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犬の散歩時間はどれくらいがいいの?理想の回数・距離・頻度はこれ!

愛犬の散歩はふだんどのくらいしていますか?10分?30分?それとも1時間でしょうか?

犬にとって散歩は食事と同じくらい大事なイベントです。散歩であまり満足させてあげられていないと、それがストレスとなってしまうこともあるため気をつけましょう。

犬の散歩はどれくらいするのがいいのか?散歩量、時間、頻度、距離など、理想とする犬の散歩について解説していきたいと思います。

犬に必要な散歩量はどのくらい?

犬が必要とする散歩量は、体の大きさ、犬種、年齢、健康状態によって異なります。

すべての犬が同じ散歩量ではなく、その犬の性質や特徴、健康状態に合わせて運動をさせてあげることが大切です。

例えば、もともと牧羊犬や狩猟犬として活躍していた犬種(ビーグル、コーギー、ボーダーコリーなど)は多くの運動量を必要とします。1日10~20分といった散歩では満足度を上げにくいため、1日40分~1時間以上は散歩をさせるのが理想とされています。

しかし、どんなに運動量が必要な犬種であっても、愛犬の体調によっては軽めの散歩にしてあげることも大切です。そこは愛犬の健康状態に合わせ、臨機応変に対応しましょう。

犬の大きさ別に見る散歩時間・距離の目安

まずは、犬の大きさ別にどれくらいの散歩時間と距離が理想なのかまとめてみました。

1日2回散歩に行くとした場合の1回あたりの散歩時間と距離の目安になります。

犬のサイズ 目安時間 目安距離
小型犬 30分~1時間 約1~2km
中型犬 1~2時間 約2~4km
大型犬 1~2時間 約3~4km

かなり大まかなので目安が付きにくいかもしれませんが、やはり小型犬よりも中・大型犬の方が長い時間歩く必要があるということですね。

ところが、小型犬も犬種によっては中・大型犬並みに運動量が必要になる場合もあります。犬種別に見る理想の散歩時間については次より解説していきます。

犬種別にみる散歩時間の目安

こちらも、1日2回散歩に行くとした場合の1回あたりの散歩時間の目安になります。

散歩時間の目安 犬種
20~30分 チワワ、ポメラニアン、シーズー、ヨークシャーテリア、ビションフリーゼなど
30~40分 柴犬、ビーグル、ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、ペキニーズ、フレンチブルドッグ、パグ、スピッツなど
40分~1時間 トイプードル、パピヨン、シェットランドシープドッグ、ミニチュアピンシャー、ミニチュアシュナウザー、ボストンテリア、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ブルドッグなど
1時間~1時間半 ゴールデンレトリバー、グレートピレニーズ、ダルメシアン、アメリカン・コッカー・スパニエル、イタリアン・グレーハウンド、サモエド、グレーハウンドなど
1時間半~2時間 ボーダーコリー、ラブラドールレトリバー、ジャック・ラッセル・テリア、ウェルシュコーギー、シベリアンハスキー、秋田犬、ドーベルマン、ボクサーなど

小型犬とひと言で言っても、犬種によって散歩量がガラリと変わってきます。チワワとトイプードルでは、理想とする散歩の時間がだいぶ異なりますよね。

「小型犬だから〇分」といった感じで決めるのではなく、なるべくその犬種の特性や特徴をよく見極めた上で必要な散歩量を決めるといいでしょう。

愛犬の体に負担がかかりやすい真夏や真冬の散歩は、目安時間に捉われないことが大切です。外の温度によっては、散歩を手短に済ませることも必要になります。とくにパグやペキニーズのような短頭種の犬は、熱中症になりやすいので注意しましょう。

雑種犬(ミックス犬)の散歩時間の目安

では雑種犬(ミックス犬)の場合はどうなのか?彼らの場合は、体の大きさを目安にして散歩時間を決めるといいでしょう。

体格 1回の散歩時間の目安
10kg以下の小型犬 20~40分
10~20kgの中型犬 40~60分
20kg以上の大型犬 60分以上

ここで示した時間はあくまでも目安として参考にして下さい。
 

犬の散歩はどのくらいの頻度で行くべきなの?

犬の散歩はできるだけ毎日行うのが理想です。

たとえどんなに超小型犬であっても、たとえ子犬や老犬であっても、できる限り毎日外に連れ出してあげるといいですね。

愛犬が歩くのが困難な場合は、専用のカートやスリングを利用するのも1つの方法です。また、忙しい場合は5~10分といった短い時間でも構いません。

日頃から外に連れ出してあげることで、愛犬の嗅覚・聴覚・視覚をさらに刺激することができます。これは認知症予防にも繋がりますよ。

ただし子犬の場合は、ちゃんとワクチン接種を済ませてから散歩をさせましょう。それまでは庭やバルコニーで散策させる、あるいは抱っこしながら近所を歩くだけで十分です。

散歩の回数は?1日に何回するの?

