以前は日清ペットフードが販売していましたが、2020年からは事業を譲り受けたペットライン株式会社が販売している「いぬのしあわせ」。
3つの旨味パウダーで嗜好性をUPさせているいぬのしあわせは、徹底した安全性審査と品質管理をもとに作られている国産のドッグフードです。
ここでは、そんないぬのしあわせの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Eランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 2.5 |
栄養バランス | 4.3 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 2.7 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 1.3kg、2.6kg ※小粒1歳からの場合 |
価格 | 543円(1.3kg) 930円(2.6kg) ※Amazon参考価格 |
価格/日 | 36円 |
価格/kg | 358円 |
カロリー/100g | 約345kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(小麦粉、ホミニーフィード、とうもろこし、コーングルテンミール、脱脂米糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイル(DHA・アラキドン酸含有)) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、いぬのしあわせをEランクと評価しました。
ペットライン株式会社が徹底した安全性審査と品質管理のもとでフードを生産しているので、いぬのしあわせそのものは決して悪くないドッグフードです。
ただ残念ながら、犬目線で考えられた原材料とは言えないのが正直なところでしょう。これなら、同じペットライン株式会社の「和の究み」の方が好印象だと私は感じます。
いぬのしあわせは全原材料の産地が不明なうえに、アレルゲンとなりやすい原料の使用も目立つドッグフードです。
目次
いぬのしあわせドッグフードの原材料と安全性について評価!
まず始めに、いぬのしあわせの原材料と安全性についてです。ここでは「小粒 1歳から」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 22.0%以上 | 灰分 | 9.0%以下 |
脂質 | 11.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | エネルギー | 約345kcal/100g |
まず最初に、今回調査してみてペットライン株式会社のドッグフードはどれも品質・安全性ともに徹底されているなと感じました。
それは、いぬのしあわせ以外の他のフードにも共通する、ペットライン株式会社の取り組みを見るとわかります。主な取り組みを、以下にピックアップしてみました。
- 獣医師や動物学などの専門家が携わり、研究開発している。
- 茨城県研究開発センターはISO22000を取得し、最先端の設備が揃う。
- 原材料ごとに受け入れ基準があり、その基準を満たしたものを使っている。
- 衛生管理を徹底するため、生産拠点の岐阜県多治見市工場もISO22000を取得。
- 製造の各工程で栄養成分検査を行い、安全性検査や粒の物性検査など複数の検査を実施。
このように、品質・安全性のために基準を作ったり検査を実施したりと工夫されています。
原材料は受け入れ時に基準を満たしているか確認されているため、おかしな食材・原料は使われていないと判断して良いでしょう。
また、いぬのしあわせは着色料・香料不使用で、天然由来の酸化防止剤を使用しているのも特徴です。
誤解されがちなミートミールは、公式サイトに「牛肉と豚肉から脂を取り除き乾燥させたパウダー状の原材料」とあります。(参考:ペットライン株式会社 公式サイト「よくある質問」)
ミートミールだけでは内容が不明ですが、公式サイトに具体的な説明があると安心です。この点も良いなと感じました。
ただし、いぬのしあわせの原材料をよく見ると、どちらかといえば「人間のために考えられた内容」という言葉がふさわしいような気がします。
なぜなら、第一主原料が動物性原料ではなく、植物性原料である穀類を多く使っているためです。コストを抑えてタンパク質量を増やしたいのかな?という疑問が浮かんでしまいます。
しかも、小麦粉やとうもろこしなど、食物アレルギーのアレルゲンとなりやすいものも並んでいました。ちなみに、原材料の産地についても不明です。
さらに「動物性油脂」という曖昧な表記の原料もあり気になります。ミートミールは「よくある質問ページ」で説明されていたのに、動物性油脂については見つかりませんでした。
着色料や香料を使わないなど、添加物に気を遣う点はとても素晴らしいです。ですがこの内容では、犬にとってのメリットが感じられないように思いました。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
- 徹底した安全性審査と品質管理のもとで作られたドッグフードを求めている人。
ペットライン株式会社全体でせっかく完璧とも言える検査や分析を徹底しているからこそ、もっと犬目線で考えられた原材料と調理方法を採用してくれたら良いなと感じました。
いぬのしあわせドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
次に、いぬのしあわせを与えている飼い主さんは実際にどう感じたのか確かめるべく、口コミを集めてみました。
いぬのしあわせドッグフードの良い口コミ
いぬのしあわせドッグフードの悪い口コミ
いぬのしあわせドッグフードの口コミ・評判まとめ
いぬのしあわせの口コミを調査したところ、全体的にとても評判の良いドッグフードだなと思いました。とくに「食いつきがいい」という声が多かったですね。
見落としている可能性もありますが、いぬのしあわせを食べたから何か良い変化が起きたとかそういった声はなかったように感じました。
どちらかというと「安いから経済的」「着色料・香料を使っていないから安心」という、製品に対する好意的な声が大半です。
その一方で「体質に合わなかった」「下痢をした」といった声も目立ちました。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
---|---|---|---|
初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでいぬのしあわせを買うのがもっとも安いのか?公式サイトとともに大手通販サイトAmazon・楽天の価格を比較してみました。
いぬのしあわせドッグフードの価格はAmazonも楽天もほぼ一緒!
