愛犬がおもちゃを持ってきたのに、取ろうとすると逃げたり離してくれなかったりすることはありませんか?
自分から持ってきたのに渡してくれないと、「一体どうしてほしいんだろう?」と不思議に思いますよね。
そこで今回は、犬の飼い主さん300名を対象に、おもちゃを持ってくるのに離さない行動についてアンケートを行いました。
実際に寄せられたさまざまなエピソードとともに、その理由や離してくれないときの対応、注意したいケースまでお伝えしていきます。
【アンケート名】
・第1回:愛犬がおもちゃを持ってくるときの行動に関するアンケート
・第2回:愛犬がおもちゃを持ってくるのに離さないときの様子に関するアンケート
【調査実施日】
・第1回:2026年7月21日
・第2回:2026年7月22日~8月4日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん300名に対し、「愛犬がおもちゃを飼い主の近くまで持ってくるものの、くわえたまま離さなかったり、手を伸ばすと避けたりすることはありますか?」を調査。
・第2回:第1回アンケートで「よくある」「ときどきある」と回答した224名を対象に、愛犬がおもちゃを持ってくるのに離さないときの様子や遊び方、飼い主さんの対応などについて調査。(有効回答数:211名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:199名】
- 20代:5名
- 30代:20名
- 40代:58名
- 50代:55名
- 60代以上:61名
【女性:101名】
- 20代:4名
- 30代:25名
- 40代:41名
- 50代:23名
- 60代以上:8名
目次
飼い主300人を調査!おもちゃを持ってくるのに離さない犬の理由とリアルな行動

愛犬がおもちゃを持ってくるのに離さないことが「よくある」「ときどきある」と答えた方は75%でした。4人に3人が経験しており、決して珍しい行動ではなさそうです。
また、寄せられた体験談では、取ろうとすると逃げてまた戻ってきたり、引っ張りっこに誘ったりと、さまざまな行動が見られました。
今回はアンケートで分かったリアルな行動とあわせて、この行動の理由、離してくれないときの対応や、注意したいケースまで詳しくお伝えしていきます。
犬がおもちゃを持ってくるけど離さない主な理由は2つ
- 引っ張りっこや追いかけっこなど、一緒に遊びたい
- おもちゃを離すと遊びが終わると思っている
愛犬が自分からおもちゃを持ってきたのに、いざ取ろうとすると離してくれない。「なんで…?」と不思議に感じますよね。
まずは、考えられる主な理由を分かりやすく2つにまとめました。順番に見ていきましょう。
引っ張りっこや追いかけっこなど、一緒に遊びたい

「おもちゃを持って飼い主さんの近くまで来るものの、手を伸ばすと後ずさりする。」「取ろうとすると逃げるのに、諦めるとまた近づいてくる。」
こうした様子が見られるなら、おもちゃを渡すことよりも、やり取りそのものを楽しんでいるのかもしれません。
2000年に発表された「犬同士と犬・人の遊びを比較した研究」によると、人とおもちゃで遊ぶ犬は、犬同士で遊ぶときよりも、相手におもちゃを見せたり差し出したりすることが多く、人とのやり取りを楽しむような行動が多く見られたと報告されています。(※1)
何度もおもちゃを持って近づいてきたり、取ろうとすると楽しそうに逃げたりするなら、「一緒に遊ぼう!」と誘っているサインの一つと考えられそうです。
おもちゃを離すと遊びが終わると思っている

自分からおもちゃを持ってくるのに離さない場合、「遊んでほしいけれど、おもちゃを渡したら遊びが終わってしまう」と思っていることも考えられます。
たとえば、おもちゃを離したあとに毎回片付けられたり、そのまま遊びが終わったりすれば、「離さない方が長く遊べる」と覚えてしまうこともあるでしょう。
つまり、飼い主さんのところへ持ってくるのは「遊びたい」から、離さないのは「まだ終わりたくない」からというケースもあるということです。
飼い主300人の75%が経験!おもちゃを持ってくるけど離さない犬は珍しくない

■ 愛犬がおもちゃを飼い主の近くまで持ってくるものの、離さなかったり、手を伸ばすと避けたりすることはありますか?
よくある:39%(116人)
ときどきある:36%(108人)
あまりない:16%(49人)
まったくない:9%(27人)
犬の飼い主さん300名に尋ねたところ、最も多かったのは「よくある」の39%でした。「ときどきある」の36%もほぼ同じ割合となっています。
この2つを合わせると、全体の75%という結果に!4人に3人が経験していることから、この行動は決して珍しいものではないことが分かりました。
ただ、残りの25%は「あまりない」「まったくない」と回答しています。そのコの性格や遊び方によって、飼い主さんとのやり取りにも違いが出るのかもしれません。
では、実際にはどんな行動が見られるのでしょうか。続けて、飼い主さんから寄せられたリアルなエピソードを見ていきましょう。
持ってくるけど離さない犬のリアルな行動!211人の体験談
※気になる項目をタップすると、その箇所までスクロールします。
こちらでは、「よくある」「ときどきある」と答えた飼い主さんの声から、どんな遊び方や反応が見られたのかをお伝えしていきます。
引っ張りっこがしたい!離さないまま遊びに誘う
おもちゃを「離さない」というより、くわえた状態から引っ張りっこが始まるという声が多く見られました。
引っ張ると喜んだり、手を止めると続きを求めたりと、取り合いそのものを楽しんでいる様子が伝わってきますね。
取ろうとするとスッと後ずさり!追いかけっこまでが遊び
「近くまで来る→手を伸ばすと逃げる→また近づいてくる」というやり取りも、多く寄せられていました。
本当に遠ざかりたいのであれば、そのまま離れていきそうなもの。それでも何度も戻ってくるなら、追いかけてもらうところまでが遊びになっているのかもしれません。
投げてほしいのに離さない!次の遊びを待つ犬も
ボールなどを持って戻ってくるのに、すぐには離してくれないという声もありました。
いざおもちゃを取ると伏せて待ったり、投げればまた取りに行ったりと、次の遊びを期待しているコもいます。
「投げてほしいなら離してくれたらいいのに」と思いますが、犬にとっては渡すまでのやり取りも遊びの一部なのかもしれません。
無理に取らない!交換・声かけ・その場を離れる工夫
離してもらう方法も一つではありませんでした。別のおもちゃやおやつと交換する、声をかける、その場を離れるなど、それぞれの犬に合わせた対応が見られます。
力ずくで取り上げるのではなく、「どうすれば自然に離してくれるか」を日々のやり取りの中で見つけている家庭も多いようです。
見てほしいだけ?布団へ誘う犬も!こんな反応もありました
ほかにも、「自分が遊ぶところを見ていてほしそう」「布団まで飼い主さんを誘う」「前足でおもちゃを押さえる」など、その家庭ならではの行動が寄せられていました。
こうして見てみると、「持ってくるのに離さない」ときの反応も、そのコによって本当にさまざまですよね!
おもちゃを離さないときはどうする?無理に取らない3つの対応
- 遊びの途中なら、無理に取り上げなくてもOK
- 離してほしいときは、おやつや別のおもちゃと交換する
- 離したあとも遊んで「離す=終わり」にしない
愛犬がおもちゃを離してくれないとき、「どうしたらいいんだろう」と迷いますよね。
ここでは、無理に取り上げずにできる3つの対応をお伝えしていきます。
遊びの途中なら、無理に取り上げなくてもOK

