
モグワンを与えた愛犬のうんちが臭いと「どうして!?」と戸惑いますよね。同じ空間で暮らす上で困ったり、品質に疑問を抱いたりすることもあるかもしれません。
ただ、一時的にうんちが臭いと感じることはあるとしても、モグワンの品質が悪いせいだと決めつけるのは早計です。
実は私も、愛犬にさまざまなドッグフード調査に協力してもらっている関係で、愛用のモグワンへの切り替えの経験は多数!
その経験を踏まえ、今回はモグワンに切り替えた際にうんちが臭いと感じるのはなぜか、隠れた原因や対策法を解説します。
目次
モグワンで一時的にうんちが臭いと感じることも!ただし原材料そのものは良好!
まず結論として、モグワンに切り替えた後、一時的にうんちが臭いと感じるケースがあるのは確かです。
便臭については、食べ物の内容だけでなく犬のお腹の中、つまり腸内環境も影響します。
数週間食べていくうちにモグワンに慣れ、腸内環境が整うことで、うんちのニオイも落ち着いてくる可能性は高いです(もちろん無臭ということではありません)。
モグワンの原材料そのものはいたって良好。むしろ良好な肉・魚類をたっぷり使用しているからこそ、切り替え前のドッグフードとの差が大きいともいえます。
犬の消化にも十分な配慮がされています。
では、本当にモグワンの原材料に問題がないのか、特に犬の消化に関係するポイントに絞って、確認してみましょう。
品質の良い肉・魚を50%以上使用している
モグワンは、人間用の食品工場から仕入れた品質の良い肉・魚を、原材料全体に対し50%以上の割合で使用しています。
これは、犬の消化器官の特徴や食性に合わせているため。
犬は、人との暮らしで雑食性も身につけながらも、元々は肉食動物。体は、動物性原料を消化しやすい構造になっています。
モグワンは、そうした犬の体に合わせたレシピ設計で作られているドッグフードです。
また、モグワンに、犬の腸内環境を悪化させるような粗悪な原料は使用されていません。例えば、チキンにしても放し飼いで育った高品質なものだと明記されています。
食物繊維や消化酵素が豊富な食材を適度に含む
モグワンの原材料は肉・魚を中心としながら、食物繊維や消化酵素の豊富な野菜・果物もバランスよく使用されています。例えば、以下のような食材です。
- 食物繊維を多く含む食材:サツマイモや豆類(エンドウ豆・レンズ豆・ひよこ豆)・バナナ・リンゴ・カボチャなど。
- タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)を含む食材:リンゴ・ショウガ・パパイヤなど。
野菜・果物類に関しても、炭水化物・ビタミン・ミネラルなどの総合的な栄養バランスに配慮しつつ、犬のお腹にやさしい食材が選ばれているんですね。
注意すべき人口添加物は含まれていない
安全性を重視して作られているモグワンには、注意すべき人口添加物が使用されていません。例えば、着色料や香料・調味料など。
犬の食欲を自然と刺激する食材で作られたドッグフードであれば、そういった人口添加物は本来不要なものです。
たちまち健康を害するようなことはないにしても、長期的に考えると、体の中で余計な物質の処理になんらかの負担がかかったとしても不思議ではありません。
添加物によっては腸内細菌のバランスを崩す原因にもなります。余計なものが含まれないモグワンなら、その心配はありません。
お腹の健康をサポートする乳酸菌が含まれている
モグワンは、お腹の健康をサポートする乳酸菌が配合されています。
人間の腸と同じく犬の腸内にも善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在し、腸内環境での理想的なバランスは善玉菌が優勢の状態です。
腸内環境が乱れると、消化不良につながるだけでなく、免疫力やメンタルヘルスにも影響します。
乳酸菌は、善玉菌の働きを補うもの。モグワンなら主食と一緒に乳酸菌を摂取できるので、腸内環境を良好に保つことに役立ってくれるでしょう。
ちなみに、モグワンにはプレバイオティクス(善玉菌のエサとなる)の働きを持つビール酵母も含まれています。
モグワンに切り替えて愛犬のうんちが臭いと感じる原因は主に4つ!