調査したところ、いぬのしあわせの価格はAmazonも楽天もほぼ同じであることがわかりました。でも、商品の種類やサイズによってどちらがお得か?というのは変わりますね。
また、いぬのしあわせはペットショップやホームセンターでも購入できます。意外とそちらの方が安い場合もあるので、よく比較した上で購入されるのがおすすめです。
いぬのしあわせドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | いぬのしあわせ (小粒 1歳から) |
---|---|---|
主原料 | 穀類 (小麦粉、 ホミニーフィード、 とうもろこし、 コーングルテンミール、 脱脂米糠) |
|
穀物 | 小麦粉 ホミニーフィード とうもろこし コーングルテンミール 脱脂米糠 |
|
タンパク質 | 22%以上 | |
脂質 | 11%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
約345kcal | |
内容量 | 1.3kg 2.6kg |
|
価格 | ||
当サイト評価 | Eランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンといぬのしあわせには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンといぬのしあわせの2つのフードは、こだわっている部分や特徴が大きく異なります。
私が愛犬に与えるなら、食材や製造工程などいろんなことを含めて考えると、いぬのしあわせよりもモグワンのようなフードをあげたいと感じました。
モグワンは、原材料自体の安全性や品質へのこだわりが強いうえに、旨味や栄養を逃さないよう低温調理で作られています。商品情報を細かく開示している点も安心です。
いぬのしあわせも品質や安全性の面では信頼できますが、私は犬の健康を第一に考えるならモグワンのようなドッグフードが理想かなと思います。
あと、いぬのしあわせは複数の穀物を使っているため、小麦やとうもろこしが体質に合わない場合は控えた方が良いかもしれません。食物アレルギーが心配という犬も同様です。
とはいえ、愛犬にとって良いフードというのは個々によって異なります。
どんなドッグフードが適しているのかは、愛犬の健康状態やライフスタイルをよく見極めたうえでじっくりと調べるようにしましょう。
いぬのしあわせドッグフードの種類と特徴について
いぬのしあわせには、全部で5種類のドッグフードがあります。保証成分値と特徴を以下にまとめてみました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
小粒 1歳から |
22%以上 | 11%以上 | 約345kcal |
小粒 1歳から 低脂肪タイプ |
22%以上 | 9%以上 | 約335kcal |
小粒 7歳から |
22%以上 | 9%以上 | 約335kcal |
小粒 11歳から |
22%以上 | 11%以上 | 約345kcal |
中粒 1歳から |
20%以上 | 10%以上 | 約340kcal |
いぬのしあわせはどれを選んでも原材料はだいたい同じですが、栄養成分値が商品によって若干異なります。
「小粒 7歳から」はカロリーがやや低めに設定されているので、もし7歳を過ぎてもアクティブで健康であれば、成犬用である「小粒 1歳から」を選んでも良いと思います。
シニア犬に成犬用を食べさせるなら、給餌量を20%ほど減らして摂取カロリーを調整してあげましょう。
いぬのしあわせドッグフードのQ&A
いぬのしあわせドッグフードの賞味期限は?
でも、そんないぬのしあわせも高温多湿の場所に保管すると商品が劣化してしまうので注意しましょう。
保管の際は、直射日光の当たらない涼しい場所に保管することが大切です。
いぬのしあわせドッグフードの販売会社は日清ペットフードじゃないの?
そのため、現在はペットライン株式会社が製造販売会社となります。
いぬのしあわせドッグフードまとめ
- 研究開発に獣医師や動物学などの専門家が携わり、安全性を追求。
- 原材料ごとに受け入れ基準があり、その基準を満たしたものを使い品質維持。
- 犬の健康にとって必要ない着色料・香料は不使用。
- 生産拠点の岐阜県多治見市工場もISO22000を取得し衛生管理を徹底。
- 小粒と中粒があり、犬の口のサイズや好みに合わせて選びやすい。
- 原材料の産地についてはどこにも情報がなかった。
- 曖昧な表記の原料があったのは残念。
- 穀類が多く使われている理由が気になる。
- 小麦粉やとうもろこしなど穀類にアレルギーを抱える犬は控えた方が無難。
いぬのしあわせは、研究開発や原材料の受け入れ基準、工場の衛生管理など、品質や安全性を大切にしている点は好感度が高いです。
また、犬の健康にとって必要のない着色料・香料は使われておらず、天然由来の酸化防止剤を採用しているのも良いなと思います。
でも、検査体制や衛生管理は徹底されているものの、肝心の中身については気になる部分がありました。曖昧な表記の原材料と穀類が多く使われている理由は、とくに気がかりです。
「動物性油脂」はこの価格帯のドッグフードに使われがちですが、どんな動物でどんな状態の油脂なのか不明でわかりません。できれば、具体的な内容を知りたいところです。
そして、穀類が多く使われているのも疑問ですね。原材料欄には「穀類(小麦粉、ホミニーフィード、とうもろこし…」といくつか穀物が続いた後、肉類とあります。
これでは、肉類より安価な穀類でコストを抑えつつタンパク質量を増やしたいのかな?という考えが浮かんでしまいました。あくまで疑問ですが、引っかかった部分です。
品質や安全性に関しては安心できるだけに、曖昧な表記の原料や穀類の使用など気になる部分が際立っています。これらが良い方向へ変われば、全く違う印象のフードになるでしょう。
いぬのしあわせドッグフードの基本情報
内容量 | 1.3kg、2.6kg ※小粒1歳からの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 543円(1.3kg) 930円(2.6kg) ※Amazon参考価格 |
製造販売会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | https://www.petline.co.jp |