楽しそうに遊んでいるのであれば、すぐにおもちゃを離させようとする必要はありません。
おもちゃをくわえたまま尻尾を振ったり、取ろうとすると逃げてまた戻ってきたりするなら、そのやり取り自体を楽しんでいる可能性が高いです。
イギリスの犬の福祉団体Dogs Trustでは、犬がおもちゃを口でくわえたり、引っ張ったり、振ったりするのは自然な行動だと説明しています。(※2)
危険がないおもちゃであれば、引っ張りっこなどに少し付き合ってあげるのも良いでしょう。
離してほしいときは、おやつや別のおもちゃと交換する

離してほしいときは、無理に取り上げず、おやつや別のおもちゃと交換してみましょう。
イギリスの犬の福祉団体Dogs Trustでも、犬が持っているものを返してもらうときは、より魅力的なおやつやおもちゃと交換する方法を勧めています。(※3)
あわせて、「離して」など決まった言葉を使い、離してくれたらごほうびを渡す流れを繰り返していくのも一つの方法です。
離したあとも遊んで「離す=終わり」にしない

おもちゃを離してくれたあとも、すぐに片付けず、もう一度遊びにつなげてみるのもよいでしょう。
というのも、離すたびに遊びが終わってしまうと、「離したら遊びが終わる」と覚え、なかなか離したがらなくなることもあるからです。
離してくれたらまた投げるなどして、「離してもまだ遊べる」という経験を重ねていくのも大事なポイントになります。
唸る・体を硬くするなら無理に取らない!遊びとは別のケースも
- 唸る
- 牙を見せる
- 体を硬くする
- おもちゃを抱え込む
- 近づくと噛もうとする など
おもちゃを持ってきたあとに上記の行動を見せる場合、これまでお伝えしてきた「一緒に遊びたい」とは少し違うケースもあります。
大切なものを失うことに不安を感じ、おもちゃなどを守ろうとする行動は「資源防衛(しげんぼうえい)」と呼ばれており、犬に見られる自然な行動の一つとされています。(※4)
こうした様子が見られるときは、無理に取り上げたり叱ったりせず、まずは距離を取って安全を優先しましょう。
ただし、こうした行動を何度も繰り返す場合は、獣医師や犬の行動に詳しい専門家へ相談することも検討してみてください。
おもちゃを持ってくるけど離さないときは、愛犬の様子に合わせて対応しよう
おもちゃを持ってくるのに離さないのは、引っ張りっこを楽しみたい、まだ遊びを終わらせたくないなどの理由が考えられます。
楽しそうなら一緒に遊び、離してほしいときはおやつや別のおもちゃと交換するなど、無理に取り上げないのがポイントです。
一方、唸ったり体を固くしたりする場合は、単なる遊びとは違うこともあります。こうした行動が続くなら、専門家への相談も検討してみてください。
「離さない」という行動だけでなく、その前後の様子も見ながら、愛犬に合った接し方を見つけていきましょう。
【アンケート名】
・第1回:愛犬がおもちゃを持ってくるときの行動に関するアンケート
・第2回:愛犬がおもちゃを持ってくるのに離さないときの様子に関するアンケート
【調査実施日】
・第1回:2026年7月21日
・第2回:2026年7月22日~8月4日
【回答者数】
・第1回:犬の飼い主さん300名に対し、「愛犬がおもちゃを飼い主の近くまで持ってくるものの、くわえたまま離さなかったり、手を伸ばすと避けたりすることはありますか?」を調査。
・第2回:第1回アンケートで「よくある」「ときどきある」と回答した224名を対象に、愛犬がおもちゃを持ってくるのに離さないときの様子や遊び方、飼い主さんの対応などについて調査。(有効回答数:211名)
【調査方法】インターネット調査
【男性:199名】
- 20代:5名
- 30代:20名
- 40代:58名
- 50代:55名
- 60代以上:61名
【女性:101名】
- 20代:4名
- 30代:25名
- 40代:41名
- 50代:23名
- 60代以上:8名


























最新記事一覧


















