大好きな愛犬と過ごす毎日は幸せそのもの。だからこそ、「いつか来るお別れ」や「葬儀」のことなんて、まだまだ考えたくないのが本音ですよね。
「元気なうちから調べるなんて不謹慎かも…」と、先延ばしにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、飼い主さん500名を対象に「愛犬の葬儀に関するアンケート」を実施しました。気になる費用や火葬プラン、経験者の“後悔”まで詳しく深掘りしています。
いざという時に慌てず、納得のいくお見送りをするために。この記事が愛犬への恩返しに向けた、優しい一歩になれば幸いです。
【アンケート名】
・第1回:愛犬を看取った経験について
・第2回:愛犬の葬儀について
【調査実施日】
・第1回:2025年12月19日~12月28日
・第2回:2026年1月7日~1月15日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん500名に対し、「愛犬を看取り、葬儀の手配に関わった経験があるか」を調査。
・第2回:第1回アンケートで「葬儀の手配に関わった経験がある」と回答した205名を対象に、葬儀の内容について調査。(有効回答数:193名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:317名】
- 20代:8名
- 30代:58名
- 40代:115名
- 50代:97名
- 60代以上:39名
【女性:183名】
- 20代:9名
- 30代:65名
- 40代:67名
- 50代:36名
- 60代以上:6名
目次
【500人調査】愛犬の葬儀のリアルな実態!気になる費用や探すタイミングを公開

今回の調査では、愛犬を見送った飼い主さんの85%がペット葬儀を行っており、過半数が「立会い個別火葬」を選んでいることが分かりました。
気になる葬儀費用の相場は「3〜5万円」が最も多く、これ以上出すのは難しいという壁は、「7万円」あたりにあるようです。
また、葬儀業者を探し始めたタイミングは「亡くなってから」が最多。ただし、「もっと早くから準備すればよかった」という後悔の声も少なくありませんでした。
それでは、飼い主さん500名を対象にしたアンケートから見えてきたリアルな声と、詳しい調査結果を見ていきましょう。
愛犬の最後どうする?ペット葬儀を選ぶ割合は85%と圧倒的多数に

■ ご自身の愛犬、もしくはご実家の愛犬を看取り(亡くし)、葬儀の手配に関わった経験がありますか?
看取った経験があり、葬儀の手配に関わった経験がある:41%【205人】
愛犬を看取った(亡くした)経験自体がない:33%【163人】
看取った経験はあるが、葬儀の手配は家族などに任せていた:16%【80人】
看取った経験はあるが、葬儀はしていない(自宅で埋葬など):10%【52人】
※ここで言う葬儀とは、「合同火葬」「一任個別火葬」「立会個別火葬」「訪問火葬」など、葬儀屋や自治体などで行っている火葬プランのことを指します。
まず今回の調査では、愛犬を亡くした経験がある方は67%いらっしゃいました。その中でも実に85%の方が「ペット葬儀」を行っていることが判明。
この背景には、「家族として人間と同じように弔いたい」という意識の変化があるはずです。愛犬への感謝を伝える場所を作ることは、飼い主さん自身の心の整理をつけるためにも必要な儀式になっているのでしょう。
一方で、昔は一般的だった「自宅の庭への埋葬」は少数派になりました。マンション住まいはもちろん、一軒家でも「土の庭がない」「深く掘るのが難しい」といった住宅事情の変化が、供養の形をリアルに変えているようです。
「番犬」から、家の中で共に暮らす「家族」へ。この85%という数字は、愛犬の立ち位置が根本から変わった証拠と言えます。
選ばれている愛犬の葬儀プランは?過半数が「立会い個別火葬」を選択

