日本の犬猫に合わせて開発された動物病院専用プレミアムフード「ドクターズダイエット」。
以前は日本農産工業株式会社(ノーサン)が展開していた商品ですが、2020年にペットライン株式会社に事業譲渡されて受け継がれているようです。
リニューアル前は療法食として獣医師へ相談してから購入する「動物病院専用のドッグフード」でしたが、今ではネットでも気軽に買えるようになりました。
ここでは、ドクターズダイエットの口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Cランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.0 |
栄養バランス | 4.3 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.6 |
コスト | 4.7 |
内容量 | 1.8kg、3.8kg ※体重管理の場合 |
価格 | 2,860円(1.8kg) 5,280円(3.8kg) ※公式サイト参考価格 |
価格/日 | 151円 |
価格/kg | 1,389円 |
カロリー/100g | 323kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | とうもろこし、脱脂大豆、ミートミール、セルロース、チキンミール |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ドクターズダイエットをCランクと評価しました。合成保存料・着色料不使用で、品質・衛生管理を徹底している点はとても良いなと思います。
ただ、動物病院専用のフードということで細かい情報の開示を控えているのか、ドクターズダイエットの中身に関する具体的な情報は少ない印象でした。
見る限り決して悪い中身ではないと思いますが、原材料の仕入れ先やグレードについての情報が不足しているため、当サイトではCランクと評価しています。
なるべく有害な添加物を避けたフードを探している場合は、ドクターズダイエットを検討してみるのもいいかもしれません。
目次
実際にドクターズダイエットドッグフードを購入してみました!
ドクターズダイエットの中身を見ていきましょう。今回は「体重管理」の1.8kgです。
製造会社が日本農産工業株式会社(NOSAN)だった頃にも買ったことがありますが、ペットライン株式会社に変わってから改めて購入しました。
必ず獣医師へ相談のうえで購入する動物病院専用とありますが、Amazonや楽天などの通販サイトだと普通に買えてしまうようです。
↑パッケージの裏はこんな感じ。次に、袋を開封してみましょう。
前はジッパーがついていましたが、現行の商品にはありませんでした。
ジッパーはないものの、使い勝手は考えられていて小分けです。1.8kgは300g×6袋で、3.8kgは小分けではありません。この点はご注意くださいね。
小分け袋の中を見ると、穀物とチキンの香りがふわっと広がりました。香りの強さは穏やかな感じで、ツンとするようなドッグフード独特のニオイはしません。
粒を手に取ってみると、ふわりと軽めで油っぽさはないです。
粒の大きさを確かめるため、1円玉と私が普段愛犬に与えているモグワン、ドクターズダイエットを並べてみました。
ドクターズダイエットはドーム型で、直径約10×厚さ約7mmといったところ。モグワンの方が薄いですが、大きさの印象はあまり変わりません。
ドクターズダイエットの粒はわりと小粒なので、口の小さな犬や小型犬でも問題なく食べれそうです。それでは次に、ドクターズダイエットの原材料と安全性について見ていきましょう。
ドクターズダイエットドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ドクターズダイエットの原材料と安全性についてです。ここでは「体重管理」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 26.0%以上 | 灰分 | 8.5%以下 |
脂質 | 7.5%以上 | EPA+DHA | 0.26%(標準値) |
粗繊維 | 9.0%以下 | 代謝エネルギー | 323kcal/100g |
ドクターズダイエットは、原料の検査や工場の安全性にこだわっているのが良い部分です。原料の受け入れ時点で、五感検査や栄養成分検査を行い、問題ないもののみを使用しています。
生産の途中で何度も栄養成分検査や安全性検査などを実施しているともあり、万が一のことがないよう細心の注意を払っているのが伝わりました。
また、生産拠点である岐阜県の多治見工場は、食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000の認証を取得しているのも特徴です。
内容としては、これといって有害な化学合成物質が使われていない点は好感を持てます。製造工程の段階ではどうかわからないものの、見る限りは過剰に心配しなくても大丈夫でしょう。
ですが、原材料の仕入れ先や産地、グレードなど具体的な情報はほしいですね。動物性油脂という曖昧な表記の原料についても、どんな動物の油脂なのか知りたいところです。
