セミモイストフード「ドゥロイヤル」や「ピュアロイヤル」を手がける株式会社ジャンプ。同社が2022年4月に発売したドライフードが「ピュアドライ」です。
人工的な素材を極力抑えるため、総合栄養食にはこだわらず、一般食であることを選択したそう。生肉の使用や調理の方法など随所に工夫が見られます。
そんなピュアドライの実物はどんな商品なのか「ベニソン」を購入してみました。
ここでは、ピュアドライの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.2 |
栄養バランス | 4.2 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.6 |
コスト | 1.1 |
内容量 | 400g、800g、1.8kg |
価格(通常) |
1,415円(400g) 3,060円(800g) 6,358円(1.8kg) ※「ベニソン」の楽天参考価格 |
価格(定期) | ー |
価格/日 | 378円 |
価格/kg | 3,532円 |
カロリー/100g | 350kcal |
目的 | 一般食 |
主原材料 | 生肉(鹿肉、魚肉、鹿レバー)、穀物(大麦全粒粉、玄米粉、脱脂大豆、たかきび、脱脂米ぬか)、魚粉 |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 全年齢対応(生後3ヶ月〜) |
原産国 | 日本 |
当サイトは、ピュアドライをBランクと評価しました。
生肉を原材料の50%以上に使い、人工的な素材を抑えているフードです。新鮮な鹿肉・馬肉・魚肉が各種類に使われており、気になるような添加物は見られませんでした。
また、一般食品工場と同等の衛生基準の工場で生産しているのもポイント。衛生管理にも手を抜かない姿勢がうかがえます。
そして、低温調理により、フードの栄養や旨味が損なわれないよう配慮されているそう。ビタミンやミネラルの添加も抑えられるよう作られています。
食材の産地や品質グレードについては開示されていませんが、それを差し引いてもメリットの方が上回るでしょう。
目次
実際にピュアドライドッグフードを購入してみました!
それでは、私が購入したピュアドライを見ていきましょう。今回、私は「ベニソン」400gを購入しました。お米の包みを思わせるような、可愛らしいパッケージです。
裏面は上記画像のような感じ。ビニール製だと文字が反射する場合もありますが、紙製なのでハッキリしており、原材料や給餌量なども見やすいです。
中身を取り出すと、200g×2袋となっていました。内容量800g、1.8kgも全て200gごとの小分けになっていて、使い切りやすいのも特徴です。
小分け袋に脱酸素剤が入っていることから、酸化に配慮していることがわかります。
小分け袋を開封すると、お肉らしい香りがふわっと漂いました。鹿肉を使っていますが、香りが強いということはありません。香りの強さも穏やかです。
小分け袋にジッパーはありません。開封後は密閉容器やジッパー付袋などに入れると良いでしょう。
小分け袋の中身を覗き込んだのがこちらの画像。全体が茶色で、着色料が使われていないことがうかがえます。
数粒手のひらに出してみました。油のベタベタはなく、手触りはサラッとしています。
粒はどのくらいの大きさか比較するべく「1円玉」と私がいつも愛犬に与えている「モグワン」それと「ピュアドライ」を並べてみました。
ピュアドライは円筒形ですが、長さはマチマチです。上記画像では、小さめ粒・大きめ粒を用意しました。具体的なサイズは、直径約5×長さ5〜20mmです。
ドーナツ型のモグワンと形状が異なりますが、ピュアドライの方が大きめの粒もある印象を受けました。
長さ20mmの粒はそう多くありませんが、口の小さな犬種に与えるなら、あらかじめ折ってあげると安心です。
ピュアドライドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ピュアドライの原材料と安全性についてです。ここでは、私が購入した「ベニソン」を一例として挙げました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。ピュアドライには、特に危険な原料はありませんでした。
粗たんぱく質 | 29.0%以上 | 粗灰分 | 7.0%以下 |
粗脂肪 | 8.0%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 代謝エネルギー | 350kcal/100g |
ピュアドライの原材料と安全性を調査した結果、引っかかりを感じる部分がなく、安心できる商品だと判断しました。
低温でじっくりと長時間調理を行うことで、人工的な栄養素の添加を抑えているとのこと。ビタミンやミネラルなどの添加が気になる場合も扱いやすいです。
まずは、ピュアドライの特徴を下記にまとめてみました。
- 食材は国産原料を豊富に使用。
- 新鮮な生肉を採用。
- 生肉の割合は、原材料の50%以上。
- 信州ジビエガイドラインに基づいて製造された鹿肉を厳選。
- 魚肉は、工場近郊の港で水揚げされた旬のものを採用。
- 一般食品工場と同等の衛生基準で生産。
- 大麦やにぼしなどの粉末原材料は、調理の直前に自家製粉している。
