ヒルズ社が獣医師と協力して開発した特別療法食「プリスクリプションダイエット」。
合成保存料や合成酸化防止剤を使わず仕上げていることから、他メーカーの療法食からの乗り換えも多いブランドです。
ここでは、そんなプリスクリプションダイエットの安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品ランク | Cランク ※S～Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較！安全安心な犬の餌は？の記事で比較しています。 |
| 原材料 |  3.0 |
| 栄養バランス |  5.0 |
| 無添加 | 5.0 |
| 安全性 | 5.0 |
| コスト |  3.5 |
| 内容量 | 1kg、3kg、7.5kg ※腎臓ケア（k/d）の場合 |
| 価格 | 1,928円（1kg） 4,293円（3kg） 9,382円（7.5kg） ※楽天参考価格 |
| 目的 | 療法食 |
| 主原材料 | 米、動物性油脂、トウモロコシ、ビートパルプ、全卵 |
| タイプ | ドライフード |
| 対応年齢 | 成犬・高齢犬用 |
| 原産国 | オランダ |
当サイトは、プリスクリプションダイエットをCランクと評価しました。
220名もの獣医師や栄養学博士が開発に携わっているとのことなので、栄養学的には申し分ない療法食でしょう。
原料も厳しい検査をクリアしたものだけを使用、工場の衛生管理も製品の検査も徹底して行われています。
また、BHAやBHTといった合成酸化防止剤・合成保存料・防腐剤などが添加されていません。
アレルゲンとなりやすい原料や動物性油脂が含まれている点はデメリットに感じますが、安全とは言い難い添加物を避けられるのはメリットです。
目次
犬用プリスクリプションダイエットを購入してみました！
それでは、私が購入してみたプリスクリプションダイエットを見ていきましょう。今回は「腎臓ケア（k/d）」1kgを選びました。
プリスクリプションダイエットはシリーズ全てが療法食なので、必ずかかりつけの獣医師に相談のうえ愛犬に与えてくださいね。
裏面はこんな感じで、愛犬にとってのメリットや特徴が書かれています。
さっそく開けてみたところ、1kgにもジッパーがありました！保管しやすく、日々の準備もスムーズですね。
パッケージの中を見てみたところ、穀物系と油系の香りがしました。ニオイ自体は強めです。
プリスクリプションダイエットをいくつか取り出してみました。粒には油っぽさがあり、ぺたっと手に付くような感じがします。
粒の大きさを比べるため、1円玉硬貨と私が普段愛犬に与えているモグワン、そしてプリスクリプションダイエットを並べました。
プリスクリプションダイエットはコイン型のタイプで、直径約8〜9mmほど。モグワンと同サイズくらいの小粒と言えるでしょう。
犬用プリスクリプションダイエットの原材料と安全性について評価！
続いて、プリスクリプションダイエットの原材料と安全性についてです。ここでは「腎臓ケア（k/d）」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
| タンパク質 | 11.5%以上 | 灰分 | 6.0%以下 |
| 脂質 | 17.0%以上 | 水分 | 11.0%以下 |
| 粗繊維 | 5.5%以下 | 代謝エネルギー | 390kcal/100g |
プリスクリプションダイエットは、原材料を厳しい品質基準を満たしているサプライヤーからのみ仕入れているそうなので、決して品質的には悪くない商品です。
ヒルズ社で行う年に1度の品質検査に加え、出荷前に安全検査も実施されています。
産地やグレードなどの具体的な情報はありませんが、変な原料は含まれていないと思って大丈夫でしょう。
ただ、食物アレルギーを抱える犬に合わせづらいのはデメリットです。アレルゲンとなりやすい原料（トウモロコシ・全卵・小麦など）の使用が、思いのほか目立つ点は気になりました。
療法食は特定の疾患を抱える犬にとって頼みの綱でもありますから、低アレルゲンタイプがあってもいいのでは？と個人的に感じました。
でも、プリスクリプションダイエットは合成保存料や合成酸化防止剤（BHAやBHTなど）を避けることができるので、そこは大きな強みと言えるでしょう。
あとは動物性油脂は何の動物から抽出された油脂なのか、この辺りの説明があると良かったですね。曖昧な原料については、きちんと言及されていることが本来は望ましいです。
プリスクリプションダイエットは療法食なので、使用する際は獣医師に相談するのはもちろんのこと、愛犬の体質に合う原材料かどうかも必ず確認しておくようにしましょう。
- 獣医師から療法食を使用するよう指示が出ている犬。
- 他社の療法食からの切り替えを検討している人。
- ウェットフードの療法食を探している人。
- 安全とは言い難い添加物不使用の療法食を探している人。
プリスクリプションダイエットを調査してみたところ、合成保存料や合成酸化防止剤など、安全とは言い難い添加物を避けられるのは良いなと思いました。