モグワンの品質の良さを知ると、切り替え後に愛犬のうんちが臭いと感じるのは、なおさら「おかしい」と思うかもしれません。
考えられる原因としては、主に4つあります。
モグワンへの変更に腸内環境が順応できていない
うんちが臭い原因として第一に考えられるのは、モグワンへの切り替えに愛犬の腸内環境が順応できていないという可能性です。
お腹の中の消化がうまくいっていないと、うんちが臭くなりがち。
中でも動物性タンパク質の消化不良はうんちのニオイがきつくなります。
ドッグフードといっても、商品によってレシピ設計はかなり違うもの。特に市販のドッグフードでは、動物性原料より穀類が目立つものも珍しくありません。
穀類が目立つようなドッグフードの消化に慣れた腸内環境になっていると、モグワンに切り替えた後にすぐに順応できず、一時的にうんちが臭くなることがあります。
モグワンの量が犬の消化器官に負担をかけている
モグワンドッグフードの給餌量が多すぎると、負担のかかった消化器官が十分に機能を果たせず、うんちが臭い原因になります。
ドッグフードは、犬の年齢や状態に適した給餌量を与えることが大事です。
ただ、知っておきたいのは、同じ条件であっても商品によって結構給餌量が違っていたりすること。
モグワンは動物性タンパク源が充実しているため、穀類多めのドッグフードに比べると給餌量が少なめです。
以前のドッグフードと同じ感覚で犬のごはんを用意すると、知らず知らずのうちに多めの給餌量を与えていた、ということもあり得ます。
スムーズに消化ができていない状態では、便臭が強くなってもおかしくありません。
加齢で消化機能が低下してきた時期に切り替えた
いつの間にか進んでいた飼い犬の消化機能の低下も、モグワン切り替え後のうんちが臭い原因の1つです。
体調不良や病気でなくても、年齢を重ねるごとに犬の消化機能は次第に衰えてきます。
一般的に、犬のシニア期とされているのは7歳頃から、本格的な高齢期は11歳頃から。体格によっても違い、大型犬は早め、小型犬は遅めです。
といっても、それぞれの犬の個体差もあるため、飼い主さんがよく見極める必要があります。
モグワンは、基本的には全年齢に対応したドッグフードです。
ただ、モグワンへの切り替えが消化機能の低下のタイミングと重なってしまうと、そのまま与えたのでは消化しにくいこともあるでしょう。
体質的に合わない食材が腸炎を引き起こしている
うんちが臭い原因として、もう1つ考えられるのは、体質的に相性の悪い食材がモグワンに含まれていて、消化不良や腸炎を引き起こしている場合です。
代表的なのは食物アレルギーです。犬が食物アレルギーを発症しやすい食べ物は、以下の例のようにある程度分かっています。
モグワンのレシピ設計では犬のアレルギーにも配慮されていて、メイン食材こそ鶏肉ですが、上記のほかの食材は使用されていません。
ですが、食物アレルギーの原因物質は犬によって違うため、リスクはゼロとは言えません。
食物アレルギーの場合、うんちだけでなく、皮膚にも症状が現れることが多いので、犬の様子をよく観察してみてください。
モグワンを食べた愛犬のうんちが臭いときに取りたい原因別の対処法!
愛犬のうんちが臭いのはなぜか、原因が推測できたら、適した対処法を取ることで早めの解決が望めます。
以下に原因別の対処法を紹介しているので、参考にしてくださいね。
モグワンへの変更に腸内環境が順応できていない場合の対処法
- 日数をかけてモグワンへの切り替えをやり直す。
これまで与えていたドッグフードからモグワンに切り替える際は、画像の例のように徐々に進めていくようにしましょう。
切り替えの期間は、1週間から10日ほど。もし可能なら元のドッグフードをあらためて用意して、モグワンへの切り替えをやり直してみてください。
ごはんの100%を一気に切り替えるよりも、お腹の中が適応しやすくなります。
新しいドッグフードはお腹に負担をかけるだけでなく、犬に警戒心を抱かせることもあるため、うんちが臭い場合に限らず、この切り替え方をするのがおすすめです。
そして、これは他のドッグフードでも同様です。
モグワンの量が犬の消化器官に負担をかけている場合の対処法
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- 愛犬に合った給餌量を確認してモグワンを与える。
愛犬のうんちが臭いのは「給餌量が違っていたからかも?」と心当たりがあるのなら、あらためて給餌量の目安を確認した上で与えてみてください。
上は、モグワンドッグフードの給餌量がすぐに分かる自動計算機。
給餌量はパッケージにも記載されていますが、こちらの自動計算機ではより細かな犬の状態にも対応しています。
使い方は、緑の枠内で犬の体重と年齢などの状態を選択するだけ。赤枠内に結果が出るので、ぜひ参考に!
ただし、犬それぞれのライフスタイルや運動量などによっても、適切な給餌量は変わってきます。
パッケージの表や自動計算機で分かった給餌量は目安と考え、実際に愛犬の食べる様子やうんちを確認しながら調整していくようにしましょう。
ニオイだけでなく、うんちの硬さにも着目して、軟らかそうなら減らす、硬そうなら増やすようにします。(調整は5g程度と少しずつ!)
