
じめじめとした梅雨の季節。愛犬との散歩、悩ましい時期がやってきました。
「行く?やめる?」「濡れても大丈夫?」――そんな迷いを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回こちらでは、雨の日の散歩事情をテーマに、全国400名の飼い主さんにアンケート調査を行いました。
散歩の工夫や悩みごと、行かない派の理由まで、リアルな意見がたくさん詰まっています。ぜひ最後までチェックしてみて下さいね。
【アンケート名】雨の日の犬の散歩について
【調査方法】インターネット調査
【調査実施日】
・第1回:2025年6月11日
・第2回/第3回:2025年06月13日~2025年06月16日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん400名に対し、「雨の日も愛犬の散歩に行くかどうか」を調査。
・第2回:「行く」と回答した279名を対象に、雨の日の散歩時の工夫や困りごとについて調査。(有効回答数:266)
・第3回:「行かない」と回答した121名を対象に、その理由について調査。(有効回答数:109)
【男性:274名】
- 20代:11名
- 30代:67名
- 40代:91名
- 50代:75名
- 60代以上:30名
【女性:126名】
- 20代:9名
- 30代:55名
- 40代:43名
- 50代:18名
- 60代以上:1名
目次
愛犬の雨の日散歩、正解はそれぞれ!“散歩後のケア”が分かれ道の一つに。
今回のアンケートからは、雨の日の散歩に対する対応は“飼い主さんの考え方”や“愛犬の性格”によって大きく異なることが明らかになりました。
なかでも「散歩後のケアの大変さ」は、行くかどうかを左右する大きな判断材料の一つになっています。
それでも多くの飼い主さんが、愛犬のために工夫を重ねながら、自分たちに合ったスタイルで向き合っている様子がうかがえました。
雨の日の愛犬散歩、最多は「小雨のときだけ行く」派!
■ 雨の日も愛犬の散歩に行きますか?
小雨のときだけ行く 39%(154人)
毎回行く 31%(124人)
行かない 30%(121人)
雨の日の愛犬の散歩について、最も多かったのは「小雨のときだけ行く」(39%)という回答でした。
もちろん、人によって“小雨”の基準はさまざまです。それでも雨が強くない場合には、工夫をしながらいつも通り散歩に出かけるという飼い主さんが最も多いことが分かりました。
続けて、「毎回行く」(31%)と「行かない」(30%)は、ほぼ同じ割合という結果に。
この結果からも、雨の日の対応は“愛犬の性格”や“飼い主さんの考え方”によって、家庭ごとに変わってくることがうかがえます。
雨の日でも「いつも通り」が最多!愛犬ごとの個性が光る結果に。
■ 雨の日の散歩、愛犬はどう感じていると思いますか?
いつもと変わらない 47%(124人)
やや嫌がっている 26%(68人)
いつも以上に楽しんでいる 13%(36人)
とても嫌がっている 9%(23人)
その日の気分による 5%(15人)
雨の日の散歩に対する愛犬の反応で最も多かったのは、「いつもと変わらない」(47%)という回答でした。
楽しみにしている散歩だからこそ、天気が悪くてもあまり気にしない派のワンちゃんが多いのかもしれません。
一方で「やや嫌がっている」(26%)や「とても嫌がっている」(9%)という声もあり、雨が苦手な子も少なくないことが分かります。
中には「いつも以上に楽しんでいる」(13%)という意外な声も。テンションが上がって、水たまりにダイブしちゃうコもいるようです。
こうして見てみると、雨の日の感じ方にもそれぞれのワンちゃんらしさがにじみ出ている気がします。
愛犬との雨の日散歩、人気の対策はやっぱりレインコート!
こちらでは、飼い主さんたちが雨の日の散歩で実際に行っている工夫についてアンケートを実施しました。
その結果をランキング形式でお伝えするとともに、寄せられたコメントもあわせてお届けします。
雨の日散歩で工夫していることランキングTOP10
■ 雨の日に愛犬の散歩をする時、どんな工夫をしていますか?
