犬の歯の健康を意識し、ウーロン茶抽出物や特殊な形の粒を配合したドッグフード「愛情物語」。
日本犬「柴専用」やウェルケアと同じイースター株式会社が製造販売を手がける国産のドッグフードです。
ここでは、そんな愛情物語の原材料や安全性の評価、口コミや評判を調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Fランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.1 |
栄養バランス | 4.0 |
無添加 | 2.0 |
安全性 | 1.6 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 6.5kg ※ビーフ味の場合 |
価格 | 948円 ※楽天参考価格 |
価格/日 | 17円 |
価格/kg | 146円 |
カロリー/100g | 305kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンフィード、小麦ふすま、米糠、脱脂米糠、小麦粉)、豆類(脱脂大豆、乾燥おから)、肉類(フェザーミール、チキンミール) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、愛情物語をFランクと評価しました。愛情物語は6.5kgの内容量で約1,000円という破格の安さを実現しています。
必ずしも価格と中身がイコールではありませんが、さすがに良質な素材でこの価格を実現するのは無理でしょう。
原料の産地や仕入先、どんなグレードのものを使用しているのか全く説明がないうえに、犬の健康にメリットとなる原材料はこれといって含まれていません。
愛犬のことを本当に家族と思うなら、せめて主原料にお肉やお魚を使ったドッグフードを使用しておきたいところです。
目次
愛情物語ドッグフードの原材料と安全性について評価!
まず始めに、愛情物語の原材料と安全性についてです。ここでは「ビーフ味」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 18.0%以上 | 灰分 | 7.5%以下 |
脂質 | 5.5%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 5.5%以下 | 代謝エネルギー | 305kcal/100g |
これは愛情物語だけでなく、イースター株式会社で製造販売されているペットフード全般に言えることなのですが、フードに使われている原料の具体的な情報がどこにもありません。
その上、愛情物語にはアレルゲンとなりやすい原料が目立つなと感じます。主に私が気になった部分を以下にまとめてみました。
- 原材料の産地やグレードはどうなのか?
- 遺伝子組み換え食品や中国産原料を使っているのか?
- 肉類にはホルモン剤や抗生物質などの薬剤の心配はないのか?
- 油脂類の酸化防止方法は?
- 穀類を主原料として多く使う理由は?
上記の中でも、とくに原材料に関する具体的な説明があれば、愛情物語に対する印象もまた変わるんです。
ところが、公式サイトでは製造工程と品質保証についてチラッと解説されているだけで、どんな原料を使っているのかまでは言及されていません。
6.5kgで約1,000円という安さを実現しているドッグフードですから、説明がない限り「それ相応の原料を使っている」と思われても仕方ないのかなと感じました。
プレミアムフードによく採用されている「人も食べれるような良質な原料」は、まず使われていないと推察します。あと実は、愛情物語は商品によって着色料を添加しているんですよね。
成犬用の「ビーフ味」と高齢犬用の「11歳から用」には着色料が使われていないのですが、なぜか他の3商品だけはしっかりと添加されています。
犬は食事の色など気にも留めない動物ですから(匂いと舌触りで美味しさを判断する)、そもそもドッグフードに人工的な色をつけること自体おかしな話です。
このように、愛情物語は何を根拠に「愛情いっぱい高品質」「栄養たっぷり」と謳っているのか?私には正直理解することができませんでした。
でも、関西工場・都城工場などはISO9001:2015を取得しており、衛生管理や品質への取り組みに積極的な姿勢は良いなと思います。認証更新も公式サイトに記載し、意識が高いです。
品質や衛生管理に対して積極的だからこそ、原材料のラインナップ・使い方など気になる部分が際立っているようにも感じました。
- とにかくドッグフードの価格を安く抑えたい人。
愛情物語は品質や衛生管理を積極的に行っているところは良い点です。ですが、情報があまりに少なくて、知りたい部分が不明というのが多くあるのは気になりました。
愛情物語ドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
愛情物語を愛犬に与えている飼い主さんの声を集めてみました!
愛情物語ドッグフードの良い口コミ
愛情物語ドッグフードの悪い口コミ
愛情物語ドッグフードの口コミ・評判まとめ
愛情物語の口コミを調査したところ、全体的に評価の高いドッグフードだなと思いました。多頭飼いや大型犬を飼っている人から人気があるようですね。
しかしその一方で「うんちの量が増えた」「うんちの回数が増えた」とマイナス評価をしている口コミもとても多かったです。
そういった口コミの件数が少ないなら「たまたま体質に合っていなかったのでは?」と判断することもできます。
でも、件数がやや多めなのでフードに未消化物(消化できない原料)がたくさん含まれているのかな?と感じてしまいました。
あと「粒が硬すぎる」といった声もチラホラあったので、歯が弱い犬や上手に噛めない犬に与える際は、様子をよく見た方が良いでしょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこで愛情物語を買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに、大手通販サイトのAmazon・楽天を比較してみました。
愛情物語ドッグフードの価格は楽天が安い!