加齢で消化機能が低下してきた時期に切り替えた場合の対処法
- ふやかしてやわらかくしたモグワンを与える。
うんちが臭い原因として加齢の影響が推測できる場合は、給餌量を確認の上、モグワンを消化しやすいようにふやかしてあげましょう。
ふやかし方の手順は以下の通りです。
- 愛犬の年齢に合った量をフードボウルに入れる。
- 30~40℃程度のぬるま湯をモグワンの上から注ぐ。
- 10~15分くらいそのままにしておく。
- 犬の年齢・状態によっては、更に砕く。
熱いお湯だとモグワンの栄養が損なわれてしまうため、ふやかす際は必ずぬるま湯を用いるようにします。
体質的に合わない食材が腸炎を引き起こしている場合の対処法
- かかりつけの動物病院に相談する。
体質的に合わない食材が含まれるためにうんちが臭いのではないか、そんな疑いを持った場合は、モグワンの使用は一旦見送りましょう。
そして、かかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。
動物病院でアレルギーの検査を依頼すれば、ある程度原因を突きとめることもできるかもしれません。(ただし、すべてのアレルゲンが判明するわけではない)
もしアレルゲンが分かったら、あらためて原材料をすべてチェックしながらドッグフード選びをするとよいでしょう。
アレルゲンが不明の場合は、原材料がよりシンプルなドッグフードがおすすめです。以下のページも参考にしてくださいね!
モグワンの食事と無関係にうんちが臭いと感じるケースもアリ!
愛犬のうんちが臭いと感じても、実はモグワンの食事とは関係なく、別の要因が絡んでいるケースもあります。
正しく原因を把握するために、以下の可能性も頭に置いておきましょう。
おやつを食べすぎたり拾い食いをしたりした
愛犬が食事以外で口にしたものが、うんちが臭い原因になることもあります。
例えば、おやつや人間の食べ物を欲しがって食べすぎたり、外出の行き帰りや散歩などの途中で拾い食いをしたり…。
犬が惹きつけられるようなおやつや食べ物は、総合栄養食のドッグフードとは違って、動物性タンパク質や脂質が多かったりするものです。
そういった食品を過剰に摂取することで全体的な栄養バランスに偏りが生じ、便臭が強くなることも考えられます。
おやつの量は1日の食事の10%までとし、そのカロリー分を食事から減らすようにしてください。人間の食べ物や拾い食いは基本的にNGです。
犬がストレスを感じる環境や状況にある
うんちが臭いのは、食べ物だけでなく、犬が抱えているストレスが隠れた原因になっている場合もあります。ストレスによって腸内環境が乱れることで、便臭にも影響してしまうのです。
以下は犬のストレスとなりがちな要因の例です。
- 家族に新しいメンバーが加わった。
- 近所で工事などの物音がしている。
- 引っ越しをして新しい環境になった。
- 家族が忙しく、留守番の時間が増えた。
- 病院などの苦手な場所に出かけた。
- 普段過ごす場所が暑すぎる、または寒すぎる。
一時的な出来事や外部の環境は変えようがないものの、できるだけ愛犬のストレスを軽減できるように工夫してみてください。
愛犬が落ち着いて過ごせるように温度・湿度や音などの観点から環境を整え、スキンシップや散歩、遊びの時間を積極的に取るのがおすすめです。
犬の体調不良や病気が影響している
もしかしたらうんちが臭いのは、犬の体調不良や病気のサインかもしれません。
単に胃腸の調子が悪いだけでなく、消化器官のどこかで出血していたり、肝臓や腎臓・膵臓の病気を患っていたりする時も、うんちのニオイが臭くなります。
このような悪臭が気になる場合は、早めに動物病院に相談するようにしてください。受診の際はうんちを持っていくと、診断の助けになるでしょう。
モグワンでうんちが臭い場合は冷静に原因別の対処法を取ることが大切!
別のドッグフードからモグワンに切り替えて、一時的にうんちが臭いと気になるケースはあります。
とはいえ、モグワンは基本的に品質や安全性のしっかりしたドッグフード。犬の消化にも十分に配慮して作られています。
むしろ良好なドッグフードだからこそ、これまで与えていたドッグフードとの内容差が激しい場合もあるでしょう。
腸内環境が整っていくことで、数週間のうちに便臭が穏やかになってくる可能性は高いです。
「うんちが臭い=モグワンのせい」とすぐに決めつけず、冷静に原因を探ってみてください。適切な対処法を取ることで、すみやかに解決に向かうこともきっとあると思います。