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犬はにんじんを食べてOK!生?茹でる?適切な量と与え方を徹底解説!

料理をしている時「そういえば、にんじんって犬が食べても大丈夫なのかな?」と疑問に思った方も多いはず。まずは結論から言うと、にんじんは犬が安全に食べられる野菜になります。

ただしにんじんを犬に与える場合は、与えても良い量・与え方・注意点などをしっかりと把握しておくことが大切になってきます。こちらではそういった情報をすべてまとめてみました!

神様
愛犬の健康的な食生活をサポートしたい!とお考えの方は必見じゃぞ。

目次

犬はにんじんを食べても大丈夫!適量を守って安全に与えましょう。

にんじんに犬に対する危険な毒性は含まれておらず、安全に食べられる野菜として知られています。

緑黄色野菜なので栄養価が高いという特徴も◎適量さえ守れば、犬にとっても嬉しい「おやつ」になるでしょう。

主食であるドッグフードで栄養バランスのベースを整えつつ、たまにこういったご褒美を与えるくらいのバランスが大事です。

神様
続けて、にんじんに含まれている栄養素と犬へのメリットについて解説していくぞ。

にんじんに含まれる5つの主な栄養素はこれ!愛犬へのメリットも解説!

栄養素 期待できる効能
ベータカロテン 目や皮膚の健康サポート
カリウム 健康バランスサポート
食物繊維 腸内環境サポート
タンパク質 すべてにおいて重要な栄養素
ビタミンC 免疫力サポート

にんじんには、犬の健康をサポートできるような栄養素がたくさん含まれています。

こちらでは、含まれている主な栄養素と愛犬にとってどんなメリットがあるのかをお伝えしていきますね。

ベータカロテン【目や皮膚の健康サポート】

にんじんに含まれている栄養素の中でも、最も有名なのがベータカロテン!摂取すると、体の中でビタミンAに変換されるという特性を持っています。

目や皮膚などの粘膜を健康的にサポートするのが主な役割です。(※1)別名「目のビタミン」と言われているくらい、視力の健康に関わる大切な栄養素になります。

カリウム【健康バランスサポート】

にんじんには、犬にとって必要なミネラルの一種である「カリウム」が含まれています。塩分を摂り過ぎたとしても、こちらのカリウムが体液の浸透圧バランスを調節してくれるんです。

カリウムが不足すると、脱力感・食欲不振・筋無力症などの症状がみられる場合も。(※2)まさに犬の健康バランスをサポートするのに欠かせない栄養素だと言えるでしょう。

食物繊維【腸内環境サポート】

食物繊維は2種類に分かれていて、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。にんじんにはその2つの食物繊維がバランスよく含まれているんです◎

第6の栄養素とも呼ばれている食物繊維は、大腸の中で発酵・分解されます。善玉菌を増やしてくれるので、腸内環境の改善に役立つでしょう。(※3)

タンパク質【すべてにおいて重要な栄養素】

少量ではありますが、にんじんにはタンパク質が含まれています。タンパク質は三大栄養素のうちの一つ!体のベースを作る重要な栄養素として知られています。(※4)

酵素・ホルモン・免疫系の健康をサポートする役割もあるので、適度な摂取が必要です。総合栄養食であるドッグフードの中にも、重要な栄養素として配合されています◎

ビタミンC【免疫力サポート】

にんじんに含まれているビタミンCは、犬の免疫力をサポートするのに重要な栄養素です!

体内に異物が侵入すると、細菌と戦ってくれる白血球リンパ球が積極的に働きます。ビタミンCを摂取することで、その働きを最大限にサポートできるんです。(※5)

生?茹でる?にんじんを愛犬に与える方法!量や切り方を写真付きで解説!

