子犬に多いドッグフードにまつわる悩み事といえば、「食べない」というもの。
「カナガンなら食べるかな?」「そもそもカナガンって子犬にいいの?」
と、カナガンドッグフードが我が家の子犬に合うか気になりますよね。
そこで今回は、犬の管理栄養士の私が、「カナガンドッグフードチキン」と「カナガンドッグフード子犬用」を実際に購入して調査しました!
食いつきや子犬へのメリット・デメリットが分かるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
【結論】カナガンドッグフードは子犬(パピー)に安心して与えられるごはん!

結論から言ってしまうと、カナガンドッグフードは子犬におすすめです!
なぜなら、「子犬用」と「全年齢用」のどちらも、子犬が成長するために必要な栄養をしっかり補えるバランスになっているから。
また、内臓が未熟な子犬期にも安心して与えられる品質であることも理由です。
それでは、カナガンのどんなところが子犬におすすめなのか詳しく説明しますね。
カナガンドッグフードの原材料が子犬におすすめな理由

カナガンの原材料が子犬におすすめな理由は、放し飼いで育った上質なチキンを原材料の50%以上に配合しているからです。
子犬は健康に成長していくために、体を作る栄養素であるタンパク質がたくさん必要になります。
ですが、タンパク質ならどんなものでも良いわけではなく、良質な動物性食材であることが重要です。
その点カナガンの主原料であるチキンは、生のまま配合できるほど肉質が良いもの。栄養価の高さや消化吸収の良さ、味の良さも期待できるでしょう。
美味しくて栄養満点のカナガンドッグフードは、子犬におすすめと言えます。
カナガンドッグフードの成分が子犬におすすめな理由

カナガンの成分が子犬におすすめな理由は、高タンパク質であり、小型犬にも大型犬にも合わせやすい脂質量だからです。
原材料のところでも触れたように、子犬用のドッグフードには体をつくるタンパク質が欠かせません。
また、細胞やホルモンをつくり、エネルギー源になる脂肪を十分に含んでいる必要があります。
とは言え、必要以上に脂肪を摂ると肥満につながるのは子犬も同じです。
以下のような理由から、小型犬の子犬は高脂肪のもの、大型犬の子犬は高脂肪すぎないものの方が成長をサポートしやすいですよ。
| 比較項目 | 小型犬 | 大型犬 |
|---|---|---|
| 成長スピード | 速い | 緩やか |
| 食事量 | 少ない(胃が小さい) | 小型犬よりも多い |
| 運動量 | 犬種によるがそこまで多くはない | 多く必要 |
個体差はありますが、このような違いがあります。
特に重要なのが、大型犬の子犬の運動量です。不足していると肥満となり、関節の成長に負担をかけてしまう可能性があります。
その点カナガンなら、全年齢用と子犬用で脂質の数値が異なるので、愛犬に合うものを選びやすいですよ。
カナガンドッグフード子犬用と全年齢用の違い
| 比較項目 | カナガン 子犬用 |
カナガンチキン 全年齢用 |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 対応犬種・年齢 | 全犬種・15ヶ月齢以下 | 全犬種・全年齢 |
| 成犬用への切り替え | 必要 | 不要 |
| 原材料 | チキン生肉29%、乾燥チキン26%、サツマイモ、ジャガイモ | チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆 |
| タンパク質 | 38%以上 | 29%以上 |
| 脂質 | 17%以上 | 15%以上 |
| 100gあたりのカロリー | 393kcal | 376kcal |
| 粒の大きさ | 三つ葉型、直径約12mm厚さ約5mm | リング型、直径約10mm厚さ約4.5mm |
| 通常価格 | 5,852円/2kg | 5,456円/2kg |
| 最安値 | 4,681円/2kg ※定期コース最安値プランの1個あたりの値段 |
2,728円/2kg ※定期初回限定価格の1個あたりの値段 |
| 1kgあたりの値段 | 2,340円 | 2,182円 |
| 1日あたりの値段 | 約278円 | 約217円 |
| おすすめの犬 |
|
|
※子犬用1日あたりの価格は、生後4ヶ月以降の5kgの犬に与えるとして算出
カナガンドッグフードの「子犬用」と「チキン全年齢用」の大きな違いは、切り替えの有無とコスパです。
「カナガン子犬用」は子犬に特化した栄養バランスなので、時期が来たら成犬用(または全年齢用)へ切り替えなければなりません。
後ほど詳しく解説しますが、小型犬なら生後10ヶ月頃には別のフードへ移行が必要です。
一方「カナガンチキン全年齢用」の場合は、切り替え不要で子犬から老犬まで与え続けられます。※給餌量の見直しは必要です。
また、初回半額などの試しやすい価格設定があり、コスパが良く続けやすいのは魅力ですよね。
ただ、いずれにしても子犬が食べ続けてくれなければ意味がないので、気になるのは食いつきです。
この後はカナガンドッグフードの食いつきについてレビューしますので、ぜひチェックしてください。
カナガンドッグフード子犬用の食いつきは?【愛犬レビュー】