ですが、アレルゲンとなりやすい原料が複数含まれていること、曖昧な表記の原料があったことは気になる部分です。
犬用プリスクリプションダイエットの口コミや評判ってどうなの？
プリスクリプションダイエットを愛犬に与えている飼い主さんの口コミをまとめてみました。
犬用プリスクリプションダイエットの良い口コミ
5.0
4.0
4.5
5.0
5.0犬用プリスクリプションダイエットの悪い口コミ
1.0
2.0
1.0
2.5
2.5犬用プリスクリプションダイエットの口コミ・評判まとめ
プリスクリプションダイエットは、とても評判の良い療法食だと思いました！実際に愛犬に利用している飼い主さんからは、好意的な口コミがとても多くついています。
愛犬の体質にさえ合えば、獣医師の指示通りにぜひ使っておきたい療法食だと感じました。
ちなみに、楽天やAmazonで購入する際は注文するタイミングや購入するショップに気をつけた方が良さそうです。
どのショップで購入するかにもよりますが「発送が遅い」「フードが塊になっていた」という口コミを多く見かけました。
あと、パッケージが似ているためか「間違えて他のシリーズを購入してしまった」というケアレスミスも多いです。
購入する際は、他の人のレビューや商品名をしっかりチェックするようにしましょう。
【最安値は？】公式・Amazon・楽天の価格を比較！
| 公式サイト | Amazon | 楽天 | |
|---|---|---|---|
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| 初回購入 | － | － | － |
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| 通常購入 | － | ||
| 送料 | － | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでプリスクリプションダイエットを買うのが安いのか？公式サイトとともに、大手通販サイトであるAmazon・楽天を比較してみました。
犬用プリスクリプションダイエットの価格は楽天の方が安め！
調査したところ、プリスクリプションダイエットは商品やサイズによってAmazonで買った方がお得なのか、楽天で買った方がお得なのかが変わります。
あくまでも私が全体をザッと見た限りではありますが、楽天の方が比較的安いなとは感じました。
犬用プリスクリプションダイエットの種類と特徴について
犬用のプリスクリプションダイエットの種類と特徴をザックリとまとめてみました。
| 商品名 | 特徴とフードのタイプ |
|---|---|
| 肝臓ケア （l/d） |
高L-カルニチンと高品質なたんぱく質を使用。 健康的な肝臓機能をサポート。 （ドライ） |
| 腎臓ケア （k/d） |
リンやナトリウムなどを調整。 健康的な腎臓をサポート。 （ドライ/ウェット缶詰/シチュー缶詰） |
| 消化ケア （i/d） |
食物繊維を調整し、消化管に負担をかけない栄養バランスになっている。 （ドライ/ウェット缶詰/シチュー缶詰） |
| 消化ケア （i/d ローファット） |
低脂肪の消化ケア療法食を必要とする犬向け。 （ドライ/ウェット缶詰/シチュー缶詰） |
| 消化ケア （i/d コンフォート） |
ストレスによる消化器症状、消化不良を起こしている犬向け。 （ドライ/シチュー缶詰） |
| 消化・体重・ 糖尿の管理 （w/d）小粒 |
適切な脂肪・カロリーのうえ高食物繊維に調整し、体重管理・糖尿病の管理・下部尿路の健康をサポート。小・中型犬用。 （ドライ） |
| 消化・体重・ 糖尿の管理 （w/d） |
適切な脂肪・カロリーのうえ高食物繊維に調整し、体重管理・糖尿病の管理・下部尿路の健康をサポート。中・大型犬用。 （ドライ） |
| 腸内バイオーム 小粒 |
軟便の解消と再発リスク低減のために開発。 （ドライ） |
| 食物アレルギー＆ 皮膚ケア （d/d） |
原材料の品目を少なくして、単一の新奇動物性たんぱく質（ダック／サーモン）を使用。 （ドライ） |
| 食物アレルギー＆ 皮膚ケア （z/d）小粒 |
食物アレルギーの原因となりにくい、加水分解たんぱく質と精製された炭水化物源を使用。 （ドライ） |
| ダーム ディフェンス |
皮膚のバリア機能をサポートするため、ビタミンEを含む抗酸化成分・ポリフェノール・卵をバランスよく配合。 （ドライ） |
| 尿ケア （u/d） |
膀胱結石の原因となる結晶化を阻止しながら、膀胱内の健康をサポート。 （ドライ） |
| 尿ケア マルチケア （c/d）小粒 |
下部尿路のケアを目的とし、ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石の再発リスクを管理。 （ドライ/ウェット缶詰/シチュー缶詰） |
| マルチケア+ メタボリックス （c/d） (旧：メタボリックス+ユリナリー) |
低カロリーで体重管理と同時に、下部尿路の健康管理もサポート。 （ドライ） |
| 体重減量 （r/d）小粒 |