こちらでは、1日に与えても良いにんじんの量・具体的な与え方についてお伝えしていきます。

【愛犬の大きさ別】安全に食べられるにんじんの上限量。

犬の体重 目安量 本数
1kg 約40g 小サイズ約0.5本
2kg 約67g 小サイズ約0.8本
3kg 約91g 小サイズ約1.1本
4kg 約113g 小サイズ約1.3本
5kg 約134g 中サイズ約1本
6kg 約153g 中サイズ約1.1本
8kg 約190g 中サイズ約1.4本
10kg 約225g 大サイズ約1本
12kg 約258g 大サイズ約1.1本
15kg 約305g 大サイズ約1.3本
20kg 約378g 大サイズ約1.7本
25kg 約447g 大サイズ約2本
30kg 約513g 大サイズ約2.3本
※にんじん小サイズ1本は約84g・にんじん中サイズ1本は約140g・にんじん大サイズ1本は約227gとして算出。(※6)
※にんじん(茹でた状態)は100gあたり約28kcalとして算出。(※7)
※避妊・去勢済みの成犬という条件で、1日に必要なカロリー量の10%を算出。

「おやつ」「副食」として与える食品の量は、1日に必要な摂取カロリーの10%以内に収めることが推奨されています。

上記の表では、犬の体重別で1日に必要な摂取カロリーを計算し、にんじんのカロリーで10%を割り出した数値をまとめてみました。

にんじんのカロリーはそこまで高くないので、数値だけを見ると「結構多い量だな……!」と感じてしまうかもしれません。

しかし、こちらはあくまでもカロリーの計算上出てきた上限量になります。この上限量ギリギリまで与えないといけないという事ではありません。

にんじん以外にも1日のうちでおやつを与える機会もあるでしょうし、総合的な量を考えて少なめに調節して頂ければと思います◎

神様
あなたの愛犬に必要な1日の摂取カロリーを調べたい場合は、以下の表を使ってみるのも良いじゃろう。
  • 入力項目
     kg

     kcal

    ※小数第2位以下切り捨て

    計算結果
    1日あたりのドッグフードの必要量
     g
    2回に分けた場合...
      g
    3回に分けた場合...
      g

    1日あたりに必要なカロリー
      kcal

1日あたりの給餌量の計算方法
1日分の給餌量の計算方法
  1. まずは安静時のエネルギー要求量を求める。
    RER(kcal)={ √ √(体重 × 体重 × 体重)}× 70
  2. 次に、1日に必要なエネルギー量を求める。
    DER(kcal/日)=RER × 年齢・状態に応じた係数
  3. 最後に、1日必要な給餌量を算出する。
    給餌量(g/日)=DER ÷ フード100gあたりのカロリー数 ÷ 100
ライフステージ 係数
子犬(生後4か月まで) 3.0
子犬(生後4か月~成犬) 2.0
成犬(不妊去勢済み) 1.6
成犬(不妊去勢なし) 1.8
高齢犬 1.4
減量中の犬 1.0
肥満気味・不活発な成犬 1.2~1.4
妊娠中の犬(1~6週目まで) 1.8
妊娠中の犬(7~9週目まで) 3.0
病気などの重篤な犬 1.0

にんじんは細かく刻む。生ではなく加熱調理したものを愛犬に与えましょう。

まずは犬が食べやすいサイズに細かく刻みましょう。写真くらいのサイズになればOKです!

ちなみに、にんじんの皮も犬が安全に食べられる部位になります。もちろんお好みで皮を剥いても構いません◎皮を使う場合は、しっかりと洗いましょう。

にんじんは結構硬いので、生のまま食べると消化不良を起こしてしまうかもしれません。なので基本的には、茹でる・蒸す・レンジ調理などで加熱してあげる事をおすすめします。

今回は一番手軽な方法である「レンジ調理」を選びました。効率よく栄養素を残せるのもレンジ調理のメリットです!600Wのレンジで2分ほど加熱していきましょう。

このような感じで、ドッグフードの上にトッピングする与え方が個人的には一番おすすめです。普段食べているドッグフードを使用する事で、愛犬も安心して食べられるかと思います◎