ミートミールに関しては、ドクターズダイエット特設サイト「よくあるご質問」のページに「牛肉と豚肉から脂を取り除き乾燥させたパウダー状の原材料」と記載がありました。
この説明があるのはとても良いものの、そのぶん動物性油脂の説明がないことが浮き彫りになっているなと思います。
それと、穀類や卵などのアレルゲンとなりやすい食材が多めだなとも感じました。食物アレルギーを抱えている犬は、原材料欄を最後まで確認するのが安心です。
ただ、これは私も実際にフードの中身を触ったからわかることなのですが、ドクターズダイエットにはドライフードにありがちな油脂によるベトベト感はありません。
他社のフードで独特のオイリー感が気になっている場合は、主治医に相談したうえで、ドクターズダイエットを検討してみるのもいいでしょう。
- 穀類や卵を問題なく食べられる犬。
- 療法食を利用するまでに至らない犬。
- 低脂肪・低カロリーのドッグフードが必要な犬(体重管理)。
- 病気予防を重視したい人。
- 毛質・毛並みの美容ケアを意識したい人。
- 有害な化学合成物質をなるべく避けたい人。
- 栄養学的に優れたドッグフードを探している人。
- 健康状態に合ったフードを獣医師に相談したうえで選びたい人。
原材料の産地まではわかりませんが、国内で製造してることは間違いないようです。国産にこだわりたい場合も、ドクターズダイエットを候補に入れてみるといいかもしれませんね。
ドクターズダイエットドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ドクターズダイエットを愛犬に与えている飼い主さんの口コミをご紹介します。
ドクターズダイエットドッグフードの良い口コミ
ドクターズダイエットドッグフードの悪い口コミ
ドクターズダイエットドッグフードの口コミ・評判まとめ
ドクターズダイエットの口コミを調査したところ、とても評判の良いドッグフードだなと思いました。悪い評価はほとんどなかったように思います。
とくに多く見受けられた声は「粒が軽くて食べやすそう」「油っぽくない」「体や便の調子がいい」といった声。
たしかにドクターズダイエットの粒はサクッと軽そうで、独特の油っぽさもありません。
どんだけ油脂を吹きかけたの?と思わず突っ込みたくなるようなフードを避けたい場合は、ドクターズダイエットを視野に入れてみるのもいいでしょう。
ちなみに悪い口コミに関しては「食いつきが悪い」等の声がチラホラあったくらいです。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | |||
送料 | 7,500円以上は無料 | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでドクターズダイエットを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
公式サイトはペットライン株式会社「どうぶつ病院宅配便」の価格です。どうぶつ病院宅配便を利用するには、提携している動物病院で動物病院コードを発行してもらう必要があります。
一般的な通販サイトとは違うので、ご注意くださいね。
ドクターズダイエットドッグフードの価格がもっとも安いのは公式サイト!
調査した結果、ドクターズダイエットの価格がもっとも安いのは公式サイトであることがわかりました。
ただし、上記でも触れたとおり、ペットライン株式会社「どうぶつ病院宅配便」を利用するには、提携している動物病院のコードが必要となります。
ドクターズダイエットは総合栄養食ですが、事前に獣医師へ相談した上で使用するフードです。必ず定期的に専門家のアドバイスを受けた上で与えるようにしましょう。
ドクターズダイエットドッグフードの種類と特徴について
犬用のドクターズダイエットには、全部で6種類のドッグフードがあります。それぞれの特徴をざっくりと簡単にまとめてみました。
商品名 | 特徴 |
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犬用パピー | 子犬の成長期に合わせて高栄養価になっている。 (タンパク質29.6%・脂質13.9%・カロリー372kcal/100g) |
犬用シニア | リンとナトリウムを調整し、タンパク質はやや低めになっている。 (タンパク質24.4%・脂質13.6%・カロリー372kcal/100g) |
犬用 メインテナンス (pHエイド) |
フード中に含まれるミネラルのバランスを調整し、尿pHが6.2~6.4になるように設計されている。 |
犬用体重管理 | 低脂質(脂質7.5%以上)・低カロリー(323kcal/100g)設計になっている。 |
犬用 皮ふと毛づやの 健康維持 (旧「皮毛管理」) |
食物アレルギーに配慮しており、主タンパク源に米とチキンを使用。 |
犬用避妊・去勢 | 避妊・去勢後の体重を管理しやすいよう、低カロリー(329kcal/100g)設計になっている。 |
全て総合栄養食で合成保存料・着色料を使わないという点が共通しています。いずれも、動物病院にて相談のうえ利用するドッグフードです。
「ドクターズケア」と「ドクターズダイエット」の違いは?