- 低温で時間をかけてじっくりと調理。
上記のような取り組みから作られているピュアドライ。とくにお肉や添加物の使用についてを重視しているようです。ピュアドライは全3種類とも生肉を使っています。
鹿肉は、全頭放射能量測定と金属検出機で異物の混入検査を実施。食用として加工・販売が可能な認定を受けた施設で、信州ジビエガイドラインに基づいて製造されたもののみです。
魚肉は、工場近郊の港で水揚げされた旬のものに限定されています。馬肉に関しては、国内での調達が難しく「カナダ産など」となっていますが、変なものではないでしょう。
そして、生肉の割合は50%以上とハッキリ明示されているのも良い部分ですね。原材料欄を見ると生肉の次に穀類が次々と並びますから、割合がわかるのは安心です。
低温で時間をかけて調理しているからこそ、人工的な栄養の添加を極力抑えています。さらに、低温調理は食材の栄養や旨味の損失を減らしてくれるんです。
この辺りからも、人工的な香料やオイルなどの添加をせず、愛犬の食欲を刺激できるよう工夫されています。
ただ、食材の産地や品質グレードがわかると、安心要素が増えたのになとは思いました。国産の食材を豊富に使っているそうですが、もう少し具体的な内容がわかると違います。
公式サイトのQ&Aには「ペットの健康に適したペットフード用の原材料があれば弊社では積極的にそちらを採用する」とあるものの、踏み込んだ情報があれば信頼度も上がるでしょう。
この辺りについて、追加の情報が開示されるのを期待します。
- グルメな犬。
- お腹の調子が安定しない犬。
- 複数の穀物を問題なく食べられる犬。
- 生肉にこだわりたい人。
- 添加物をできるだけ避けたい人。
- ドッグフードにお金をかけられる人。
ピュアドライは、生肉の使用や添加物の使用に配慮したドッグフードです。取り立てて気になる点は見られませんでした。
でも、食材の産地や品質グレードについても開示されると、見方も変わってきます。安心できる部分が増え、利用しやすくなることは間違いありません。
ピュアドライドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ピュアドライドッグフードの良い口コミ
現在調査中。
ピュアドライドッグフードの悪い口コミ
現在調査中。
ピュアドライドッグフードの口コミ・評判まとめ
ピュアドライの口コミを調査しましたが、2022年に発売したためかまだ数件のみでした。
少しの口コミだけでは評判とはいえないので、もう少し件数が集まってから改めて調査したいと思います。注視していきますね。
ピュアドライドッグフードを試して感じたメリット・デメリット!
- 原材料中の生肉は50%以上と開示されていて信頼できる。
- 人工的な添加物を避けられるのは安心。
- 食材の栄養や風味を大切にする低温調理のため、愛犬の食欲を刺激しやすい。
- 200gずつの小分けで、開封後の劣化に配慮されている。
- 長めの粒は少なく折れるため、小型犬でも食べやすい。
- 価格が高め。
- 食材の詳細はわからない。
- 穀物に対してアレルギー反応を示す愛犬には、合わせにくい。
ピュアドライの持つメリット・デメリットのポイントを、上記にまとめてみました。注目したいのは、生肉にこだわっている点です。
原材料中の生肉は50%以上のうえ、鹿肉・馬肉・魚肉共に新鮮なものを使っています。その良質なお肉を無駄にしない低温調理がされているのも良い部分です。
じっくりと時間をかけて低温調理を行うことで、栄養や風味を逃しません。愛犬の健康維持のための栄養、食の楽しみのための風味などが考えられています。
全内容量が200gの小分けになっているのも、開封後に酸化しないよう配慮されてのことでしょう。こういった部分はメリットだといえます。
ただ、こういった良い部分を実現するためのコストは価格へ反映されており、安いとは言い難いです。また、食材の産地や品質グレードについてはわかりません。
それと、複数の穀物を使っているので、アレルギーが心配な場合は合わせにくいです。これらは、ご家庭の考え方や愛犬の体質によってデメリットとなります。
メリット・デメリットは状況によっても変わるので、どちらが多いのか検討してみてください。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 |
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送料 | 880円〜 3,300円以上は無料 |
2,000円以上は無料 | 店舗によって異なる |
どこでピュアドライを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ピュアドライドッグフードの価格は内容量によって最安が変わる!
公式サイト・Amazon・楽天でのピュアドライの価格を比較したところ、内容量によって最安が変わるとわかりました。公式サイトは全内容量において割高です。通常価格なのでしょう。
400gはAmazonが安いものの、800gと1.8kgは楽天が最安となります。それぞれ、送料やポイント特典なども踏まえ、利用しやすいショップを探すのがおすすめです。
ピュアドライドッグフードの種類と特徴について!