【愛犬への手作りご飯レシピ】にんじんとりんごのポタージュ

STEP 1

準備するもの

豆乳50ml・水75ml・にんじん20g・りんご20gを用意します。にんじん・りんごは、これくらいの大きさに切っておきましょう。

後でミキサーにかけるので、皮付きのままで問題なし+そこまで細かく切らなくても大丈夫です◎

STEP 2

具材を加熱

お鍋ににんじん・りんご・水を入れます。蓋をして弱火で5分ほど加熱していきましょう。

STEP 3

豆乳と混ぜる

5分経ったら、具材が柔らかくなっているかどうかを確認します。確認できたら、豆乳と加熱した具材をミキサーの容器に入れましょう。

STEP 4

ミキサーですり潰す

ミキサーですべての具材をすり潰していきます。粉々の状態になっていたらOKです!

STEP 5

完成!

お皿に移せば、にんじんとりんごのポタージュの完成です◎ある程度冷ましてから、愛犬に与えましょう。

にんじん・りんごは加熱するとナチュラルな甘みが増します。クリーミーな食感に愛犬も喜ぶこと間違いなしの一品です♪

にんじんを愛犬に与える時の注意点5つ!

にんじんを与える時の注意点!
  1. にんじんの皮を使用する時はよく洗う。
  2. にんじんアレルギーに気を付ける。
  3. 腎臓病・腎不全の場合は獣医に相談する。
  4. 食べ過ぎは消化不良を起こす可能性も。
  5. にんじんジュース等の加工品に気を付ける。

続けて、にんじんを愛犬に与える際に気を付けておきたい注意点についてお伝えしていきます。5つにまとめたので、順番にご覧ください。

にんじんの皮を使用する時はよく洗う。

にんじんの皮は犬が食べても大丈夫な部位です。ただし皮ごと使用する場合は、よく洗って土をしっかりと落とすことが大切になってきます。

土には細菌が付いている場合もありますし、農薬を落とすという意味でも洗う作業は重要です。

また、皮の部分は生だと消化に時間がかかるので、愛犬に与える時は加熱調理をして柔らかい状態で与えましょう。

にんじんアレルギーに気を付ける。

にんじんには少量のタンパク質が含まれています。食物アレルギーの原因は食物に含まれるタンパク質である事が多いです。(※8)なので、にんじんにアレルギー反応を起こしてしまう犬も稀にいます。

また、にんじんと構造が似ている野菜・フルーツなどでアレルギーを起こす場合も。これはアレルギーの交差反応と呼ばれる現象です。(※9)すでにリンゴやキウイ等にアレルギー反応を示している場合は、念のために与えない方が良いでしょう。

とにかく、愛犬に初めてにんじんを与える時は、まず少量から試してみることが大事です。与えた後に体調不良が起こっていないかをしっかりと確認しましょう。

腎臓病・腎不全の場合は獣医に相談する。

腎臓病・腎不全を患っている犬に、自己判断でにんじんを与える事はおすすめしません。と言うのも、にんじんにはカリウムが含まれているからです。

通常、持病がない犬の場合はカリウムをうまく排出できますが、腎機能が低下している犬の場合十分に排出されず「高カリウム血症」になる可能性があります。

腎臓病・腎不全だと、獣医からカリウムの量を厳しく設定されている場合も多いです。にんじんを与えたい場合は、必ず獣医のアドバイスに従いましょう。

食べ過ぎは消化不良を起こす可能性も。

にんじんには食物繊維が多く含まれています。適量を食べることは便通のサポートに繋がるでしょう。しかし、食べ過ぎると消化不良を起こして下痢などのトラブルに繋がる可能性が出てきます。

特にお腹が弱い愛犬には注意が必要。1日に食べても良い上限量ギリギリのにんじんを与えるのではなく、やや少なめに調節して合う量を探していきましょう。

にんじんジュース等の加工品に気を付ける。

人間用に加工されたにんじんジュースやお菓子などを、愛犬に与えるのは止めておきましょう。余分な糖分などが入っている場合が多く、過剰摂取に繋がってしまいます。

糖分をたくさん摂取することで、肥満・糖尿病のリスクを上げてしまうかもしれません。そういった加工品を口にしてしまわないように気を付けて下さいね。

もちろん、犬用にちゃんと加工されたものであれば与えても問題ないでしょう。また、ご自身で作った甘味料が一切入っていないにんじんジュース等であれば大丈夫です◎

犬とにんじんに関するよくあるQ&A

最後に、犬とにんじんに関するよくある質問&答えをいくつかお伝えしていきますね。

にんじんを犬に与える際の茹で時間は?