【1位】レインコートを着用する:147票
【2位】傘をさす・大きめの傘をさす:36票
【3位】特に何もしない:32票
【4位】屋根のある場所で散歩:31票
【5位】レインブーツを履く:10票
【5位】できるだけ小雨を狙う:10票
【7位】散歩コースを臨機応変に変える:7票
【8位】水たまりを避ける:5票
【9位】滑りにくい道を歩く:4票
【10位】帰宅後すぐにタオルで拭く:3票
【10位以下の回答】袋を着せる(2) / リードを短くする(2) / 屋内ドッグランを利用する(1) / 時間をかけて散歩する(1) / ボールで遊ぶ(1) / リードに付ける傘をさす(1) / 一緒に走る(1) / 滑らないよう気を付ける(1) / 嫌がった時は中止する(1) / 光る首輪を付ける(1) / 散歩前にお風呂を沸かしておく(1) / 車が通らないコースを選ぶ(1) / 濃い色の服を着せる(1) / 抱っこをして草むらまで行く(1) / 明るい時間帯に散歩を済ませる(1)※複数回答
雨の日の散歩時に行っている工夫として、最も多かったのは「レインコートを着用する」(147票)でした。愛犬だけに着せる派も、飼い主さんも着る派もいて、スタイルはさまざま。
傘だとどうしても手がふさがってしまうため、レインコートは“雨の日の散歩の必需品”と感じている飼い主さんは多いようです。
続く2位は「傘をさす」。散歩用に特大の傘を用意しているという声も多く見られました。
いろいろな工夫が見られる一方で、「特に何もしない」という飼い主さんも少なくありません。どうせ濡れるから最初から諦めているという意見も挙がっていました。
愛犬が雨をあまり気にしないタイプなら、特別な対策は必要ないのかもしれませんね。
雨の日散歩で工夫していることに関するコメント集
あまりにも風や雨が激しい時は行きませんが、小雨パラパラぐらいならレインコートだけで十分です。
なるべく雨量の少ない時に出かける。飼い主はカッパ&長靴フル装備。
大雨時、抱いて移動し雨がかからない所でトイレ休憩(大木下、大橋下)。
足元が濡れすぎないように短めのルートを選び、水たまりを避けながら歩きます。
帰宅後はタオルでしっかり体を拭き、特に足先の汚れを丁寧に落とすようにしています。
散歩後のケアが最大の難所!雨の日の散歩は想像以上に大変。
では実際に、飼い主さんたちは雨の日の散歩でどんなことに困っているのでしょうか?アンケート結果から、具体的な困りごとTOP10を見てみましょう。
雨の日散歩の困りごとランキングTOP10
■ 雨の日の愛犬の散歩で、困っていることはありますか?
【1位】散歩後のケアが大変:149票
【2位】特になし:38票
【3位】愛犬が散歩に行きたがらない:12票
【4位】滑りやすいから心配:9票
【5位】散歩中、動かなくなる:7票
【5位】排泄物の処理が大変:7票
【5位】飼い主も濡れて汚れる:7票
【8位】排便をなかなかしない:6票
【9位】ニオイが気になる:5票
【10位】傘を持つと両手が塞がる:4票
【10位】愛犬のテンションが高い:4票
【10位以下の回答】レインコートの着用を嫌がる(3) / 早く家に帰りたがる(2) / 水たまりに好んで入る(2) / 散歩時間が短くなり、運動不足が心配(2) / 落ち着きがなくなる(1) / 変なものを拾いたがる(1) / 体調が悪くなる(1) / 泥水を飲もうとする(1) / 全体的にいつもより手間がかかる(1) / 水たまりを怖がる(1) / 高架下まで車で移動しなくてはいけない(1) / 愛犬のテンションが低い(1) / ナメクジなどの生き物が付く(1) / いつも以上に鳴く(1) / いう事を聞いてくれない(1)※複数回答
雨の日の散歩で最も多かった悩みは「散歩後のケアが大変」(149票)でした。
濡れた体を拭く、泥を落とす、必要ならシャワーをして乾かす…など、ほとんどの飼い主さんが大きな負担を感じているようです。
一方で、2位に挙がっていたのは「特になし」。雨の日でも特別構えることなく、普段通りの散歩をしている方も少なくありません。
「行きたがらない」「動かなくなる」「排泄がうまくいかない」など、愛犬側のコンディションに関する悩みも寄せられていました。
また「飼い主も濡れて汚れる」「傘で両手が塞がる」といった、飼い主さん自身の負担も見逃せません。
雨の日の散歩で感じる困りごとは、愛犬の性格だけでなく、飼い主さん自身の考え方にも左右されているようです。
雨の日散歩の困りごとに関するコメント集
それとお腹はどうしても汚れるので、散歩後は外で洗い流してから家の中に入れないといけないこと。
後は、フンを拾う時、傘を持ってリードを持ってで拾いにくいこと。
レインコートを着せても濡れるのが不快なようで、玄関を出た瞬間に引き返そうとすることもあります。
短時間でも外に出すようにしていますが、満足に歩けず運動不足が心配です。
そして汚れを落とす前にブルブル…飼い主まで泥まみれになっていた。
愛犬の雨の日散歩、行かない派の理由1位は“ケアの大変さ”だった!
