- 餌を残すことが多い(食いつきが悪い)。
- ドッグフードにすると食べてくれない。
- ドッグフードよりもおやつや人間の食べ物を欲しがる。
愛犬トイプードルの食事に関して、こんな悩みを持っていませんか?実はこのような悩みを抱えている飼い主さんってすごく多いんです。
そこで当サイトは、トイプードルが餌を食べない理由とその対策法について詳しく調べてまとめてみました!ぜひこの機会に、愛犬と食事の関係性を見直していただけたらと思います。
目次
トイプードルが餌を食べない5つの理由と対策法!
トイプードルに限らずですが、愛犬が餌を食べない時に「口に合わないのかな?」「飽きたのかな?」と思い込んでしまう飼い主さんは非常に多いです。
たしかに間違いではないのですが、実はもっと明確な理由があることを知っておいた方がいいかもしれません。そこでまずは、その理由を5つ紹介していきたいと思います。
- 餌から美味しい匂いがしない。
- 餌の歯触りが気に入らない。
- 餌を食べなければもっと美味しいものを貰えると学習している。
- ストレスを感じている(環境の変化など)。
- 病気の可能性がある。
基本的に、犬は味に飽きるということはありません。なぜなら私たち人間とは違い、舌ではなく鼻から入ってくる匂いで食事をする生き物だからと言われています。
だからトイプードルの食いつきが悪い場合、そんな時は上記の理由のどれかに当てはまる可能性が高いでしょう。そこで次に、それぞれを詳しく解説していきたいと思います。
【理由1】餌から美味しい匂いがしない
犬にとって最高の御馳走となる匂いは、新鮮な肉や魚の匂い(鶏肉、ラム肉、サーモンなど)です。もともとは肉食動物なので、野生の肉の匂いにとても敏感に反応します。
逆に、穀物や謎の原料がたくさん使われているドッグフードへの食いつきは悪いです。嗜好性を高めるために油脂や添加物がふんだんに吹きかけられていますが、危険を察知するのか途中から食いつきが悪くなってくる傾向にあります。
犬の嗅覚は人間の約1000~1億倍も優れていますから、変な成分でごまかされたドッグフードはすぐに嫌になってしまうのでしょうね。
対策方法
食いつきを良くするためは、まず以下の原材料が使われているドッグフードを与えるのはやめてみましょう。
- 詳細不明な肉類(何の肉が使われているか分からない肉)
- 肉副産物(「〇〇ミール」などと書かれているもの)
- 動物性油脂・植物性油脂・家禽油脂・獣脂など
- 人工添加物(着色料、保存料など)
実はこれらの原料、すべて犬にとって消化しにくい原料です。中には安全な副産物や動物性油脂などもありますが、言及されていない商品に関してはすべて低品質な原料が使われていると思ってほぼ間違いないです。
まずはこれらを含んでいるドッグフードをやめ、安全なドッグフードに切り替えてみましょう。たったこれだけで食いつきの悩みが改善されるケースも多いです。
できるだけ新鮮な肉を多めに使っているフードを選ぶこと、そして無添加で消化に負担のかかる穀物が使われていないドッグフードを選びましょう!
【理由2】餌の歯触り・硬さが気に入らない
犬は匂いで餌を食べるとお伝えしましたが、実は歯ざわり(食感)も匂いと同じくらい重要だと言われています。
どうやら口の中に入れた時の硬さ柔らかさでも美味しさを判断しているようで、あまり好みの硬さでないと、それだけで食いつきが悪くなってしまうこともあるようです。
あとはドッグフードの粒の大きさも、食いつきを左右する大事なポイントになります。床にポロポロこぼしていたら、それは食べにくいことが原因となっている可能性が高いです。
対策方法
もしもドライフード全般への食いつきが悪いようでしたら、ぬるま湯や水でふやかしてから与えてみましょう。必ずしもそのまま与える必要はないので、臨機応変にフードの硬さを変えてみるといいですよ。
あとは茹で野菜をトッピングしたりなどして、食感を楽しんでもらうのもひとつの方法です。いつも同じ食感ではなく、日によって変えることで顎の運動にもなります。
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【理由3】もっと美味しいものを貰えると学習している
ドッグフードをなかなか食べてくれない時、代わりに人間の食べ物やおやつで対応したことはありませんか?
