フリーズドライ加工された生肉を、いろんな形でドライフードとミックスしている「ネイチャーズバラエティ」。
通常のドライフードとはまた違った特徴を持つネイチャーズバラエティは、犬に適正な食事(肉食)を与えたいと考える飼い主さんの間でとても人気のあるドッグフードです。
ここでは、ネイチャーズバラエティの原材料や安全性の評価、口コミ評判を調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Bランク ※S~Fランクは【全238商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 4.5 |
栄養バランス | 3.9 |
無添加 | 4.9 |
安全性 | 4.5 |
コスト | 3.2 |
内容量 | 1kg、1.8kg ※ロウブースト チキン フォーミュラの場合 |
価格 | 2,970円(1kg) 4,968円(1.8kg) |
価格/日 | 246円 |
価格/kg | 2,760円 |
カロリー/100g | 395kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | チキンミール、チキン、チキンファット(クエン酸、トコフェロールで酸化防止)、チキンエッグ |
タイプ | ドライフード/ウェットフード |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトは、ネイチャーズバラエティをBランクと評価しました。
ネイチャーズバラエティは過去に3回ほどリコールがあったため、製品そのものに不安を感じている飼い主さんも少なくないと思います。ただ、最後にリコールのあった2010年以降、ネイチャーズバラエティでリコールは一度も起きていません。恐らく、品質・衛生管理がさらに強化されたからでしょう。
頻繁にリコールが起きるようでは会社もやっていけませんから、そこはしっかり投資してHPP製法(病原性細菌を処理する製法)を採用し、原料の調達も以前に増して厳しくなったのではないかと思われます。最近のネイチャーズバラエティは、質も安全性も申し分ないです。
目次
実際にネイチャーズバラエティドッグフードのサンプルを購入してみました!
ネイチャーズバラエティの中身を確認する、今回は「インスティンクト ロウブースト チキン フォーミュラ」のサンプルを購入してみました。
パッケージ裏はこんな感じ。他のロウブースト商品の原材料なども書かれています。比較しやすいですね。
ゴロッとした大きめな粒は、ネイチャーズバラエティ独自の技術で作ったフリーズドライの生肉粒(生肉がフリーズドライ加工されたもの)です。
中身を出すとこんな感じ。
一部の口コミで「ラムは生臭さい」とありましたが、チキンの場合はおいしそうな匂いがします。臭いと感じることはありません。
フリーズドライの粒がやや大きめなので、気になる場合は軽く水でふやかしてあげるといいかもしれませんね。
こうやって見ると、フリーズドライの粒の大きさ&ゴロッと感がよく分かります。
それでは次に、ネイチャーズバラエティの原材料と安全性について見ていきたいと思います。
ネイチャーズバラエティドッグフードの原材料と安全性について評価!
次に、ネイチャーズバラエティの原材料と安全性についてです。ここでは「インスティンクト ロウブースト チキン フォーミュラ」を評価してみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよく分からない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
ネイチャーズバラエティには、特に危険な原料はありませんでした。
粗タンパク | 38%以上 | 粗灰分 | 13%以下 |
粗脂肪 | 20.5%以上 | 水分 | 8%以下 |
粗繊維質 | 4.5%以下 | 代謝エネルギー | 395kcal/100g |
ネイチャーズバラエティを評価するにあたり、日本の総輸入販売元「株式会社プラン・ドゥ」の公式サイトと、ネイチャーズバラエティの公式サイト(英語)を参考にしてみました。