調査した結果、愛情物語の価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。公式サイトでの販売はありません。
愛情物語はホームセンターやドラッグストアでも安く販売されていることもあります。近くにそういった実店舗があれば、よく比較したうえで購入された方がいいでしょう。
愛情物語ドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | 愛情物語 (ビーフ味) |
---|---|---|
主原料 | 穀類 (とうもろこし、 コーングルテンフィード、 小麦ふすま、 米糠、 脱脂米糠、 小麦粉) |
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穀物 | とうもろこし コーングルテンフィード 小麦ふすま 米糠 脱脂米糠 小麦粉 |
|
タンパク質 | 18%以上 | |
脂質 | 5.5%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
305kcal | |
内容量 | 6.5kg | |
価格 | 948円 | |
当サイト評価 | Fランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンと愛情物語には、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンと愛情物語は、さまざまな特徴が大きく異なるなと感じます。
私は、原材料ラインナップや製造工程、安全性への取り組みなどいろんなことを考えると、愛情物語よりもモグワンのようなフードをいろんな犬に食べさせてあげたいです。
モグワンは幅広い種類の原料をバランスよく配合していますし、何より犬の健康を第一に考えたレシピになっているので安心して利用できます。
あと、愛情物語はタンパク質やカロリーが異様に低いのも気になりました。
一般的に、とくに獣医師から食事内容を指定されない限りは、タンパク質25%以上・脂肪10%前後含まれたドッグフードを与えることが理想とされています。
愛情物語に何かプラスして栄養を調整するならいいのですが、そうじゃない限りはモグワンのようにバランスのとれたドッグフードを選んでおいた方が間違いはないでしょう。
愛情物語ドッグフードの種類と特徴について
愛情物語のドライフードは全部で5種類あります。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
商品名 | 特徴 |
---|---|
ビーフ味 | 愛情物語の定番とも言える無着色のフード。 せめて着色料だけでも避けたいという人におすすめ。 |
ビーフ& 小魚味 |
「ビーフ」にフィッシュエキスとチーズパウダーなどが加わったフード。 着色料(黄5、赤106、赤2)使用。 |
ビーフ& 緑黄色野菜味 |
「ビーフ」にフィッシュエキスや乾燥にんじんなどが加わったフード。 着色料(黄4、青1)使用。 |
7歳から用 | グルコサミン配合。着色料(黄4、黄5、赤106、赤2、青1)使用。 タンパク質が17%以上とかなり低いので、7歳を過ぎても元気なうちは良質なタンパク源(肉や魚)使用のシニア犬フードをおすすめします。 |
11歳から用 | グルコサミン配合。 こちらも「7歳から用」同様、高齢犬の健康を考え良質なタンパク源使用のフードをおすすめします。 |
この中で「ビーフ&小魚味」「ビーフ&緑黄色野菜味」「7歳から用」には合成着色料が含まれており、他の2商品は使われていません。
せめて着色料だけでも避けておきたいと考える人には、愛犬の体質にさえ合えば「ビーフ味」か「11歳から用」の使用をおすすめします。
それと「7歳から用」と「11歳から用」は、シニア期を迎えた犬に合わせて低タンパク・低脂肪・低カロリー設計になっているんです。
シニア犬は運動量も減って代謝率も下がってくるので、肥満を予防するためにも脂質とカロリーが低く設定されるのは問題ありません。
しかし、極端な低タンパク食は筋力の低下を促進させ、足腰までも弱らせてしまうので注意が必要です。むしろ質の良い動物性タンパク質を食べさせることが望ましいです。
とくに獣医師から食事内容を指定されていない限りは、質の良いお肉やお魚をちゃんと与えて健康を維持させてあげましょう。
愛情物語ドッグフードのQ&A
愛情物語ドッグフードは子犬が食べても大丈夫?
また、タンパク質・脂質・カロリーが全体的に低めなので、成長期の子犬・活動犬・1日の運動量が多い成犬にもおすすめできません。
イースター株式会社では他にどんなドッグフードを製造販売しているの?
愛情物語ドッグフードまとめ
- 歯の健康のため、ウーロン茶抽出物を配合し粒の形状も特殊にして配慮。
- ライフステージ別に分かれていて、犬に合ったものを選びやすい。
- 関西工場・都城工場などはISO9001:2015を取得しており、品質・衛生管理を徹底。
- ホームセンターやドラッグストアでも販売されていて、気軽に購入しやすい。
- 同シリーズ内で着色料使用・不使用が混在している理由が気になる。
- 原材料に関する具体的な情報がほとんどなくて気がかり。
- 穀類を主原料として多く使う理由がわからなくて残念。
- 穀物にアレルギーを抱える犬には控えた方が無難。
愛情物語は、ドッグフードの衛生管理を徹底しているところは好感度が高いなと感じました。本社や工場でISO9001:2015を取得し意識が高いです。
また、ウーロン茶抽出物を配合して粒の形状も特殊なものにすることで、歯の健康も考慮されています。ライフステージ別に分かれているため選びやすいのもポイントです。
良い部分もありますが、同シリーズ内で着色料の使用・不使用が混在していること、原材料に関する具体的な情報がほとんどないことは、愛犬家として気になります。
今回ピックアップした「ビーフ味」は着色料不使用ですが、同シリーズの別種には使用されていました。そもそも犬に食事の色は関係ないので、何のために入れているのか知りたいです。
そして、原材料についての具体的な情報がないことも残念でした。産地やグレードはもちろん、遺伝子組み換え食品を使っているかなど知りたい部分はたくさんあります。
さらに、穀類が主原料として多く使われている理由がわからないのも引っかかりました。穀類を使うこと自体は悪くありませんが、長期的に多く摂取すると胃腸への負担が懸念されます。
愛情物語を調査してみて、気になる部分はいくつかありました。でも、衛生管理を徹底していることもあり、これらがクリアになれば良いドッグフードになるのになと感じます。
愛情物語ドッグフードの基本情報
内容量 | 6.5kg ※ビーフ味の場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 948円 ※楽天参考価格 |
販売会社 | イースター株式会社 |
公式サイト | https://www.yeaster.co.jp |