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犬はパイナップルを食べても大丈夫!与える量・メリット・注意点を解説!

パイナップルを犬に与えても良いの?と疑問に思った方も多いでしょう。まずは結論から言うと、パイナップルは犬に与えても良いフルーツにカテゴライズされています。

ただし与えても良いからと言って、注意点を知らずに与えるのは危険です。こちらではあなたの愛犬に合わせた正しい量・注意点・パイナップルを与えるメリット等についてお伝えしていきますね。

神様
安全な与え方を実際の写真付きで分かりやすくお伝えしていくので、最後まで読んでみるのじゃぞ。

目次

【まずは結論】犬はパイナップルを食べても大丈夫!

「そもそも、犬にパイナップルを与えて大丈夫なの!?」

このような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。結論から言うと、犬にパイナップルを与えても問題ありません。

犬が食べてはいけないような毒性も含まれていませんし、ちゃんと適量を守ればむしろ栄養豊富なおやつとして役立ちます。

続けて、パイナップルを与えることでどんなメリットを得られるのか?という点について、サクッと簡単にお伝えしていきますね!

パイナップルに含まれる主な栄養素と愛犬に与えるメリット!

栄養素 期待できる効能
ビタミンB1・クエン酸 新陳代謝・疲労回復サポート
ビタミンC 免疫力サポート
食物繊維 腸内環境サポート
カリウム 健康バランスサポート
ブロメライン 消化機能サポート

こちらでは、パイナップルに含まれる主な栄養素と具体的なメリットについてまとめてみました!

犬にとっても嬉しい栄養素がたくさん含まれているので、ぜひ順番にご覧ください。

ビタミンB1・クエン酸【新陳代謝・疲労回復サポート】

パイナップルに含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える役割を持っています。(※1)愛犬がいきいきと元気に過ごすために大切な栄養素です。

また、パイナップルのすっぱい成分にはクエン酸が含まれています。「疲れた時にすっぱいものを食べると良い」と言われるのは、このクエン酸のキレート作用と呼ばれる作用が働き、身体に溜まった疲労物質を分解してくれるからです。(※2)

ビタミンC【免疫力サポート】

パイナップルには、免疫力のサポートとなるビタミンCが多く含まれています。人間でも風邪を引いた時にビタミンCを摂る方は多いでしょう。

これは体内に侵入したウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に、ビタミンCが多く含まれているからというのが理由です。(※3)適度なビタミンCを摂取することで、愛犬の免疫力サポートに繋がります。

食物繊維【腸内環境サポート】

お腹の調子を整えることで知られている食物繊維!パイナップルには、水に溶けにくい性質を持っている「不溶性食物繊維」が豊富に含まれています。その量、りんごの約1.5倍!(※4)

不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やしてくれるとともに、腸を刺激し便通を促してくれるんです。(※5)愛犬の軟便でお悩みの場合、適量を与えることで役立つことがあります。

カリウム【健康バランスサポート】

パイナップルにはカリウムを始めとするミネラルが豊富に含まれています。カリウムは、体液の浸透圧バランスを整えるという重要な役割を持っているんです。(※6)

カリウムが不足してしまうと、脱力感・食欲不振などの不調に繋がってしまうことも。愛犬の健康バランスをサポートするためにも、意識しておきたい栄養素だと言えます。

ブロメライン【消化機能サポート】

生のパイナップルには「ブロメライン」という分解酵素が含まれていて、肉や魚などのタンパク質を柔らかくしてくれる効果があるんです!(※7)酢豚などの柔らかい料理にパイナップルが入っている事もありますよね。

ドッグフードと一緒に与えることで、タンパク質の消化を促し腸内環境をサポートしてくれます。

安全に食べられるパイナップルの目安量とおすすめの切り方・与え方!

こちらでは、あなたの愛犬に与えるパイナップルの安全な目安量と、おすすめの切り方・与え方についてお伝えしていきます。

【犬の大きさ別】パイナップルを与える目安量。

犬の体重 目安量 何切れ
1kg 約21g 小約1.4切れ
2kg 約35g 大約1.5切れ
3kg 約47g 大約2切れ
4kg 約59g 大約2.5切れ
5kg 約69g 大約2.9切れ
6kg 約79g 大約3.3切れ
8kg 約99g 大約4.2切れ
10kg 約117g 大約4.9切れ
12kg 約134g 大約5.6切れ
15kg 約158g 大約6.6切れ
20kg 約196g 大約8.2切れ
25kg 約232g 大約9.7切れ
30kg 約266g 大約11.1切れ
※パイナップル小1切れ:約15g・パイナップル大1切れ:約24gとして算出。(※8)
※パイナップル100gに対するカロリーは、約54kcalとして算出。(※9)
※避妊・去勢済みの成犬という条件で、1日に必要なカロリー量の10%を算出。

犬の大きさに合わせた目安量をまとめてみました。先ほどもお伝えした通り、あくまでもパイナップルは「おやつ」「ご褒美」の位置付けです。

与えても良いおやつの量は、1日あたりに必要なカロリー量の約10%と言われています。例えば、あなたの愛犬に必要な1日あたりのカロリー量が400kcalの場合、おやつの量は40kcal以内に収めるようにしましょう。