■ 愛犬を見送った際、どのような葬儀プラン(形式)を選びましたか?
民間施設での「立会い個別火葬」(火葬に立ち会い、お骨上げをした):51%【99人】
民間施設での「一任個別火葬」(遺体を預け、火葬・収骨はスタッフに任せた):18%【34人】
訪問火葬での「立会い個別火葬」(火葬車で火葬し、その場でお骨上げをした):12%【24人】
訪問火葬での「一任個別火葬」(業者に遺体を預け、火葬はお任せして後でお骨を受け取った):8%【15人】
民間施設での「合同火葬」(他のペットと一緒に火葬してもらい、お骨は受け取っていない):6%【11人】
自治体・役所への引き取り依頼(市町村に回収してもらい、お骨は受け取っていない):4%【7人】
お寺で埋葬:1%【2人】
続いて、ご自身で葬儀の手配を行った飼い主さんに、選んだプランについて聞いてみました。
もっとも多かったのは民間施設での「立会い個別火葬」で51%。これは、火葬の場に立ち会い、最後はお箸を使って自分たちで遺骨を拾う(お骨上げ)プランです。
訪問火葬でお骨上げまでする方(12%)も合わせると、実に6割以上の方がご自身の手でお骨上げまで行っていることが分かりました。「手間や費用はかかっても、最後までしっかりとこの目で見送りたい」という、想いが伝わってきますね。
次に多かったのが、スタッフにお任せする「一任個別火葬」です。「お骨は連れて帰りたいけれど、費用も少し抑えたい」という方に、バランスの良い選択として選ばれています。
一方で、お骨が手元に戻らない「合同火葬」や「自治体への引き取り」を選んだ方は、全体の約1割にとどまりました。
どんな形であれ、「お骨は受け取りたい」という想いが、多くの飼い主さんにとっての共通点と言えそうです。
ペット葬儀費用の相場は3〜5万円!「立会い個別火葬」は高くなる傾向に
続けてこちらでは、気になるけれど聞きづらい葬儀費用のリアルを、アンケート結果から深掘りしていきたいと思います。
【愛犬の葬儀費用】相場は3〜5万円!「7万円の壁」が分かれ目に

■ 愛犬の葬儀にかかった費用(火葬・葬儀代・骨壺代などを含む総額)は、およそいくらでしたか?
1万円未満:6% (12人)
1万円〜3万円未満:21% (40人)
3万円〜5万円未満:28% (54人)
5万円〜7万円未満:24% (47人)
7万円〜10万円未満:10% (19人)
10万円以上:3% (6人)
覚えていない:8% (15人)
一番多かったのは「3〜5万円未満」で28%でした。ただ、「5〜7万円未満(24%)」と「1~3万円未満(21%)」も僅差で続いているので、この辺りの範囲がボリュームゾーンと言えそうです。
一方で、7万円を超えると割合はガクッと減り、10万円以上かけた方はわずか3%でした。「現実的に出せるのはこのあたりまで」という、家計におけるシビアなラインが「7万円」あたりにあるのかもしれません。
続けて、選んだ葬儀プランと金額の関係を詳しく見ていきましょう。
【プラン別】費用相場の違いを比較!「立会い個別火葬」は高くなる傾向に
| 葬儀プラン | 立会い個別火葬 (民間施設) |
一任個別火葬 (民間施設) |
立会い個別火葬 (訪問火葬) |
一任個別火葬 (訪問火葬) |
合同火葬 (民間施設) |
自治体や役所 | 寺で埋葬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1万円未満 | 2.15% (2人) |
11.76% (4人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
20% (2人) |
50% (3人) |
50% (1人) |
| 1~3万円未満 | 18.27% (17人) |
20.58% (7人) |
22.72% (5人) |
45.45% (5人) |
50% (5人) |
16.66% (1人) |
0% (0人) |
| 3~5万円未満 | 34.40% (32人) |
29.41% (10人) |
31.81% (7人) |
18.18% (2人) |
10.00% (1人) |
16.66% (1人) |
50% (1人) |
| 5~7万円未満 | 27.95% (26人) |
26.47% (9人) |
36.36% (8人) |
18.18% (2人) |
10.00% (1人) |
16.66% (1人) |
0% (0人) |
| 7~10万円未満 | 10.75% (10人) |
11.76% (4人) |
9.09% (2人) |
18.18% (2人) |
10.00% (1人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
| 10万円以上 | 6.45% (6人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
0% (0人) |
葬儀プラン別で値段を見てみると、「立会い個別火葬」は民間施設・訪問火葬にかかわらず、やはり料金が高くなる傾向にあります。
特に民間施設の個別火葬では、10万円を超えている方もいました。これは、お花をたくさん入れたり、特別な骨壷を選んだりと、「飼い主さんの想いに合わせて細かくカスタマイズできる」という良さの表れだと言えます。
一方で、訪問火葬は値段のボリュームゾーンがはっきりしています。車内というスペースの制限はありますが、その分「料金プランがシンプルで分かりやすい」というメリットがあるとも言えそうです。
また、費用を最小限に抑えたい場合は、合同火葬や自治体のサービスが選択肢に入ります。予算と供養の形のバランスを見て、納得できるプランを選ぶことが大切です。
3人に1人が「亡くなってから」と回答。愛犬の葬儀屋を探し始めたタイミング