それでは、実際にカナガンドッグフード子犬用を試していきましょう!
子犬用と言っても、内容量は全年齢用のカナガンチキンと同じ2kgです。小型犬の子犬には結構なボリュームだと思います。
パッケージ裏には、給餌量も分かりやすく書いてありました。

いつ頃から成犬用が必要になるのかも分かるようになっているのは嬉しいです。
ただ、開封してみて残念だったのが、ジッパーがないこと。

超小型犬などでは使用量が少ないのに、「この量でジッパー無しとは…」と正直思ってしまいました。
できるだけ酸化させないために、小分け保存を推奨します。
でも、気になるのはジッパーの点だけで、香りの良さはすごいです!

カナガン全年齢用チキンもお肉の香ばしい匂いが強いですが、それ以上かもしれません。
子犬期は粒の大きさや硬さも重要になってくるので、サイズもチェックしてみます。

子犬用にしては比較的大きめの直径約12mm、厚さ5mm程度の粒です。クローバー型なので、少し大きめでも噛んで食べやすいのかもしれませんね。
さて、それでは実食です!!

実際に食べてみてもらうと、食いつきがすごく良い!!
今回は4匹のわんちゃんにお試ししましたが、そのうち3匹は大喜びで食べていました。何でも食べる子たちではないので、本当に美味しいんだと思います。
この様子を見ると、「最近ドッグフードを食べない…」という子犬にはぜひ試してみてほしいなと思いました!
ちなみに、カナガンチキン全年齢用のレビューは以下の記事で紹介しています。合わせてチェックしてみてくださいね。
カナガンドッグフードで軟便にならないために!子犬(パピー)に与えるときの注意点

子犬の下痢や軟便を防ぐために、1〜2週間程度かけて徐々にカナガンに移行するよう注意しましょう。上記の画像を参考にしてください。
もともとお腹を壊しやすい愛犬の場合は、もっと少量ずつ混ぜて切り替えに1ヶ月程度かけても構いません。
ゆっくり移行することで、子犬の腸内細菌叢が新しいごはんに適応しやすくなります。カナガンの栄養をしっかりと吸収できるように、焦らずに進めましょう。
ちなみに、子犬の下痢や軟便の原因には以下のようなものがあります。
- ドッグフードの切り替えが急だった
- 食事や水分の量が多すぎた
- 食べ慣れないものを食べた
- フードの原材料や成分のバランスが体質に合わない
- 病気やストレス
この中でも、「急な切り替え」や「食べ慣れないもの」という原因は、切り替えに注意することで防げる可能性がありますよね。
また、次章ではカナガンの給餌量について解説します。我が家の子犬に合う量をチェックしてみましょう。
カナガンドッグフードを子犬(パピー)に与える量
以下は給餌量の自動計算機です。愛犬の今の体重を入力し、当てはまる月齢を選択してください。
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ただし、上記はあくまでも目安です。子犬期の成長スピードは個体差が大きく、愛犬に合わせた調整が必要になります。
「食べ残していないか」「お腹を空かせて鳴いていないか」「軟便や下痢になっていないか」など、様子をよく確認して調整してあげましょう。
カナガンドッグフード子犬用から成犬用へ切り替える時期
| 犬種 | 超小型犬 | 小型犬 | 中型犬 | 大型犬 | 超大型犬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 切り替え時期の目安 | 生後 9ヶ月頃 |
生後 10ヶ月頃 |
生後 12ヶ月頃 |
生後 16ヶ月頃 |
生後 18ヶ月頃 |
「カナガン子犬用」から成犬用ドッグフードに切り替える時期は、愛犬の体の大きさによって異なります。
これは、成犬に近い体型・体重に成長する月齢が、犬種ごとに異なるためです。上記を目安に、愛犬に合わせて時期を調整しましょう。
成長期が過ぎても子犬用を与え続けていると、肥満につながってしまうので注意してください。
また、上記のタイミングで、「カナガン子犬用」から「カナガン全年齢用」へ切り替えるのもおすすめです。
原材料や栄養バランスが似ているので、体質に合わないということが起きづらくなります。切り替えがスムーズにいきやすいのは安心ですよね。
カナガンドッグフードは子犬(パピー)におすすめの良質なドッグフード!

カナガンドッグフードは、「子犬用」も「全年齢用」も子犬におすすめできるフードです。
子犬期に必要な栄養を十分に摂ることができるうえに、原材料の品質が良いので子犬に安心して与えられます。
特に、食事量が少ない小型犬には「カナガン子犬用」がおすすめです。食いつきも驚くほどよかったので、子犬に多い「ドッグフードを食べない」という悩みに対応しやすいでしょう。
また、大型犬や運動量の少ない愛犬には「カナガン全年齢用」もおすすめできます。
健康体型をサポートしやすく、初回半額キャンペーンもあるので試しやすいですよ。
愛犬に合わせて選んでみてくださいね。



























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