「ドクターズケア」と「ドクターズダイエット」の違いは、療法食かそうじゃないかの違いになります。以下に、どんな時に向いているのかと特徴をまとめました。
- ドクターズケア:通院していてケアが必要な時に向いている
既に何かしら疾患やトラブルがある場合に、獣医師の指導のもとで食べる療法食フード。
健康的な犬は食べられない。 - ドクターズダイエット:獣医師のアドバイスに合わせて選びたい時に向いている
疾患やトラブルを予防したい場合に食べる総合栄養食フード。
健康的な犬も食べられるが、獣医師に相談してからの購入になる。
ドクターズケアのような療法食は、特定の疾患やトラブルに合わせて栄養成分や原料を細かく変えています。なので、健康な犬が食べることは好ましくありません。
むしろ栄養過多・不足になって健康を害する恐れがあるので、ドクターズケアが必要だと感じた場合は必ずかかりつけの動物病院の先生に相談するようにしてください。
ドクターズダイエットは総合栄養食ですが、購入する際には動物病院の先生に相談が必要です。この点もご注意くださいね。
ドクターズダイエットドッグフードのQ&A
ドクターズダイエットドッグフードの取扱店や販売店は?
ドクターズダイエットのサンプルってある?
取り扱いのある動物病院では、サンプルを配布しているところもあるそうですよ。
ドクターズダイエットドッグフードまとめ
- 獣医師に相談してから購入するため、犬の状態に合ったフードを選べる。
- 原料の受け入れ時点で、五感検査や栄養成分検査を行っていて安心。
- 栄養成分検査や安全性検査などを複数回実施し、安全性を高めている。
- 合成保存料・着色料不使用で犬の体にやさしい。
- 生産拠点の多治見工場はISO22000の認証を取得し、品質管理を徹底。
- 粒はベタベタ感がなく、油脂を吹きかけすぎていないようで良かった。
- 原材料の具体的な情報がないのは残念。
- 曖昧な表記の原料があったのは気になる。
- 穀類や卵などにアレルギーを抱えている犬は注意が必要。
ドクターズダイエットは、検査や安全性に重きをおいているのが特徴的だなと思いました。
原料の受け入れ時点から検査を行い、クリアしたもののみを使っています。多治見工場はISO22000を取得し、衛生・品質管理の面も抜かりなく取り組んでいるのがわかりました。
合成保存料・着色料不使用というのも良い点です。とくに、犬にとって食事の色は関係ありません。人間のために入れる着色料を含めないことからも企業姿勢が伝わります。
「総合栄養食でありながら獣医師へ相談してから購入」という仕組みは療法食と間違えがちですが、安全や安心のためなのでしょう。フード選びに不安がある人はとくに向いています。
ただ、愛犬家の私としては、原材料の具体的な情報がないこと、曖昧な表記の原料があったことは残念です。良い部分も多いだけに、より気になりました。
原料の仕入れ先やグレードは、企業側が開示してくれないと消費者側からはわかりません。同じく、曖昧な表記の原料も何を使っているのか全く不透明です。
今回実際に購入調査をしてみて、原料に関する具体的な情報開示がされたら、大きく印象が変わるドッグフードだなと感じました。
ドクターズダイエットドッグフードの基本情報
内容量 | 1.8kg、3.8kg ※体重管理の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 2,860円(1.8kg) 5,280円(3.8kg) ※公式サイト参考価格 |
製造会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | https://www.petline.co.jp/drs/ |