犬が食べやすいように細かく刻んだにんじんであれば、茹で時間は5分程度で大丈夫です。ただし使用する調理器具などによっても茹で時間は多少変わってくるので、実際に試してみて下さいね。

十分に柔らかくなった事をご自身の舌で確認してから、愛犬に与えましょう◎

にんじんのすりおろしジュースを犬に与えて大丈夫?

ご自身で手作りした甘味料などが入っていないにんじんジュースであれば、与えても問題ないでしょう。

ただし、市販されている人間用のすりおろしジュースは与えない方が安全です。糖分の過剰摂取に繋がる可能性があります。

愛犬ににんじんを与えると吐く。どうすれば良い?

にんじんを与えて吐いた場合は、アレルギー反応を起こしている可能性があります。すぐに与えるのを止めましょう。

またアレルギーでは無かったとしても、体調の関係で他の要因が重なり嘔吐に繋がるケースもあります。

嘔吐が止まらない・他の体調不良も引き起こしているなどの症状がある場合は、すぐ病院に連れていきましょう。

生野菜のままにんじんを犬に与えるとどうなる?

生の状態でもにんじんを犬に与えて大丈夫です。とは言え、にんじんは食物繊維が豊富+生のままだと硬いという特性を持っているので、犬によっては消化不良を起こしてしまう場合があります。

茹でる・蒸す・レンジ調理などで、加熱調理をしてから与えるのが基本的にはおすすめです。加熱をすると食物繊維がある程度分解されるというメリットがあります。

どうしても生のままにんじんを与えたい場合は、すりおろすorかなり細かく切って与えるのが良いかと思います。

犬はにんじんを食べられる◎「おやつ」「副食」として適量を与えましょう。

犬とにんじんに関するまとめ!
  • 犬はにんじんを食べても大丈夫。
  • にんじんは、ベータカロテン・食物繊維が豊富な緑黄色野菜。
  • あくまでも「おやつ」「副食」の位置付け。必要摂取カロリーの10%以内に収めよう。
  • 細かく刻む→加熱調理をしてから与えるのがおすすめ。
  • 人間用に加工されたものは与えない。
  • まずは少量から与えて、アレルギー反応が出ないか確かめよう。
  • 持病がある場合は与えても良いか獣医に相談しよう。

にんじんは犬に対する毒性がなく、安全に食べられる野菜にカテゴライズされます。目の健康に良いとされている「ベータカロテン」が豊富に含まれている点は、にんじんならではの特性です◎

とは言え、にんじんは主食として与える食物ではありません。あくまでも「おやつ」「副食」という位置付けなので、1日に必要な摂取カロリーの10%以内に収めるようにしましょう。

愛犬の健康的な食生活のベースとなるのは、総合栄養食であるドッグフードになります。まずはあなたの愛犬に合ったドッグフードで、健康の基盤を作ることが大切です!

神様
その上で、にんじんのようなご褒美をたまに与えるくらいのバランスが良いじゃろう。
出典・参考サイト・参考文献
※1(ビタミンAの働きと1日の摂取量)健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団
※2(カリウム)e-ヘルスネット|厚生労働省
※3(食物繊維の働きと1日の摂取量)健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団
※4(三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量)健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団
※5(ビタミンC)栄養素カレッジ|大塚製薬
※6(にんじんの重さは1本・1個で何グラム、大きさやカロリーは?)生活知恵袋
※7(にんじん/根/皮なし/ゆで)食品データベース|文部科学省
※8(食物アレルギーとは)食物アレルギー研究会
※9(食物アレルギー)あいペットクリニック稲毛獣医科
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