実は一度それをやってしまうと、犬はそれらの味を占めてドッグフードへの食いつきが本当に悪くなります。そして「ドッグフードを食べなければもっと美味しいものをもらえる」と学習し、次第に要求度も高まって吠えることも増えてくるでしょう。
もちろん、しつけのご褒美などに与えるおやつは別です。そうではなく、ドッグフードの代わりに与えることがトイプードルにとっても良くないことなのでやめるようにしましょう。
対策方法
たとえドッグフードを食べなかったとしても、おやつを与えるのは厳禁です。可哀想に思えるかもしれませんが、ちゃんと栄養のあるドッグフードを食べてもらうためには大切な事です。
ドッグフードを食べるまでは余計なものは与えない。これを繰り返しましょう。犬は1日食事を抜いたくらいで死んだりしませんし、水さえあれば数日は大丈夫なので安心して下さい。
食べるようになるまでは、常に新鮮なドッグフードを出したり下げたりを繰り返して反応を見ましょう。出しっぱなしは不衛生なのでおすすめしません。
【理由4】ストレスを感じている
犬も人間と同じで、ストレスが原因で食欲を失うことがあります。とくに環境の変化によるストレスは大きいですね。
あとはトイプードルの場合、構ってもらえる頻度が少なかったり散歩の量が少ないだけで簡単にストレスを溜め込んでしまう傾向があります。
なんか元気がない、最近やたら吠えるといった様子が見られるようであれば、もしかしたらかなりストレスが溜まっている可能性もあるかもしれません。すると自然と食欲も落ちるので、食べ残しや食べムラが目立つようになります。
対策方法
引っ越しなどで環境を変えなければならない場合、これまで与えていたドッグフードと器は変えないことがポイントです。
食べないからといってフードを一新してしまうと、逆に警戒することもあるので気をつけましょう。これまでと同じ物を与えることが、トイプードルにとっての安心材料になります。
それ以外でのストレスであれば、できるだけすぐに原因を見出して改善してあげましょう。再び元気が出てくると、自然と食欲も湧いてくるようになります。
【理由5】病気の可能性がある
食欲が急に落ちた、あるいは2~3日経っても全く食べる気配がないといった様子を見せる場合、何かしら病気にかかっている可能性があります。
他に元気がない、グッタリしている、嘔吐、下痢、吐くなどの症状が見られないかも、併せて確認するようにして下さい。このような場合は何か異常がある可能性が高いです。
とくに老犬は、消化機能の低下とともに食欲が落ちやすい傾向にあります。病気による食欲不振なのか、あるいは年齢による食欲不振なのかはなかなか見分けがつきにくいため、自己判断はせず病院に相談するようにしましょう。
対策方法
様子がおかしいなと感じた時は、迷わずかかりつけの動物病院で診てもらいましょう!犬は言葉を話せない分、食べないことで病気をアピールすることがあります。
1秒でも早い診察が愛犬の命を救うことも実際にたくさんありますので、日頃から愛犬の健康状態もしっかり管理しておきましょう。
トイプードルの体調に異変がない限りはドッグフードの見直しを!
基本的に犬というのは、心や体に異変がない限り食欲が落ちるということは滅多にありません。なぜなら、食べないと死んでしまうということを本能で分かっているからです。
なので明らかに元気があって食いつきが悪い場合、まずは現在与えているドッグフードを見直しましょう!「ドッグフードを変えたら食べるようになった」というのはよくある話です。
しかしどんなドッグフードがいいのかは、正直そう簡単に分かるものではありません。なんせ現在は数百種類ものドッグフードがあるので、選ぶ側も本当に大変です。
そこで当サイトは、トイプードルに自信を持っておすすめできるドッグフードについて徹底的に調査してみました!ぜひこちらの記事も参考にしていただけたらと思います。
私たちは自分の意志で食べ物を選べますが、トイプードルは自分の意志で選ぶことができません。すべては飼い主さんの責任と愛情の問題でもあるのです。
「食べれば何でもいい」という考えは、犬を愛していない人の考えだと私は思っています。犬も家族の一員なので、私たち人間が食べれるような餌を与えることが当然だと考えています。
犬の餌について調査していると、日本はまだまだ犬の置き位置が良くないなぁといつも考えさせられます。一日でも早く、多くの人がドッグフードへの関心と知識が向上してくれることを願うばかりです。