■ 愛犬の葬儀について、具体的に業者を探したり、どうするか考え始めたのは「どのタイミング」でしたか?
亡くなってから、慌てて探し始めた:33% (63人)
高齢・介護など「別れの予感」がして初めて探し始めた:23% (45人)
危篤状態になり、そろそろダメかもというタイミングで探し始めた:17% (33人)
元気なうちから、候補を決めたり情報を集めていた:11% (20人)
以前利用した所にお願いしたので、探す必要がなかった:9% (17人)
知人や病院に紹介された所に決めたので、探す必要がなかった:7% (14人)
最も多かったのは「亡くなってから」で33%。「危篤状態になってから(17%)」と合わせると、ちょうど半数の方が、お別れの直前まで具体的な行動には移せなかったことが分かりました。
葬儀のことを調べるなんて、愛犬の死を待っているようで辛い…そんな葛藤から、どうしても準備を先延ばしにしてしまう飼い主さんの苦しい胸の内が痛いほど伝わってきます。
もちろん、「元気なうち」から準備するのは、心理的なハードルが高いことでしょう。ただ、亡くなった直後は深い悲しみとパニックで、想像以上に冷静さを失ってしまうものです。
だからこそ、高齢期や介護など「別れの予感」がしたタイミングで、少しずつ情報を集め始めるのが、一番現実的な選択なのかもしれません。
約8割が「満足」と回答!トラブルが少ないペット葬儀の現状

■ 葬儀の内容や業者の対応について、総合的な満足度を教えてください。
まあ満足している:55% (107人)
とても満足している:23% (44人)
どちらとも言えない:18% (35人)
やや不満がある:3% (6人)
とても不満がある・後悔している:1% (1人)
総合的な満足度を見てみると、「まあ満足している(55%)」と「とても満足している(23%)」を合わせて、約8割の方が葬儀の結果に満足していることが分かりました。
「まあ満足」が半数を占めた背景には、比較対象がないという事情もありそうです。頻繁に経験するものではないため、良し悪しの判断基準を持ちにくいのでしょう。
「最高のサービスが何かは分からないけれど、トラブルなく終わったし、まあ満足かな。」という、一種の納得感が数字に表れているのかもしれません。
とはいえ、不満がわずか4%だったのは注目すべきポイント。基準が曖昧な中でも「嫌な思い」をした人がこれだけ少ないのは、多くの業者が丁寧な対応をしている証拠と言えそうです。
第1位は「事前の準備不足」!先輩飼い主が語る、愛犬の葬儀で後悔したこと