低脂肪と低カロリーに調整されていて、健康的な減量に役立つ栄養バランスになっている。 小型犬や小粒を好む犬用。 （ドライ） |
| 体重減量 （r/d） |
低脂肪と低カロリーに調整されていて、健康的な減量に役立つ栄養バランスになっている。 中・大型犬用。 （ドライ） |
| メタボリックス 小粒 |
低カロリー設計。60日間で96%の犬の減量に役立つことが科学的に証明されている。 （ドライ/シチュー缶詰） |
| メタボリックス+ モビリティ 小粒 |
関節のケアと体重管理を同時に行える。小・中型犬用。 （ドライ） |
| メタボリックス+ モビリティ |
関節のケアと体重管理を同時に行える。小・中型犬用。 （ドライ） |
| 歯と歯ぐきのケア （t/d）小粒 |
特殊な粒になっており、噛むことで歯垢と歯石の蓄積を低減する。 小・中型犬用。 （ドライ） |
| 歯と歯ぐきのケア （t/d）大粒 |
特殊な粒になっており、噛むことで歯垢と歯石の蓄積を低減する。 中・大型犬用。 （ドライ） |
| 回復期ケア （a/d） |
病気・ケガ・衰弱などから回復する時に必要な栄養素がバランスよく詰まっている。犬猫用。 （ウェット缶詰） |
どのシリーズも療法食となりますので、必ず獣医師に相談した上で愛犬に利用するようにしてください。
愛犬の症状や健康状態によっては、療法食が必要ないとされる場合や飼い主さんの判断とは違う種類が必要とされる場合もあるためです。
- 「肝臓ケア（l/d）ウェット」
- 「消化・体重・糖尿の管理（w/d）ウェット（チキン）」
- 「食物アレルギー＆皮膚ケア（z/d）ウェット（プレーン）」
- 「食物アレルギー＆皮膚ケア（z/d ULTRA）ウェット（プレーン）」
- 「ダーム ディフェンス ウェット（チキン＆野菜入りシチュー）」
- 「尿ケア（u/d）ウェット（プレーン）」
- 「尿ケア（s/d）ドライ／ウェット（プレーン）」
- 「体重減量（r/d）ウェット（チキン味）」
犬用プリスクリプションダイエットのQ&A
犬用プリスクリプションダイエットは店舗で販売されていないの？
ただし、獣医師の指示なしに療法食を切り替えたり継続し続けるのはおすすめしません。
必ず専門家のアドバイスを受けた上で、適切な療法食を適切な期間食べさせるようにしましょう。
犬用プリスクリプションダイエットのトリーツって何？
トリーツには3種類あり、与えている療法食によって選ぶべき種類が変わります。こちらも獣医師の指示のもとで食べさせるようにしてください。
犬用プリスクリプションダイエットまとめ
- 220名もの獣医師や栄養学博士が開発に携わっており、栄養バランスが良い。
- 原材料は厳しい品質基準を満たしているサプライヤーからのみ仕入れていて安心。
- BHAやBHTなど、安全とは言い難い添加物を避けられるため犬の体に優しい。
- 年に一度の品質検査・出荷前の安全検査を実施し、もしもがないよう徹底。
- 種類が豊富で、様々な疾患に対応した商品があって利用しやすい。
- 同シリーズの一部はウェットフードもあり、食べ飽きした時や噛む力が弱い時にも便利。
- 原料の産地やグレードなど、一歩踏み込んだ情報がないのは気がかり。
- 曖昧な表記の原料があったのは残念。
- アレルゲンとなりやすい原料が複数あるため、合わない食材がある犬は注意が必要。
プリスクリプションダイエットは、BHAやBHTなど「安全とは言い難い添加物」を避けられるのが好印象だなと思いました。他の療法食からの乗り換えが多いのも頷けます。
原材料には厳しい品質基準を設け、サプライヤーを厳選することで安全性を高めているのも良い部分です。品質・安全検査も徹底しているのがわかりました。
また、種類が豊富にあるため、さまざまな疾患に対応した商品があるのも魅力と言えます。特定の疾患を抱える犬にとっては、安心できる存在でしょう。
良いなと思う点が多い反面、引っかかる点もありました。とくに、原料の産地やグレードについては触れられていないこと、曖昧な表記の原料があったことは残念です。
原料の具体的な情報がないのは、やはり気になります。曖昧な表記の原料に関しても同様で、もう少し情報開示が進むと、また違った印象の商品になると思いました。
そして、アレルゲンとなりやすい原料が複数含まれていたため、愛犬の体質に合わない食材はないか確認するのが無難です。
気になる部分がゼロではないものの、良い部分もたくさんあるフードでした。療法食なので、使用する際は必ず獣医師に相談のうえ与えてくださいね。
犬用プリスクリプションダイエットの基本情報
| 内容量 | 1kg、3kg、7.5kg ※腎臓ケア（k/d）の場合 |
| 初回購入価格 | － |
| 定期購入価格 | － |
| 通常価格 | 1,928円（1kg） 4,293円（3kg） 9,382円（7.5kg） ※楽天参考価格 |
| 日本総代理店 | 日本ヒルズ・コルゲート株式会社 |
| 公式サイト | https://www.hills.co.jp/prescription-diet |
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