そこから分かったのは、現在のネイチャーズバラエティは品質・衛生管理がかなり徹底されている、つまり安全性が高いということです。
まず原料の産地ですが、
- 家禽のすべて:アメリカ、カナダ、フランス、オーストラリア
- 豚肉:アメリカ、カナダ
- 牛肉:アメリカ、カナダ、メキシコ、ニュージーランド
- 子羊:アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア
- 鹿肉:カナダ、ニュージーランド、オーストラリア
- ウサギ肉:フランス、イタリア、ベルギー
といった感じで、肉類に関してはどこから調達しているのかきちんと開示されています。
質の良い食材を使うためには、アメリカ国内に限定しないのがネイチャーズバラエティのようですね。すべてUSDA(アメリカ農務省)の認定を受けている原材料です。
そしてネイチャーズバラエティでは、自社工場に仕入れた食材をすべてHPP製法で殺菌処理しています。HPP製法についてはプラン・ドゥが非常に分かりやすく解説しているので、ぜひ「HPP製法について」を参考にしてみて下さい。
この製法が採用されているおかげで、栄養素を壊すことなく病原性細菌を処理することができています。2010年以降リコールが起きていないのは、恐らくこの製法のおかげもあるでしょう。
それと、ネイチャーズバラエティの自社工場もUSDAより有機認証されています。さらにFDA(アメリカ食品医薬品局)によって視察&保証されているので、品質・衛生管理は申し分ないと判断しても良いでしょう。
原材料については、穀物・コーン・小麦・大豆・人工着色料や防腐剤といった合成添加物を含んでいません。すべて人も食べれるグレードのものです。
こうやってネイチャーズバラエティを深く掘り下げると、むしろリコールがあったから今のネイチャーズバラエティがあるんだなということがよく分かります。
「ヘルシーウェイト」以外は全体的に脂肪の数値が高めなので、与え方や給餌量には十分注意しましょう。
- 穀物やグルテンアレルギーがある犬。
- 特定のタンパク源にアレルギーを起こす犬(→LIDシリーズ)。
- 運動量が多く活動的な犬。
- 栄養価の高い食事を必要としている犬。
- 一味違ったドライフードを愛犬に食べさせたい人。
- 品質・衛生管理が徹底されたドッグフードを探している人。
- 遺伝子組み換え食品不使用のドッグフードを探している人。
- 人工保存料・防腐剤・着色料といった合成添加物を避けたい人。
ネイチャーズバラエティドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
ネイチャーズバラエティドッグフードの良い口コミ
ネイチャーズバラエティドッグフードの悪い口コミ
ネイチャーズバラエティドッグフードの口コミ・評判まとめ
ネイチャーズバラエティは全体的に評価の高いドッグフードです。
ただ、体質に合う合わないがはっきり出やすいフードなのか、「便が緩い」「軟便になった」といった声がチラホラありました。中には消化不良になってしまった犬もいたようです。
こればかりは体質との相性なのでなんとも言えませんが、もしかしたらネイチャーズバラエティに脂肪分が多く含まれていることも原因の1つかもしれません。
逆に「ヘルシーウェイト」くらい脂肪分がカットされているものだったら、食べてもお腹がゆるくなりにくいかもしれませんね(個体差はありますが)。
ネイチャーズバラエティは粗脂肪の数値も高めなので、もともと脂肪の消化が得意ではない犬や消化機能が低下している犬にはまずサンプルから試して様子を見るようにしましょう。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | 2,970円(1kg) 4,968円(1.8kg) |
2,970円(1kg) 4,968円(1.8kg) |
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこでネイチャーズバラエティを買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。
ネイチャーズバラエティドッグフードの価格はAmazonも楽天も同じ!