上記の表にまとめたパイナップルの量は、犬の体重に合わせた1日に必要なカロリー量から算出した限界値になります。

パイナップル以外におやつを与える機会もあるのと思うので、ギリギリ限界値まで与えるという感じではなく、すべてのカロリーを考えた上で少な目に調節してみて下さいね◎

また犬によっては胃腸が弱い子もいます。まずは少量から与えてみて、あなたの愛犬に合ったパイナップルの量をじっくりと探っていきましょう。

神様
1日に必要なカロリー量を知りたい場合は、以下の表を利用してみるのもおすすめじゃぞ。
  • 入力項目
     kg

     kcal

    ※小数第2位以下切り捨て

    計算結果
    1日あたりのドッグフードの必要量
     g
    2回に分けた場合...
      g
    3回に分けた場合...
      g

    1日あたりに必要なカロリー
      kcal

1日あたりの給餌量の計算方法
1日分の給餌量の計算方法
  1. まずは安静時のエネルギー要求量を求める。
    RER(kcal)={ √ √(体重 × 体重 × 体重)}× 70
  2. 次に、1日に必要なエネルギー量を求める。
    DER(kcal/日)=RER × 年齢・状態に応じた係数
  3. 最後に、1日必要な給餌量を算出する。
    給餌量(g/日)=DER ÷ フード100gあたりのカロリー数 ÷ 100
ライフステージ 係数
子犬(生後4か月まで) 3.0
子犬(生後4か月~成犬) 2.0
成犬(不妊去勢済み) 1.6
成犬(不妊去勢なし) 1.8
高齢犬 1.4
減量中の犬 1.0
肥満気味・不活発な成犬 1.2~1.4
妊娠中の犬(1~6週目まで) 1.8
妊娠中の犬(7~9週目まで) 3.0
病気などの重篤な犬 1.0

パイナップルを犬に与える際は「みじん切り」がおすすめ!

あなたの愛犬にパイナップルを与える時は、こんな感じで細かくみじん切りにしてから食べさせてあげましょう!

と言うのも、パイナップルは繊維質の多いフルーツになります。一口のサイズが大きすぎると上手く噛み切れず、消化不良を起こしてしまう場合もあるんです。

スムーズな消化をサポートするためにも、細かく切ってあげることをおすすめします。

細かく切った状態でそのまま与えても良いですし、このような感じでドッグフードのトッピングとして与えてあげるのもGOODです!

特にパイナップルを初めて食べさせる場合、いつも与えているドッグフードと混ぜてあげることで、愛犬もより安心できるかと思います。

また、パイナップルの刺激が強そうかも?と心配な場合は、このように無糖のプレーンヨーグルトと混ぜてあげるのもおすすめです。味がまろやかになります。

ヨーグルトも基本的には犬が食べても大丈夫な食品の一種です。まだ食べさせたことがない場合は、以下の記事も参考にして頂ければと思います!

愛犬にパイナップルを与える際に押さえておきたい注意点5つ!

パイナップルを与える際の注意点5つ
  1. 缶詰などの加工品はNG
  2. 葉・皮・芯は与えない
  3. アレルギーに注意する
  4. あくまでもおやつの位置付け。与えすぎに注意
  5. 糖尿病などの基礎疾患がある場合は医師に相談

基本的には先ほどお伝えしたように、「生のパイナップルを細かく切ってから愛犬に与える」というのが正しい与え方になります。

ただし絶対に注意しておきたいポイントもあるんです!安全にパイナップルを与えるためにも、しっかりと注意点を押さえておきましょう。

缶詰などの加工品はNG

甘いシロップが入ったパイナップルの缶詰や、砂糖がかかっているドライフルーツを始めとする「加工品」を与えるのはNGです。

犬にとって過剰な糖分や油が含まれていることも多く、栄養バランスが崩れてしまう原因になり得ます。

葉・皮・芯は与えない

パイナップルの「葉・皮・芯」といった部分は、とても硬いです。とくに葉や皮にはトゲがある場合も多く、愛犬の胃腸を傷つけてしまう可能性があります。

安全に食べられるよう、パイナップルの果肉部分のみを与えるようにしましょう。

アレルギーに注意する

パイナップル自体に毒性はありませんが、稀にアレルギー反応を起こす犬もいます。パイナップルを初めて与える場合、念のために少量からトライするのがおすすめです。

パイナップルを与えてから数日間、嘔吐・下痢・食欲不振などの不調が起こっていないか?をしっかりとチェックしておきましょう。

あくまでもおやつの位置付け。与えすぎに注意

パイナップルは、どちらかというと糖分が多いフルーツに分類されます。与えすぎると肥満糖尿病などに繋がってしまう事もあるので、1日の目安量をしっかりと守りましょう。

また、食物繊維を必要以上に取り過ぎることで、下痢・便秘などの消化系のトラブルに繋がってしまう場合も。与えすぎには注意が必要です!