雨の日の散歩を“あえて避ける”という選択をしている飼い主さんは、全体のおよそ3割。
では、具体的にどのような理由で雨の日の散歩を控えているのでしょうか?寄せられた意見をチェックしていきましょう。
雨の日散歩に行かない理由ランキングTOP5
■ 雨の日に愛犬の散歩に行かない理由を教えてください。
【1位】散歩後のケアが大変:52票
【2位】愛犬が雨を嫌がる:34票
【3位】風邪などの体調面が心配:7票
【4位】そもそも散歩に行かない:4票
【5位】泥だらけ/濡れるのがかわいそう:3票
【5位】高齢のため無理をかけたくない:3票
【10位以下の回答】おうち遊びで満足している(2) / 病気だから(1) / 体が冷える(1) / 事故に遭うリスクが大きい(1) / 傘をさすのが嫌い(1) / 雑菌が気になる(1) / 犬用の雨具が苦手(1)※複数回答
雨の日に散歩に行かない理由として最も多かったのは、「散歩後のケアが大変」(52票)という回答でした。
泥だらけになった体をケアするのは、どうしても工程が多くなりがち。飼い主さんにとっても負担が大きいので、「雨の日は行かない」と割り切っている家庭も多い印象です。
次いで2位は「愛犬が雨を嫌がる」(34票)という意見でした。ワンちゃん自身の性格や反応が、散歩をするかどうかに影響を与えているようです。
また、体調面を心配する声も挙がっていました。体調が悪くなるくらいだったら、お家で遊ばせてあげた方が良いケースもあるでしょう。
雨の日散歩に行かない理由に関するコメント集
それに犬も嫌がるので雨の日は行かない。
途中で雨が降ってきたら、自宅に向かって帰りだすくらい。
正解はひとつじゃない!雨の日ならではの愛犬との楽しみ方を見つけよう。
雨の日の散歩に対する向き合い方は、飼い主さんそれぞれの考え方や愛犬の性格によって大きく分かれることが、今回の調査から見えてきました。
なかでも「散歩後のケアの大変さ」は、多くの飼い主さんに共通する悩み。散歩に行くかどうかを判断するひとつのポイントになっているようです。
それでも皆さんが、無理のない方法で愛犬との時間を大切にしている姿が印象的でした。
大変に感じることもあるけれど、この機会に“雨の日ならではの楽しみ方”を見つけてみるのも、いいかもしれませんね。
【アンケート名】雨の日の犬の散歩について
【調査方法】インターネット調査
【調査実施日】
・第1回:2025年6月11日
・第2回/第3回:2025年06月13日~2025年06月16日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん400名に対し、「雨の日も愛犬の散歩に行くかどうか」を調査。
・第2回:「行く」と回答した279名を対象に、雨の日の散歩時の工夫や困りごとについて調査。(有効回答数:266)
・第3回:「行かない」と回答した121名を対象に、その理由について調査。(有効回答数:109)
【男性:274名】
- 20代:11名
- 30代:67名
- 40代:91名
- 50代:75名
- 60代以上:30名
【女性:126名】
- 20代:9名
- 30代:55名
- 40代:43名
- 50代:18名
- 60代以上:1名