散歩の回数は、1日に2回行うのが理想です。

ただ「1日2回しなきゃ!」とルールをつくると飼い主さん自身が大変になるので、忙しい時は1回できればOK!くらいの気持ちでいた方が散歩へのストレスを感じなくて済みます。

時間帯もとくに決める必要はありません。毎日異なる時間帯に連れ出した方がいい刺激にもなりますので、可能であればいろんな雰囲気を体験させてあげましょう。

疾患を抱えている犬や老犬の場合は、ちょっと歩いただけで疲れやすい子もいます。また、骨や関節に負担がかかって外に出たがらない時もあるので、そんな時は無理に連れ出す必要はありません。状況を見て判断するようにしましょう。

毎日散歩をさせるとこんないいことが!

愛犬を毎日外に連れ出して散歩をすることで、愛犬にとってこんなメリットが生まれるようになります。

  • 社会性が身につきやすい。
  • 愛犬に友達ができる。
  • ストレス解消になる。
  • 問題行動が減る。
  • 病気予防になる。
  • 肥満防止になる。
  • 寿命が長くなりやすい。
  • 骨・関節・筋肉の健康維持になる。

犬にとっての散歩は、心も体も満たす大切なイベントです。

それなのにずっと家の中にいたり鎖でつながれっぱなしでいると、それがストレスとなって問題行動(噛む・吠える・暴れるなど)を引き起こす原因ともなります。

とくに子犬が散歩をまともに経験せず成犬へと育ってしまうと、他の犬や人、車の音や大きな音にも吠えまくるようになります。

散歩は社会化の意味合いもあるので、外に出る頻度が高い犬ほど社交性が身についていることが多いようです。

そして、散歩は犬の寿命にも大きく関わります。実際に長生きしている犬ほど、毎日欠かさず1日2回以上は散歩に行っているという報告もあります。

私が通っている犬猫シニア教室でも、担当の講師が「犬をちゃんと散歩させることは認知症予防にもなるし、長生きの秘訣にもなる。」と仰っていたので間違いはないのでしょう。

犬が散歩に満足していない時に見せる行動!

愛犬が散歩に満足しているかどうかは、帰ってきた時の表情や様子を見れば大体分かります。

犬が散歩に満足している時の様子
  • 落ち着いている(おとなしい)。
  • どっしりと座り出す(あるいは寝そべり出す)。

帰ってきたと同時に「あぁ~今日もたくさん遊んだ!」といった感じで、ものすごく満足気な表情で落ち着いた姿を見せてくれます。

その逆で、散歩に満足していない場合ははこんな様子を見せてくることが多いです。

犬が散歩に満足していない時の様子
  • 家に帰ることを拒否する。
  • 家に入りたがらない。
  • 帰ってきてもウロウロしている。
  • 吠えて要求・催促してくる。

恐らく、家に帰ることを拒否する犬、家に入ろうとしない犬は多いんじゃないかと思います。私もよく近所で見かけるので(笑)

こんなわんちゃんは「もっと遊びた~い!もっと歩きた~い!」と催促している証拠なので、できるだけ次の散歩で長めに歩くなどして満足させてあげましょう。

犬の満足度がさらにUPする散歩のコツはこれ!

ふつうに歩いて散歩をするのもいいけど、せっかくなら愛犬がもっと満足するような散歩をしたいものですよね。

今日からすぐに実践できる満足度が高くなる散歩のコツをいくつか紹介したいと思います。

散歩コースを変える

同じ散歩コースを毎日歩いていると刺激がなくなるので、時には思い切って散歩コースを変えてみましょう。コースを変えると喜んでくれる犬はすごく多いです。

もしもコースの選択肢がない場合は、いつものコースの逆回りでもいいでしょう。

ただし、臆病な犬や老犬は、いつもと違うことに不安を感じて歩かなくなってしまう場合もあります。そんな時は無理にコースを変える必要はありませんので、いつものコースで安心させてあげましょう。

遊びを取り入れる

散歩コースの途中に公園や広場があるなら、そこでボールなどのおもちゃを使った遊びを取り入れてみましょう。

犬にとっていい運動になるだけでなく、飼い主さんと遊んでいるという充実感が得られるので、いつも以上に満足度がUPします。

歩くスピードを変えてみる

いつも同じスピードで散歩しているなら、時には速度にメリハリをつけて愛犬を楽しませてみるのもおすすめです。早歩き、小走り、本気走りなどなんでもOKです。

とくに走る行為は、ただ歩くよりもいい運動になります。ふだんから忙しくて散歩に多くの時間を割り当てられない人は、短い時間の中で走る散歩をしてみるのもいいでしょう。

まとめ

愛犬の健康状態に問題がない限り、できるだけ1日2回は外に連れ出して散歩をさせてあげたいものですね。満足度の高い散歩は、愛犬の健康を良好に保つ効果が期待できます。

また、飼い主さんとの関係も良好になるだけでなく、噛む・吠える・暴れるといった問題行動を防止する効果も期待できるでしょう。

しつけを厳しくることだけが、犬と楽しく暮らすための方法ではありません。

犬にとって楽しいと感じる時間をつくってあげなければ、どれだけ見本となるしつけをしても、本当の意味での幸せな関係は築けないと私は思っています。

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