糖尿病などの基礎疾患がある場合は獣医に相談

もうすでに糖尿病などの基礎疾患がある場合は、パイナップルを愛犬に与えても良いかどうかについて獣医さんに必ず相談しましょう。

それぞれ持病の重さも違ってくるので、あなたの愛犬のケースをしっかりと把握しておくことが大切です。

犬とパイナップルに関するよくあるQ&A

最後に、犬にパイナップルを与える事に関するよくあるQ&Aをお伝えしていきますね。

犬にパイナップルを与えると吐く・下痢の症状が出た。どうすれば良い?

パイナップルを与えてみた後に吐く・下痢などの不調が起こった場合、まずは与えるのをすぐに止めましょう。

もしかするとパイナップルにアレルギー反応を起こしているのかもしれません。アレルギーの場合は、今後も与えないようにしましょう。

またパイナップルを食べ過ぎた場合に、消化系の不調が出ることもあります。1日に与えても良い規定量を守れていたかどうかをしっかりと確認してみて下さい。

あまりにも不調が長く続く・症状が重い場合は、すぐ病院に連れていきましょう。

パイナップル以外に犬が食べてもいい果実はある?

パイナップル以外にも犬に与えて大丈夫な果実はあります!具体例を挙げだすとキリがないのですが、特にいちご・バナナ・りんごあたりは代表的なOKフルーツだと言えるでしょう。

特定の果実を与えても大丈夫かどうかを確認したい場合は、「犬+フルーツ名」で検索してみて下さいね。

犬の食糞防止にパイナップルが効果的って本当?

「犬の食糞防止のためにパイナップルを与えると良い」という噂がありますが、調べてみたところ確実に効くといったエビデンスは存在しませんでした。

そもそも犬が食糞をするのはそれぞれに違った原因がありますし、一つではなく複数の原因が重なり合っていることもあります。

ただし、パイナップルに含まれる「ブロメライン」という酵素はタンパク質を分解する役割を持っているので、便の中に混ざっている未消化の食べ物に関しては軽減するかもしれません。

便中に未消化の食べ物がある→食糞してしまう場合もありますし、原因の一つを潰すといった意味では試してみるのも良いかと思います。

とは言え根本的な食糞対策をしたいのであれば、ベースとなる食事内容の見直し+便をすぐに始末する習慣をつけることから始めるのが良いでしょう。

愛犬が腎臓病・腎不全を患っています。パイナップルを食べてもいい?

あなたの愛犬が腎臓病・腎不全を患っている場合は、基本的にパイナップルを与えない方が良いです。

もちろん、それぞれ病状の差はあるので基本的には獣医に確認することをおすすめします。しかし、カリウムが豊富に含まれるフルーツであるパイナップルをわざわざ積極的に与える必要はありません。

腎臓病・腎不全を患っている犬の場合、カリウムを体の外へ上手く排出できない可能性が出てきます。

「高カリウム血症」となり、病状が悪化してしまうケースもあるので、自己判断で与えるのは危険だと言うのが私の意見です。

ドライフルーツのパイナップルを発見!犬に与えて大丈夫?

市販で売られているドライフルーツには、砂糖を始めとする甘味料や油が加えられている事も多いです。これは犬にとって過剰な糖分・油となってしまいます。

犬用のおやつとして販売されていない限り、パイナップルのドライフルーツを与える事は止めておきましょう。

犬はパイナップルを食べても大丈夫!適量・注意点を理解した上で愛犬に与えましょう。

犬とパイナップルに関するまとめ!
  • 犬にパイナップルを与えるのは大丈夫。
  • 適量を与える事は、犬にとってもメリットがある。
  • 主食ではなく「おやつ」の位置付けとして与えるのが大事。
  • 細かくみじん切りにしてから与えるのがおすすめ。
  • 生のパイナップルの果実部分だけを与えるのが正解。
  • アレルギーチェックのため、まずは少量から与えよう。
  • 基礎疾患がある場合は、必ず獣医に相談しましょう。

ジューシーなトロピカルフルーツの代表!パイナップルは犬に与えても大丈夫なフルーツの一種です。適量や注意点をしっかりと理解した上で、愛犬にパイナップルを与えましょう。

また、パイナップルはあくまでも「おやつ」「ご褒美」として与えるのが基本です。愛犬の健康を守るために一番大事なのは、主食である総合栄養食になります。

きちんと栄養のある食事をベースに、こういったおやつを適度に与えるのがおすすめです◎

出典・参考サイト・参考文献
※1(ビタミンB1の働きと1日の摂取量)健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団
※2(クエン酸の効果とは?お菓子・お料理・お掃除活用法)共立食品株式会社
※3(ビタミンC)栄養素カレッジ|大塚製薬
※4パイナップルに含まれる栄養素について|Dole Japan
※5(食物繊維)栄養素カレッジ|大塚製薬
※6(カリウム)e-ヘルスネット|厚生労働省
※7(パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素ブロメラインの研究動向)J-STAGE
※8(パイナップルのカロリー)簡単!栄養andカロリー計算
※9(果実類/パインアップル/生)食品成分データベース|文部科学省
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