1993年にアメリカで発売開始した「VeRUS(ヴェラス)」は、宣伝広告費を一切使用せずに成長し続けているVēRUS Pet Foods社の商品です。
「人間の食事のグレード以上のものを目指している」と謳われており、品質や安全を大切にしています。ドライフードだけで14種類ものバリエーションがあるのも魅力です。
そんなヴェラスの中で、定番商品と位置付けられている「ライフ・アドバンテージ」を実際に購入し、香りや粒を確かめてみました。
本記事では、ヴェラスの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.5 |
栄養バランス | 4.5 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 4.4 |
コスト | 4.6 |
内容量 | 800g、1.81kg、5.44kg、11.33kg |
価格(通常) |
2,180円(800g) 4,580円(1.81kg) 15,000円(11.33kg) ※Amazon参考価格 |
価格(定期) | ー |
価格/日 | 125円 |
価格/kg | 1,324円 |
カロリー/100g | 372.1kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | チキン、ひき割りオーツ麦、全粒玄米、チキン・オイル(ミックストコフェロールで保存)、米ぬか |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ヴェラスをBランクと評価しました。食材の選び方や使い方、品質など疑問に思うような部分のない、良好なドッグフードです。
人が食べられる品質の食材を贅沢に使用。とくに、チキンはフリーケージ飼育のうえ、抗生物質・成長ホルモンなど投与されていません。
さらに、化学合成添加物・遺伝子組み換え作物までも不使用で、調理方法も低温と妥協しない姿勢が伝わります。
ヴェラスなら、手作り食のベースを探している人・市販フードに不信感を持つ人にもおすすめしやすい内容です。
ただ、動物性原料と植物性原料の割合もわかると尚良いなとは感じます。とはいえ、安全・品質を重視したい場合は、メリットの方が上回るでしょう。
目次
実際にヴェラスドッグフードを購入してみました!
私が実際に購入したヴェラスを見ていきましょう。今回チョイスしたのは、プレミアム・フードシリーズの「ライフ・アドバンテージ」800gです。
裏面は必要事項が書かれており、シンプルでわかりやすいです。賞味期限は下部にありました。
開封したところ、しっかりしたジッパーがついていて保管にも便利。袋の素材はアルミのようです。
中を覗いてみると、チキンと穀物の香りがほんのり広がりました。香りの強さとしては穏やかです。
数粒手のひらに取り出してみました。油っぽさは少しありますが、ベタベタとまではいきません。違和感ない手触りです。
粒の大きさを比較するため、1円玉硬貨と私が普段愛犬に用意しているモグワン、それとヴェラスを並べてみました。
ヴェラスはコイン型の形状で、厚みはありません。直径は約8〜11mmといったところでしょうか。小粒のモグワンと比べても同じくらいのサイズに見えます。
小粒を問題なく食べられる犬なら、スムーズに食べられるでしょう。
ヴェラスドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ヴェラスの原材料と安全性についてです。ここでは、私が購入してみた「ライフ・アドバンテージ」を取り上げました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ヴェラスには、特に危険な原料はありませんでした。
たんぱく質 | 24.00%以上 | 水分 | 10.00%以下 |
脂質 | 15.00%以上 | 代謝エネルギー | 372.1kcal/100g |
粗繊維 | 4.50%以下 |
結論から申し上げると、ヴェラスは安全と安心を追求する信頼度の高いドッグフードだなと判断しました。
「人間の食事のグレード以上のものを目指している」というだけあって、食材調達から調理はもちろん、日本へ運ぶ経路まで徹底しているのには驚きです。
まずは、ヴェラスの主な特徴を下記にざっとまとめました。
- 人が食べられる品質の食材・良質な材料のみを使用。
- 食材の調達先は、信頼できる欧州連合(EU)認定サプライヤー。
- 肉は全てUSDA検査施設からのもの。
- 抗生物質・成長ホルモンなどが投与されていない、フリーケージ飼育のチキンを採用。
- 肉副産物・化学合成添加物・遺伝子組み換え作物・中国産原料は使わない。
- コーン・小麦・大豆・砂糖なども不使用。
- EU認証を受けている製造工場で製造。
- 低温でゆっくりと調理することで、栄養やおいしさを守る。
