグフードの価格は公式サイトが安い!
調査した結果、ナナの価格がもっとも安いのは公式サイトであることがわかりました。オンラインショップの会員になると、どこよりも安い「割引価格」で購入することができます。
さらに、オンラインショップを初めて利用する人は初回のみ送料無料になるので、小さいサイズのナナを買うならオンラインショップがお得です。
ナナドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ナナ |
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主原料 | 米 ラム 家禽ミール (チキン・ ターキー等) |
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穀物 | 米 コーングルテンミール エン麦ふすま |
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タンパク質 | 24%以上 | |
脂質 | 10%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
320kcal | |
内容量 | 1kg 3kg 9kg |
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価格 | ||
当サイト評価 | Cランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとナナには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
モグワンとナナは、特徴や原材料のラインナップがだいぶ異なります。
どちらが良いかは愛犬の体質・健康状態・生理状態によって変わるので、私の方で「○○の方がおすすめ!」といった表現は避けておきます。
使い分けをザックリと述べるならば、愛犬にしっかりお肉や魚を食べさせてあげたいならモグワンを、とくにガッツリ食べさせなくてもいいかなと考えるのであればナナが良いでしょう。
あと、モグワンは「人間用の食品工場で加工されたヒューマングレードの原材料を使用」と開示されています。それに対し、ナナは原材料のグレードに関する具体的な情報がありません。
原材料の質にもこだわるのであれば、モグワンのように原材料のグレードが明確なドッグフードを選ばれた方が安心感がありますね。
ただ、先ほどもお伝えしたように、モグワンもナナもそれぞれ特徴が大きく異なります。違いをよく比較したうえで、愛犬に合ったフードを選んであげるようにしましょう。
ドッグフード「モッピー」と「ナナ」の違いって何?
モッピー&ナナは、1998年1月から発売されているオーストラリア産のドッグフードです。
「モッピー」と「ナナ」に分かれているモッピー&ナナですが、果たしてこの2つ違いは何なのか?どちらも「レギュラー」を比較し、わかる範囲で違いをまとめてみました。
モッピー | ナナ | |
---|---|---|
特徴 | 被毛・皮膚の 健康維持 |
食物アレルギーに 配慮 |
主原料 | 小麦 ラム 米 |
米 ラム 家禽ミール (チキン・ ターキー等) |
穀物 | 小麦 米 コーングルテンミール |
米 コーングルテンミール エン麦ふすま |
油脂 | 動物性油脂 菜種油 ひまわり油 魚油 亜麻仁油 大豆油 |
動物性油脂 菜種油 ひまわり油 魚油 亜麻仁油 大豆油 |
タンパク質 | 20%以上 | 24%以上 |
脂質 | 12%以上 | 10%以上 |
代謝エネルギー (100gあたり) |
320kcal | 320kcal |
モッピーは第1主原料に小麦が使われているため、小麦グルテンにアレルギーのある犬はまず合わせられません。ナナは代わりに米がラムより多く使われていますよ。
たとえ食物アレルギーがなくても、継続して食べることで小麦が体質に合わなくなる場合もあります。心配な場合は、ナナとローテーションしながら使ってみるといいでしょう。
また、どちらもお肉の種類は同じです。異なるお肉を食べさせてあげたい場合は、他のドッグフードを取り入れることをおすすめします。
ちなみに、モッピーに含まれていなくてナナだけに含まれているのが「オリゴ糖」です。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになるので、ナナはモッピーよりも腸内菌のバランスを整える働きが期待できるかもしれません。
ナナドッグフードのQ&A
ナナドッグフードにお試しサンプルはある?
以前行われていた、本体無料の送料500円で購入できるサンプルは休止されました。
また、Amazonや楽天では100g〜購入することもできます。少ない量でお試ししたい場合は通販が便利です。
ナナドッグフード正規品の販売店や取扱店はどこ?
ナナドッグフードまとめ
- 米をつぶしゼラチン状にして消化時の負担を考慮。
- 犬の健康を考え、酸化防止剤は天然由来のものを使用。
- HACCPの認証を受けたオーストラリアの工場で製造し衛生・品質を管理。
- 小粒と大粒があり、犬の口のサイズや好みに合わせて選びやすい。
- サンプルが販売されていて実物を試せる。
- 使用している油脂の数は多めで、やや重めの仕上がり。
- 「食物アレルギーに配慮」とあるが、複数のタンパク源を使用しており気になる。
- 曖昧な表記の原料があるのは残念。
- アレルゲンとなりやすい原材料があるため、食物アレルギーを持つ犬は注意が必要。
ナナがこだわっている、消化の負担を考慮している点、衛生・品質管理を徹底している点については好感度が高いドッグフードだなと感じました。
また、酸化防止剤が天然由来なのも良いところです。ナナシリーズの「ハイエナジー」以外は小粒と大粒があり、犬の口のサイズや好みに合わせて選べます。
でも、公式サイトで「食物アレルギーに配慮」とあるのに複数のタンパク源が使われていること、さらに曖昧な表記の原料があることは残念です。
「家禽ミール」と「動物性油脂」は、販売会社に問い合わせてやっと内容がわかりました。曖昧な表記がありながら食物アレルギーに配慮しているとは言い難いのでは?と感じましたね。
もう少し原材料の表記や商品の表現の仕方が変われば、ナナに対する見方も違ってくるのになと思います。
ナナドッグフードの基本情報
内容量 | 1kg、3kg、9kg ※レギュラーの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,919円(1kg) 3,846円(3kg) 10,235円(9kg) ※公式サイト会員割引参考価格 |
販売会社 | 株式会社 黒龍堂 |
公式サイト | http://moppy-nana.jp/ |