商品 | ベニソン | ホース | フィッシュ |
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画像 | |||
対象 | 全年齢対応 (生後3ヶ月〜) |
全年齢対応 (生後3ヶ月〜) |
全年齢対応 (生後3ヶ月〜) |
参考価格 | 1,415円(400g) 3,060円(800g) 6,358円(1.8kg) |
1,367円(400g) 2,970円(800g) 5,815円(1.8kg) |
1,367円(400g) 2,580円(800g) 5,615円(1.8kg) |
価格/日 | 378円 | 336円 | 344円 |
価格/kg | 3,532円 | 3,231円 | 3,119円 |
カロリー(/100g) | 350kcal | 360kcal | 340kcal |
内容量 | 400g 800g 1.8kg |
400g 800g 1.8kg |
400g 800g 1.8kg |
タイプ | ドライフード | ドライフード | ドライフード |
粗タンパク質 | 29.0%以上 | 28.0%以上 | 27.0%以上 |
粗脂肪 | 8.0%以上 | 10.0%以上 | 7.0%以上 |
主原料 | 鹿肉 魚肉 鹿レバー |
馬肉 魚肉 馬レバー |
季節の魚 大麦全粒粉 玄米粉 |
原材料 | 生肉 (鹿肉・魚肉 鹿レバー) 穀物 (大麦全粒粉 玄米粉 脱脂大豆 たかきび 脱脂米ぬか) 魚粉・ヤシ粉末 いも類 (サツマイモ ジャガイモ) 煎りゴマ ひまわり油 乳清タンパク 海藻粉末 卵殻カル シウム 脱脂粉乳 フラクトオ リゴ糖 乳酸菌群 |
生肉 (馬肉・魚肉 馬レバー) 穀物 (大麦全粒粉 玄米粉 脱脂大豆 たかきび 脱脂米ぬか) 魚粉・ヤシ粉末 いも類 (サツマイモ ジャガイモ) 煎りゴマ ひまわり油 乳清タンパク 海藻粉末 卵殻カル シウム 脱脂粉乳 フラクトオ リゴ糖 乳酸菌群 |
生肉 (季節の魚) 穀物 (大麦全粒粉 玄米粉 脱脂大豆 たかきび 脱脂米ぬか) 魚粉・ヤシ粉末 いも類 (サツマイモ ジャガイモ) 煎りゴマ ひまわり油 乳清タンパク 海藻粉末 卵殻カル シウム 脱脂粉乳 フラクトオ リゴ糖 乳酸菌群 |
特徴 | 信州ジビエ ガイドライン に沿った鹿肉 |
オメガ3脂肪酸 が豊富な 馬肉を使用 |
プロの目利き で厳選された 魚を使用 |
ピュアドライには、3種類のドライフードが取り揃えられています。上記表では、価格や栄養価はもちろん、原材料などをまとめました。
全種類とも、第一主原料に生肉を使うドッグフードです。魚に関しては、その時旬のものを使っているとのこと。具体的な種類名の記載はありません。
3種類とも栄養価にはやや違いが見られ、色々な愛犬の状態にフィットするよう、わざと変えているのかな?と思わせる設計です。
また、ベニソンとホースには魚肉が使われています。もし、魚肉が体質に合わないならば、原材料欄をよくご確認ください。
ピュアドライドッグフードのQ&A
ピュアドライドッグフードは子犬に与えられる?
ピュアドライドッグフードは総合栄養食ではないの?
公式サイトでは「ほぼ総合栄養食の栄養基準に近づけた」とありますが、ピュアドライのみを与えられるという明確な記述はありませんでした。
ピュアドライをどのように与えるかは、各ご家庭で判断するのが良いでしょう。
ピュアドライドッグフードまとめ
- 食材は国産原料を豊富に使っていて安心。
- 新鮮な生肉を採用しており、その割合は原材料の50%以上で信頼できる。
- 人工的な香料やオイルなどの添加しておらず、愛犬の体に優しい。
- 一般食品工場と同等の衛生基準で生産していて、衛生管理を徹底。
- 低温で時間をかけてじっくりと調理し、栄養や風味を逃さない。
- 200gずつの小分けで、開けたてをキープしやすい。
- 長めの粒は少なく折れるため、小型犬でも食べやすいサイズ。
- 食材の産地や品質グレードがわかるともっと良かった。
- 穀類が体質に合わない場合は、原材料欄の確認が必要。
生肉をたっぷり使い、安全とは言い難い添加物の見られないピュアドライは、良好で信頼のおけるフードだと判断しました。
鹿肉は信州ジビエガイドラインに基づいて製造されたもの、魚肉は工場近郊の港で水揚げされた旬のものです。馬肉はカナダ産などが使われています。
そして、人工的な香料やオイルといったものは不使用。総合栄養食にありがちな、ビタミンやミネラルの添加も抑えられていました。
これらの食材を低温調理することで、栄養や風味を逃さないよう工夫されています。
でも、食材の産地や品質グレードもわかるともっと良かったのになとは思います。国産原料が豊富だけでは、どんな食材なのか不明です。
また、愛犬の健康に適しているのかもしれませんが、どんな品質グレードの食材なのかは消費者側には見えてきません。
良い点が多いだけに、これらの不明点はもったいないなと感じました。とはいえ、現状のままでもメリットが多く、安心して利用できるフードです。
ピュアドライドッグフードの基本情報
内容量 | 400g、800g、1.8kg |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 1,415円(400g) 3,060円(800g) 6,358円(1.8kg) ※「ベニソン」の楽天参考価格 |
販売会社 | 株式会社ジャンプ |
公式サイト | https://www.janp-pet.co.jp |