- フードのデンプン変換率を94%以上(最大で約98%)になるように製造。
- 運ぶ経路は、アメリカの工場→アメリカの港→船便→日本の港→お店(お客様の自宅)。
- 1993年のアメリカ発売開始以来、リコールを出したことがない。
- 広告宣伝費を使わず、価格を抑えている。
このような特徴からは、犬に安心できる食事を届けようという考えが感じられます。また、細かく情報開示することで、飼い主さんへも安心を伝えようとする姿勢がわかりました。
食材や調理に関して「プレミアムフード」というに相応しい内容だと思います。抗生物質・成長ホルモンなどの心配がない、フリーケージ飼育のチキンを使っている時点で安心です。
ヴェラスには穀物不使用のグレインフリーシリーズがあるものの、基本的には穀物を使う傾向にあります。
これには理由があって「消化器系の穀物問題の最も一般的な原因は調理不足」と考えているそう。ヴェラスでは、穀物を犬が消化できるよう適切に調理されているんです。
だからこそ、フードのデンプン変換率を94%以上(最大で約98%)という数値が出せるのでしょう。ただ、穀物アレルギーを抱えている場合は、原材料をよく確認してください。
ちなみに、原材料にある「ビートパルプ」について問い合わせた結果、有害な化学薬品は使われていないとわかりました。誤解されがちな食材ですが、とくに問題なさそうです。
フード本体以外の部分では、広告宣伝費を使わないことで商品価格を抑えているのも良心的。商品への自信があるからこそできることです。
食材の品質・工場の安全性など素晴らしい特徴の多いヴェラスですが、ひとつ言うとすれば「動物性原料と植物性原料の割合が開示されていないこと」が気になりました。
こだわりを見れば、動物性原料が多いであろうことは推察できます。でも、穀物や野菜もたくさん配合されているので、明示されていると一層親切かな?とは感じました。
- 毛並み・毛艶が悪い犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- 化学合成添加物に敏感になっている犬。
- 愛犬に変な原料を与えたくない人。
- グレードの良い市販ドッグフードを探している人。
- トッピングご飯や半手作り食に適したフードを探している人。
- 肉副産物・遺伝子組み換え食品・中国産原料を避けている人。
ヴェラスを調査してみて、取り立てて指摘したくなるような部分のない、良好なドッグフードだなと思いました。安全や品質を重視する飼い主さんに選ばれやすいのも納得です。
ヴェラスドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
それでは、実際にヴェラスを愛犬に食べさせている飼い主さんたちの口コミをご紹介していきます。
ヴェラスドッグフードの良い口コミ
ヴェラスドッグフードの悪い口コミ
ヴェラスドッグフードの口コミ・評判まとめ
ヴェラスの評判を確かめるため、口コミを調査した結果、全体的に良い内容が目立っていると感じました。購入した飼い主さんは満足している方が多数のようです。
とくに多かったのは「食いつきが良い」「品質が良い」といった内容。一部「食べない」との声もあったものの、大半は「よく食べる」といった声なので、嗜好性は高いといえます。
また「品質が良い」については、良い口コミ・悪い口コミに共通していました。低評価をつけていても、品質は高いと実感している飼い主さんがいたのは印象的です。
それと、内容量について言及している飼い主さんもおられました。その犬の消費スピードによって違うのでなんともいえない部分ではあります。
ですが、内容量800g、1.81kg、5.44kg、11.33kgのうち5.44kgを販売するのは公式通販のみでした。たまたまかもしれませんが、5.44kgが手に入りにくい可能性はあります。
ヴェラスの口コミを総合すると、高評価をつけている口コミが大半で評判は良いでしょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 |
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送料 | 580円〜 5,000円以上で無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗によって異なる |
どこでヴェラスを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ヴェラスドッグフードはAmazonが安い!
ヴェラスの価格を調査したところ、最も安いのはAmazonだとわかりました。ただ、送料によっては最安が変わるでしょう。
ちなみに、公式通販では希望小売価格ですが、総輸入元であるLila-Agro L.L.C.の倉庫から直送してくれます。保管状態が気になる場合は、公式通販が安心です。
ヴェラスドッグフードの種類と特徴について!