■ 愛犬の葬儀の体験を踏まえて、これから愛犬を見送る飼い主さんに伝えたい「アドバイス」や「注意点」があれば教えてください。
【1位】早めに葬儀の調査・準備を行っておく:55件
【2位】葬儀内容・費用の比較を行う:10件
【3位】遺骨の扱いをどうするか考える:8件
【4位】スタッフの対応を重視する:7件
【4位】個別火葬がおすすめ:7件
【5位】口コミを重視する:5件
【5位】事前に家族で話し合う:5件
【6位以下の回答】コスパを重視する(4) / 慌てない(4) / 信頼できる人の紹介(4) / 人間と同じように考える(3) / 家からの距離をチェックする(2) / 葬儀の後にかかるコストを調べる(2) / お花は用意した方がいい(1) / お金をかけるべき(1) / お寺で供養してもらった方がいい(1) / お寺は良くない(1) / ドライアイスはきちんとしたものが良い(1) / ちゃんとした運営体制・実績を重視する(1) / 感情的にならない(1) / 疑問に思うことは質問した方がいい(1) / 写真や思い出の品は持ちすぎない(1) / 葬儀の知識を入れておく(1) / 備品を火葬棺桶に入れてもらえるか確認する(1) / 訪問火葬が良かった(1) / 訪問火葬に関しては気を付けた方がいい(1) / 友人と一緒に進める(1) / 追加料金がないか確認する(1)※自由回答を分類(複数該当あり)
アンケートの回答で圧倒的1位になったのは、「早めに葬儀の調査・準備をしておくこと」で55件でした。
これは、先ほどの「亡くなってから焦って探し始めた人が多い」というデータとも深くリンクしています。「もっと余裕を持って準備してあげたかった」と後悔する方が後を絶たないようです。
また、2位の「葬儀内容と費用」に関しても後悔の声が寄せられました。葬儀プランは会社によって千差万別。だからこそ、「内容と費用をしっかりと理解しておくべき」という意見が多いのもうなずけます。
この結果から見えてくるのは、「元気なうちに調べることは、決して不謹慎ではない」ということ。後悔のないお別れをするために、最も重要なポイントと言えるでしょう。
経験者が語る!愛犬の葬儀で後悔しないためのアドバイス集
実際の葬儀で感じた反省点や、気をつけるべきポイントなど、現場のリアルな声が集まりました。こちらでは、特に参考になると感じた意見をいくつかお伝えしていきます。
早めに準備すべき
いざという時は想像以上に冷静さを失い、ゆっくり悲しむ余裕さえなくなってしまうのが現実。
後悔なく見送るためには、やはり元気なうちから「もしも」の時を話し合っておくことが、飼い主さん自身の心を救う一番の備えになりそうです。
スタッフの対応や信頼を軸にする
値段を見ることも大切ですが、最後はやはり「信頼できるかどうか」に重きを置いた方が良い、という意見が挙がっていました。
動物病院からの紹介やリアルな口コミなど、第三者の「確かな目」を参考にすることが、後悔しない業者選びの近道なのかもしれません。
やっぱり個別火葬がおすすめ
多かったのは、「やっぱり個別火葬がおすすめ」という声。「最後の特別な時間」を共有できるかどうかが、その後の心の持ちようを大きく左右するケースもあります。
手間や距離で妥協せず、しっかりと向き合えるプランを選ぶことが、結果として「ずっと一緒」と感じられる安心感に繋がるのかもしれません。
細かい費用も確認する
業者によっては、料金体系が分かりにくいところも。「やりたい項目が、基本料金に含まれていなかった」というトラブルは、容易に想像できます。
また、プランによっては葬儀後もコストがかかってくるケースもありそうです。
悲しみの最中に水を差されないよう、細かい条件や追加費用の有無まで、事前にしっかり見積もりを確認しておきましょう。
こんな声も!葬儀に関する多様な意見
「供養の形としてどうなのか」といった倫理的な視点や、「お墓参りに行けない」といった“その後”の反省点など、多様なアドバイスも見られました。
結局は、「人間と同じ様に考えればよい」という一つの答えに、すべて行き着くのかもしれません。
大切な家族を見送る準備。後悔のないよう、しっかりと向き合っておきたいですね。
愛犬の葬儀は最後の恩返し。元気な今から始める、優しいお別れの準備
アンケートを通して見えてきたのは、決して正解がない中で「最後まできちんと見送りたい」と悩み、行動する飼い主さんたちの真摯な姿でした。
「もっと早く準備してあげたかった」という後悔の声すらも、愛犬への想いが強すぎるゆえの、優しくて切ない教訓と言えます。
元気なうちから“もしも”に備えることは、決して不謹慎なことではなく、最後の一瞬まで家族として尊重し続ける深い愛情そのものです。
この記事が、大切な愛犬との「今」をより愛おしく感じさせ、いつか訪れる旅立ちの日を温かい感謝で満たす、優しいお守りになりますように。
【アンケート名】
・第1回:愛犬を看取った経験について
・第2回:愛犬の葬儀について
【調査実施日】
・第1回:2025年12月19日~12月28日
・第2回:2026年1月7日~1月15日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん500名に対し、「愛犬を看取り、葬儀の手配に関わった経験があるか」を調査。
・第2回:第1回アンケートで「葬儀の手配に関わった経験がある」と回答した205名を対象に、葬儀の内容について調査。(有効回答数:193名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:317名】
- 20代:8名
- 30代:58名
- 40代:115名
- 50代:97名
- 60代以上:39名
【女性:183名】
- 20代:9名
- 30代:65名
- 40代:67名
- 50代:36名
- 60代以上:6名
























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