調査した結果、ネイチャーズバラエティの価格はAmazonも楽天も同じであることが分かりました。
公式サイトではネイチャーズバラエティの直接販売はされておらず、代わりに株式会社プラン・ドゥ公認の代理店「アクシス」へ移動して購入するよう推薦されています。
ネイチャーズバラエティドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | ネイチャーズバラエティ |
---|---|---|
主原料 | チキンミール・チキン・チキンファット | |
穀物 | グレインフリー | |
タンパク質 | 38%以上 | |
脂質 | 20.5%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
395kcal | |
内容量 | 1.8kg | |
価格 | 4,968円 | |
当サイト評価 | Bランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンとネイチャーズバラエティにはどのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンもネイチャーズバラエティも特徴がだいぶ異なります。なので「○○の方がおすすめ!」と私の方で判断することはできません。
ネイチャーズバラエティはフリーズドライ生肉を各ドライフードに取り入れており、この方法はモグワンをはじめとする他のドライフードにもなかなか見られない大きな特徴です。
その分、タンパク質も脂質も一般的なドライフードよりも高くなっていますが、少しの量でしっかり栄養を摂りたい犬や活動的な犬には最高のフードと言えるでしょう。
逆に、そこまで栄養価の高い食事は必要ないと考えるなら、モグワンくらいのドッグフードでも十分かと思います。モグワンなら、運動量がそこまで多くない犬にも合わせやすいです。
モグワンもネイチャーズバラエティもそれぞれ特徴が大きく異なります。どちらが愛犬に適しているのかは、違いをよく比較したうえで選んであげるようにしましょう。
ネイチャーズバラエティドッグフードの種類と特徴について
犬用のネイチャーズバラエティには、ドライフード、レトルトフード、缶フードの3タイプがあります。
それぞれの特徴などを簡単にまとめてみました。
ドライフード
商品名 | 特徴 |
---|---|
インスティンクト オリジナル | ネイチャーズバラエティのベーシックとも言えるフード。総量の74%が動物性タンパク質で、残りの26%はフルーツや野菜等の原料で構成されている。種類はチキンのみ。 |
インスティンクト ロウブースト | 通常のドライフードとフリーズドライ加工された生肉の粒をミックスさせたフード。種類はチキン、ダック、ベニソン(鹿肉)、シニア用がある。 |
インスティンクト ヘルシーウェイト | オリジナルとロウブーストに比べカロリーを15%抑えたフード。肥満を予防するために、タンパク質と脂肪分が控えめになっている。種類はチキンのみ。 |
インスティンクト LID「成分限定食」 | 動物性タンパク質を1種類に絞り込み、食物アレルギーに配慮したフード。穀物、グルテン、乳製品、卵、牛肉などアレルギーの原因となる原材料が使われていない。種類はラムとターキー。 |
「ヘルシーウェイト」と「LIDシリーズ」はそれぞれターゲット層が決まっているので迷うことはないと思いますが、「オリジナル」と「ロウブースト」はどちらがいいか迷いますよね。
結論から言うと、どちらがいいのかは愛犬の健康状態と体質により異なります。
オリジナルはロウブーストよりもお値段がやや低めですが、タンパク源がチキン1種類しかありません。
愛犬がチキンを食べても大丈夫、あるいはとくにフリーズドライ生肉粒が入っていなくてもいいのであればオリジナルでもいでしょう。
それに対しロウブーストは、オリジナルよりもお値段高めですがタンパク源が3種類と豊富で、フリーズドライ加工された生肉が粒として含まれています。
「生肉に含まれる自然な栄養素を愛犬に」と考えるのであれば、オリジナルよりもロウブーストがおすすめです。
レトルトフード
ネイチャーズバラエティのレトルトフード「インスティンクト ヘルシークレイビング ドッグ チキン」は、主原料にチキン生肉を使った栄養補完食です。
ドライフードや手作り食のトッピングとして使うものであり、これ単体を1食分として犬に与えるものではありません。総合栄養食ではないので、くれぐれも与え方には注意しましょう。
缶フード
商品名 | 特徴 |
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インスティンクト 缶フード | ネイチャーズバラエティ定番の缶詰。総量の95%が動物由来の原料で、残りの5%はフルーツと野菜で構成されている。種類はチキンとダック。 |
インスティンクト 成分限定食 缶フード | 動物性タンパク質を1種類に絞り込み、食物アレルギーに配慮した缶詰。種類はラムとターキー。 |
どちらも総合栄養食の缶詰なので、この缶詰と新鮮な水があれば犬に必要な栄養素は補うことができます。
ドライフードにトッピングする時は、カロリーオーバーにならないようドライフードの給餌量を減らしましょう。
ネイチャーズバラエティドッグフードのQ&A
ネイチャーズバラエティドッグフードにサンプル(試供品)はある?
内容は、30g×4袋もしくは50g×3袋で、どちらも756円(送料無料)。北海道と沖縄は送料がかかってしまうので気をつけましょう。
ネイチャーズバラエティドッグフードの基本情報
内容量 | 1kg、1.8kg ※ロウブースト チキン フォーミュラの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 2,970円(1kg) 4,968円(1.8kg) |
日本総輸入発売元 | 株式会社プラン・ドゥ |
公式サイト | http://naturesvarietyjapan.com/ |