ヴェラスのドライフードには14種類があります。4つのシリーズに分類し、各々の成分値や特徴を下記にまとめました。
プレミアム・フード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
パピー・ アドバン テージ |
26%以上 | 16%以上 | 374.9 kcal |
ライフ・ アドバン テージ |
24%以上 | 15%以上 | 372.1 kcal |
アダルト・ メンテ ナンス |
22%以上 | 10%以上 | 318.4 kcal |
ウェイト・ マネージ メント |
17%以上 | 8%以上 | 316.1 kcal |
オプティ コート・ フィッシュ |
22%以上 | 10%以上 | 350.1 kcal |
プレミアム・フードは、ライフステージ別・悩み別に分かれた総合栄養食のドッグフードです。定番の「ライフ・アドバンテージ」もこのシリーズに入ります。
中でも「オプティコート・フィッシュ」は、涙焼けやかゆみ・脱毛などのトラブルを抱える犬も食べやすい内容です。
種類によって変わりますが、全粒オーツ麦や玄米などの穀類を使用しているのも特徴といえます。
グレインフリー・フード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
グレイン フリー・ コールド ウォーター |
26%以上 | 15%以上 | 368.8 kcal |
グレイン フリー・ ライフ・ バーチュ |
24%以上 | 15%以上 | 367.9 kcal |
ラージ・ ブリード・ パピー |
23%以上 | 15%以上 | 351.5 kcal |
グレインフリー・フードは、その名のとおり穀物を使わない総合栄養食のドッグフードです。3つのうち「ラージ・ブリード・パピー」のみ、大型犬種の子犬向けとなります。
「グレインフリー・ライフ・バーチュ」「ラージ・ブリード・パピー」の鶏肉は、抗生物質・ホルモン剤を使っていません。こういった心配がないのはヴェラスの良いところです。
ただ「グレインフリー・コールドウォーター」以外は卵を使っていました。穀物だけではなく、卵も体質に合わない場合は注意しましょう。
スモール・ブリード
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
スモール・ ブリード・ ターキー |
25%以上 | 16%以上 | 372.1 kcal |
スモール・ ブリード・ チキン |
27%以上 | 15%以上 | 351.9 kcal |
スモール・ ブリード・ フィッシュ |
26%以上 | 11%以上 | 346.4 kcal |
スモール・ブリードは、2023年に発売された粒が小さめのドッグフードです。
私が購入した「ライフ・アドバンテージ」もそこまで大きい粒ではありませんでしたが、ひと周り小さくなっているとのこと。3種類とも、複数タンパク源を使用しているタイプです。
栄養価は近くなるよう設計されているようですが、やや違いがあります。フードローテーションする場合は、各々の給餌量をよく確認するのがおすすめです。
その他
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100g中) |
---|---|---|---|
アドバンスド ・バイタ リティ |
23%以上 | 14%以上 | 373.4 kcal |
コア・ アドバン テージ |
23%以上 | 14%以上 | 356.8 kcal |
アクティブ ・アドバン テージ |
32%以上 | 20%以上 | 379.2 kcal |
こちらは「新商品」とされており、明確なシリーズのないドッグフードです。アメリカの「VeRUS公式サイト」を覗いても、どんな線引きなか明確に分けられてはいませんでした。
私が調査した限りでは「プレミアム・フード」よりも、一層その犬の悩みに寄り添った内容だなと思います。
「アドバンスド・バイタリティ」は胃腸過敏の犬で「コア・アドバンテージ」は肌のかゆみ(カサカサしている)犬に向いていると説明されていした。
「アクティブ・アドバンテージ」は、14種類の中で最も栄養価が高く、運動が大好きな犬・少量しか食事を取れない犬に向いているでしょう。
ヴェラスドッグフードのQ&A
ヴェラスドッグフードの賞味期限は?
ヴェラスドッグフードは犬種別?
ヴェラスドッグフードまとめ
- 人が食べられる品質の食材・良質な材料のみを使用しており信頼度が高い。
- 食材の調達先は、EU認定サプライヤーのみで品質維持。
- 肉はUSDA検査施設からのもの、チキンは抗生物質・成長ホルモン投与なしで安心。
- 化学合成添加物・遺伝子組み換え作物など不使用で、犬の健康を第一にしている。
- EU認証を受けている製造工場で製造し、衛生管理を徹底。
- 栄養やおいしさを守るため、低温でゆっくりと調理。
- 広告宣伝費を使わず、価格を抑えている。
- 動物性原料と植物性原料の割合もわかれば、一層良かった。
- オーツ麦や玄米といった穀類が体質に合わない場合は注意が必要。
ヴェラスを購入し実物に触れてみて感じたのは、良好で信頼できるドッグフードだなということです。犬の食事に対して、真剣に向き合っています。
食材は人が食べられる品質・良質な材料のみを使い、その調達先は欧州連合(EU)認定サプライヤーです。
チキンは抗生物質・成長ホルモン投与なしのうえ、ケージフリーで育てられたもの。肉副産物・化学合成添加物・遺伝子組み換え作物・中国産原料は不使用です。
ここまでの取り組みだけをとってみても、他のドッグフードと一線を引いているなと思わされます。手作り食のベースとしても活躍するでしょう。
さらに、広告宣伝費を一切使わないというのもすごい決断だなと思います。商品へ広告費を上乗せせず、価格を抑えているのも良心的です。
動物性原料と植物性原料の割合もわかれば尚良いものの、トータルで見ると良好なドッグフードだと判断しました。
ヴェラスドッグフードの基本情報
内容量 | 800g、1.81kg、5.44kg、11.33kg |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 |
2,180円(800g) 4,580円(1.81kg) 15,000円(11.33kg) ※Amazon参考価格 |
正規総輸入元 | Lila-Agro L.L.C. |
公式サイト | https://verusjapan.com |